2017-10

『脳みそ直撃するうまさ』 - 2010.03.28 Sun

「食育ブーム」といわれるけれども、僕はなんかこの「食育」という言葉にちょっぴり抵抗感を感じるのですよ。

言葉自体は明治時代からあるわけなので、へんな言葉ではないのだけど。
なんかいまの使われ方を見ていると、お金儲けの宣伝文句になってたり、ブームにしちゃっていいことなのかしら?と感じるのですよね。

食は上辺だけでなく、きちんと文化として考え大切にしていくべきものだと思います。
まあ、食が見直されているというのはのはいいことなのですがね~。


僕はこどもの頃、カップラーメンとかインスタントラーメンとか食べさてもらえなかったのですよ。
父親が板前だったので、そういうのは一切だめだったのですね~。

で、ずっと食べたいと思ってたのだけど、なんかのごほうびみたく食べさせてもらえることがときどきあって、それがものすっごくおいしいのですね。

うちは料理屋だから、普段からわりといいもの食べてたはずなのだけど、そういうのを超越したおいしさを感じるわけです。

いま思えば、それが化学調味料の味なわけですね。





化学調味料ってうまみ成分であるグルタミン酸などを化学合成してつくっているわけだから、かつおダシなどに含まれているものと同じとはいえ、食品から抽出しているわけではないので、全く同じものではないのですよね。


この脳神経のおいしいさを感じるところを直接刺激する、というのはすごいことだけれども、逆に考えると化学調味料に慣れてしまうと普通の食べ物ではうまさを感じにくくなるということでもあります。

一時期「マヨラー」などとマヨネーズ好きの人をメディアが持て囃してたりしてたけど、マヨネーズを容器からそのまま食べられてしまう、とかいうのは面白いというより、一種の味覚障害に近いのじゃないかと思ってしまいます。

いまは、ダシ入りのお味噌とかいろいろ便利になったけれど、ああいうものも商品によってはものすごく化学調味料がたっぷり入っているものがあって、普段から使い慣れていくと、こどもは普通の食品のうまさをだんだんと感じられなくなってしまうかもしれません。


そうでなくとも、食のグローバリズムで日本人も、だんだんと高たんぱく・高脂質の肉・脂中心の食生活になってきています。

洋食でも、フォンドボーなどのダシのうまみというものはあるけれども、肉のたんぱく質や、植物油・乳製品に含まれる乳脂肪などの油のうまみを中心として味が構成されています。

でも最近、フランスやイタリアでも日本の昆布が注目されているみたいです。
食品の持ち味を隠さずにうまみをプラスできることが、向こうでは革命的なものらしいです。

外食するとおいしいけれど、料理店では家庭の2倍も3倍も、食用油やバターなど使っているからおいしく感じないわけはないのですよね。

いまは洋風な食生活が普通になってきてしまっているから、気をつけていないとついつい、肉・油の食事になってしまいます。

でも、こどもが小さいうちは、日本食特にきちんとダシをとった食事にしていくと、好き嫌いの少ない子になっていけると思います。


せっかく、カツオやコンブといった他の文化にないアドバンテージをもっているのだから大事にしていきたいですね。

食べ物も、遊びと同じく一種の刺激なので、強いものに慣れてしまうと弱いものには魅力を感じなくなってしまいます。

だからこそ、こどもが小さいときの食生活はほんとうに大切です。


フォンドボーなんてとるのに少なくとも2~3時間かかるのに較べたら、かつおダシなんて簡単にとれるよね。どうしてその手間を惜しむようになっちゃったんだろう。
もったいないね~。

カツオブシや昆布ってほんとは作る人が、膨大な手間をかけてくれているのだけどね。

食べる量が少なかったとしても、好き嫌いがなくバランスの良い食事を摂れている子は、風邪を引いたり、体調を崩したりすることもかなり少ないですよ~。


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● COMMENT ●

ほんとです!

カップラーメンなど あまり食べさせてもらってなかったんですね~。

とてもとても 良かったですね♪ 子供のころの食事・・大事ですもんね


結婚する前に そういうの気になりだして 

ちひろが産まれてから  身体に悪いものは 排除!

と決めたのに   この世の中・・ 全くは出来ず・・・無念


この前 お姑さんが この つゆ(化学調味料入り)が美味しいよ と買ってくれ

(要りませんとは もちろん言えず) 使ったら


パパが普段言わないのに   おいしい  と言った。

ショック!(*_*)  


でも  ほんとに 美味しい・・・ それが 悲しい。


化学調味料 なくなってほしいです(;_;)

昆布とかつおで いいじゃないか~!

かつお君とこんぶちゃん

子供が生まれてから 極力ダシは カツオと昆布で とるように
しているのですが・・

とにかく、うちのお二人さん 食べないのです

白ご飯と うどん 以外(笑)

まわりの子は 困るくらい なんでも食べちゃう・・というのに、
うちのは 私たちが 美味しそうーに食べていても まったく興味なし

薄味だからなのかなーと 思い 意を決して(笑) 濃いめに作ったけど
やはり ダメ

まるっきり、日記とは関係ないんですが・・どうやったら、なんでも食べてくれるようになるんだろう。。いやいや、贅沢はいいません、なんでもなんて。でも、多少の おかず と言われるもの  食べてほしいんですよね。。 

最近、食事恐怖症です(泣

こんばんは♪

コメントはご無沙汰してしまいましたが、時々お邪魔しては記事を拝読し、勉強させて頂いてました。

化学調味料はやはりあまり慣れさせたくないですね~。

我が家では味噌汁を毎晩作る時は、大抵「昆布+煮干」で出汁をとります。
でも!最近時々手抜きで「白だし」を使ったりすると、息子にバレます(汗)「お母さん今日インスタントの出汁じゃない?」って!!本当に子供の舌には驚かされます!手抜き出来なくなるのもちょっと大変(笑)

我が家でもインスタントラーメンはごくたまになんですけど、すっごく喜びます!自分もそうだったなぁと思いだします。たまにだからいいんですよね♪

No title

カツオと昆布の旨みってすごいですよね!
あわせることでどうしてこんなにおいしくなっちゃうんだろうと思います。

基本は無添加なんですが、頂き物などでどうしても使わなきゃいけないダシがあり、先日使ってみましたが、やっぱりアミノ酸の旨みはすごいですね。一瞬、こっちのほうが簡単でいいなって思っちゃいました。

一時期”無添加”をかなり真剣に追求していました。(無添加な物を探すことが大変でした。)
でも最近少し落ち着いてきて”無添加”も大切だけど、子供といっしょに楽しんで料理を作ること、ママの手料理をたくさん子供に食べさせてあげること、それも大切なんじゃないかなと思うようになれました(*^_^*)

No title

うちもカップラーメンみたいなのはほとんど食べさせてもらえなかったんです~。
ほんとごほうび程度。

でも今では親に感謝です。
化学調味料も低体温の原因なんですよね。
脳の温度も下げるそうで、そのことによってキレやすい子(大人も)になったりするそうですよ。

今ではかつおやこんぶなんて家になくてだしの素しかないというおうちも増えてますね。
だしをとるなんて本当にちょっとの手間なんですけど。

うちの娘が好き嫌いが全然ないのはなんでだろうと思ってたのですがそういうことだったんですね~。
料理はそんなに上手じゃないんですがなんだか自信が持てました。


ブームは去るから怖いですね。。。
マスコミや企業の謳い文句などにはかなり翻弄されてしまいます。。
昆布に鰹にイリコに…ほんの少しの手間を惜しんで、最近肉食になってました…(>_<)
食は大事ですよね(>_<)
改めて感じました!
ありがとうございます☆

ちっぴ~ さん

> カップラーメンなど あまり食べさせてもらってなかったんですね~。
> とてもとても 良かったですね♪ 子供のころの食事・・大事ですもんね

そうですね、今思うとほんとありがたかったです。


> 結婚する前に そういうの気になりだして 
> ちひろが産まれてから  身体に悪いものは 排除!
> と決めたのに   この世の中・・ 全くは出来ず・・・無念

うんうん、普通の生活だと全部排除するって、なかなか難しいよね。
あんまり神経質になってもいいことないし、それなりに気にしていく程度でもずいぶんちがうのかもね。


> この前 お姑さんが この つゆ(化学調味料入り)が美味しいよ と買ってくれ
> (要りませんとは もちろん言えず) 使ったら>
> パパが普段言わないのに   おいしい  と言った。
> ショック!(*_*)  
> でも  ほんとに 美味しい・・・ それが 悲しい。

それはたしかにちょっとショックだね~。
でも、確かにそうなっちゃうんだよね。なにしろ脳みそ直撃するようにできてるから(笑


> 化学調味料 なくなってほしいです(;_;)
> 昆布とかつおで いいじゃないか~!

そだよね。
ちゃんとした料理屋さんとかも、いまはお客さんが化学調味料になれちゃってるから、全く入れないとおいしさを感じてもらえなくなっていて、やむなく入れているなんてところもあるみたいですね。

うさぎさん

どうしてだろううね~。

カロリーのあるもの、甘いもの、味のはっきりしたものなんかは、ひきつけられるようにできているもんなのだけどね~。

でもね、ときどきそういった話、聞くことは聞きます。

よく白いご飯だけ、こどもはパクパク食べられるな~って思うけど、けっこう平気なんだよね。
で、そういう人たちはどうなったかっていうと、成長とともにいつの間にか食べられるようになった。
というのが僕の知っている限りほとんどみたいです。


う~ん、頼りないお返事でごめんね~。

HOUKISOU さん

> コメントはご無沙汰してしまいましたが、時々お邪魔しては記事を拝読し、勉強させて頂いてました。

いえいえ、こちらこそこのところ忙しくて、目を通すだけでコメントもできずすみません。

> 化学調味料はやはりあまり慣れさせたくないですね~。
>
> 我が家では味噌汁を毎晩作る時は、大抵「昆布+煮干」で出汁をとります。
> でも!最近時々手抜きで「白だし」を使ったりすると、息子にバレます(汗)「お母さん今日インスタントの出汁じゃない?」って!!本当に子供の舌には驚かされます!手抜き出来なくなるのもちょっと大変(笑)

うんうん、実は味覚は大人よりずっとこどものほうがいいんですよね。
でも、それがわかるのはやっぱり、きちんとした食事をつくってきてあげたからこそですね。


> 我が家でもインスタントラーメンはごくたまになんですけど、すっごく喜びます!自分もそうだったなぁと思いだします。たまにだからいいんですよね♪

そうね~~たまにだからいいんだよね。
僕にとってはこどものころ一番のご馳走だったもの(笑

sachi さん

> カツオと昆布の旨みってすごいですよね!
> あわせることでどうしてこんなにおいしくなっちゃうんだろうと思います。

うんうん、合わせることでさらにうまみが複雑になるんだよね。
昔の考えた人たちはすごいね。
科学分析もなにもないのに、自分の舌と経験だけでそういうことわかっていたんだよね。


> 基本は無添加なんですが、頂き物などでどうしても使わなきゃいけないダシがあり、先日使ってみましたが、やっぱりアミノ酸の旨みはすごいですね。一瞬、こっちのほうが簡単でいいなって思っちゃいました。

うん、ほんとうまみを感じる脳に直接働きかけるからすごいんだよね。


> 一時期”無添加”をかなり真剣に追求していました。(無添加な物を探すことが大変でした。)
> でも最近少し落ち着いてきて”無添加”も大切だけど、子供といっしょに楽しんで料理を作ること、ママの手料理をたくさん子供に食べさせてあげること、それも大切なんじゃないかなと思うようになれました(*^_^*)

確かに、なんでもかんでもこだわっていくとすっごく大変だよね。
でも、現代生活していく上では適当に折り合いをつけていくことも大事なのかもね。

ほんと、こどもといっしょに作ったり、「おいしいね~」って会話しながら食事することも、食べ物の栄養価と同じくらいか、それ以上に大切なことなんですよね。

さっちんさん

> うちもカップラーメンみたいなのはほとんど食べさせてもらえなかったんです~。
> ほんとごほうび程度。

そうだったんですか~。
いま思えばほんと、親に感謝ですね。


> 化学調味料も低体温の原因なんですよね。
> 脳の温度も下げるそうで、そのことによってキレやすい子(大人も)になったりするそうですよ。

なるほど、化学的に作っているものだから、摂り過ぎるとそういうこともありそうですよね。
少量ならばまだしも、今の時代気をつけないと、砂糖や脂分、化学的な調味料や保存料たくさん摂取してしまいそうですものね。


> 今ではかつおやこんぶなんて家になくてだしの素しかないというおうちも増えてますね。
> だしをとるなんて本当にちょっとの手間なんですけど。

うんうん、ほんと簡単なのだけどね~。

水は高きから低きに流れる。
より、簡単便利なものがあるとそうなってしまうものなのでしょうね・・・


> うちの娘が好き嫌いが全然ないのはなんでだろうと思ってたのですがそういうことだったんですね~。
> 料理はそんなに上手じゃないんですがなんだか自信が持てました。


うんうん、一流の料理人はやっぱり家庭の味がきちんとしていなければなれないらしいですね。
家族のためを思って作ってくれる料理はなにものにも変えがたいですよ。

チョコ さん

> ブームは去るから怖いですね。。。
> マスコミや企業の謳い文句などにはかなり翻弄されてしまいます。。
> 昆布に鰹にイリコに…ほんの少しの手間を惜しんで、最近肉食になってました…(>_<)
> 食は大事ですよね(>_<)
> 改めて感じました!
> ありがとうございます☆

そうなんですよね。
ブームになってしまえば、そのときだけになってしまう・・・

食は生きていくことに欠かせないものだからこそ、大切にしたいです。

No title

こんにちは
そうですね 外食などした時 あまりの 化学調味料のお味に
お味噌汁んなど いただけないことがありますね
だんだんそんな 化学調味料の味に慣れてくるのが怖いですね

ううたんさん

> こんにちは
> そうですね 外食などした時 あまりの 化学調味料のお味に
> お味噌汁んなど いただけないことがありますね
> だんだんそんな 化学調味料の味に慣れてくるのが怖いですね

そうなんですよね。
食べたそのときだけじゃなくて、慣れてしまい本来の味に鈍感になってしまうのが怖いものです。


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楽しく無理のない子育てを広めたいと2009年ブログ開設。多くの方の応援があって著作の出版や講演活動をするようになりました。 現在は、子育て講演や保育士セミナーの他、『たまひよ』や『AERA with Baby 』等の子育て雑誌の監修やコラム執筆。『ジョブデポ保育士』の監修や育児相談などをいたしております。

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