2017-06

やさしさ保育園とさばさば保育園 - 2014.03.02 Sun

あるところにふたつの保育園がありました。

ひとつは、子供たちにいつもやさしく暖かい感じで接しているところ。
もうひとつは、子供たちへの対応もさばさばしていて、見方によればぶっきらぼう。

仮に前者をA、後者をBとしておきましょう。







それだけを見れば、Aの方が良い保育をしていると感じるかもしれません。


しかし、よくよく子供たちの様子をみていると、Aのほうはむしろ子供たちがゴネたり、グズったり、他児とのトラブルも多かったりするのです。

局面的にだけではなく、全般的にそうなのです。
なぜでしょう?

さばさば・ぶっきらぼうなBの方が、そのような子供たちの不安定な様子がずっと少ないのです。
その両者には、ぱっと見の様子からはわからないなんらかの違いがあるはずです。


その違いとは一言で言ってしまえば、「Bの方が嘘がない」ということです。



Aのやさしさ保育園の方では、いかにも子供向けな声色をつかって話したり、子供にやさしく言い聞かせるような話し方をしています。

それらは、「子供を大切にする」とか「子供を尊重する」という思いでそのようにしているのでしょう。

でも、正味のところでは実はそれらはそのように機能してはいません。



例えば食事の場面を見てみましょう。

そこの保育士は子供たちにたくさん食べさせようと一生懸命子供に働きかけています。

苦手なもののある子に、「ほうれん草もおいしいよ、(まだ食べていないのに)えらいなー食べられる○○ちゃんえらいなー」と優しく笑顔で言っています。

それでも「イヤダーイヤダー」と泣いている子に、
「そうだよねー食べてもらえなかったらほうれん草さんイヤダよねー」
と言いながら、泣きわめいて開いている口に、ほうれん草を放り込んでしまっています。

それでさらに赤い顔をして泣いている子に、「えらいなーちゃんと食べられて○○ちゃんえらいなー」


Bの方では例えば、真顔でぶっきらぼうに声色をつくることもなく「残さずたべなさい」と言い放ったりしています。


これは例え話ですので、事細かに事例をあげませんがAではこのようなことを、多くの場面でしています。
BはBで多くの場面で同様の対応をしています。


Bは傍目にはぶっきらぼうでそっけない対応のように見えるのだけど、「嘘」がないのです。

Aは一見、優しく暖かい関わりをしているように見えるのだけど、その実、ごまかしやおどし・誘導などのたくさんの「嘘」があるのです。



大人だってそうですが、誰かに自分のことを思い通りにしてやろうと接せられるのはとても嫌なものです。
1、2歳の乳児ですら、それはそう感じますし、また、そのように関わられるのを敏感に感じ取りもします。


なので、そのような抑圧された気持ちや不満を、なんらかの形で放出しなくてはならなくなってしまいます。

それゆえに、つまらないところでゴネたり、グズったり、他児とのトラブルという形で出すことが必然的に多くなってしまうのです。

しかし、そこでのゴネやグズリに対して、またごまかしなどの対応をされてしまうので、なかなかそれらは根本的に解消することがありません。

そのようななんとはなしに納得のいかない気持ちを抱えたまま、子供たちはそこでの日々を送らなければならなくなっています。


しかし、そこにいる保育士たちは、良かれと思うことを一生懸命やっていると考えているので、その事実にはずっと気がつきません。





また、正味のところで嘘があることのほかに、やさしさ保育園にはもうひとつ、子供たちがゴネたりグズったりして大人を困らせるようになってしまう理由があります。


それは、さまざまな行動を身につけるにおいて「混乱」があるということです。


Bのさばさば保育園では、子供がなにか「すべきでない・困る」行動をしたときに、「なにやってるのっ」と不機嫌な顔をして言われてしまうのに対して、

Aの方では、「○○ちゃんも、△△だったのよねー。でも××したらいやよねー。あなただって××されたらいやでしょ。もし、××されたらどんな気持ちがする?ね、イヤでしょー。」などなど、と笑顔ですが毎回くどくどと言われます。


これも一見Aの方が丁寧な対応をしているように見えますが、このようなクドクドした対応はその実、子供にはわけがわからなくなってしまうのです。


Bの方が、子供が自分のした行為に対して大人の取った反応というのが明快な形で伝わっています。


次に取るべき行動を学ぶという点からして、優しくであろうと、笑顔で言われようと、明快でない対応というのは子供にとって混乱を招くのです。

なので、なかなかそこでの経験は次に生かされにくくなってしまいます。





さて、こういうような保育になってしまっているところは実際ありますが、今回の話は例え話です。

なぜ例え話かと言うと、このAのような対応になってしまっている親がとても多くなっているからです。



「子供を大事に・子供を尊重して・子供に優しく」そういう思いでしている関わりが、その実、子供との関わりに「嘘」をたくさん持ち込んでしまってはいないでしょうか。

それではいくら「一生懸命子供と接しているはず」と思っていても、それは空回りに終わってしまいます。


「子供向けの対応」はときに「子供だまし」でしかなくなってしまうこともあるのです。
そうなってしまうくらいならば、ぶっきらぼうであっても「嘘」がない方がずっといいのです。





ちなみに、Aの保育園でもBの保育園でも、子供たちはそこの保育士を慕っています。心根が意地悪な人だった場合そうではありませんが、根っこのところで子供のことを大事にしてそうしているのならば、AでもBでも子供は信頼して慕ってくれます。

しかし、Aの場合、子供たちが慕ってくれていることで安心してしまって、本当の意味では子供を尊重していないということに保育士は気づかなくもなってしまうのです。


子供の方の純真な期待や信頼があるからこそ、本当は理不尽な対応をされても我慢し、それでも子供はそこの大人を慕っているのです。

それはある意味では、子供たちの期待や信頼を逆手に取っているということにもなりかねません。


保育士などへ向ける信頼よりも、親へ向ける信頼というのははるかに大きいですから、気をつけなければ親はずっと簡単にそして長期間それを行えてしまいます。
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● COMMENT ●

No title

こんにちは。

今回の記事もとても参考になりました。

最近自分の息子への対応に、やっと少しずつ軸が見えてきた気がします。

先日また、あることに気がつきました。
それは、自分が子供の頃(自分側の視点では)受容が足りてなかったのですが、自分が親に求めていたのは「厳しくしないでほしい、甘やかしてほしい(甘えではなく、甘やかし)。」ということだったのです。
どうやら子供時代の自分が、満たされない子で、甘やかすことを甘えと勘違いしていたようです。
ですので、親に対する子供の頃の気持ちは、抱き締めてやお話を聞いて、というものでなく、好きなものを食べさせて、ダラダラさせて、というものでした。

そして、それが根本となり息子にあるときは厳しくして、あるときは可哀想だと思い甘やかしたり曖昧な態度をとってしまっていたのだとわかりました。
実のところ、受容がしっかりできていれば、わがままを聞かず厳しくしても親子関係に問題はない、ということが最後まで疑問だったのですが、それは自分が満たされないと感じていた上に、さらに厳しくされていたから、今になっても親に厳しくされたことがネックになっていつもモヤモヤしていたことがわかりました。

今なら、自分の親が私に対してした厳しいと思い込んでいたこと(食事、早寝早起き、手伝い等)は、全て子育てで大事なことだとわかります。そして、やっとそれを息子に対して(しっかり受容すれば自分のようには育たないとわかったので)毅然と伝えていく心の準備ができました。
それから、まだ数日ですが、怒るときは猛烈に怒ったり、ダメなことは絶対にさせないというように継続して、なんとかできるようになり、そのぶん受容もまよいなくできるようになり、また息子との信頼が少し増えた気がします。
昨日は、今まで考えられなかった長距離(とはいっても500m程度)を手をつないで(たまに離れますが、お願いすると繋いでくれました)を歩くことができ、予想外のことで、驚きました。

あとは、(例外や特別は子供はわからないので、やると逆に可哀想とやっと身に染みてわかったので)くじけずに一貫して、出来ないことは出来ないと言って、しっかり受容していこうと思います。

長々と、悩んで自分に問いかけて来たことにやっと答えが出て良かったです。
それもこのブログがあればこそです。このブログのお陰で、自分と息子を考察するための様々な情報を知ることができ、お父ちゃんさんにたくさん励まされました。

これからも楽しみにしています。
長々とすみません。
お返事は不要です。

ずっと拝読しています。

何だか救われた記事です。

いつも怒ってしまう自分。(もちろん反省すべき対応のが多いですが 笑)
でもしんけんに子供のこと見てるし考えてます。

怒ってしまうことは、いけないいけないと押し潰されてしまいそうでした。

うまく言えずにすみません。
例えぶっきらぼうでも正直な対応…

本とに参考になりました!お返事不要です。

今回の内容は意外でした。完全に良かれと思って、優しさAタイプで子供に接しているとハッとしました。ご飯を食べる際の例なんてまさにです。しかもばあちゃん達も同調しておだてておだててという感じです。
他にも児童館から帰りたがらない時なども、明らかにまだ子供は納得してないのに「ちゃんと帰れるなー、えらい!さすが!」とか言いながら半ば無理矢理上着を着せてたり…。
こういった対応が当たり前になってしまっているなぁと改めて考えさせられました。おっしゃる通りこれは「嘘」であり「子供騙し」だなと思いました。しかし2歳なりたてで絶頂イヤイヤ期の今、真正面から叱る(断定した言い方)よりも何かとおだてたり、ごまかしを用いてしまうのがスムーズにいくことが多くそういった関わりに逃げてしまいます。正直、下の子もぐずってたりすると心身共にゆとりがなくついその場しのぎの対応をしてしまいます。勿論厳しく言い切ることも多々ありますが。強行突破というか…。
なんだか自分のしている事が、受容なのか甘やかしなのか厳しさなのか自分がキレてるだけなのか分からなくなる時があります。とりとめのない文になってしまいすみません。
上記のような(食事時、帰りたがらないなど)あるあるシチュエーションでのおとーちゃんさんならではの上手いやり方を記事にして頂けたら嬉しいです!
先日の「いいよー」は今、手応え感じてます!

わかりやすい!

保育士です。色々な職員がいますが…どちらかというとさばさばしてる方が好きです。
職員を見ていてこどもを可愛がることをペット感覚になっているのでは?と思ってしまうことも多々…。自分の感覚としては、人として向き合っていくために色々な感情や道徳、考え方を伝えていくのが保育で、あると思うので、そのように努めたいのです。
おとーちゃんさんが、さばさば園とのびのび園とでどちらが良い悪いを言っているわけではないのは分かるのですが…のびのびの感覚の人にいくら言っても伝わらない事が、わかりやすく書いてあるなぁと思いました。子供にとってわかりやすい、わかりづらいという観点なのですよね。
こどもにわかりやすく…と行動していると、のびのびの感覚の人には厳しく冷たく見えてしまっているようで…それを強要する事もできず、こちらの意図も理解してもらえない事があります。
今度、そう言った事を伝える機会があれば、今回の記事を参考にさせていただきたいと思いました。

そのような親の姿

いつも勉強させてもらっています。質問なのですが、この点で問題なのは、「イヤだよね?」「そうだね~すごいね~」等、目の前の子供の姿を無視して先回りした答えを用意してしまっているということですか?優しいようで、子供に有無を言わさないような対応ということでしょうか。誘導尋問的な?

まさにそこが落とし穴だとおもうのですが、一見うまく共感しているように見えてしまって…私もよくやってしまいがちなので……直したいのですが細かなニュアンスがもうちょっと知りたいです。バカでごめんなさい。いつか捕捉くださるとうれしいです。
わたしがよくやるのは、お会計時に財布で遊びたがる子供に、お手伝いありがとね~と言ったり。かんしゃくの子供に、「何々したかったね~けど帰る時間だからやめよ~」とか。くどかったかな?
良いことだと思ってました…

No title

今回の記事については、正直とてもびっくりしました。

自分の中で「自分は間違いなくさばさば保育園」という自覚があり、それはとにかく子供たちにはよくないと思って、懸命にやさしさ保育園の保育士さんになろうとしていたので・・・。

内容については、「なるほど…。」と納得なのですが、でもやさしさ保育園を目指しているお母さんは、きっと少なくないと思います。

特に、子供への共感部分について、少し考えさせられました。
子供がしてほしくないことをした時に、「なにやってるの!」は子供のやる気をそぐ声かけだから、「~したかったんだね。でもそれはよくないよ」という方がよい、と結構いろいろな育児書に書いてあるので、自分もそうしてしまっていたこともあると思います。

「子供にできるだけ嘘をつかない」というのが自分の育児のかなり中心にあるのですが、子供が納得できるように正直にと思うと余計にいろいろ説明してしまうことも多くて…。
やる気のないことを「○○するよ!」と言わないことは意識してはいたのですが、して欲しくないことの伝え方には少し悩んでしまいました。

自分の現在の結論としては「~したかったんだね、でもママは~だから困るな」はいいのかなと思ったのですが・・・。

育児は本当に試行錯誤です。。。
為になる記事をありがとうございました。

はじめまして☆

私も保育士をしております☆

何気なく保育士の日記を探していたらこちらにたどり着きました。


色んな記事を読ませていただき、

『あぁわかるわ〜』

と共感しておりましたv-266



私にももうすぐパパになるので先輩保育士のおとーちゃんさんの日記、今後も読まさせていただきたいです!

よろしくお願いしまーす☆



あ。私もブログを最近はじめました☆
もしよろしければ遊びにきてくださーい笑

http://asobitukuse.blog.fc2.com

メリハリとバランス

おとうちゃんさん、こんばんは!
今回の記事、とても参考になります。
大人がしてほしくないこと、絶対に守って欲しいことに対してどれだけ真剣であるかを小さい子供どうやって伝えるか。。子供の視点に立ってみれば、分かることですよね。私は危険行為、叩く、蹴る。人をバカにする、モノと食べ物を粗末にする、にはかなり厳しくアカン!!を言います。3才になった娘もあのときのママは角が出ていたと覚えてるので、だんだんとしなくなり叱る時もあるけれど、育児が楽しくなってきました。子供に自分の思いが通じてきたのかな、と思います。
私が入れようと思っている保育園も関西弁というのもあり、さばさばです。そこに浪花節というか、人情も感じます。
因果関係があるかわからないのですが、私が何気に娘に「大きくなったなあ…色々できるようになったなあ」と言ったら、娘がとても嬉しそうで、以来だんだんと厳しさを出す場面が減ってきました。おとーちゃんさんのblogがとても助けになりました。ありがとうございました!

assamさん

>なんだか自分のしている事が、受容なのか甘やかしなのか厳しさなのか自分がキレてるだけなのか分からなくなる時があります。

このあたりのことは多くの方も同様に悩んでいることですので、今度一度記事としてまとめてみようかとおもっています。

じょうさん

>でもやさしさ保育園を目指しているお母さんは、きっと少なくないと思います。

僕もそれは感じます。

「やさしさ風味」の関わりも、厳密にここからこれはよくて、こっちはよくないと言えるものでもないのだけど、ある種の「子供を誘導する技術」を高めることが子育ての中で重要なのだというような、世間一般での認識というものは、僕は明確な子育てのあたりまえの落とし穴だと考えています。


「当たり前のこと」なので、多くの人がそれを気にすることなくしてしまっているのだけど、それゆえにこそそこから発生する「育てにくさ」という問題が生み出されてしまっているのを感じます。

ちょっとそれに気づいて欲しいと今回のこの記事を書きました。


コメントの後半部分に対しては、次の記事で補足したとおりです。

ギター保育士☆たもんさん

やはり、保育の現場にいる方にはこの喩えはわかってもらえると思いました。

お子さんのお誕生おめでとうございます。
元気な赤ちゃんがうまれるといいですね。

やっぱり自分の子供はひとしお可愛いと思います。

きのこママさん

最近の人は、「子供には優しく関わらなければならない」ということを強く感じながら子育てをしているようなのだけど、実はそれ以前にあることがあって、それが僕は「嘘をつかない」、まあときには「嘘も方便」ということもありますから、別の言い方をしておくと、「子供に誠実である」ということなのだと思います。

そして、子供はそれをきちんと感じていて、うわべのやさしさのある状態よりも、柔らかい関わりなどなくとも嘘のない関わりということをずっと心地よく感じているということを子供と接していて思います。

これもごまかしになるのでしょうか?

こんばんは。
いつも勉強になる記事をありがとうございます。
思ってもみなかったことが書いてあったり、知りたかったことが書いてあったりと、いつも興味深く拝読しています。

今日は、保育園の先生が子どもにかける言葉について疑問があってコメントしています。
小さな疑問なので、わざわざコメントして返信していただくのもどうかと思ったのですが、やっぱり気になってしまって。。

2歳5ヶ月の息子がおり、6ヶ月から保育園に預けています。
信頼できる先生方ばかりで毎日安心して子どもをお願いすることができ、本当に運が良かったと日々思っています。

そんな園なのですが、最近、お迎えの時に息子がイヤイヤをして支度に時間がかかっていると、ちょうど居合わせた先生が「○○くん、お友達が見てるよ?それできたらかっこいいな〜!」というかんじで、息子をおだてて物事を進めようとするんです(お友達は本当にそばにいて、見てます)。

私はこれまで、自覚している範囲ではおだてるということはしたことがなく、先生のこの言動がごまかしのように思えてしまうのですが、どうなのでしょうか?
息子の性格やその時の状況によって、いい、悪いが変わるものなのかもしれませんが、なにかコメントいただければお願いします。

ちなみに、私自身はこういうとき、「○○しないとお家に帰れないよ?」「○○しないとお母さん困るなぁ」「保育園から帰る時は、○○するんでしょ?」「保育園から帰る時は何するんだっけ?」というかんじで、どちらかといえば理屈で説明しています。
わかりやすい短い言葉で、わかるまで何度も言って聞かせるのですが、息子は全部わかった上でやらないんです。
お母さんがお迎えに来たのがうれしくてうれしくて、興奮状態で、こちらの言うことが全く耳に届いていないか、聞こえていても無視してはしゃぎ回る、というかんじです。

あまりに何度説明しても聞かない時は、強めに叱ることもあります。すると涙目になってやってくれますが、せっかくうれしくてはしゃいでいるところを叱りつけるのもかわいそうで。。

先生のやるようにおだてると、わりとすんなり言うことを聞いてくれたりするんですが、私にはごまかしのように感じられてしまって、抵抗があるんです。
でも、なんでも理屈で説明する私の方が堅苦しすぎるのかな、という気もします。

お忙しいのに、小さなことで質問してしまってすみません。
お返事お待ちしています。

ありがとうございました

返信コメントをいただいていたのに、お礼が大変遅くなってしまい申し訳ありませんでした。

補足のコメントで説明いただいて、自分が記事の意図を取り違えていたことに気がつき、理解できたので、お返事をいただいていたと思っていたところに、丁寧に個別にコメントをいただき、少し驚いてそしてとっても嬉しく思いました。
ありがとうございます。


「子供を誘導する技術」を高めるということが重要視されているという部分、確かに感じます。

「子供を騙してナンボ」と考えている人も多い気もしますが、子供に自分が望んだように行動して欲しいと思った時に、育児書の「子供の気持ちに寄り添って」とあるので、やさしさ保育園を目指して寄り添ったような言い方をしてはいるけれど、心の中の望む結果を求める気持ちやイライラの方が前面に出てしまって、結果的には全く子供を尊重できていない、ということがあるのかな、と思いました。

寄り添った言い方をしても、誘導するという目線では、対等にはなれませんよね…。
自分が親より下の存在だと感じていたので、子供にはそう思わせたくないと、子供への言い方ばかりを気にして、変に子供を持ち上げすぎて「対等」という距離感がうまく測れていないなあ、とも思いました。
そういう自分にも気付かせてもらえました。ありがとうございます。


言葉というのはとても難しく、自分は文章が下手で時間がかかり、何度も見直しているのに、書いたコメントを改めて見直して「これでは意図が伝わらない」「読んだ人が嫌な気持ちになったのでは」と反省することが多々あります。

そんな自分からすると、たくさんの相談コメントを何度も見直して、文章を考えることを何百回(それ以上?!)と繰り返してきたおとーちゃんさん、すごいの一言です。

うまく言えませんが、そんなおとーちゃんさんの活動を、これからも応援しています。

ちゃしーさん

関わり方というのは、なかなかこうしたらこうと割り切れるものでもありません。

>「○○くん、お友達が見てるよ?それできたらかっこいいな〜!」

まあ一種のごまかしではあるでしょう。
でも、それがくどくどと言葉を重ねることよりも有効なこともありえますし、ごまかしとしても害のないものとも言えるかもしれません。

または、保護者の手前としてやわらかい言い方としてその場ではそういう関わり方をしているだけなのかもしれません。


どこかの記事でも書きましたが、なんでもかんでもごまかしになってもそこはよくありませんが、逆になんでもかんでも理詰めになってもやはりなかなかうまくいかないこともあります。

ほどのよいバランスが必要なのだと思いますよ。


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楽しく無理のない子育てを広めたいと2009年ブログ開設。多くの方の応援があって著作の出版や講演活動をするようになりました。 現在は、子育て講演や保育士セミナーの他、『たまひよ』や『AERA with Baby 』等の子育て雑誌の監修やコラム執筆。『ジョブデポ保育士』の監修や育児相談などをいたしております。

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