2017-09

叱らなくていい子育て - 2009.10.30 Fri

前回の予告通り『叱らなくていい子育て』について。

多くの人が聞いたことがあると思いますが、「子育ては叱り方が大事」とか「叱り方が難しい」といった言葉。確かにその言葉自体はは正しいのだけれども、それは「叱る」という事態がやむをえずでてしまった場合のこと、ホントはね。気をつけなければいけないのは「子育て=叱る」では決してないということなんです。でもしか~し、どうも日本人は「子育て=しつけ」 「しつけ=叱る」という概念が頭の中にしっかりと根をおろしてしまっているようです。つまり、『子育て=叱る』になっている人がとても多いようです。(蛇足ながら、もっといえば「子育て=しつけ&教育」になってしまっているようです。これに関してはまた別の機会に)







日本人は伝統的に、こどもを大人に従属するもの、支配されるべきものと捉えてきました。少し前まで、法律や裁判の中で『尊属』という考え方がありました。これは例えば、親がこどもを殺してしまってもそれほど重い罪にならないのに対して、子が親をあやめた場合とても重い罪になりました。それは従属すべきものが支配する人にはむかったから、つまり親と子は対等でないものと伝統的に考えられてきたからに他なりません。

親子の関係が支配・被支配というところから出発すると、子育ても叱ったり怒ったりの積み重ねになってしまいます。そういう光景はいままで当たり前でしたが、ほんとにそれはこどもの為になっているのでしょうか? 

かつてはそれでよかったのかもしれません、社会全体が封建的で男性中心主義的にできていたので、どこまでいっても支配・被支配な社会構造だったからです。でも、もうそれでは済まなくなってきている時代だと思います。

けっこう有名な話ですが、野球のいまは大リーグのヤンキースにいっている松井選手。こどものときから家では「秀喜さん」と常にさんづけで呼ばれていたそうです。やや、日本の家庭としては違和感がありますが、それだけ個人が尊重されていたということだと思います。もちろん、たださんづけで呼ばれていただけではなく、日常の関わりのなかでこどものことが尊重してきていたのでしょう。それは、あそこまで天才的なプレイヤーになったのと無関係ではないとおもわれます。


はい、では『叱らなくていい子育て』の仕方。
上で述べたことなどなどがあって日本ではこども叱りすぎなんです。
しからないとしても、否定語、ダメだしの連続になっています。それから、「はやく」などこどもを支配する言葉も多いです。こういった当たり前に使っている言葉ですが、こどもは心地よくありません。些細なことでもこれら否定的な言葉を言われ続けているので、そういったこどもはスルースキルがとっても高くなります。そして大人をあまり信頼しなくなってしまいます。

例えば、「ダメッ!」って言葉よく使う人は1日何回使っているでしょうか?
へたすると、これを職場の上司から大人が言われたらまずノイローゼ間違いなし、ってくらい使う人も少なからずいると思います。幸いなことにこどもは柔軟性がありますから、ノイローゼにはならないけれども、大人の言葉に対する信頼感はほとんどなくなるでしょう。つまり、大人がしつけようなどと思って、こどもの行動のいちいちにダメだしをしていくと大人の言うことを結果的には聞かなくなるので返って大人が気に障る行動が増えてしまいます。

では、どうすればいいでしょうか。
こどもには本来、自分を保護してくれる大人の気持ちを鋭敏に察する感覚があります。特に母親とは気持ちがシンクロしているのではないか、と思えるくらいいろいろな感情が直接伝わります。母親が悲しい気持ちになっているとこどもも悲しい気持ちになったり、その逆も。平たく言っちゃえば、「ママだ~~~い好き」っていうことです。「叱らない子育て」にはこの感覚を伸ばすだけです。

こどもが困ること、嫌なことをしたら「そういうことしたらママ困るな」とか「悲しいな」って相手がどんなに小さい子であっても、きちんと言葉で伝えましょう。そして、口先だけでなく本当に「困る」「悲しい」っていう気持ちを伝えましょう。普段からこういう関わりを積み重ねていくと、そもそも「困ること」「悲しませる」ことをしない子になります。にわかには信じがたいかもしれませんが、ほんとですよ(笑)。

そのためには「困る」などのネガティブな感情だけでなく、「楽しいね」「うれしいね」などの感情なども伝え共感して、心のパイプをつなげていくんです。「楽しい」「うれしい」「悲しい」「困った」「きれいだね」「おいしいね」「気持ちいいね」などなど、こういった言葉を使って共感する経験をたくさん増やしましょう。僕はこういう言葉を「感情の言葉」「こころの言葉」と呼んでいます。

幼いときからこういう関わりをしていくととても穏やかで、育てやすい子になります。しばしば、「小さいからまだわからないよね」などといった声を耳にしますが、そういうつもりで育ててしまった子は悲しいかなその通り、わからない子に育ちます。生まれたばかりの子だってちゃんとこころのパイプはあります。むしろ親の保護がなければ生きていけない分、よっぽど強いつながりかもしれません。だからこそ、「どうせわからない」などと考えずにちゃんと伝わるって思って育てたほうがいいですね。


言葉だけではわかりずらいと思うので実践編。

○こどもが机や棚などに登ってしまったとき。

 ・よくある対応
「ダメ!」 ←と、よく言いますが。大人は「高いところにのるのはあぶないから」という『お約束』を前提にそれを省略していっているのですが、実際のところこどもは何が「ダメ」なのかわかっていません。ただ大人が怖い顔をしている怒っているということだけが強く認識されます。しかしそのうち怒っているという状況は繰り返すことで慣れてしまいます。

 ・こころの言葉をつかう
「そんなところにのったらあぶないから、私は(←ここがとても大事。ママは 僕は などなど自分がという一人称をしっかり入れる)困るな。落ちてあなたが怪我したりしたらとても悲しいな。」
床をトントンと手で叩いてしめす。「こっちにきてね」
こどもを信じてじっーと見つめながら待つ。(←最初はね、この信じて待つってことすっごく難しいよ。でもがんばって。)
ちゃんと理解して下りられる。(もしくはただこどもがやりたいようにして下りただけだったとしても)
「わ~。ちゃんと下りられてえらいね~。そうやってわかる○○ちゃん大好きだよ。えらかったね~」

また、登るということを繰り返すかもしれませんが、伝わるまで何度でもじっくり積み重ねることも大切。ときどき、そのやりとり自体が心地よくなってしまって、面白がって繰り返してしまうことがあるかもしれません。そういうときも叱ってしまうのではなく、あくまで共感することを使います。
→「○○ちゃんのことは好きだけど、そうやって困ることばっかりする○○ちゃんは好きじゃありません。わかってくれる○○ちゃんが好きです。」相手をしっかり見てこころをこめて伝えます。なんども繰り返すかもしれないけど、必ず伝わりますよ。
*本当に危険なときは無理やり下ろそうがなんだろうがまず安全確保しましょうね。


○苦手な食べ物も少しはたべてほしいとき

・「ちょっとだけでもいいからそれ食べてくれたらママうれしいな~」
食べられる。(飲み込めなかったとしても、口の中にいれられただけでもそれを認めてあげる)
「わ~。食べられてえらかったね~。ママはとってもうれしかったよ~」

などなど、上はほんの一例ですが参考になったでしょうか。いろいろな生活の場面で応用してみてください。この関わりは小さいときから積み重ねることでとても効果があります。ある程度大きくなってしまったからといって効果がないわけではありません。こういった支配しない関わり、尊重した関わりはとても効果があります。
僕は保育園で働いていますが、初めて入ったクラスであっても常時保育している担任と同じくらいの信頼関係をその1日目から持つことができる自信があります。それは優しいからとか楽しいからとか珍しいからというのではなく、僕がこどもを支配しない・自分を尊重してくれる存在であるとこどもが認識してくれるからだと思っています。多くの子が、家でもそして保育園・学校などで支配されることに慣れすぎているので、余計にわかるのではないでしょうか。

こどもは関わりかたしだいで、育て易くも育てにくくもなります。僕は仕事をしていく中で、親がむしろこどもを育てにくくしてしまっている実例をたくさん見てきてしまったので、これを読んでくれた子育てをしている人がすこしでも楽しく子育てがおくれるよう心から願っています。

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関連記事

● COMMENT ●

No title

すくすく日記のさっちんです。
昨日はとってもほっとするコメントありがとうございました。

私も元保育士(保育園ではなく障害児施設勤務でしたが)でした♪

叱らなくていい子育て。
すっごいわかります。

私が少し前に読んでた本で同じようなことが書かれていて、初めて気づいたのですが、そう言えば、私って娘に何かをやめてほしいって思ったときに命令口調とか、否定語を使うのに抵抗があって、「はい、テーブルからおりてくださ~い」とかいう具合にお願いするっていう形だということに気づいたんです。

「○○しなさい」とか「だめ」とかって言う言葉がどうしても抵抗あって・・・。
確かに職場で上司とかに駄目だしばっかりされてるとノイローゼになってしまいますよね(^^;;

「怪我したら悲しいな」なんてことは言えてなかったのでこれから活用しようと思います。

色々勉強させてもらいたいのでリンク貼らせてもらってもいいですか?
また遊びにきま~す♪

No title

私は息子に「ダメ!」って言い過ぎてました。それでなおったり、しなくなったことはありません・・・。それどころか息子はよく「だぁ~めぇ~」って言います(恥)
こちらのブログにおじゃまさせてもらったり、保育士おとーちゃんからアドバイスをいただいて、今の私は心を入れ替えています♪
息子には、大好きってことも悲しいなってことも、ちゃんと伝えたいし、ちゃんとわかってもらいたいので。
育てにくくしているのは私なんですよね。
今からでも間に合うのでしょうか??間に合うと信じて楽しく子育てしていきたいです☆

No title

はじめまして☆

ブログ、とっても勉強になりました。
育児に従事してらっしゃる方がお話する内容って、そこに普段感じてらっしゃる感想も書かれているので、ただ本を読むのではなく、もう一人の著者さんがいる共著のような形で読めて面白かったです!!

私も「育児」にとっても興味関心があります。
だからこそ、ここまでの内容を書けるなんてすごいなぁと。

保育士パパさん素敵☆

今後とも応援させて下さいませ☆

Re: No title

>けいさん
大丈夫、何歳だって直せるよ。でも、早い内に気づいて良かったね~。「ダメダメ」言うの減らすだけでずっと子育て楽になるはずだよ。僕のブログが少しでも役に立ってくれてとてもうれしいです。
でもね心配ないよ、かわいがられてる子はちゃんと育つから(笑)。

>えーこさん
いらっしゃい、ありがあとう。
育児とか保育とか、政治の中でもけっこうホットだけどいろんな意味で今ギリギリの状況ですよね。
すこしでもよくなってくれればいいんだけど。
保育士してきた体験とか思ったこと、わりと自由にかかせてもらっちゃってます。なんか感じたこととかあったらまたコメントくださいね~。同じ意見じゃなくてもいいですから遠慮なく~。またお待ちしております~。

勉強になります!

初めまして。
すごく素敵なブログですね!
読ませていただいて非常に勉強になります!m(u_u)m
そして、できたら教えていただきたくてコメントしました。

うちは8月に3歳になった息子がいます。夏前に、魔の2歳がきて毎日イヤイヤ。そして私は毎日感情的に怒ってました。(`へ´)「○○がヤダヤダばかり言うから、お母さん困っちゃうし悲しい…どうしたらいいかわからない」って…そんなことを言っていたら、イヤイヤが減り、あまり言わなくなりました。

これって…良くないですよね。
もっと早くに、こちらのブログにお会いできてたら…そう思いました(T_T)


今からでも間に合いますか?叱らない子育て素敵です!あたしも近づきたいな(=^▽^=)


にいまるにさん

はじめまして、ありがとうございます。

> うちは8月に3歳になった息子がいます。夏前に、魔の2歳がきて毎日イヤイヤ。そして私は毎日感情的に怒ってました。(`へ´)「○○がヤダヤダばかり言うから、お母さん困っちゃうし悲しい…どうしたらいいかわからない」って…そんなことを言っていたら、イヤイヤが減り、あまり言わなくなりました。

「お母さん困っちゃうし悲しい」とか伝えるのは、相手のことを否定せず心の言葉で伝えているからそれはそれでいいと思うよ。
あまり頻繁に感情的に怒ってばっかりってのはよくないけれども、ブログの「魔の2歳児」のところにも書いたけれど、大人にも感情があるってことを見せるのは必要なことだから、多少は会っても大丈夫じゃないかな。

もし、子供の様子に気になることがあって、それがそのときの関わり方なんかが影響しているのかもしれないと思うなら、これから気をつけていけばいいことだよ。
子供はとっても豊かな柔軟性があるものだから、多少失敗しても後からでも、関わり方を変えていくことで十分に間に合いますよ。

これまでたくさん怒っちゃったと思うなら、これからはできるだけ否定をしないようにしつつ、共感すること(一緒に笑ったり、出来たことを「できたね、やったね、上手だね」と認めてあげるなど)を増やして子供の自己肯定感を高めてあげるといいですよ。

大変なことも多いけれど、子育ては子供と一緒に楽しんじゃったほうがうまくいくからね。

楽しみます!頑張ります!

アドバイス、ありがとうございます!
参考にさせていただきます!m(u_u)m

こちらのブログを拝見させていただいて、次の日からスッゴく一緒にいるのが楽しくなったんです!驚くぐらいに☆でもその次の日は、また怒ったりして…でも、あたしの心がけ次第で、子どもの表情もイヤイヤ具合も全て愛しく想えるんだと実感しました。単純な事だけど、あたしにはとても大切な事でした。
気づかせていただいてありがとうございます!これからも頑張ります!
夜分にごめんなさい(T_T)

にいまるにさん


> こちらのブログを拝見させていただいて、次の日からスッゴく一緒にいるのが楽しくなったんです!驚くぐらいに☆でもその次の日は、また怒ったりして…でも、あたしの心がけ次第で、子どもの表情もイヤイヤ具合も全て愛しく想えるんだと実感しました。単純な事だけど、あたしにはとても大切な事でした。

よかったよかった、ほんとこの子は駄々っ子しながら自分のことを必要としてくれてるんだな~って思うと、泣いてたってわがままいってたって、うんちもらしてたって可愛く思えるものなんですよね。(笑)

No title

初めまして。2歳になったばかりの娘を持つ母です。
最近の記事ではありませんが心を打たれたのでコメントさせてください^^

2歳の誕生日前後から体も心もぐんぐん成長して、
できることが増えていく娘と、そのスピードに付いていけない私…
どうしても感情的に大きな声で怒ってしまうことが多くなって自己嫌悪を感じていました。

一人目ということもあっていつも心のどこかに
「きちんとした子に」「大人の言う事を聞く子に」という気持ちがあったと思います。
妊娠中に公共の場所で子どもがいたずらをしてもニコニコ見ている親を目にして
「ああいう親になってはいけない」と強く思ったのがきっかけかもしれません。

でも、そんな風にして育てられた子供は「いい子」ではなくて
「親にとって都合のいい子」なんだな…とこちらの記事を見て思いました。
娘のことが本当に愛しいのに、自分の都合(時間がない、疲れてる)で
負の感情をぶつけてしまう。
親として成長できていない自分を思い知らされました。

可愛い娘に、自分のことを大好きになってほしいから
今からでもまだ間に合うなら「叱らない育児」を頑張ってみたいなと思いました。
どうもありがとうございました。

ニコラさん

ニコラさんはじめまして。
わざわざ過去記事にコメントしてくれてありがとうございます。
こうやってコメントをいただけるのはとてもうれしいです。

どうしても、いまの日本では「子育て」というのは「叱ること」というのがすりこまれてしまっていますからね。
そんなふうにしてしまったのも無理もないことなんだと思いますよ。

でも、ちょっと気づくだけでその「子育て=叱る」スパイラルから抜けることができるので、そんなところで僕の書いたものがお役にたてたらうれしいと思ってます。

近いうちに「叱らなくていい子育て」の続編というか補足も記事にしていこうと考えています。
よかったらまた見に来てください。

僕が「叱らなくていい」=「心をつなげていけばいい」というのは2歳でも、小学生に対しても、実は大人に対してでも通用することだと思っています。

大人だって仕事の上でしたことでも、「あなたにやってもらえてほんとに良かったと思いますよ。またお願いしますね。ありがとうございました」とかちょっと言葉を添えてくれるだけでもとても「がんばった甲斐がある」などと思えますよね。

だから2歳でもちっとも遅いなんてことはないですよ。
これからも子育て楽しんでいってくださいね。

ありがとうございます!

ありがとうございます!
とても勉強になりました。
どうでもいいときは♪目はおこってる~と歌うのですが、
息子が道に飛び出したりして命にかかわるときは、怒ってもちゃんと話を聞いていたのが、根拠あるものだったことを確信しました。
育児に行き詰まったら、また記事読ませていただきます!!

渡辺昌子さん

こちらこそ読んでくださってありがとうございます。
子供は大人の気持ちをきちんと理解できますから、本当に心のこもった言葉であれば伝わるもんですよね。

現在保育士をしていて今年初めての2歳児で、毎日やりたい放題、イヤイヤ期の子どもたちに振り回されて家では鬱のように落ち込み、涙が出て、不眠になってしまいました。
好きだった子どもが嫌いになりそうで、仕事で子どもに会える喜びが今まであったのが、今は全くないです。
でもこの記事をたまたま目にして、私は子どもを認めてなかったことに気づきました。自我が芽生えるこの時期は一番大変だと聞きました。でも私はそれを理解せずただただ怒ってしまっていました。
悪循環が続くのも当たり前ですね。
子どもが好きで保育士になったので、大切な子どもたちを認めていき、言葉の使い方も否定的ではなく先生の様に優しくその子の為を思う言い方で伝えていきたいと思います。大切なことを思い出させて頂きありがとうございました。

柚子さん

やり方がわかってくると、2歳児はとっても面白いですよ。
最初から型にはめようとするとなかなかうまくいかないけど、まずは受容を心がけて相互の信頼関係ができさえすれば、2歳児はまっすぐですから、なにか問題があってもストレートに対応すれば解決することも多いです。
その感じがうまくつかめるといいですね。

No title

いつも参考にさせていただいてます。
なるべく叱らないで済むようにしたいのですが、今日、早速この記事のいけない事例をやってしまったようで、ちょっと悩んでます。相談させてください。

1歳2か月の息子がいます。1歳4か月の男の子(Kくん)と一緒に公園で遊びました。

複合遊具で、息子とKくんとそれぞれ遊んでたのですが、滑り台で遊んでいたKくんが息子が遊んでる遊具に興味が出てきたらしく、Kくんがそれに触ろうとすると息子がKくんを手で押しのけようとしました。

Kくんがいた場所はちょうど段差もあって危ない位置だったので、とっさに「ダメ!」と言って息子の両手をつかみました。
幸い、息子もそんなに強く押したわけでもなく、Kくんもバランスとって何も問題なかったのですが、息子は癇癪を起こして泣いてしまったので、抱きしめながら「押したら危ないよー。みんなで一緒に遊ぼうね。」と言ってなだめたのですが、これでよかったんでしょうか?
ダメ!もいけない叱り方だし、そもそも子供対子供のやり取りに過干渉すぎるでしょうか?

そのあとも、水場で独りで遊ぶのを最初の15分ほどは見守ってましたが、しまいに頭からつま先までびしょびしょになってしまい、ボールをみせて他の遊びに誘導するも失敗。
そろそろ終わりにしようって声掛けをしてから、しばらく経って抱き上げたら、また癇癪を起こしてしまいました。
興味があって楽しいのだというのはわかるのですが、風邪をひくまで見守るわけにもいかないと思ったのです。
結局、泣き止むまで抱っこしてあげて、しまいには授乳をせがむので、そのままあげてしまいました。

変な叱り方をして息子を傷つけているのかなと凹むことばかりです。

あーちゃんさん

危険があったのなら、ダメでもなんでも止めるのはかまわないとおもいますよ。
また、もしもそれが適切でなかったとしても、慢性的になっていることなら別ですが、ちょっとやそっと間違った関わりをしたところで、子供はどうにかなったりするものでもないですから、これでいいか悪いか気にしながら関わるよりも、間違っていたとしてすら自信を持って関わっていくほうが子供にはいい影響を与えていけますから、こまごまと気にしすぎないで大らかにいくといいですよ。


水遊びのことは、どうせやらせるなら気持ちよくやらせてしまうのがポイント。

イライラしながらそれを見ているのと、ニコニコしながら気持ちよく見守っているのとでは、おんなじ時間やらせたとしても、子供の満足感はまったく違ってきます。


なにか体調が悪いとか気温が低いとかで大人が本気でやらせたくないと思うならば、泣こうがわめこうが決してやらせない。
やらせてもいいと判断できるならば、100%気持ちよくやらせてあげる。

このメリハリを大人がもっているかどうかで、子供の姿はずいぶんと変わってきますよ。

それはもちろん遊びだけではなくて、いろんな場面でも同様ですね。

No title

はじめまして。
私には3歳の息子と9ヶ月の娘がいます。
夫婦共働きのため、毎日8時~18時まで10時間、私立の認可保育園に預かってもらっています。

離れている時間が長い分、家では子どもと一緒に遊んだり絵本を読んだりしたいと思いつつ、どうしても時間が足りません。
唯一ゆっくり話したり遊んだりできていたのがお風呂ですが、娘が生まれてからはそれもできなくなってしまっています。

まだ一部ですがこちらのブログを読んで、毎日時間に追われて(というのはもはや言い訳でしかないですね…)制止や禁止、支配の言葉を乱用していたと気付きました。
それに、見せていれば大人しいので、戦隊モノや仮○ライダー、アン○ンマンも見せまくっていました…

すぐに180℃変えるのは難しいですが、今日のお迎えから(今勤務中です(笑))子どもとの接し方を意識して変えてみようと思います。
もう3歳だけど、まだ間に合うと信じて…

お忙しい中ブログの更新は大変だと思いますが、これからもちょくちょく覗かせてもらいますね。
がんばってください。
私もがんばります!

No title

友人にとても参考になるよ、と教えてもらい拝見しました!
ダメ、って簡単に使えてしまう言葉なので
意識することが必要だなぁと改めて感じました。

1つだけどう伝えたらいいのだろうと思う場面があります。
例えば公園の砂場で遊んでいて、他のお子さんにわざと砂をかけてしまった!!という場面。
優しく伝えても本人は楽しんでるのでどんどんやろうとしてしまいます。

子どもと私だけの場面だったら「ダメ」を使わないことは
できるのですが、他のお子さんのお母さんがいらっしゃる場面だと、その人の手前怒らざるをえない時があります。
それは日本がそういう文化だからですが。

そういうことがあると、どうやったらいいんだろう…
と伝え方を真剣に悩んでしまいます。
怒らない子育てを貫くのって第3者がいる場面では難しいなと感じているこの頃です。

はじめまして

はじめまして。
現在、2歳4か月の息子のママです。

こちらのサイトを見つけて、思い悩んでいる事や、迷っている事の答え(?)と言うか、道しるべを示して頂いた気がしました。

私も「魔の2歳児」と言われる時期に差し掛かっておりますが、以前に何かの本で読んだのですが、「息子が癇癪=私も癇癪」にならない事を1番に考えているつもりです。

それでも、たまに怒鳴ってしまう事はありますが、出来るだけ泣いている時やワガママがひどい時は、多少強引にでも抱きしめて、どうしたの?と問うようにしています。
抱きしめて落ち着くと、息子も落ち着いてくれる気もします。

現在悩んでいる事が1点あって、メッセージを送らせて頂こうと思いました。

私は、息子が1歳になった時に、就職活動をして現在正社員で働いております。
離婚はしていませんが、夫と家庭内別居状態の為、仕事を辞める事はできません。
それでも息子の前では、お父さん・お母さんとして会話をする努力はしています。
(主に、溜息、ぐち、舌打ち、不満はお互いに禁止にしています)

悩んでいる事と言うのは、実母との教育方針の違いです。平日は私が仕事に出ている為、保育園の迎えはほとんど実母頼りです。
実家と、今の住まいが徒歩5分圏内なので、仕事が終わったら私が実家に迎えに行って実家で食事を済ませます。教育方針の違いと言うのは、
実母は、息子が癇癪を起こすとすぐに怒鳴り、手を上げます。(ズボンを履かないと、足をビンタします)私が見ている時に、それをやられたらすぐに止めます。

私は怒りたくないと言っても、
「息子が不安定なのは、あんた(私)の精神が不安定だからだ」
「子供に何言っても通じないから、癇癪している時は叱らなきゃ駄目だ」

とも言われます。

事実、母に頼りっぱなしなので、文句を言う事は出来ません。
それでも、実家に毎月10万円を納めているので、ただで面倒を見てもらっている訳ではありません。

実際、私は幼いころからよく殴られていました。下に弟が2人いますが弟のほうが勉強も出来た為、沢山比較されました。色々な場面で、押さえつけられていた為か、自分に全く自信の持てない大人になってしまいました。
見た目から派手に見られる事もありますが、実際は今でも、周りの目ばかり気にしてしまいます。

母に預けている間だけ、叩かれたり怒鳴られたりしても、息子の人格形成に影響は出ませんでしょうか?
もしくは、多少お迎えが遅くなっても、完全に保育園に預けて、私1人で面倒を見る方がいいと思われますか?
私としてはそれでも問題はないのですが、現状2日位実家に連れて行かないと
「さみしい、会いたい、いつ来るんだ?」との問い合わせが親から来るので、親側が不満になるのでは、と言う懸念があり決断出来ずに居ります。

第三者様の目から見て、冷静なご判断とご意見を頂ければ幸いです。

大変長くなってしまい、申し訳ありません。
これからも参考にさせて頂きます。

昔の記事にコメントですみません

初めてお邪魔致します。
現在1歳4か月の息子がいて、活動が活発になるにつれ、「叱らない育児」なんてありえない!と思って過ごしていました。
世間で流行り?のその真意を知りたいと思い、検索しましたらこちらのブログにたどり着きました。
私の知りたかったことが大変わかりやすく載ってましたので、思わずコメントさせていただきました。

息子と一日過ごしていると、正直「コラー!!」の連続。
危ない、してはいけないことをしたらきちんと叱り、ちゃんどできたら全力で褒めてあげるというスタンスで来ましたが、そのコラー!自体、こちらのブログを読んで考え直さなければならないなと思いました。
叱る、というところに理由をきちんと伝えなくてはいけないのですね…
とても勉強になりました。
どうもありがとうございました。
今後も愛読させていただきます!

今さらのコメントですみません。
8ヶ月の子供に与えるべきおもちゃについて調べていまところこちらのブログに辿りつき、
目からウロコで初めの記事から読み返させてもらっています。
主人と共に、これから愛読させてもらいます!とゆうか、本にしてほしい!笑
で、この記事に関しての質問なんですが、『◯◯したら、ママが悲しいな。』とか『◯◯してくれたら、ママうれしいな』とかゆう言い方をして、子供は、危ないからやめとこう。とか、自分の想いでやるんじゃなく、ママが喜ぶからしよう。ママが悲しむからやめよう。とか、
ってなりませんか?
もしそうなら、そうなることって子供にとってはどうなんですか?
あっ、否定するわけじゃないです。疑問です。笑

銀ちゃんママさん

>子供は、危ないからやめとこう。とか、自分の想いでやるんじゃなく、ママが喜ぶからしよう。ママが悲しむからやめよう。とか、ってなりませんか?


おそらくはそれでいいのだと僕は考えています。

子供の価値観の深いところには、親の想いの投影というものがあります。
この上に、社会的な規範だとか、集団のルールだとかを身につけていきます。

もし、その親の想いの投影と、規範や倫理というものが合致しない場合・反している場合、子供は親の価値観の方を選択します。

例えば、親が人のものを盗んだり、人に暴力を振るうことを当たり前としていた場合、いくらその後学校などで、盗んだり暴力を振るうことはいけないと教わろうとも、その価値観はなかなか親から受け継いだ価値観を超えることはないのです。

もちろん、成長していくうちにそれを乗り越えるということもあるでしょうけれども、親の価値観というのはとても強いものです。


ご質問の件に戻りますが、人の価値観の成長というものの順序がこのようになっていますから、子供の小さいうちはまず、親の価値観にかなうかそうでないかというものの判断基準を身につけることで間違っていないと思います。

ただ、このことは「子供を親の顔色を伺う」ようにしてしまうこととは、また別です。

No title

はじめまして。最近FC2に引越してきてたどり着きました。
2人の男の子を育てる小児科看護師です。
とっても勉強になりました。
仕事中はお母さんたちに、「怒らなくて大丈夫ですよ」って声をかけてるのに我が家ではワンパク息子たちに怒りまくりです。
怒るって、パワーがいるというか・・・・怒るほうもしんどいです。
また勉強させてください!
私のブログにて紹介&リンク貼らせてくださいね!

ありがとうございます

私は保育士歴15年目になります。でも恥ずかしながら、子どもにイライラしていつも子どもが落ち着かない環境を作っています。施設の保育士をしています。子どもたちに申し訳ないです。それでも自分の生活の為、辞められない自分を責めています。
何とか現状を抜け出したくて、本も読むし、勉強会なども探しています。
でも本を読んでも一時的で、弱い私は自分のイライラに負けてしまいます。
同じ悩みを持つ人のサークルや支援力を上げる勉強会など、誰かと学べる場を探していますが、見つけられません。

今日、このブログを拝見して救われる思いがしました。
うまく言えませんが、簡単に自分が変われるとは思いませんが、一歩一歩がんばってみます。ありがとうございました。

りんごさん

確かに保育士というのは向き不向きの強い職業だと思います。
でも、それでもやはり最初からうまく出来る人はほとんどいません。
むしろ多くの人が、なんらかのまずさがあってもそれを省みることなく続けているのが現実だと思います。
そのなかで保育を向上させようという意識をもっているのは立派なことだと思います。

はじめまして

はじめまして。
2歳10ヶ月の息子がおりますまめ母と申します。保育士おとうちゃんさんのおっしゃるようなダメな対応を重ねてきてしまって今保育園でお友達を噛んだり問題行動がめだっています(;_;)
たくさん「ありがとう」の言葉はかけてきましたし「ダメ」も言わないようにしてきました。でもわたしは大人のいう「正論」で諭すばかりでした。息子に申し訳なさでいっぱいです。会話が多い方がいいと思ってたし、わたし自身がおしゃべりなためいろいろなことに口出ししすぎたことを後悔しています。
これから気をつけていけば息子の心はまだ間に合いますでしょうか。

まめ母さん

2歳10ヶ月ということですから、たとえ正論で関わる子育てをしてきたとしても、その影響はさほど長く培われてしまったものでもありません。

大人が変われば、遠からず子供の姿はおそらく目に見える範囲で良い方へと変化していくはずです。


「プラスの関わり」「先回りした関わり」というものを意識してみればいいと思います。

その際、「いいなり」や「甘やかし」「過保護過干渉」というのにはならないように気をつけてください。

関連記事が多数ありますので、検索すればなにかしら参考になることが見つかると思います。

教えてください!!

隠れた貧困の記事、非常に勉強になりました。「我が家さえよければいい」というような問題ではないのだ、とはじめてわかりました。
でも、私達のような、小さい子どもを持つ親が、具体的にできることは何だろう…と思うと、お恥ずかしながら、あまり考えが浮かびません。
具体的にできることを、教えてくださると助かります。
知識がないママでお恥ずかしいですが、皆さんのように、子どもが大きくなった時も、日本がすみよい国であってほしいと、思っています。よろしくお願いします!!

叱らない育児は、悪いイメージの方が強くなってしまいましたなあ。
叱らないって名前が良くなかったのか、野放し育児を実践するダメ親が出現して悪い噂ばかり広まってしまいましたわ。
いじめはいじめられる方にも問題があるって言葉と同じ構図になりましたわ。

前々からたまに来ては読み返しています。
そしてまた軌道修正して育児頑張ってます。
目から鱗ですね。
ありがとうございます!

うーん…

困ったことをする○○ちゃんは好きではありません。
↑この声かけには共感できません。。

大人の都合に合う子じゃないと、好きになってもらえないなんて悲しいです。

どんな○○ちゃんでも好きだよ、悪いことしちゃった○○ちゃんも、笑ってる○○ちゃんも、泣いてる○○ちゃんも、怒ってる○○ちゃんも、、、

そう子どもに伝えていきたいです。

有難うございました

もうすぐ3歳になる男の子がいます。
今日、絶対にごめんなさいと言わない事にイライラしたり、パズルの片付けをふざけてしなかった事に対して、あと少し、何かのスイッチが入ってしまったら虐待してしまうんじゃないかもしれないくらいヒステリックになってしまいました。大切な我が子をそんな風に思ってしまう自分が情けなく、子供には申し訳なく、悩んでいたところに、このブログに辿りつきました。参考にさせて頂きます。
有難うございました。

はじめまして

はじめまして。
2歳半の息子がいるのですが、最近私の子育ては間違ってるんじゃないか、と悩んでいます。
魔の2歳児だからしょうがない。今だけだよ。と周りからは言われます。
本当にそうなのか、ずっとこんなわがままで周りの子に優しくできない子になるのではないかと心配です。
そしてこのブログを読んで、私の息子との接し方は間違っていたと確信しました。
うるさい。ダメ。はやくして。は毎日のように言っていました。
まだこの記事しか読んでいませんがこのブログには子育てのヒントがたくさんあると思いました。
これから息子への接し方を変えていこうと思います。
たくさんのことに気づかせて頂きありがとうございました。


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叱らない子育て

はじめまして。叱らない子育て。とても勉強になりました。勝手ながら、私のブログでも紹介させて頂きました。今後も、楽しく拝読させて下さい!!

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保育士おとーちゃん

Author:保育士おとーちゃん
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楽しく無理のない子育てを広めたいと2009年ブログ開設。多くの方の応援があって著作の出版や講演活動をするようになりました。 現在は、子育て講演や保育士セミナーの他、『たまひよ』や『AERA with Baby 』等の子育て雑誌の監修やコラム執筆。『ジョブデポ保育士』の監修や育児相談などをいたしております。

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