2017-05

『星の王子様』 - 2013.11.22 Fri

以前子供にプレゼントを選ぶときどんなことに気をつけて選んでいますかということを聞かれました。


多くの人は「子供が欲しがっているもの」ということを一番に考えるのではないでしょうか。
僕もそれはもちろん考えないではないのだけど、それ以上に

「どんな子供になってほしいか」

ということを考えて選んでいます。







プレゼントって、単なる「買ってあげる」ということとは、ちょっとだけかもしれないけれどもそれとは違うものだと思っています。


そこにはモノを贈るというだけでなく、一緒になんらかの贈り手の想いというものも入っていますよね。


お世話になった人にならば感謝の気持ちだとか、お祝いの贈り物ならば祝福する気持ちだとか、その人のことを考えて贈るからこそプレゼントです。


子供に贈るのもやはりそれは同じで、単に欲しがるものを買い与える行為ではなくて、その贈ったものを通してどんなことを感じて欲しいとか、どういう子供に育っていって欲しいとか、贈る側のどんな気持ちを伝えたいかということを考えてプレゼントしたいと僕は思います。

とくに誕生日やクリスマスなどの特別な贈り物は、より一層そう感じます。


玩具なんかをあげる場合、大人の想いだけで子供の遊ばないものを買ってもしょうがないじゃないかという人もいるのだけど
まあ、大人の押し付け一方ではそうなってしまうこともあるけど、それなりに子供の興味もすりあわせて考えていればまるっきりそうはならないのではないかと思います。


でも、よしんばそれがそうでもかまわないのではないかとも思うのです。

子供の姿というのはすぐに結果を出さなければならないというものでもないので、そのときは使わなくてもあとになってそれがあることによって興味がでてくるということもあるだろうし、その大人の想いに合わせて子供をそういう風に育てていけばいいということでもあるからです。



息子も今度8歳になるし、たくさんの物語も楽しめるように育ててきたので、そろそろ『星の王子様』の絵本を贈ろうかと思っています。

これの面白さというか良さがわかるようになるのはちょっと難しいのですよね。
なので急いで与える必要もないのだけど、それのもつ独特の世界観や雰囲気だけでも味わえるようになってきたような気がします。


『星の王子様』とひとくちに言ってもいろいろな本がでているのだけど、素晴らしいなと感じたのは池澤夏樹さんが訳したもののポップアップ絵本(仕掛け絵本)。




物語のなかでも特にすごいものというのは、ひとつの世界観を作り上げてしまったものであると思います。

絵本というのは基本的に短いお話なので、なかなか大きな世界観を構築するというところまではいかないですが、『星の王子様』というのはそれを作り上げてしまった稀有な絵本ではないでしょうか。


サンテグジュペリの挿絵の入った普通の『星の王子様』を読むのもそれはそれでいいものですが、このポップアップ絵本はその独特の世界観・空気感というものにページをめくるたびに引き込んでくれるような心持ちがします。


特別なときに読む特別な絵本として今年はこれを贈ろうと思います。

関連記事

● COMMENT ●

No title

こんにちは。
1歳半の保育園に通う娘をもつ母です。

我が家には5歳の大型犬がいます。
犬育ては叱る必要はないとわかっているのですが、人間の子育てに迷ってこのブログにたどり着きました。

実母には「子供は犬とは違う。子供は全然言うことを聞かない」と何度も言われ、義母も「息子(夫)はわめいてばかり。言うことをきかなかった、子育ては大変だった」と言っていて不安になっていました。
でも、人間の子供も叱る必要はないとわかって安心しました。

よくしゃべる子で、最近、「こった、こった」と言って、マッサージをしてほしがることがあります。
子供なので実際にこってるわけはないと思うので、おとーちゃんさんのブログをみて、娘なりにかかわりを引き出そうと考えたのかなと思いました。

1歳半でとても楽な子なので、まだ子育ての大変さはわからないのですが、おとーちゃんさんのブログを参考に子育てしていきたいです。

そろそろ、クリスマスプレゼントが気になっていたので、この記事はとても参考になりました。
むーちゃんのプレゼントも、教えていただけると嬉しいです。

読んでみます

文学は得意でないのですが、
池澤夏樹さんは、自然風景について、淡々としているのに、心に浮かんでくるような正確な描写の訳をされますよね。
Dr.ヘリオットのおかしな体験が、子供の頃お気に入りでした。
おかしな話だけじゃなく、要所要所に入るイギリスの風景の描写が好きでした。

星の王子様は、昔頑なだったときに読んだので、あまり印象に残りませんでした。
今子供といて気持ちが柔らかくなっているので、読んでみようと思います。
ありがとうございます。

ユウママさん

>「子供は犬とは違う。子供は全然言うことを聞かない」と何度も言われ、義母も「息子(夫)はわめいてばかり。言うことをきかなかった、子育ては大変だった」

このようにお考えになる方はたくさんいらっしゃいますが、僕は子供へのこういう見方は過去のもので、これからはそれを是正していかなければならない時代だと思っています。

確かに子供は犬とは違います。
でも、それは「犬よりわからない」などということは絶対にないはずです。
もし、犬よりもわからない子供になってしまっているのだったら、その養育になんらかの問題があると考えるのが当然だと思うのです。


子供の可愛い姿を微笑ましいと見ていられるのが一番ですよね。


実はむーちゃんのプレゼントはまだ悩んでいます。
なんでも遊べるし取り立ててなにも欲しがらないのだけど、だからこそ大きくなっても振り返って思い出せるような、なにか特別なものを与えたいとは思っているのですが。


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://hoikushipapa.blog112.fc2.com/tb.php/503-735ed598
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

かわいがらない見栄 «  | BLOG TOP |  » こたつ生活はじめました

ごあいさつ

ただいまコメント欄での子育て相談は休止中です。 お悩みのコメント下さっても回答を差し上げることができません。 申し訳ありませんが、過去記事、すでにある返信コメントなどを参考になさってください。 多くの相談への返信がすでにあります。関連するカテゴリーから探す、検索を使って探すなど利用してみてください。 多忙になってしまい、コメントへの返信ができなくなってしまいましたが、お寄せいただいたコメントにはすべて目を通し更新の励みになっております。ありがとうございます。

最新刊

よければレヴューも書いてね!

前作!

最新記事

最新コメント

プロフィール

保育士おとーちゃん

Author:保育士おとーちゃん
当ブログはあくまで個人ブログであり、記事の内容および相談・コメントの返信等は効果を保障するものではありません。
ご利用に当たっては自己責任でお願いします。

楽しく無理のない子育てを広めたいと2009年ブログ開設。多くの方の応援があって著作の出版や講演活動をするようになりました。 現在は、子育て講演や保育士セミナーの他、『たまひよ』や『AERA with Baby 』等の子育て雑誌の監修やコラム執筆。『ジョブデポ保育士』の監修や育児相談などをいたしております。

講演等のご依頼

講演・ワークショップ等のご依頼はFacebookのメッセージ または『保育士おとーちゃんホームページ』 http://hoikushioto-chan.jimdo.com/ よりどうぞ。

カテゴリ

はじめにお読みください (1)
【まとめ】記事 (2)
子育てノウハウ? (75)
子育て日記 (13)
保育園・幼稚園 (88)
日本の子育て文化 (163)
おもちゃ (26)
叱らなくていい子育て (9)
排泄の自立 (11)
『魔の2歳児』 (5)
子育てまめ知識特集 (4)
あそび (41)
おすすめグッズ (7)
おすすめ絵本 (22)
食事について (15)
過保護と過干渉 (29)
満たされた子供 (7)
早期教育 (19)
我が家の子育て日記 (85)
心の育て方 (91)
相談 (83)
子供の人権と保育の質 (53)
その他 (56)
未分類 (21)
講座・ワークショップ (66)
父親の子育て参加について (3)
雑誌・メディア (9)
子育てに苦しむ人へ (3)

保育ひろば

保育ひろば

楽天

FC2カウンター

全記事表示リンク

全ての記事を表示する

おしらせ♪

当ブログはリンクフリーです。トラックバック・リンクはご自由にどうぞ。 しかし、本文・コメント・その他を含めて著作権は私にありますので、引用・転載する場合は連絡をお願いします。また引用元の記載も併せてお願いします。 なお写真の転載はお断りいたします。

ランキングに参加しています

検索フォーム

月別アーカイブ

リンク

このブログをリンクに追加する

QRコード

QRコード

アクセス解析