2017-08

『偏食について』 - 2010.06.09 Wed

「偏食が多くて困っている」
「食が細くて心配している」
「いつも遊び食べになってしまって、どうしたらいいかわからない」
「食べるときに座って食べられない」

などなど、しばしば個別に食事についての質問を受けるので、今回、大まかなところだけでもまとめておこうかと思います。



とりあえず、今回は『偏食』についてです。






食べ物の好き嫌いということですが、これは別にあってもいいと思うのですよ。

人の味覚ってそれぞれ少しずつ違うわけだし、文化や習慣によってもおいしいと感じるものとそうでないものなんか明らかに違うわけだし、その人の苦手なものがあったってそれはその人の個性として尊重すべきものだと思うのです。

ただ、それも程度問題で、その地域独特の特殊なものが食べられないとか、日常食べるものでも多少苦手なものがあるというくらいなら別にそれほど困ることもないと思いますが、これが野菜も魚も一切食べないで肉ばかりとか、炭水化物はスナック菓子しか食べないなんてことになると、健康上も問題がでてくるであろうし、大きくなって社会生活を営む上でもいろいろと問題がでてきてしまうでしょう。

そういったことが、幼少期の生活習慣で形成されたものである場合ならば、これはこどもへの関わりや普段の食事で避けることができます。


ただ、偏食にも様々な原因があって普通は味覚に由来するものと考えられるでしょうが、根深い偏食の中には精神的な面に原因があったり、また、生まれつき(動物的に)苦手なんてものもあります。

例えば、葉もの野菜なんかは本来、類人猿の食べるものとしては異質なものに分類されるという説もあります。
だから、苦味や渋みやえぐ味を感じ、それをもともとは回避するようにできていたのだけれども、進化・発達の過程でそういうものに含まれる栄養素も多分に必要になり、野菜そのものを食べやすく改良したり、油分や味付けを加えてなんとか食べるようになったというわけです。

ですから、こどもが野菜をなかなか食べないというのは別に不自然でもなんでもないわけです。
本来の機能が「なんか苦いな、こりゃ~いかん食べちゃだめだ!」とか働いちゃっているわけですから。
自閉症などの症状の一つで「極端な偏食」というのもあります。
おそらく、こういった機能がより強くでちゃったりしているのかもしれませんね。


精神的な原因というのも、色や形状からその食べ物が生理的に受け付けられないとか、その食べ物と嫌な思い出が結合してしまって食べる気になれなかったりなど、好き嫌いにもそれぞれ種類の全く違う原因があったりするわけです。


とまあ、好き嫌いもそれぞれ中には理由もあるものもあるというお話ですが、普通子育ての中で「食事を食べてくれなくて困っている」という悩みがある場合、そういった特殊な話じゃないですよね。
どうも根本のところから理論的に考えていかないとうまく組み立てられない、理屈っぽいたちなのでそういうところから話しちゃいました、申し訳ない。


食事を食べてくれなくて困っている」というとき、だいたい2つに分かれます。

1つは、好き嫌いとか以前に本当に「食の細い」場合。
これはもう、生まれつきそういうタイプなんだということがありますね。
食が細くても、病気をしたり栄養不足になったりせずに健康に過ごしているのであれば、暖かく見守ってあげたり、日々の食事を工夫したり、日ごろの活動量を増やしてみる。

といった対応はあるけれども、それほど心配はないですね。
ある時期(多いのは小中学校にあがってから)にくれば、それなりに食べるようになったりすることがけっこうあります。

病気をするほど食が細い場合は、これはもうお医者さんに相談しましょう。



2つ目が、これが多くの人の悩みなのだけれども、「食の習慣」が確立できずに食べてくれない、というものですね。


『言い聞かせる』のところでも食事について触れていますが、親の姿勢・関わりが(食べて欲しいという思いとはうらはらに)「食の習慣」が確立できない原因となっていることがあります。

あります、というか実はこれがほとんどです。(笑)


「こどもが食事をぜんぜん摂ってくれないんです。この子はなんかの病気じゃないでしょうか?」と真剣な顔で聞いてきた親がいます。

そこでこう聞いたところ・・・・。
「もしかして、食事の前や後にジュースやお菓子・パンなどをあげていませんか?」

「ええ、なにも食べないのでは心配なので、ジュースやお菓子をいつも用意して食べさせています」との答えでした。


この子が食事を食べない原因は病気ではないですね。ほんとうになんらかの食事ものどを通らない病気ならばお菓子やパンも食べられないですから。



こどもの前に、  [ジュース&お菓子]  と  [塩おにぎり]
を並べて「好きなほうを食べていいよ」と置いたとします。

そうしたら10人中8~9人までは、迷わずすこしのためらいもなく、[ジュース&お菓子]の方をとるでしょう。

「甘み」というのは根源的に動物がおいしいと感じるものです。
「甘い~こいつは栄養価も高くていいものだ!どんどん食え、次もみつけたらまっさきに食え」と動物的な感覚がそう言っていることでしょう。

甘くないお菓子でも、おいしさを強く感じるまでの濃い味付けや油分を含ませています。

「油分」も「甘み」と同じように高栄養価でうまいと感じさせるものです。
「牛乳」もカルシウムが多くて身体にいいという印象がありますが、高脂肪、高栄養価すぎて極端に摂りすぎると返って身体の栄養バランスを崩すことがあります。


食事の前後に、お菓子やジュース類をあげるようにすれば、どんな子であっても簡単に食事をしない子がつくれます。


食前にあげてしまえば、満腹感を感じて食べられなくなってしまうし、苦手な食事をなんやかんやと理由をつけて回避すれば、その先にお菓子がまっていると習慣的に理解してしまうと、こどもは食事を回避するクセがつくようになります。


『言い聞かせる』のところでも書きましたが、口でダメだダメだといいつつ黙認してしまうという構造がここにもあります。

ごはんを食べて欲しいという思いがあるのはわかるけれども、そういったクセをつけてしまいながら、「ごはん食べなければジュースあげない」などと食事中おどしたりすかしたりしながらも、けっきょくたいして食べないのにジュースやお菓子をあげてしまっている人もいるのではないでしょうか。

これは「ダメダメ→黙認」の流れになっちゃっていますよね。


こういうことの影響は単に、「食事の習慣が確立しない」では収まらなくなります。

前々回、「こどもにはっきりと物事を断言していいのはどこか。」3つのポイントをあげました
・食事  ・安全、命に関わること  ・公共のルール、マナー です。

そのうちのもっとも早期からできて、毎日するとても重要なポジションにあるのが真っ先にあげた「食事」です。


食事を「ダメダメ→黙認」にしてしまっている人は、それを「きちんとすることを身につける」場から、まったく逆の場にしてしまったといえます。


こどもの育ちを考える上でこれはとても大きな損失です。

毎日の食事の場で、こどもがゴネて食事を回避し、大人はそれに対して文句をいいつつもお菓子やジュースをあげてしまうのは、結局のところ大人がいいなりになっている状態です。

大人が負け、ゴネ得をこどもが勝ち取っています。

日々こういう経験をして育つ子が、育て易い子、きちんと聞ける子、けじめのある子になれるでしょうか?

おそらく多くの場合は逆の方向へ育ってしまうでしょう。単に食事の習慣以上にそのこどもの育ちにまで影響してしまいます。



では、どのようにすればいいか!

本当に、一番いいのは最初からそういうクセをつけない ということです。


我が家では、保育園から帰ってきて食事までまだ3時間くらいあるので、どうしてもお腹がもたないので、すこしだけおやつを食べますが、(どうも保育園の食事やおやつは量が少ないみたいです)それも油分や多量の砂糖のはいったスナック菓子などは避け、にぼしとか干しブドウ、干し芋、少量のせんべいなどにしています。
もちろん、夕食にひびかない程度に量をそのときそのときで加減します。


食事中は誕生日とかクリスマスとかお客さんとの会食などでは「今日はパーティだから特別」ということで、まれにジュースを飲んだりすることはありますが、普段は常に麦茶か水です。


食後は果物だけで、お菓子は一切食べません。


普段からこれを習慣にしているので、こどももジュースやお菓子が飲めない食べられないからといって不満に思うことはないと思います。


むしろ、ごはんをきちんと食べられたときはしっかりほめるし、「おとーちゃんの作ったご飯残さず食べてくれてほんとうにうれしいよ」とギューってされたりするので、4歳になったこの頃はちょっぴり恥ずかしそうだけど、満足感と達成感を感じている顔をしています。

今日も「おとーちゃんの作ったご飯はおいしいな~」と言って残さず食べてくれました。
ごはん食べたくらいで抱きしめられるのもちょっと大げさかもしれないけど、ほんとにうれしいことです。
料理作る人にとっては「おいしい」っていってもらって残さず食べてくれることほどうれしいことはないですよね。



習慣というのは子育てする上で、とても大きな力にもなるし重荷にもなるものです。

以前にも紹介しましたが、保育士の先輩から「こどもにはいいクセをつけて、悪いクセはできるだけつけない」という言葉。
その先輩もさらに先輩から聞いたんだそうです。

まさに、こういった食事の習慣なんかもその一つですよね。


さあ、ここからがほんとの問題!


では、ジュースやお菓子がすでに習慣になってしまっている場合はどうするか。


こどもが一度習慣化してしまったものを変えていくのはたやすくはないです。
もちろん不可能ではありませんが、なかなかに根気とパワーが必要です。


でも、いま変えなければずるずるといってしまうものです。

こどものためを思うなら、きちんとした習慣を確立してあげたいですよね。
それには早いほうが改善し易いです。


こういうことってね、実は大人の気持ち一つなんですよ。

大人が、親が、「きちんと食事をしてほしいんだ」と心の底からほんとに思えるかどうか!

この一点にかかっているんです。そして、ぶれない気持ちでそれを維持すること。
泣こうが喚こうが、「お菓子もジュースもあげない。お腹が減ってるならごはんを食べてください」と毅然として言えるということ。

前々回も言ってますが「ダメダメ→黙認」は最悪です。
結果的にやらせるんだったら、さいしょから「ハイどうぞ」と言うほうが100倍もいいですからね。

だから、心の底から本当に食べて欲しいと思うのなら、不退転の決意で「お菓子はない」「ジュースもあげない」と言い切りましょう。

夜中にお腹減った寝られない・・と起きたって、「お菓子はない」「ご飯の時間はもう終わってます」というべきです。
そのまま朝まで泣かれたとしたって、こどもの親なら負けちゃだめ。
一食抜いても死んだりしません。

まあ、オーバーに書きましたが、一度習慣化してしまった(させたのは自分なのですから、こどものせいにしてはいけませんよ)ものを直すのはそのくらいの意気込みがないと難しいよってことです。


と、まあ基本姿勢を書きましたが、こういったことはケースバイケースですから、対応の仕方も
通り一遍にいかないのはもちろんです。


日常的にジュース・お菓子食べ放題飲み放題みたいなうちは、いきなりやっても無理なので、食事以前にまずは日常の習慣から改善していく必要がありますよね。

また、食というのはしばしば精神的な逃げ場になっていることもあるので、そういった子からいきなり取り上げてしまうことは、別の点で問題を悪化させてしまうことがあるかもしれません。

例えば、普段から母親にヒステリーに叱られていて、お菓子やジュースなどの食欲にそのストレスを向けているということなどがあります。こういうときはそのストレスの原因を先に解決しなければなりませんね。


本当に、こういう問題はそのこどもごとに、そして親ごと、また人間関係、家庭の状況ごとに対応って変ってくるものなんです。
こうすれば間違いなし!みたいな万人向けの答えって出せないので、もし、こういった問題でお悩みの方がいらっしゃいましたら、こどもの様子、そしてなにより自分の性格とかできそうなことできなさそうなこと、どうしたら最善なのかよ~く考えて対応してみてください。


まあ、基本姿勢は上でいったとおりです。

冗談抜きでね、ゴネ得、親がこどもに負けっぱなし、いいなり のままずっといってしまうとね、こどもが思春期になった頃、夜中に抜け出して夜遊びに行ってしまっても、それを止められない親、聞く耳を持たないこどもになってしまうこともあるんですよ。

こういう問題はほんの一例だけど、いろいろな問題が低年齢化しているので、すでに現在でも小学校の中・高学年くらいで起こっているのです。
本当に幼児期の関わりというのは大切です。


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ここからは余談です。まったく個人的なことなので、どうしようもなくお暇な人でなかったらスルーしてね。



変な話なのですが、僕はちょっと普通でない人、病気ではないけれども精神のタガがはずれちゃったようなとでもいうのかな、そういう人をたくさん知っています。

それは僕が公立保育園に勤めていたからなのですが、公務員はよほどのこと、それこそこどもに虐待まがいのようなことをする人だとしても犯罪として立件されない限りはクビになりません。

「ちょっと、それは許されないだろ」みたいなことがあっても、配置換えしたり、人目につかないような部署に追いやったりして、隠蔽してしまう悪弊が公務員にはあります。

人が苦労して払った税金がそんな人たちにも普通に給料として払われていると思うとどう考えても納得いきませんが、そういう例がごまんとあるのが現実です。
話はずれてしまいますが、地方公務員に対しても制度改革は本当に必要だと思います。


そういう人が公立の保育園の中にもいます。
僕は運悪く、そういう人が寄せ集められている園に配属されてしまったのですが、そこでそういう人たちに関わった経験があります。

そこで気づいたのですが、多くのそういう人たちが不思議なことにそれぞれ食に対する特殊なクセがあるのですよ。
極端な偏食はもちろん、あまり詳しくは書けませんが、複数のそういう実例をみて、食と人格形成はなにか密接な関係があるのかなと思うようになったわけです。


もちろん偏食だからといって必ずしも人格に問題があるというわけではないと思いますが、食に対する姿勢や嗜好の形成される時期と人格の基礎ができる時期とは一致していることもあるわけだから、因果関係とは言えないまでもなにかそこには同質の要因のあることがあるのかもしれませんね~。

まあ、そんなこともあって食ってほんとに人間にとって大切なものだな~とさらに思うようになった次第です。
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● COMMENT ●

悩みです…

こんばんは!

ウチの息子は食べムラがあって悩んでいました…

今はだいぶましになったのですが
今度は 一度 口に入れたモノを出して ポイッと捨ててしまうことがときどきあって困っています(>_<) 普通に食べていたものなのに「なんだこれっ!」といった感じで出してしまいます(T_T)
私はついついイライラして怒ってしまい 反省しています(T_T)
遊んでいる風ではないし・・・
なんでそんなことをするのか わかってあげられなくて・・・

そんなお子さんいましたか??
やっぱり私の接し方に問題があるんでしょうか・・・
相談になってしまってゴメンナサイm(__)m

今回も同感!

いつも「そうそうそう!」とうなずきながら読ませていただいています。

我が家の2人の子供も保育士おとーちゃん家と同じような感じで育て、そして育ちました。

2人とも自分に必要な物、量を自分でちゃんと判断できるようになっています。食育ってホント大切だな~と思います。

ジャッキーとチャッキー さん

> 今度は 一度 口に入れたモノを出して ポイッと捨ててしまうことがときどきあって困っています(>_<) 普通に食べていたものなのに「なんだこれっ!」といった感じで出してしまいます(T_T)
> 私はついついイライラして怒ってしまい 反省しています(T_T)
> 遊んでいる風ではないし・・・
> なんでそんなことをするのか わかってあげられなくて・・・
>
> そんなお子さんいましたか??
> やっぱり私の接し方に問題があるんでしょうか・・・
> 相談になってしまってゴメンナサイm(__)m


↑こういうことってね、普通によくありますよ。
ジャッキーとチャッキーさんのところくらいの年齢だとほんとに「なんだこれっ!」って思うのかもしれませんね。

遊んだりふざけてやっているのなら、状況に応じてたしなめることも必要かもしれないけれど、そうでないのなら、まず「どうしたの?」で受けてあげるのがいいよ。

おそらくこどもなりに何らかの理由があるんだよ。
そういうのを汲み取ってあげて、「なんか食べにくかったのかな」って応じてあげたり、「大丈夫だよ、ちゃんと食べられるようにお母さん美味しく作ったからね」とか答えてあげるといいんじゃないかな。

食べ物を大事にすることとか、食事のマナーってとても大切なことだけど、おそらくこういう場合は怒らなくていいと思うよ。

これをそういうことをちゃんと理解しているはずの5歳くらいの子がしたら、いつも優しいおとーちゃんだってめちゃくちゃ怒るけどね。(笑

子育てかーちゃんさん

> いつも「そうそうそう!」とうなずきながら読ませていただいています。
>
> 我が家の2人の子供も保育士おとーちゃん家と同じような感じで育て、そして育ちました。
>
> 2人とも自分に必要な物、量を自分でちゃんと判断できるようになっています。食育ってホント大切だな~と思います。

ほんとに食って大切ですよね。
そしてそれをこどもに伝えて上げられる人って、親しかいないんだよね。

食習慣がおかしかったり、マナーができてない人って大人になったときにとっても損しちゃうものね、こどもが大切なら食をおろそかにはできないですよね。

こんばんは

毎度毎度 為になり過ぎます!

いつも読んで良かった~。(^u^)お腹いっぱいです。

ダメだとくちに出して 根負けは出来ませんね!ほんと

少し前までちょいちょいやってました。 最近きっぱり止めるようにし

甘そうなパパもそこは厳しくやってるみたい。


ちひろも お野菜あまり食べませんが・・・ 私が大好きな著書

粗食の事書いてある本を読んで 悩むのは止めました。

子供は体に必要な物を食べているから大丈夫と

だから米をたんと食べてもらってます(^u^)


お菓子類は別ですが・・


そうですね  食のせいで 性格はかわりますね。

きちんとした 本来の日本食を食べていたら おかしな人は

きっとすごくかわってくると 思います

ちっぴ~さん

そうなんだよね。
小さいうちは食事の基礎を作ってあげれば、しかるべき年齢に達したときにそれまで苦手だったものも食べられるようになるものだしね。

あんまり、こまごましたことにこだわって、大事なところを見逃しちゃいけないんだよね。

No title

こんにちわ。
最近時間ができると保育士おとーちゃんの過去の記事をじっくり読ませてもらっています。
私も食事についてはこだわりをもっていて、今回の記事もとても共感しながら読んでいました。
私は幕内秀夫さんの本が好きで、私生活で実践しているのですが、保育士おとーちゃんの記事はまさにそれと同じ考え方でうれしくなりました。
我が家は食に関しては結構厳しくしていて、「ちょっと厳しすぎるかな?」と思うこともあるのですが、自分はこれでいいんだなと思うことができました。
いつも為になる記事ありがとうございます。

hi-ro-さん

食べ物とお金の大切さをしらないで育つと、人間って品性が高まっていかないものだから、ちょっと厳しいくらいでいていいと思います。

そういう、真剣さって大事だよね。
普段は、優しくて楽しいけど、ここはしっかりやらなきゃいけないところなんだ、ってこどもが思えるのも必要なことだと思います。

幕内秀夫さんという方は存じ上げませんでしたが、ブログがあったので見てきました。
なるほどなるほどというところがたくさんありました。

「食育」という言葉を、はっきり変だとおっしゃっていて、ああ僕以外にもこういう感覚を持ってる人いたんだなと納得。

幕内さんは食事の方から、僕はこどもの方からアプローチしていった結果、同じようなところにいきついたのかもしれませんね。

過去記事へのコメント失礼致します。
以前はお忙しい中コメントに返信下さいまして、ありがとうございました。
今、過去記事を少しずつ拝見しています。

食習慣と人格形成とのこと。今息子は三才二ヶ月ですが、偏食が多くて困っています。
基本的には、白米と肉や小魚、卵、豆腐くらいしか食べません。
納豆も離乳食期にはパクパク食べていましたが、今は食べません。ヨーグルトも最近は食べません。
野菜はほとんど食べません。根菜でも葉物でも同様です。
たまに気分やメニューによって食べることもあります。
チャーハンや丼物(野菜はみじん切り)にすれば野菜も食べますが、毎食チャーハンや丼物にするわけにもいきません。
子供が食べそうな献立にすれば、夫からは「変わり映えがしない」と文句を言われ、大人が食べたい普通の献立(味噌汁や煮物など)にすれば、子供が食べません。

お菓子やジュースは食前後に与えていません。
食事中は麦茶か水です。
食後は果物くらい。
おやつも、果物や、甘さ控えめのクッキーや、パン、小さいおにぎりなど、たまに芋ケンピやパンパン菓子(米菓)やココアやジュースもあげますが、スナック菓子は与えたことはありません。(どうせ中学生くらいになれば、禁止していようがスナック菓子を食べ出すでしょうから、今は食べさせないようにしています。)

どうにか野菜のおかずを食べさせたくて、なだめてすかして、食後の果物でつったりしても、一時間経っても食べ終わりません。
食は細くなく、米だけなら茶碗一杯半か二杯は食べます。

米だけでお腹いっぱいになっているから食べないのかと、食事の途中から米と野菜炒めや、米と味噌汁(猫まんま)を混ぜても、野菜をどけながらちびちび、ちびちび…。
ついには私も切れて怒鳴って、子供は泣いて、最近そんなことばかりです。
二歳代までは、味噌汁や野菜のおかずをほとんど食べていなくても、「じゃあ、あと一口だけでも食べようか」などとしてきましたが、三才過ぎてもこれでは、どうしたらいいか分かりません。
保健師に相談したら「米が食べれているならいいじゃないですか」と言われましたが、そうは思えません。
最近、子育てがちっとも楽しくありません。
食もオムツも集団に入れば改善されるとも言われましたが、三年保育の幼稚園は市立も抽選で落ちたので、あと一年以上、自宅のみです。

けいたママさん

ちょうどひとつ前のコメントでこちら
http://hoikushipapa.blog112.fc2.com/blog-entry-528.html
の記事に食事に関しての相談がありましたのでよかったらそちらも参考にしてみてください。


この種の食の問題は、子供の個性、環境など個別の部分も大きくあまり的確なことはいえません。参考程度によんでくださいね。
(なにか込み入った原因があるのでなく、一般的な偏食ということで想定して書いていきます)


こういう問題は、上の返信でも述べていますが、「食べない」というそのあるがままのところを肯定してそこからはじめるのが遠いいようでやっぱり近道です。



>「米が食べれているならいいじゃないですか」

確かに、栄養面などを考えたらそれだけではなかなか「いい」とは思えません。そう思ってしまうのが親として当然です。

でも、保健師さんが言ってくれたこの言葉はとても大きな助けとなる言葉だと思います。


なぜなら、けいたママさんが話半分でも「米が食べられているからまあいいか」と思えると、いろんな部分が楽に回るようになるかもしれないからです。


食はメンタルな部分の影響というのもけっこうあります。

その子にとって、プレッシャーが大きければなかなか前向きになれません。

「食べて欲しい食べて欲しい」というのは当然の親心ですが、子供からするとそれがプレッシャーになることも少なくありません。

そのときに、「まったくなんにも食べないわけじゃないし、まあこれくらい食べればいいか」と思えるようになると、大人も肩の力が抜けるし、子供は食に感じるプレッシャーが減ります。


・苦手なものに長時間向き合わせてイヤイヤ食べさせる
・少量でも食べられたのを認めて短時間で切り上げてしまう

どちらが結果的にいいかというと、僕の経験からは多くの場合後者です。


「食事」そのものを嫌い・苦手にしてしまったら、あとは威圧して無理やり食べさせるしかなくなってしまいます。


上のコメントの返信にもあるように、小さくてもいいから「認める」を積み重ねていくしかないことだと僕は考えています。




子育てではひとつのことに煮詰まってしまった場合は、そこは一旦わすれて他のことをしてみるのも手です。


苦手なものを食べられるようになるには、その子のもつ「自信」というものも大きな力をもちます。


食事以外の、遊びでもいいし、生活面でもいいのでいろんなところで、共感や認めるを増やして「自信」を増やして行ってあげるのもいいです。

それが回りまわって、いつの日か苦手な野菜も食べられるという力を下から押し上げてくれることにつながるかもしれませんよ。


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楽しく無理のない子育てを広めたいと2009年ブログ開設。多くの方の応援があって著作の出版や講演活動をするようになりました。 現在は、子育て講演や保育士セミナーの他、『たまひよ』や『AERA with Baby 』等の子育て雑誌の監修やコラム執筆。『ジョブデポ保育士』の監修や育児相談などをいたしております。

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