2017-11

子供の心にぽっかり穴を開けてしまう Vol.4 - 2014.09.11 Thu

このAのケースは家庭の状況や、親の方のハードルがあって対応には取り組んでいても一進一退でなかなか子供の成長の安定や、子育ての安定という結果は見えてきていない事例でした。








しかし、このケースの救いというのが、母親に「子供のために」という気持ちは明確にあることです。
はっきり言って、この母親は子育てに向いたタイプの人ではありません。ここまで向いてない人もそうそういないというレベルでした。ですが、「向いていない」というのと「子供に感心がない」ということはまったく別の問題です。

この母親はこの人なりに、子供のことを一生懸命考えているし、それで悩みもするし、自分なりの努力もしています。
それがはかばかしい成果を生んでいなかったとしても、でもそこには「子供に自分なりに精一杯向きあった」という事実は残ります。

子供の姿としては同じだったとしても、「子供に向き合ってきた」のと「子供に向き合ってこなかった」ということの間には大きな違いがあるはずです。
子育てにおいてはあとあとこのことが大きな境目となると感じます。

子育ての結果というのは、いますぐは出ないものも多いです。
いいことも悪いこともどちらもそうです。



ある女の子の事例です。(以降、Eと表記)

この母親は女の子が4歳くらいの頃から、キッチンドランカーからかなりアルコール依存症に近い状態になり、年中・年長の頃は近所に住んでいる祖母にほとんど育児家事を丸投げの状態になっていました。
下に2歳ほど年下の妹がおり、妹はその当時にそうとうの情緒不安定やネガティブ行動をたくさん出していました。母親にも容赦なくそれを出していたので、あまりよい反応ではないにしても母親からの関わり、関心(母親の自主的なものではないが)も向けられていたといえるでしょう。

しかし、この女児Eはもともとのんびりとした性格で、不思議とさほどのネガティブな要素を見せずに過ごせていました。
女の子同士の友達関係がよかったことや、おばあちゃんはなにかと優しい人であったこともその安定にプラスになっていたのだと思います。また「お姉ちゃん」として頑張ってもいたのでしょう。


小学校に入り、母親が朝起きないために寝坊や遅刻、朝食抜きということがたびたびでてくるようになりました。
しかし、まだ保育園時代からの気の合う友達が同じ小学校にいたりするので、さほどのネガティブな行動も出さずにその子のもちまえのほんわかした性格でその生活をこなしていきます。

しかし、高学年の頃から不登校になることが多くなり、中学校に入ってしばらくすると家庭も学校もドロップアウトしてしまいます。
のんびり穏やかだったこの子の持ち味は消え失せて、イライラや怒りばかりが前面に出てきます。
一方で、乳幼児期にさんざんネガティブ行動や情緒の不安定を出していた妹の方は、小学校中学校ともそれなりに無難にこなせていってしまうのでした。

それがすべてではないでしょうけれども、我慢して押し込めてきたために「親に向き合ってもらえなかった」Eと、ネガティブ行動満載で親が向き合わざるを得なかった妹との生育歴の違いが、あとあとこのような形で出てきた部分もあるのではないかと感じます。


ひるがえってAの事例を考えますと、けっしてうまい子育てはできてはおりませんが、このAには母親や園の保育士が「向き合った」というたくさんの事実は積み重ねられています。

心の成長の過程で必要なものが持ててこなかったという穴もあいていますし、そこを適切に埋め戻せてもおりません。けれども、いま現在それの成果は目に見えていないとしても、埋め戻そうとした努力の跡はあるのです。
Aにとってこのことは、ドロップアウトせずに(もしくはしたとしても)戻ってこれる灯台のような経験としてAの中に蓄積されていくのではないかと思うのです。
この蓄積というのはその人の人生の分水嶺となるほど大きなものとなるかもしれません。
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● COMMENT ●

初めまして。

私自身が、この事例ほど酷くないにしろ似たパターンでした。
産まれてから本当に手のかからない、何でも出来る子だったそうです。しかし、弟はよく泣く手のかかる子で、母は弟にかかりきりでした。父親はあまり子供に関心がなく、よくものに当たる人でした。
母は弟のもの、父は恐怖の存在というなかで、私は「ダメな弟をお世話する、何でも出来るお姉さん」というポジションを獲得し、人に甘えることはカッコ悪いと思っていました。
しかし弟の方がダメながらも沢山の人に可愛がられるのを見て、私には何かが欠けているんだと思っていました。

その後私は小学6年で拒食症になり、高校を中退して10代を摂食障害に費やし、片や弟は有名大学の大学院を出て一流企業で働いています。

自分が子供を産んでみて、このブログにたどり着き、今までの事が府に落ちました。私は可愛く「抱っこして」と言えなかったんです。
自分の子には、可愛く甘えられる子になって欲しいと思っています。
おとーちゃんさん、ブログには本当にお世話になっております。これからもよろしくお願いします。

No title

最近こちらのブログを知って色々記事を読ませていただき、勉強になっています。

やはり毎日の関わりの積み重ねっていうのはすごいですね。
保育士の腕の見せ所というか。
うまくいきましたという事例ではないのでしょうけど、
親自身の行動変容を促すことができているということが、すごいです。
親に心を開いてもらい、素直な気持ちでアドバイスを聞いてもらえる状態をつくるまでが、まずすごく大変なことだと思います。

わたしは、自分の子には、どんな辛いことがあっても、再起する気持ちをもてるような、そんな子になってほしいと願っているのですが、そういう再起するエネルギーの、その元となる心の宝石が、小さい頃自分が大切にされてきた記憶なのかなあとか、そういうことをこのブログや書籍等を通して感じています。わたし自身は、そういうものを両親や祖父母から与えられたと感じていますが、正直、小さい時はそれがあまりにも当たり前すぎてそんなに特別なことだと思っていませんでした。感謝をもてたのは、だいぶ大人になってからで、自分のように愛情を受けられなかった人たちがいることに、やっと気づいてからでした。


ところで、個人的な話ですが、娘の入眠時の指しゃぶりが気になっています。
1歳1か月の女児です。
3,4か月ごろから指しゃぶりが左指の人差し指中指に固定しはじめました。1歳までは指しゃぶりはむしろした方が脳の刺激にもなっていいくらいだという話を聞き、気にしていませんでした。
8か月くらいまでは、日中もしょっちゅう指しゃぶりをしていたように思いますが、ここ3ヵ月くらいは、日中活動中は指しゃぶりはしませんが、眠たい時に吸います。
寝付くときに指しゃぶりの指をはずすと怒ります。
眠り切ってしまえば、指しゃぶりしていない時間もありますが、眠りが浅くなると再度指をしゃぶりながら寝付いていきます。
眠りにつくときの儀式になってしまっているようです。
おとーちゃんの経験上、こういう子は多いですかね?
あまり気にしなくてもよいのでしょうか。
寝つくときは、私かパパが添い寝することが多いです。体にふれたりはしなくてもいいみたいなんですが、同じ布団にいてほしいようです。
寝付いてしまってからは別の布団でokです。

10ヵ月から保育園に入っています。入園直前に自然に卒乳しました。
保育時間は8時~17時。
19時半~20時半くらいには就寝し、朝は6時半起床です。
おしゃぶりは使っていません。
性格は、元気でどっしり落ち着いた感じかなと思います。初期場面でも(緊張して静かですが)、泣いたりはしません。好きな遊びはハイハイでのおいかけっことか、イナイナイバーとか、絵本かなあと思います。有意味語はありませんが、大きな声でいろいろおしゃべりしています。
食事はごはん、刻みのおかずを食べていて、保育園ではおかわりしているそうです。歩行はまだで、最近やっと伝い歩きが増えました。

どういうことが関係あるのかわからずいろいろ書いてしまいました。お時間ある時にでも何かご経験から思うことあれば教えていただけないでしょうか。

一進一退のような毎日で 救われました

おとーちゃんさん、お忙しい中の更新ありがとうございます!
TVを見せてしまう件でお世話になったりなです。

娘はもうすぐ1歳半となり、やっと歩けるように!立っても踊れるように成長しています。
おかげさまで順調に! といいたいところですが、私の気持ちが負になるときもあり、
娘は嫌なことがあると わざわざ寝転がってギャン泣きしたり、
夜中は主人の方が優しく抱っこしてくれることが多いせいか、私への抱っこを拒否したり
素直に甘えてくれないことが増えてしまいました。。。

先月、入院したせい?暑いから??と考えていましたが、
私の「おだやか、ゆったりな気持ち」で「受容」することを疎かにしていたのかもしれません。。。

どんなときも子供のことを☆ と考えていたつもりだったのに、
大切なことをすぐ忘れて 日々に追われてしまっていました。

でも、
>埋め戻そうとした努力の跡はあるのです。
>ドロップアウトせずに(もしくはしたとしても)戻ってこれる灯台のような経験としてAの中に蓄積されていくのではないかと思うのです。
>この蓄積というのはその人の人生の分水嶺となるほど大きなものとなるかもしれません。

一進一退 というより後退ばかりしているような私ですが、反省や後悔ばかりせず、
一緒にいられる時間を大事に、おだやかゆったり 娘と向き合って生きたいと思います。
また見失いそうになったら(そうなる前にも) おとーちゃんさんのブログを道しるべにやっていきます!!
 ※ 返事は不要です。

小学1年男子の母親です。保育士のおとーちゃんさんにご相談してもよいか迷ったのですが、少しでもヒントになるアドバイスをいただければ、と相談させていただきました。長くなり申し訳ありません。

初めての子どもということもあり、夫も私も何もかも不安で、とてもかわいがってはいたものの、いろんな意味で過保護になっていました。食事や着替えなど、自分でやりたいという意思が出る前に、こちらからすべてしてあげてしまっていたように思います。けがや病気が心配で、先回りしてダメということもよくありました。

1歳4ヶ月から保育園に入れていますが、だんだん、他の子と比べて自分のことを自分でする意欲が低いことが気になり、できることを褒めるよりできないことを注意する方が多くなってきました。2歳半で下の娘が生まれたこともあり、しっかりして欲しいという気持ちで焦っていました。おむつ外れは年少になってからでしたが、これも遅れ気味なことをかなり気にしてあれこれ注意していました。

年中・年長になると、自分のことを自分でする意欲は相変わらず低いことに加え、様々な活動や新しいことに取り組むことについても自信がなく意欲がないことが気になってきました。(自分のことを自分ですることについては、かなり厳しく注意していましたが、新しいことに取り組むことについては無理強いしませんでした。)

入学してもこの様子は変わりません。(勉強についてはまじめにやっている方で、こちらは特段無理強いはしていません。)最近、「僕は何をやってもダメだ」「死にたい」などと口にするようになりました。後者についてはあまり深刻な様子はないのですが、とても心配です。このブログを最近になって知って、これまでの過保護や注意の多さが原因で自己肯定感がとても低くなっているのだと実感しました。生まれた頃から現在に至るまで、抱っこしてあげたりという甘えの受け止めはしているつもりですが、下の娘を妊娠してから以降は、少しドライになっているかもしれません。また、食事や着替えなど、自分でやるべきことについてなかなかやろうとしないことで叱る、という状況は、ずっと続いています。

今からでも、ありのままの姿や甘えを受け止め、あまり厳しく注意しすぎず、できることを認めていくことで、自己肯定感は改善していくのでしょうか。母としてすっかり自信をなくし、途方に暮れています。

対話

お父ちゃんさん、こんばんは
そうですよね、向き合ってもらってきたんだと気付けた子は強いですよね。
親の方も、向き合ってきたと思える事実があることで救われることもあるんじゃないかな、と思います。

大体が問題行動が目に見えてから動き出すんですよね。
Eさんにもその後、よき出会いがあった事を願います。

相談 貸してが言えない2歳5ヶ月の娘について

初めてまして。現在、2歳5ヶ月の娘をもつ母親です。いつもブログを参考に子育てをさせていただいています。
今回、娘のことでちょっと気になる事がありコメントさせて頂きました。保育士おとーちゃんの意見を伺わせて頂ければ、幸いです。
娘はママっ子で人見知りです。初めての場所や同じくらいの友達がたくさんいる場所などにいくと、少し緊張しながら遊んでいます。知らない人に声をかけられると顔を下に向けてしまいます。バイバイは言えます(笑
よく行く支援センターでは、慣れて1人で遊んでいるんですが、遊んでるおもちゃを友達にとられる事があります。私はよくあることなので、あまり気にせず、同じ様なおもちゃを用意するか他の遊びで一緒に遊んでいました。娘は今までの私の接し方のせいか、人が遊んでるおもちゃを欲しがることはなく、娘から取り合いになることはありませんでした。貸して欲しいときは貸してと言います。
昨日、同じ様なことがあり、言葉も分かる様になってきたので「返して!」って言えばいいんだよと伝えたのですが、ままが言ってーなど結局自分では言えず、他のおもちゃで遊んでました。その事を主人に伝えると、その日の夜娘のおもちゃを取り上げ、返してって言ってごらんとつたえた所、いえず、じゃあままと一緒に言おう、せいの、返してー!!っと強制してしまったところ、泣き出してしまいました。
返して!ということがストレスになのかもしれません。返しての一言が言えないことにびっくりしてしまいました。
今後同じ様なことがあった時にはどの様な対応が、娘にあっているのでしょうか。幼稚園にいけば自然に自分で学んでいくから気にしないで、今までと同じ様に別の遊びをすればいいのか、それとも娘に負担がないように悲しいね、返してって言うといいよ♪など軽くでも、自分の気持ちを言える様にサポートした方がいいのか、わかりません。
過干渉、過保護にはならないようにと考えているのですが、すでに過干渉になっているのかもしれません。
もし、お時間ありましたら、保育士おとーちゃんのご意見うかがわせていただければ幸いです。
よろしくお願いします。これからも応援しています。

少し救われました

Aの母親のような性格の私です。身につまされるお話でした。
子供のことは大好きですし、一番大事ですが、なかなかうまく子育てできません。
こちらのブログもよくチェックして頭に入っているのに実行するも継続できません。
自然な自分と違うことをしていると自分が崩壊しそうになります、子育てに向かないタイプです。
でも、Aの母親がその人なりに子供を思っていることをわかってくれる人(お父ちゃん)がいて、Aの母親の今報われていない努力が将来的に大きな力になるかもしれないこと、それに救われました。
不器用ですが、できることは自分なりにやってぶつかっていきたいと思いました。
ありがとうございました。

身につまされます

昨日こちらのブログを知り、過去のログを読み返している最中です。
おっしゃっていること、本当にその通りと思います。
ですが、なぜか思うようにできない、
苦しい、できない、そんな気持ちです。

5歳の息子がいます。私はいつも怒ってばかりいます。
アドラー心理学を基とした育親セミナーを受け、
親と子の境界が曖昧になっている点に気付き、
子供と好ましい関係を築く為には、
怒る事はマイナスである事も理解しているのに、なぜ・・・?
怒っている最中も、「こんなことしてちゃダメだ」
と思っているにも関わらず、子供を追い詰めてしまうのです。

現在お姑さんと同居しており、お姑さんがとても優しいので、
息子は救われているとは思います。
息子もお姑さんが大好きで、いつも一緒に居たがります。
毎日長い時間、お姑さんと遊んでいます。
私の居場所がないような気持ちにもなり、
その事で、息子に八つ当たりをしてしまった事もあります。

そして、こちらの記事を読み、
私自身がとても手のかからない子で、
所謂「いい子」であった事を思い出しました。
そして、母の「怒り」をただのストレス発散と
幼いながらもちゃんと認識していた事も。
私は息子に甘えているのに他なりません。
この接し方を続けると、息子は私のようになってしまうのでしょうか。
良くないことは分かっていても、上手く接することができません。
本当に苦しいです。

『保険』の大切さ

このEちゃん姉妹、正に私と妹です。
母は仕事が忙しく、私は常に親の言う事に従順でいる事を強く求められ、少しでもわがままを言うと、真っ暗な縁の下に泣きやむまで閉じ込められました。私を生後2カ月から預かってくれた保育ママさんも、しつけに厳しい方で、保育ママさんにも縁の下に入れられていました。当時はしつけの一貫、という認識だったのでしょう。その結果、「育てやすいいい子」という私ができあがりました。
かたや妹には持病があり、週一回通院しなければならない体でしたので、祖父母に育てられ、母も妹にはそこまで厳しくしていませんでした。
ですので、幼少期は「お姉ちゃんは聞き分けの良いいい子、妹は祖父母に甘やかされて育ったわがままな子」という位置づけでした。

小学校までは、私は成績も良く、なんとか普通に過ごしていましたが、中学生になってからは、原因不明の腹痛で、しょっちゅう早退するように・・・。その頃から成績も下がり始め、母からは「なぜ、あんなにできる子だったのに何もかもダメな子になってしまったの?あなたの努力がたりないからよ」と毎日のように言われていました。
妹はというと、持病を克服してからは、県下一の高校に進み、ストレートで有名大学に合格。
私は、浪人の末、なんとか母の納得する大学に進みましたが、大学で何か学びたいというより、とにかく実家から離れたい・・・それには東京の大学に行くしかない!という一心でした。その後、20代は過食症に苦しみ、睡眠薬がないと眠れない日々。結婚するまではとても辛い人生でした。

このように、中学生からはドロップアウトぎりぎりの人生でしたが、なんとか踏みとどまって今の私があるのは、子煩悩で優しかった父の存在があったからです。いつも私をかばってくれました。正に、おとーちゃんの言う『保険』ですね。
父からもらった暖かいものが灯台となって、私を引き戻してくれていたのだと思います。

今私は、母の子供として産まれ、つらい幼少期だった事にも何か意味があるのではないか?こんな私だからできる事はないかな・・・と思えるようになりました。
一番は自分の子供を全面的に肯定し、愛情いっぱいに育てること。そして、まわりのママさん達にこのブログを教えてあげることも自分のできる事としてやっています。
また、私自信が『保険』となれるよう、よその子供でも、良いところをみつけて積極的に褒めたり、喜んだりするよう心がけています。
そうする事で、自分の育ちも乗り越えていける気がしています。
子育てから、世の中を良くしていきたいと、強く思っています。
おとーちゃんのように、ブログや書籍で発信できれば、かっこいいのですけれどね(笑)。でも、これが今の私ができる精一杯のことなので、小さいことから積み重ねていきたいです。
『保険』がたくさんある世の中になるといいですね。

そしてコメント欄に、私もAの母親のようだ・・・とおしゃっている方がいますが、このブログを読んでいる、そして子育てに悩み、コメントしていらっしゃる時点で、子育てに向き合っているいいお母さんだと思います。私の母親は「子育てに悩みはなかった」と言っているくらいですから(笑)。
子育てに向き合っていない人はまず悩みません。
自信を持ってほしいです!

長くなりましたが、おとーちゃん、いつもありがとうございます。
3歳の娘は甘えを素直に出せる、とてもかわいい子に育っています(親バカですね・笑)
おとーちゃんも私達親子の灯台です!
これからも応援しています。

まっさんさん

年齢を考えればわりとよくあることと思います。

日中もずっとというのでなく、入眠時だけというのであれば成長とともにだんだんとしなくなる方向へといけるでしょう。ただ、クセとして定着して長引いてしまうということもときおりありますが、心因的な理由などがほかにないのであれば、そうそう問題視することでもないと思います。

あまりに吸いが強すぎて肉が露出して化膿してしまうと言うような深刻なケースの場合は、小児専門医で相談したりすることもできますよ。

ゆうはるさん

よほどの過酷な状況におかれているのでもなければ、小学校1年生の子が「死にたい」と本気で思うことはありませんね。
しかし、それを口にするというのは一種のサインとして考えていいのではないかとおもいます。


そのサインはもちろん親に向けて出しているわけですが、なぜそういったサインの出し方をするかというと、

・そういったネガティブなサインの出し方しか知らない
・ネガティブ出し方をすることで親が動くということを経験的に学んでしまっている

ということが考えられます。

実際にその出し方によってゆうはるさんは「悩む」という種類の子供への関心を増しているわけですが、しかしそうなったところで子供が本当に求めるところの反応というのは得られません。
しかし子供はそういう出し方しかわからなかったり、それが一番親が動く方法なのでそれを選択してしまいます。


これでは出口がありません。


>母としてすっかり自信をなくし、途方に暮れています。

気持ちはわかりますが、ここでめげては解決が遠のいてしまいます。


>あまり厳しく注意しすぎず

注意すること叱ることを「減らそう」と考えるよりも、まずはゆうはるさんが「おおらかさ」「明るさ」「安心感」というものを無理せずできる範囲でいいですから体現してあげられるといいと思います。
もし、注意を減らしたとしてもそういった空気が増えないのでは、さして出口は見えてきません。


とりあえず、お互いにゆったりした気分のときに息子さんが赤ちゃんだったときのこと、生まれたときのことのお話をしてみるといいですよ。
劇的になにがかわるというものでもないかもしれませんが、そのときの反応にきっとなにかが見つかるだろうと思います。

はるままさん

これは「今現在の娘が返してを言えるべき」という、大人の持つビジョンに当てはめるために子供を訓練させているということですね。
上の「今現在」のところは「近い将来必要だから」というビジョンかもしれません。

ほかのところで取り立てて発達に問題があるというのでなければ、そのような種の「訓練」というのを僕はあまり必要だとは感じません。またもしなんらかの発達に心配な点がある場合だとしても、アプローチすべきはそのような対人関係上の具体的な点ではないでしょう。



来年度幼稚園にいくつもりであるならば、1年後幼稚園で娘さんが「返して」が言う必要があって、そのとき近くに親がいない状況(←ここ重要)ならばたぶん自分で「返して」と言っていることでしょう。
そうであるならば、今していることは単なる過干渉であり、していること自体に意味はないことです。



「返してが言えないあなたじゃダメですねー」と両親から言われているようなものですから泣きたくもなるでしょう。意味がないことをして自己肯定感まで下げてしまったらそれはとてももったいなことです。


子供が成長する力を信じてあげましょう。
ブログのなかで何度も書いていますが、「人間関係というのは実地に本人が経験して学ぶしかないこと」です。
親がその状況をお膳立てして再現して訓練することにはあまり意味がないのです。
それは「畳の上の水練」というやつです。

子供がいずれ自分で経験して学ぶことを、「この子はこのままでは学べないのではないか」と先回りして対策を練るのは、大人の不安心配を子供に押しつけることになってしまいます。それは大人の方の弱さゆえの行動です。

親だから子供への心配はつきません。でも子供の前にその心配を垂れ流すのはよくありません。そのこと自体が子供の力を奪ってしまうからです。
心配はしても顔に出さず、子供を信じてその成長を待ってあげるには強さがいります。しかし、このことも親として大事なことだと思いますよ。

ありがとうございました

お忙しいのに、お返事くださってありがとうございました。
まずは私の気持ちにゆとりをもって息子に接したいと思います。
このブログにあるような子供への関わり方についての情報は、これまで目にすることがなかったので、とてもありがたかったです。初めての子育てで追い詰められている母子のためにも、これからも情報発信をよろしくお願いいたします。

ママレードさん

育ちというのはなかなか自分一人では乗り越えられないもののようです。
乗り越えてきた人の話を聞くと、友人や先生や結婚相手に恵まれてそういう人たちの親身になってくれる思いがあって、もちろん本人の努力もなのだけど、でもやはりきっかけとなるのは人との出会いや結びつきのようです。

一番つらいのは人との関わりだけれども、一番救いになるのもまた人との関わりなのだと感じさせられます。



>子育てに向き合っていない人はまず悩みません。

これは僕も本当にたくさん思い当たるところがあります。
親バカくらいがちょうどいいのだと僕は思ってます。


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楽しく無理のない子育てを広めたいと2009年ブログ開設。多くの方の応援があって著作の出版や講演活動をするようになりました。 現在は、子育て講演や保育士セミナーの他、『たまひよ』や『AERA with Baby 』等の子育て雑誌の監修やコラム執筆。『ジョブデポ保育士』の監修や育児相談などをいたしております。

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