2017-05

子供の尊重の実践  vol.1「思考の演習」 - 2016.02.13 Sat

この記事は保育士など、主に職業的に子供に携わる人向けの内容です。

「子供の尊重」って理念はわかっても、それを実践レベルで理解することはなかなか難しいです。

なぜなら、それはなかなか目に見えないからです。
なんで目に見えないのでしょう?
それは、自分が持っている先入観と相容れないことがたくさんあるからです。
理念をきちんと理解した上で、問題意識を持って子供に関わっていなければ見えてきません。







例えば、例としてこんなことをあげてみましょう。

子供をどこかへ移動させる際、大人は子供の背中に手を当てて移動を促したりすることがあります。
そういったことを大人はほとんど無意識にしていることでしょう。

しかし、この行為も場合によっては、子供の尊重を損なう対応になっていることがあります。


多くの方は、「え、どうしてそれが?」とか「うーん、言われてみるとなんかそんな気もするかなぁ」といった感じで、明確に「ああ、そうだよね」とここにある問題が見える人はそんなにいないのではと思います。

ここがまさに、実践レベルで「子供の尊重」を理解することの難しさなのです。


理念と実践のテーマを学ぶとき、一番問題なのは「わかった気」になってしまうことです。
ここで、なぜそうなのかをすぐに読んでしまうとそうなってしまいかねいので、今日は書きません、興味のある方はしばらくこのことを考えてみて下さい。


別に僕の答えと一致しなくてもかまいません。子供を適切に援助するための思考の演習です。
この力を養うことで、これまで目に映らなかったたくさんのことが見えるようになってくるかもしれません。
そしてそれがさらなる「問題意識」を持つことにもつながっていきます。
このことは、これからプロとして子供に関わる人に必須の力になっていくことでしょう。
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● COMMENT ●

No title

3歳の息子。トイレトレーニングが順調に進み、もう一人でトイレに行けるようになっていたはずなのに、ここしばらくおもらし(しかもジャーッと)してしまいます。
オシッコを我慢しているのがとてもよくわかるので、「トイレに行く?」と聞くと「行かん!」と言います。
「行きたくなかったら行かんでもええけど、おもらししたら自分でパンツとおズボン持って着替えてな」と、トイレに行くか行かないかの判断は本人に任せていますが、3歳の子供にその判断をさせるのはちょっと酷かなぁという気がしています。
むしろ背中を押してトイレに連れて行ってあげたほうが本人は楽なのかな、お母さんにそうしてほしいという甘えの気持ちもあるんじゃないかなと、いろいろ考えています。
解はないと思いますが、3歳のころの気持ちなんて覚えていないので本当に難しいです。

No title

背中に手を添えて、「さ、行きましょ」とかされるの、自分がそうされたらと考えると嫌なんですよね。
やんわりせかされてるし(自分のペースを尊重されてない)、自分を軽んじられてる気がする(意思の確認なく動かされてる)。
40歳間近の現在の姿で想像して嫌なのは勿論、トシとってヘルパーさんにそういう扱いされるの想像しても嫌。
だから子供にもあんまりしてない…

こういう嫌さは「子ども扱いされているから」とも言えますけど、ある程度の年齢ならば子供だって嫌だろうし、「人格を備えた人として扱われていないから」嫌なのかなあ、とたった今、思いつきましたw

子供を尊重するというのは、子供を人格を備えたひとりの人間として捉え、そのように扱う(態度で示す)って事?なのかな?

着地点が見えないまま思い付きをコメントしてしまいました(汗)
続きを座して待ちます…

No title

意識と実践のズレ。私ありますありますあります(-_-;)

背中を押して促したりしてます(-_-;)

よくよく考えると、タイミングも行きたい方向もその子の意志があるだろうに無視してることになりますね(^_^;)
ハイハイ私の思う今すぐ、私の意図する方に動いて!って無言でやってますよね。
なんかその子に思うところがあって進まないのかもしれないし、何か別の所に興味が向いているのかもしれない。
だけど、待てない私の為に言う事聞いてよね!っていう事ですよね。

息子には、特にやってる気がします(^_^;)

No title

おもらしの原因が解決しました。
何かが怖いのか、オムツの妹のように扱ってほしいのか、トイレに行けと言われるから反発しているのか、おしっこをどこまで我慢できるのか試しているのか、いろいろ考えてみたのですが、本人に「どれか当たっているのがあったら言うてね」と聞いてみると「怖いんや」と。
何が怖いのか一緒に行って確かめようと言って連れて行くと、何と換気扇がブーンというのが怖かったそう。
背中を押してトイレに連れて行かなくてよかった。
「子供の尊重を損なう」とはこういうことなのですね。

もっと繊細な感覚が必要ですね

そうやって背中を押したりして、素早く全員を同じように動かせないと、仕事ができない人扱いされてしまう業界ですよね。子どもを尊重しようとすると「甘やかしている」と見られるし、見守っていると「何もしていない」と見られるし。とにかく叱るとか褒めるとか、保育者が何らかの働きかけをしてみんなが同じようにできるようにする仕事だと働いてみて感じました。私には少人数でのびのび過ごす保育が向いてるなあ、特に未満児さんには家庭的な保育がいいなあと思う今日この頃です。みんながもっと繊細さ、敏感さを持っていれば感じられるのでしょうが、ベテラン先生はみんな自分のやり方にプライドを持って、それが子どものためだと思っていますからなかなか尊重という概念も受け入れられないのでしょう。

No title

あまり意識したことがありませんでした。

尊重を損なうかどうかはわかりませんが、背中に手を添えると子供の退路を断つイメージはあります。

なにかをしたいのに一歩が踏み出せなくて励ましが必要な場面とかに、一緒にはいるけどこれ以上の手助けはしないよという事実を確認するのが必要な場面では肩や背に手を添えることはあるのかなーと思います。
そういう意味では、本人の感情に反した行動をさせるときに使っているかもしれませんね。

No title

ネガティブな例、抽象的な表現が多くわかりにくいです。
具体的にこんな時はこうした方がいいなど、ポジティブな例を挙げていただけるととても参考になります。


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