2017-04

相談 弟の出産後の上の子への対応(2歳1ヶ月) - 2014.10.12 Sun

9月25日 トトロさんの相談コメントへの返信








はじめまして。
いつも保育士お父ちゃんさんの考え方は素敵だなぁと本当に感心させられる内容で、愛読させて頂いてます。
色々と参考にさせてもらい、思考錯誤しながら日々育児に奮闘しているのですが、ここ数日息詰まってしまい、はじめてではありますがコメントさせて頂きました。現在上の子が2歳1か月と2ヶ月になる息子がいます。上の子の事なんですが、妊娠当初から甘えがすごく、後追いや、ぐずりがあったのですが、下の子が産まれてからさらに、イヤイヤ期も重なり朝起きてから寝るまで、機嫌があまり良くなく私にべったりで私がトイレに行くことさえ拒まれます。おっぱいはもちろん、下の子を抱っこしても泣いてぐずったりします。その都度ママが○○くんにおっぱいあげるの嫌なんだね。さみしいんだね。など気持ちを代弁したり、先回りの関わりをしてこちょこちょしたり、下の子が寝てる間は家事もそこそこに一緒に遊んだりしているのですが、私自身要領もあまり良くない為100%近いくらいの力を上の子に注いでは、結局家事をする気力が無くなってしまったり疲れが溜まって、上の子のかまってに笑顔で答えられなくなってしまう。という悪循環に陥っています。どうしたら家事と育児のバランスが取れて、上の子にも安心感と満足を与えてあげることが出来るのでしょうか。上の子はどちらかというと、私の性格も関係してるのか繊細でちょっとした事で泣いたりします。でも大人の言う事は良く理解していて、素直な所もいっぱいあって可愛いいです。



まず、留意すべき点は、「無理をしない」ということだと思います。
この「無理をしない」というのを言い換えると、「ウソをつかない」ということです。おもに自分にです。


例えば、いま現在は上の子の相手をしたり受容してあげることが少ないだろうという意識でいることと思います。
それがつまりは「負い目」となって大人の側にあります。

その負い目から、無理をして相手をしようとしたりして返って、身体的に疲れたり、精神的にイライラを重ねてしまいます。これはすなわち大人が自分自身を偽っているということ。=自分へのウソ となっています。

その「負い目」から出発する関わりでは、関係の正常化というのはできようがありません。


出産後の体力の低下や、授乳、新生児の育児、睡眠不足などあって、いまは上の子に対しても万全の育児をしようと求めてもそれはもともと無理なことなのです。
それでもトトロさん自身精一杯やっていまがあるのですから、むしろ「負い目」など捨てて開き直ってしまうのがいいと思うのです。

そして、自分に正直になることです。

「いまは疲れているからあんまり相手ができないんだよ。ごめんね」
「気持ちはわかるけど、そんな風にごねられたら私もイライラしてしまうよ」

など、「無理をして相手をする」前に正直に自分(大人)のいまの状況を伝えてみましょう。

それですぐに子供の姿が解決しないかもしれないけれども、子供はそのようにいわれたことと、自分のしてほしいことというのを、心の中で葛藤しすりあわせるというプロセスを持ちます。
それがちょっとずつでも蓄積されていけば、子供の心の成長(=自立)となっていきます。

しかし、「負い目」から子供に関わっていると、子供は無意識にですがその「負い目」を「大人の弱み」と的確に認識しますので、その弱みに乗っかることで、依存心を高めてしまいます。
現状ではその依存心の高まりから、大人を困らせる行動が多くなっています。

なので負い目から無理をして関わることは、結局プラスにはなりません。


無理はせずともそのうえで、できる範囲で関わっていけばいいのです。



>上の子にも安心感と満足を与えてあげることが出来るのでしょうか。

↑これはある意味では「負い目から子供をどうこうしよう」という大人の姿勢です。
そういう方向で関わろうとするのではなく、まずは大人自身の気持ちの持ちようとして、現状自分は精一杯やっているのだというところから出発して、現状をなにかが足りないと考えるのではなく、子供に現状を伝えそれを受け入れさせる方向で関わっていくのが、これを乗り越える方法でありまた子供の心を成長させることでもあると思います。


余裕のあるときにでも、上の子が赤ちゃんだったときのことなども話してあげるとその理解の助けとなったりもしますよ。
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● COMMENT ●

ありがとうございました!!

保育士お父ちゃんさん、お忙しい中、ご丁寧にお返事頂き、アドバイス等細かく指導頂きありがとうございました。
相談したものの、ざっくりとした書き方で事細かく子どもの様子を書いていた訳でもないのに、的確なご意見にびっくりしたと同時に、ストンと私の中に響くものがありました。まさに、下の子の世話をする事で構ってあげられない。さみしい思いをさせてるな…という気持ちから「負い目」を感じ、上の子が居る前ではヤキモチやかないように下の子にあまり話かけなかったり(⬅これは過去記事を読んでから辞めました💦)しんどくても要求されれば無理してでも抱っこしたり、家事の途中でも、「ママ来て」と言われれば仕方なく行き、ちっとも気持ちよく出来ないうえ、いやいや付き合い、自分にウソをついていたんだなと気づかされました。
実際、疲れているからごめんね。と言ったこともあるのですが、泣き喚かれ、余計ストレスになったのでそれ以降言うのはやめ、今さみしい思いをさせてる分満たしてあげなければと、どうにかする事ばかりに気を取られ、上の子の今の姿を否定してしまう形になっていたんだと思います。
実際、しんどいなぁ。嫌だなぁ。と思いながら関わるのだから、子どもは満たされるわけもなくマイナスな事をしてしまっていたんですね。
お父ちゃんさんの過去記事を読みながら、これではダメだなぁと内心思いつつ、何から始めたらいいのかわからずモヤモヤしていました。
今回、アドバイス頂き、まずは「負い目」を捨てる事から出発してみようと思います!
お母さんであっても一人の人間、疲れた時やイライラしちゃいそうな時は子どもに素直に言っていいんですね。
当たり前のような事ですが、私にとっては、なんだか目から鱗でした!(笑)
お母さん像を勝手に作って無駄にがんばっていたような(^^;;)💦
ぜんぜんダメダメでしたが…(笑)💦
子どもが自分で葛藤しながらも自立出来る事を信じ、これからはメリハリをつけて行きたいと思います。

追伸
私だけでなく、たくさんの方がお父ちゃんさんのブログには助けられていると思います。
今、核家族も増え、親はもちろん、周囲の人たちの関わりも少なく、親も子も心のバランスを取るのが難しい時代。だからこそ、一生懸命になり過ぎたり、躾も行き過ぎてしまったり…
育児を勉強する機会なんて子ども産むまで無いに等しいので、悩んで当然ではあると思いますが…
こうして、子どもの発達とか、関わり方、子どもへのアプローチ等、丁寧に示唆して頂けて、大変有難く、感謝しています。
昔はきっと当たり前に助け合ってしていたことなのでしょうけど…
今はなかなか、子どもの逃げ場がないですよね💦(涙)
長々とコメントすみません💧
読んで頂きありがとうございました。
これからも、応援しています。
お父ちゃんさんも無理せず、身体に気をつけて、お仕事等がんばって下さいね。

パパの子どもへの関わりについての相談です。

おとうちゃん、はじめまして。友人に教えてもらいいつも勉強させてもらっています。今回の記事は特に衝撃的でした。二人目ができて相手にしてあげられない負い目から、まさに上の子を難しい子にしてしまっていたのは私たち親でした。これから少しずつ無理をしない子育てにシフトしていきたいです。

今回はじめて相談させていただきます。
長女(年少)が次女(9ヵ月)に身体や自分のおもちゃを触られると「だめ!」「○ちゃんの!」と怒ります。私としてはこの時期特有のことと思い、次女を蹴ったりしたら叱りますが基本は見守っています。「そうだね、○ちゃんのだね。」と言って次女をそっと離したりするなどしています。今回相談したいのは主人です。主人は長女のとる態度が許せないらしく強く叱ります。ときどき、独り占めするなら捨てるとおもちゃをゴミ箱に捨てることもあります。また手が出ることもあります。砂場や児童館で、お友達に自分のおもちゃを取られて泣くと「仲良くできないなら二度と来ない」と無理矢理連れ帰ったこともあります。長女には、長く説教したり、どうしてそんなことをするのか理由を述べさせたりしますが応えられるはずもありません。
主人のいる土日は、長女の行動がエスカレートしており、いまや次女が昼寝から起きただけで「だめ!触らないで!」となり、それを見た主人が上記のように怒り、これがほぼ一日中です。長女と主人のやりとりに普段の長女のイヤイヤが重なり、私もうんざりです。長女にきつく当たってしまうことが増えてきました。私だけでもおおらかに構えていたいのですが。主人は、長女には深い愛情を持っています。次女が寝ているときなどは、叱られないことを長女もわかっており主人に甘えます。主人も長女の嫉妬やこの時期特有のものだということはわかっているようですが、次女への言動が許せないようで怒る自分を止められず苦しんでいます。主人は手だけは出さないと我慢しているからか、3歳には酷な言葉で詰めよったりします。悩み過ぎて対応がぶれまくっています。日、時によって違います。優しい口調で「ふざけるなよ」と言ったり、壁を蹴ったり、その場を離れたり、お手本のような対応をしたり。主人が葛藤していることがよくわかります。長女のとる行動に対し、一貫して具体的にどんな対応をとればいいのか知りたいと主人が言っています。普段は温厚で真面目で愛情深い人です。やや私も暴言等吐かれたことはありません。主人がなぜここまで長女を執拗に叱るのか理解できません。本人もです。矛先が次女に向かっていることが心配です。私は、どのような立ち位置にいたらよいのでしょうか。おとうちゃんのパパ(男性)目線でのご教授もいただきたいです。長女は幼稚園では落ち着いており、おもちゃの抱え込み等はいっさい無いようです。
回答はゆっくりと待ちます。お忙しいのに申し訳ありません。どうぞよろしくお願いいたします!

なつみさん

お父さんの気持ちも僕にはよく理解できます。
僕も子供に関わる仕事をし始めた当初は、「正しい行動」を子供に教えなければと一生懸命になってしまっていました。
男性は秩序や正しさを求める傾向というのが強いようで、そのようになってしまうこともあるようです。

または、その人の性格や生育歴として正しい行動を要求する気持ちが強くなってしまうという場合だってあることでしょう。
さらには、普段からきっちりとしなければならないお仕事をなさっている場合などそういった、職業的に獲得された人格というものが子育ての場面でも強く前面にでてきてしまうということもあります。例えば、1円も間違ってはならないようなことを日々強く要求されている仕事など。


いろいろなものがあり、自分ではいけないと思いつつも子供に強い関わりとなってしまう場合というのはあるものです。

しかし、現状の子供のあり方を見ると、そういった厳しい関わりが上の子が下の子に対してネガティブ行動をとる燃料にしかならないという状況になってしまっているわけです。


おそらく現状では「正しい行動」を教え込むということには、ほとんど意味はなくなってしまっているでしょう。
年齢的にもまだそのような関わりがたくさん受け入れられる段階でもありませんし、状況的(受容や自分が肯定されることが少なくなっている現状)にもいまはその余裕がないだろうことはあきらかです。

子供の行動のいちいちを大人がコントロールして出せるわけではないのです。
今の年齢では、行動の理非を教えることよりも、心の余裕を親子の関わりの中から持たせることで、良い行動がとれるようにお膳立てしてあげて、その良い行動に「認める・褒める」などのよいフィードバックを与えることで、プラスの関わりの強化をしていくことでしか出せないのです。


現状を変えたいと考えるのであれば、大人が変わるしかありません。
今後いくら力技で子供の行動を「大人の望むかたち」にしようとしたところで、けっしてそうはなりませんし、これを続ければさらには、例えばチックがでたり、排泄がいつまでも自立しないというような心理面から関わりのあることへの影響というのが増していく可能性が大きいです。
またネガティブな行動も深刻さを増していきます。

大人が自分の関わりを変えるのはたしかに簡単ではありません。
しかし、このままこの関わりを続けて、その後にくる困難さに直面することに比べればずっと簡単かもしれないとも言えます。

大人が自分を客観視して、現在の行動が子供のためにはなっていないということをきちんと認識して、自分の感情や行動をコントロールするほうに意識を向けることが必要だといえるでしょう。
それが困難な場合は、そういう状況では、距離を置く・冷静な関わりができる人に肩代わりをしてもらう、そういった対処でもいいかもしれません。

>それを見た主人が上記のように怒り、これがほぼ一日中です。

お父さんがこういう状況になってしまうことを自分で避けられないというのならば、敢えて離れてもらってなつみさんが対応をしてしまったほうがいいかもしれません。

お父さんには関わりやすいところ、機嫌良く関われるところだけで関わってもらうのです。
例えば次女を連れてお散歩に出てもらうなど。


もうすこし時間が経過して、上の子が下の子の存在を気持ちよく受け入れられるようになれば、大人の方にも余裕をもって関われるときがくるでしょう。
大人の方も「やりすごす」ということを考えていいと思います。


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