2017-11

ベーゴマ - 2014.12.14 Sun

道を歩いていたらご自宅の前でベーゴマをしている親子を見かけました。







僕は保育園に就職してから、紐で回すコマを覚えたくらいですから、ベーゴマというのを子供持代にやったことがありません。
そうやって自分が実際に子供時代にした遊びを我が子に伝えられるというのはとても素敵なことだと、その親子を見ていて感じました。


そしてこんなことを思い出しました。

僕が通っていた小学校では、ベーゴマとメンコが禁止になっていました。
校内だけでなく、校外でもです。

その理由は、ベーゴマやメンコは取ったり取られたりがあるので”賭け事”だからということだったみたいです。

「だった」というのは理由は一度しか聞いた覚えがないからです。
「禁止だから」ということしか伝えられず、その説明に理由がついていたことがその一度以外はありませんでした。


さて、そのときにそうまでして禁止にしなければならない事情や経緯があったのかは僕からはわかりませんが、いま大人になって思うには、禁止事項を作ってそれを守らせることで満足してしまうのは、人を育てるにおいては二流の対応だと感じます。

それはいわゆる「ことなかれ主義」というやつですよね。


僕の父の世代では鉛筆を削ったり、工作をするために子供も誰しもが肥後守という小刀や鉛筆削り用のナイフを持っていたそうですが、いつのまにか子供に刃物は危ないとそれは持たせなくなりました。


僕もよく積み木の説明で話に出しますが、「子供が積み木を投げたら危ないから角を面取りにすることは子育てとしては後ろ向きの考え方です」としばしば伝えています。


子供にすべきでないことを教え、それが自発的にできるようにするのが大切なのであって、問題が最初から起きないようにとしてしまうのは、これは「臭いものに蓋をする」ということです。


このように最初から禁止を子供に押しつけてしまうのは、子供に伝えるべきことを大人がめんどくさがって教えるつもりがないか、どうせ伝えてもわからないだろうと子供のことを馬鹿にしているからなのです。




禁止を設定して子供にそれを守らせるだけというのは、いかにも当時の学校の先生的な考え方だなぁと僕は感じます。

なにごとかがあって、そういう対応が必要な局面というのもあるかもしれない。でも、それはあくまで暫定的な対応として考えるようなものであって、それで満足してはいけないと思うのです。



禁止事項を守る子供に育てても、それは大人から子供をみたときの満足感を大人が得ているだけであって、子供そのものを伸ばしているということにはなりません。


しかし、往々にして大人はそういった思考になってしまうものであって、このことは気に留めておかなければならないことなのだと感じます。
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● COMMENT ●

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息子と一緒に料理を作ってます。
させている訳ではなく、自分から「ちゅる!(する)」と言ってやりに来ます。
2歳7ヶ月の今、火に掛かってるフライパンを持って、木べらで炒めたり、包丁でみじん切りをしたりしてくれます。

正直、時間は掛かります。教えるのも労力が必要です。
でも、手間を惜しまなければ、火を使っているそばでも、ヤケドの心配はありません。
(勿論、万が一に備えて目は離しませんが)

2歳でも、教えれば理解して守ることが出来ます。
「危ないから」とさせないのは、大人が楽だから、と思ってしまいます。
もっと子どもの力を信じてあげれば良いのにな、と思わずにはいられません。

もう少し大きくなったら、ベーゴマとか鉛筆削り(ナイフで)を子どもとしたいです♪

確かに

お父ちゃんさん、こんばんは
記事内容とずれていたらすいません。
たぶんもうだいぶ前から言われていることだと思うのですが、
子供の遊び場において禁止事項が増えましたね。
木登りしかり、ボール蹴りしかり、キャッチボールもダメだなんて〜と公園で驚いたことがありますよ。
そして、公園などでの遊具の撤去。事故が起きてからの対応なのでしょうが、それまで使われていた遊具が元の使い方が出来なくなったままに置かれている(回らないように固定されていたり、シーソーの台座だけがそのままだったり)のを見かけたりすると、なんだかなあ、と思いますよ…。

子供の遊び場を考え、自由に遊べる場所作りなどもされていますが、それですら大人が作り出している空間なんだよな〜と思ったりします。

ゲーム機片手の記事がありましたが、そこまで追い込んでいる大人の姿も本当に考えていかなくてはなりませんよね。
子供の自由になる遊び場がないなんて、子供でいるなといっているようなものではないかと思います。

そしてベーゴマ。
これ、確か似たような遊具が発売されてブームになった時期があったような…
後発の大人が考えるおもちゃって大体それ以前に元になっているだろう「昔ながらのあそび」があったりしますね。

話がそれにそれてすいません。
最近、娘が抱っこ魔になりまして、遊びで向き合ってみようとじっくり遊んでみたところ、娘が遊びの中から得ているものの多さに改めて気付かされたものでして…(笑)


肥後守、もうメーカーも作らなくなって売らなくなりました。数年前まで文具やで働いていたので存じています。そのうち彫刻刀まで無くなったりして?クラスで一人は怪我をする子がいた覚えがあります(^_^;)
子供を「安全」の檻で囲い込んで大人が満足しているだけで、子供の育ちの機会はどんどん奪われてるんでしょうね。そのくせ結果にはやたらシビアな目で、最近は手先が不器用な子供が増えたとか、運動神経のない子が増えたとか、誰がそうしたんだって話ですよね...
怪我をしたのはうちの子じゃなくて道具の方が悪いとは(道具に欠陥があったとかいう理由ではない場合)、自分で責任を持たないという教育をしているようで、これまた将来の育ちが危ぶまれます。
だんだんその風潮が当たり前になりつつある気がしますが、ちょっと立ち止まって、考えてみることも大切ですよね。いつも気付きをありがとうございます。


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