2017-03

絵本の読み聞かせが一段とうまくなる方法 - 2015.01.13 Tue

今日は、絵本の読み聞かせが一段とうまくなる、とっておきの方法をお伝えしますね。

このことを意識するだけで、知る前と後では相当に違ってくることでしょう。

その方法とは・・・。








絵本には、通常の文法と違うところが一点あります。
でも、そこは目に止まるようなことではないので、気づかなければ気づきません。

それは、語句と語句の間の余白です。

実際に見てきましょう。



まちに ぽかぽかと はるが きました。
きょうは とても いいてんき。

いぬのいる いえの おじいさんが
ほうきで シャッ シャッ と
どうろを はいている おとが きこえます。

おじいさんちの いぬは、
ときどき じめんに むかって
ほえるので よく おじいさんに しかられます。

いぬは きづいているのです。
じつは、この まちの じめんの したに
ひとに しられていない
まちが あることを・・・・・・。


(偕成社 『もぐらバス』 P.2)


絵本ではその多くが、上のように一文でありながら、字間をとっています。
通常の文章にはこのような書き方はありませんね。

絵本の文には、「、」での区切りと、「 」スペースによる区切りが両方存在しているわけです。

今回のポイントは、このスペースの区切りに注目してみるということです。



気にしていない人は、このスペースの区切りはまったく気に掛けていないことと思います。
ですが、ここを「、」以上に意識してみることで、本読みはかなり変わってきます。



最初はぎこちなく感じてしまうかもしれませんが、この空白でも、言葉を句切りつつ読んでみます。
すると、不思議なことに、これを意識することで、抑揚やリズムが自然と生まれてくるのです。

また、小さい子供からすると、語句が聞き取りやすくなり、お話しの理解や没入がしやすくなります。

読む人ごとに、個性や味わいがでてきて、より一層絵本が楽しめるようになるのではないかと思います。
今度、子供に本を読むときにでも試してみて下さい。
うまくいくと、かなり読み聞かせの印象が変わってくることでしょう。

関連記事

● COMMENT ●

すごく参考になりました!
早速実践してみます。

驚きました。

初めてコメントいたします。

何度も読み聞かせしてきた絵本を開いて、そのように声に出して読んでみたら大変に驚きました。「おはなし」というより「詩」のようだったと。(ちなみに手にした本は『やさしいライオン』でした)。絵本がこれまでと違って見えました・・・。

読み聞かせするとき、実践してみます。魔法のようです。教えてくださってありがとうございました。

子どもが2歳半前後の頃、育児で悩んでこちらのブログを拝読するようになりました。とても参考になり、感謝しています。御著書も読ませていただいております。ブログとは違い、一冊の本にまとまっていることで読みやすいと感じました。主人にも読んでもらえました。子どもは2歳10ヶ月となり、少し落ち着いてきました。これからもますますのご活躍を応援しております。

共感しました

おとーちゃんのおっしゃっること、すごく共感しました。私は、「お月さま こんばんは」の絵本を読み聞かせたときに、余白を意識するようになり、そこをタメるように読むと、ぐっと物語の世界が広がるなーと思いました。それまでは、「ほら、猫ちゃんがいるよ」など、1ページの絵からたくさんの情報を子どもに伝えていたのですが、それ以来、ただ絵本の世界をありのままに、余白に間を取りながら読んで、私から余計なことを言うのはやめました。かえって、息子が絵や、その物語について、質問したり、自分の思いついたストーリーを話すようになりました。
ちなみに、夫が読みか聞かせる時は、余白は完全無視の、1.5倍速くらいのハイスピードで読むので、それはそれで息子は面白いらしく、ケラケラ笑いながら聞いています。

以前に、育児相談をしました。そのせつはありがとうございました。あれから色々考え、色々なことがあり、今は私は子どもに向き合う時期だと思い、4月から一旦仕事をやめることにしました。

確かに、余白空いてるなぁーと思ってたんです!最近気づいたところでした。
ついすらすらと読んでしまいがちですが、今度は余白を意識してゆっくり読んでみようと思います!絵本大好きな息子なので、もっと世界に入っていけるかもしれません(^^)

おとーちゃんさんの本、時間がなくてまだ半分くらいしか読めてませんが、すごくわかりやすくまとめてあって嬉しいです!!ブログを読んでいた私にとっても、あぁそうだったなぁと思い出すことも多く、改めて勉強になります。大切に大切に読んでいきたいと思います。

お願いがあります。

絵本のボランティアサークルに所属しています。
確かに、サークル内で読み聞かせの上手な人とそうでない人の差は、こういうところにあるような気がします。
意識してやってみたいと思います。

もし差し支えなければ、この記事をプリントアウトしてサークル内の研修に使わせていただきたいのですが、かまいませんでしょうか?
もちろん、こちらのブログからの出典であることは明記させていただきます。
無償ボランティア団体なので、金銭の発生はありません。
サークル員の読み聞かせのレベル向上にのみ利用します。
サークル内の研修以外で配布することはありません。

ご許可いただけたら幸いです。

息子が満足して寝つきが良くなりました(*^^*)

おとーちゃんオススメの絵本、「だっこして」を何度も何度も読み込んできましたが、
この読み方で初めて読んでみました。
すると、今までは読んでいるときに質問攻めだったのが一転、真剣に聞き入った後、だっこして〜と言うので、ぎゅっとしたら、一瞬で寝てしまいました(*^^*)
息子が物語に入り込めた瞬間を感じることができ、ついでに安心して眠りにつけるという副作用までおきて、なんとも嬉しい限りです(*^^*)
ありがとうございます(*^^*)
おとーちゃんさんの本も熟読中です☆
早くも増版が決まったということで、
世の中にあったかい、おとーちゃん流子育てが浸透するのがうれしいです!!

初めて知りました

余白を、ほんの少しだけ意識して絵本を読んでみるようにしたところ、2歳の娘が、ページ数が多い大きい子向けの本でも集中して物語を最後まで楽しめるようになった気がします!!
それに、絵本の読む大人の側も疲れにくくなったような。何冊も立て続けに読むとクタクタになってたのが、楽に読めるようになりました!うれしい!

読み方でこんなに違うなんて!

1歳5か月女児の母です。
さっそく実践してみました
普段は、どんどんページをめくっていく娘が
しっかりお話を聴いてページをめくってくれました!!
すごい!!
読み方ひとつで、こんなにも違うんですね!
これから、私も余白のもつ物語の深みを大切に読みたいと思います。

洗濯日和さん

返信が遅くなってしまって大変申し訳ありません。

非営利でのサークルの研修でお使いになるとのこと、まったく問題ないですよ。
どうぞご利用下さい。


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://hoikushipapa.blog112.fc2.com/tb.php/724-648ebe13
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

重版が決定いたしました «  | BLOG TOP |  » マップス: 新・世界図絵

ごあいさつ

ただいまコメント欄での子育て相談は休止中です。 お悩みのコメント下さっても回答を差し上げることができません。 申し訳ありませんが、過去記事、すでにある返信コメントなどを参考になさってください。 多くの相談への返信がすでにあります。関連するカテゴリーから探す、検索を使って探すなど利用してみてください。 多忙になってしまい、コメントへの返信ができなくなってしまいましたが、お寄せいただいたコメントにはすべて目を通し更新の励みになっております。ありがとうございます。

最新刊

よければレヴューも書いてね!

前作!

最新記事

最新コメント

プロフィール

保育士おとーちゃん

Author:保育士おとーちゃん
当ブログはあくまで個人ブログであり、記事の内容および相談・コメントの返信等は効果を保障するものではありません。
ご利用に当たっては自己責任でお願いします。

楽しく無理のない子育てを広めたいと2009年ブログ開設。多くの方の応援があって著作の出版や講演活動をするようになりました。 現在は、子育て講演や保育士セミナーの他、『たまひよ』や『AERA with Baby 』等の子育て雑誌の監修やコラム執筆。『ジョブデポ保育士』の監修や育児相談などをいたしております。

講演等のご依頼

講演・ワークショップ等のご依頼はFacebookのメッセージ または『保育士おとーちゃんホームページ』 http://hoikushioto-chan.jimdo.com/ よりどうぞ。

カテゴリ

はじめにお読みください (1)
【まとめ】記事 (2)
子育てノウハウ? (75)
子育て日記 (13)
保育園・幼稚園 (87)
日本の子育て文化 (162)
おもちゃ (26)
叱らなくていい子育て (9)
排泄の自立 (11)
『魔の2歳児』 (5)
子育てまめ知識特集 (4)
あそび (41)
おすすめグッズ (7)
おすすめ絵本 (22)
食事について (15)
過保護と過干渉 (26)
満たされた子供 (7)
早期教育 (15)
我が家の子育て日記 (85)
心の育て方 (88)
相談 (83)
子供の人権と保育の質 (51)
その他 (55)
未分類 (21)
講座・ワークショップ (62)
父親の子育て参加について (3)
雑誌・メディア (7)

保育ひろば

保育ひろば

楽天

FC2カウンター

全記事表示リンク

全ての記事を表示する

おしらせ♪

当ブログはリンクフリーです。トラックバック・リンクはご自由にどうぞ。 しかし、本文・コメント・その他を含めて著作権は私にありますので、引用・転載する場合は連絡をお願いします。また引用元の記載も併せてお願いします。 なお写真の転載はお断りいたします。

ランキングに参加しています

検索フォーム

月別アーカイブ

リンク

このブログをリンクに追加する

QRコード

QRコード

アクセス解析