2017-06

「かわいい子に育てる」vol.9  ゆっくりになろう - 2015.01.06 Tue

「かわいい子に育てる」ためには、子供に支配や管理をして大人の思い通りに形作ろうとするのではなく、「子供自身を伸ばす」ことを目指すことについて述べて来ました。

そのための具体的な関わり方の続きです。








◆ゆっくりになろう
子供の理解や行動のペースは大人よりもゆっくりです。

大人がせっかちだと、子供が理解に達したり、行動に移す前に手を出してしまったり、子供が自分でやろうとしているのに、急かしたり、余計なことを言ってしまい子供のモチベーションそのものを奪いかねません。

そして、その時間を持たせてあげられないと、子供は本来の力を見せられないものです。


大人でもそうですが、なにか口うるさく言われると、人はやる気を急激になくしてしまうものです。


「子供の行動を待ちましょう」というよりも、大人の気持ちのあり方として「ゆっくり」になれる方がより良いのではないかと思います。


「待とう」と心がけたとしても、大人がカリカリして待っているのだったら、これはあんまりいいわけではありません。
ただ待っているだけでは、子供が力を発揮できるわけではないということですね。

大人の方が、ゆったりした気持ちで自分を見守ってくれていると思えばこそ、子供もその物事に取り組んでみようという気持ちが維持されるからです。


ひとつひとつは小さくても普段からの積み重ねでこれをしていくと、このことが子供を伸ばすことに大きな影響を与えていくことでしょう。




補足:
本題とはずれるのだけど、「待つ」ということに関して気をつけたいことがあります。
これは弱い大人タイプの人に多いケースです。


「子供を尊重して待ちましょう」といった情報は、世の中にたくさん流布しています。それを聞いた人の中には、なにがなんでも待たなければならないと考えてしまう人がいます。


朝の時間、会社に遅刻してしまうのに、子供のゴネにつきあっていたり、子供が歯磨きに来ないからと1時間もそのまま大人の方が待っていたり、などなど。

このような「待つ」ということは、実はもう「待つ」ということの次元の問題ではなくなってしまっているのです。

大人が気持ちよく待てる範囲ならばかまいませんが、大人が「無理をして」「犠牲になって」いるようでは、これは適切な関わり方として続くことはありません。
そのような、無理や犠牲は結局誰のためにもなりません。

実質的に、これは「待って」いるのではなく、大人がイニシアチブをとれなくなってしまっていたり、毅然とした態度が示せないために、「いいなり」になってしまっているからです。


今回の本題で伝えたかった「ゆっくりになろう」は、このような状態を望むものではありません。

念のため補足。
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● COMMENT ●

待ちたいけれど

お父ちゃんさん、こんばんは
今年もよろしくお願いします。
本の出版おめでとうございます。(予約した本はまだかまだかと本日は届かずでした。明日は来るかな〜?)

カリカリしないで待ちたい(笑)
2才7ヶ月の娘、この頃また一段と自己主張が強くなってきて、私の方もつい力で押し込めようとしてしまう時があり、その時の反発といったらまあすごいです、当然といえば当然なんですけど…。

可愛く育ってくれているなあ、とパパの正月休みまでは思っていたんですけどね〜。

ゆっくりになろう、心がけたいと思います。








あけましておめでとうございます

いつもたくさん励まされています。
なかなか実践できなかったり、勢いでかわいい子への子育てから遠ざかってしまったり…
反省ばかりの毎日ですが、反省をプラスにとらえて今年もおとーちゃんさんのブログや本とともに楽しい子育てをしていけたらと思っています。
ゆっくり…
苦手分野です(笑)
(気をつけてはいるのですが、私は強いタイプの大人なので(泣))
でも、我が子の歩みをゆっくりしっかり信じて見守れる日々にしたいと思います。
子供自身も、一歩進んだり、立ち止まったり、時には一歩戻ったり…
それで良いんですよね。
そうゆったりと思えた記事でした。
今年もお世話になりますが、おとーちゃんさんもご無理なさらず、お身体大切になさってください。
おとーちゃんさんの新しい1年も素敵な1年になりますように。


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