2017-10

遊べない子に遊ぶ力をつける その6  ―間接的アプローチ― - 2013.05.02 Thu

前回まで、遊べない子に対してのアプローチを見てきたわけですが、そういったことをすれば「着実にその成果がでるか?」と言えば必ずしもそんなことはないわけです。

相手は人間ですからね。
以前、述べたように「縦のものを横にするように子供を成長させられる」わけではないのです。


なので、保育園のクラス運営の中で考えるとき、あえて遊べない子に対して直接的なアプローチを後回しにするという選択肢もあります。







例えば、前号のB君のような「幼い」子の場合、B君は直接的なアプローチを積み重ねることで遊ぶ力がつきましたが、彼にはそれだけの「伸びしろ」がその時点であったからこそとも言えます。
(それには末尾で述べたように、家庭での受容や信頼関係がしっかりとあったということなどが影響しているわけですが)

もし、もっと幼さが強かったり、大人への依存があったり、受容などが不十分であったりした場合、その時点での「遊び」に対するアプローチは、さほど効果的でないということもありえます。


であるならば、とりあえず「遊び」についての力のなさは置いておいて、生活面や大人との関わりなどで全般的な発達を待ってから余裕をもって「遊び」に取り組んでもいいわけです。



また、別にこのようなケースも考えられます。

子供は集団の中で見るともなしに、周囲の子供たちの姿を見て成長していっています。

もし、クラス全体としての「遊びの力」がさほど伸びていない場合、遊ぶ力の特に弱い子にいくら直接的に遊びのアプローチをしたとしても、周りの子供の姿がさほど伸びていなければ、ある意味「遊ぶ力の上限」とでも言うようなものが低い位置にあるので、さして伸ばしきれないということもあります。

また、周りの雰囲気が全体的に落ち着いていなかったり、遊べていなかったりすれば、どうしても注意が散漫になったり、遊びを阻害してしまう刺激が遊べない子の周りにも渦巻いているということになります。

そのような中で、もともと集中して遊べない段階にいる子の気持ちを遊びに向けることは難しいといえます。

なので、ここでも「遊べない子」へのアプローチを一旦置いておいて、むしろ「遊べる子」を伸ばしてしまうということもひとつの手段となります。


例えば、ままごとやごっこあそびの得意な子がいれば、その子やその子達に大人が遊びのアプローチをして、さらに面白く遊べるように遊びの展開の仕方などを伝えていくことで、その子達がそこでの遊びをリードする力がついていけば、周りの子もその子達の姿をみてだんだんと遊び込んだり、遊びを発展させたりすることを身につけていけます。

もともと遊ぶ力のある子へのアプローチは、遊べない子に対するアプローチよりもかなり容易です。

少しの労力で、多くの子供、もちろんさほど遊びの力のない子へも間接的に遊ぶ力をつけることになるのですから、これは大きなプラスです。

そのあとから、余裕をもって遊ぶ力の弱い子へアプローチしていっても遅くないです。


このような間接的なアプローチは、上に書いたようなごっこ遊びのできるような段階でなくとも、ひとり遊びが主である乳児クラスにおいてもそれなりに有効です。

そのような段階にいる子供でも、周囲からの影響を絶えず受けていますから、見るともなしに目にしてはだんだんと自分のなかに取り込んでいるのでしょう。



「遊べない子に遊ぶ力をつける」などと言いますと、どうしても「その子を遊べるようにしなければ」などと大人は考えてしまいがちですが、それがそのままプラスになるとも限らないので、子供には焦らず余裕を持って臨み、このような柔軟な取り組みというのも考慮にいれていくといいと思います。
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● COMMENT ●

サークル活動

遊びの記事、いつも参考にしています。ただ、お聞きしたいのが、一連の記事とあんまり関係がないのですが…

4月からママサークルの幹事をすることになりました。保育園にいったりしていないあ10カ月~2歳の子ども15人とママが集まります。公園や水遊び、泥遊び、サーキット遊びなど家ではやりにくいことや季節のことをやろうと思っています。


しかし、それほど広くない室内で1時間ほど活動しなければならない時のよい活動があまりおもいつきません。読み聞かせや手遊び、新聞遊び、小麦粉粘土などは考えつきましたが…もちろん1歳前後の子どもたちに1時間の集中を求めていませんし、集団できっちりともおもっていません。友達と遊ぶという感覚はもっとあとからついてくることもわかっていますが、せっかく家に2人でいるのではなく、サークルに集まっているので、ちょっとみんなでやったね的なことがあるといいなと。


たくさんの質問を抱えていらっしゃると思いますし、ご自分の子育てもありお忙しいと思いますので申し訳ないのですが、簡単にでも結構ですのでアドバイスいただけたらと思います。

こんにちは。いつも楽しみに読ませて頂いています。遊びの記事シリーズとても参考になっています(^^)。


上の方と似ていますが、4月から、0~6歳を親同士が預け合いで保育をする自主保育を始めたばかりです。


質問ですが、4歳児頃、仲間はずれを作って遊ぶ時期というのはあるんでしょうか?

現在、4、5歳児が、深刻ではないんですが、「警察ごっこ」と言って、3歳児を追いかける場面が見られます。
まだ4月で関係を作っていく時期とはいえ、そのままにするのもどうなのかと「○○ちゃん追いかけられるの嫌だって~」と3歳児(言葉があまり出せないタイプの子)を代弁する声かけをしたり、
大人からリードして別の遊びを展開することで肯定的な姿を引き出せるように関わっていますが、
私も経験不足でこの関わり方で良いのか迷いがあります。


他のお母さん方は、子ども同士ぶつかり合うのも経験という感じかな?


集まっている子ども達は、概ね親からポジティブに関わってもらっている子達なので、あまり心配しているわけではないんですが、
私自身はあまり場が荒れ過ぎないようにと関わっています。


よければ年少以降の遊びの援助も触れていただけると助かります。

ゆうkさん

そうですねえ、みんなでするとなると簡単な運動や工作といったものがあるでしょうか。

テレビでやっているような、子供たちも知っている曲をかけての親子体操的なものや、部屋のこっち側から反対側にいるお母さんのところまでハイハイで行ってみる。慣れてきたらちょっと競争っぽくしてみたり。

部屋で直線でも円周状でも、ごくごく簡単なアスレチック風のものをを設定してみて、順番にいくもの。
それにはフープで輪くぐりしたり、布団を重ねて乗り越えてみたり、などなどあるもので工夫してみたり。


工作は簡単に親子で一緒に作って、遊べるものなどがいいでしょう。

例えば、空き箱にタコ糸をくっつけて引き箱を作るなど、とても簡単です。
ティッシュの空き箱などとっておくとすぐできます。

子供は、ペンが使える子は絵を書かせてみたり、シールを貼らせてみたりなど簡単でそれでいて作ることに参加した気持ちを持たせられます。

その後、引き箱を引いて遊ぶことも楽しめますよ。

アドバイスありがとうございます

サークルの企画について、アドバイスありがとうございます。

引き箱の工作いいですね。簡単だし、1歳前後の子でもできるし、歩ける子は引っ張って、ハイハイの子はママの引っ張るのを追っかけて楽しめそうです。親子体操もやってみようと思いましたが…テレビをほとんど見せていないので、余り知らなくて…こんなことで困るとは!って感じでした。(笑)

この前はシーツブランコをしました。意外にやったことない人がほとんどで、喜んでもらえたと思います。内容を考えるのは毎回でもないんですが、1時間半の企画はなかなか大変です。保育士さんたちは保育園ではどんなふうに過ごしているんだろう?高校生相手の授業を考える方が楽です(笑)

本当にお忙しく、たくさんの質問もあるなかありがとうございました。とっても嬉しかったです。

たなちさん

>質問ですが、4歳児頃、仲間はずれを作って遊ぶ時期というのはあるんでしょうか?

この年齢になるとそういった行動もでてきます。


ひとくちに「仲間はずれ」といっても、その原因や解決のアプローチの対象となるステージはひとつではありません。

・する側の子の受容や母子関係にある場合

・子供同士の人間関係上の問題

・その場での大人との関係にある場合


またはそれらが複合的に原因となっている場合



受容不足などで、他児に対して意地悪めいたことをして気持ちを満たそうとするような場合であれば、認めたり受け止めたりの対応を大人がして、そういった形で出さずともよい状態にしていってあげます。

早い段階であればあるほど、そういったアプローチによる解決は簡単になります。



子供同士のやりとりで出ていること、子供同士で解決できることであるならば、大人は気をつけて見守るようにしてあまり手をださず、子供の中だけで解決できるように最低限のサポート、もしくは手を出さないという対応がよいでしょう。



3つめの大人との関わりにある場合というのは、その場でどこまでしていいのかを子供が試していたり、ルールなどに関わるときです。



この4~5歳の時期はルール、単にゲームの中のルールというだけでなく、集団でのルールなどがあることそれを守ることなどを知り、身につけていく時期でもあります。

「人が嫌がることはしない」などというのは、そのもっとも初歩的なものと言えるでしょう。


おおむね4~5歳の発達段階に来ている子であるならば、それをわかってもいいはずです。


「○○ちゃんが嫌がっているからやめてあげてね」というのは、問題の次元を子供同士の人間関係上においています。

およそ3歳児ならばこの段階です。



それでもわからない、やめないというならばそこは大人と子供の関係性の問題になってきます。

4~5歳であるならば、もうひとつ上の社会的なルールとして理解してもらっていいでしょう。

そのためには、大人が自信をもって「それはやめて」「それは困る」「私はそれが嫌です」ときちんと伝えることです。

大人が自信をもって言えることは、それはそのまま社会規範なのだと子供は理解し身につけていきます。


相手を罰する、否定するという気持ちでなく、信頼関係の上に肯定の気持ちでアプローチすることで、子供にはすんなりとそれを伝えていくことができるでしょう。



これらの原因が複合的であっても、対応は同じです。
ただ、アプローチの順としては書いた順で対応していけばいいでしょう。

個々の受容などの問題があるならば、そこから対応を始める。
子供同士で解決できるように見守り、それでだめならばルールとして伝えてもいいでしょう。


もし、そういった仲間はずれや、意地悪な行動が慢性的になっていて、大人としてはっきと言わなければならないというときも、事前に布石としてくすぐり遊びをしたり、追いかけっこで抱きしめてつかまえて笑い合ったりという、共感などをつくっておくとその後伝えることがすんなりといったりもしますよ。

No title

おとーちゃんさん、お忙しいなか、丁寧に返事して頂いてありがとうございました(^^)
なるほど~と、とても勉強になりました。
気になっていた時期は、1人の年長さんの子のお家で色々変化があった時期だったらしく、不安な気持ちがそうした遊びに出ていたようです。今は落ち着きました。

今は大人が入らなくても、2歳から6歳までが仲良く一つの遊びで長い時間遊ぶときもあり、こんな集団が幼児期から作れるのかと、驚いています。

頂いたアドバイスは、これからも心にとめて、活動していきたいと思います。
ありがとうございました。

子供同士の人間関係上の問題

おとーちゃん、こんにちは。いつも、ブログ読ませて頂いています。相談にものってくださり、いつもありがとうございます。

たなちさんのご質問が、私も悩んでいた事だったので、久しぶりにコメントさせて頂きました。

おとーちゃんが、アドバイスされている内容で、「子供同士の人間関係上の問題」という言葉がありましたが、どういった事でしょうか?

実は、うちの娘(3才半)が仲良しのお友達がプリキュア好きなちょっとおませな女の子で、人見知りしなくて明るくてかわいい子なんですが、意地悪な言葉もたくさん知ってて、嫌な事があると、お友達に手を出しちゃう子がいます。毎日、ご飯を食べながら、今日は保育園で誰と遊んだの?と聞くと、必ずその子の名前が出ます。
私はおとーちゃんのブログを読んで、プリキュアの影響を実感して、見せるのをやめたり、元々過干渉な方だったので、注意しすぎないようにしたり、受容も心掛けて来ました。お陰様で、とても育てやすくなって来たな〜と実感していた所だったのですが、ここ最近、「バカ」とか「先に帰っちゃうからね〜」とか、お友達に意地悪な言葉を言うようになったり、お人形で一人遊びをしていると、一方のお人形が悪いことをして、もう一人の子が怒ってる遊びをしています。保育園で、先生に自分が言われたり、お友達が言われたりしているのを再現?真似してるような感じです。家では教えていない言葉も、保育園に行っていれば、覚えてくるのは仕方のない事だと思いますが、仲良しのその女の子に言われたりしているのを、娘が他の違う子に言ってしまってる気がして、子供同士の人間関係という言葉がとても気になりました。上下関係みたいなものかなーと思ったのですが、、、女の子は、小さくても女子だなーと思う事がたくさんあるので、しょうがないのかもしれません。でも、このまま成長していくと、いじめとかにつながっていくのではないかと心配です。
今のうちから、防ぎたいのですが、まずは子供同士のやりとりを様子見て、最後に大人が入って行く、お友達にそんな事言っちゃいけない、と教えて行った方がいいですか?一度、ふざけてバカと言った時は、とても怒りました。それ依頼言っていません。

お時間ある時で構いませんので、よろしくお願いします。


はじめまして

最近ブログを発見し、少しずつ読ませていただいています。私には1歳半の息子がおりますが、子育ての仕方がわからず、子育てから逃げるように5ヶ月のときから職場の託児所に預けて仕事を再開しました。自分でも駄目な母だと思っています。

職場の託児所は口うるさい保育士さんがいるとのことで、周囲の評判はあまりよろしくありませんでした。が、さすがに幼い息子を遠いところに預ける気にはなれず、どきどきしながら職場の託児所にお願いすることにしました。

先生たちに口を酸っぱくして言われたことは、「家では甘えさせてあげなさい。」と「早寝させなさい。」の2点で、駄目な母という自覚のある私は愚直にそれだけは守りました。結果・・・とてもいい子に育っています。
実はその託児所の子供たちはみんないつもニコニコしていて、目を輝かせておもちゃに集中していて、それが当然だと思っていたのですが、別の保育園の子供たちと接する機会があり、初めて託児所の先生たちに感謝した次第です。そういえば、「あそこの保育所は注文が多いから、親は大変だけど子供はいい子に育つ」というのが信頼している先輩ママさんの評価でした。

預け始めてから知ったのですが、託児所の所長さんというのが海外の幼児教育に憧れていて、ドイツの幼稚園の見学に行ったこともあるそうです。恐らくおとーちゃんさんと似た信念を持っていて、こちらのブログでお勧めのおもちゃや絵本が置いてあったり、「手掴み食べ推奨」とか「駄目なことをしたらきっぱり言うけど叱らない」とか、同じようなことを言われます。

きっとおとーちゃんさんの保育園にも私みたいに、「先生に言われた事しかやっていないけど、言われたとおりにしていたらなんとなくいい子に育っているわ。」というちょっと駄目な母がいると思うのです。大変だとは思いますが、こんな駄目な母たちを見捨てないようお願い致します。息子もどんどんやんちゃになっていますが、保育所の先生たちに相談したり、おとーちゃんさんのブログで勉強してがんばりますね。

バンビさん

あそこで「子供同士の人間関係上の問題」と言っているのは、要するに子供間でやりとりし経験し学ぶべきものということで、つまり大人が介入すべきでない類のことがらを指して使っています。


おっしゃられているような状況というのは、よくわかります。

年齢が上がってくると、特に女の子ではしばしばみられるものです。



こういう子供の姿にもいろいろな段階があるので、一口に言えるものでもないのだけど、バンビさんの場合のように、年齢がまだ低く周囲にそういう子がいてときどき真似して使ったりするという程度ならば基本的には親子関係(それまでの積み重ねも含めて)が子供の性格や行動を守ってくれると思います。


つまり、それまでの親子関係が温かいものでそこに信頼関係が築けていて、意地悪な心をつくらず優しい心を育ててきているならば、真似はしても実際に他者にそういった行動をとることはしないということです。


>一度、ふざけてバカと言った時は、とても怒りました。

また、こういうことを親にしてみるなかで、そのことは他者にしていいことなのかしてはいけないことなのかを学んでいます。
親にしてみてそれが容認されなかったことで、それは使うべきことではないということを知ったことでしょう。

周囲の子が使ったとしても、親がそれを快く思わないということが分かっていれば、本気でそれを使うようにはならないでしょう。


親と友達とを天秤にかけたら親のほうがずっと重いからです。
でも、親子間で信頼関係が薄い子供だと、親よりも友達のしていることを自分のものにしてしまうということもないわけではありません。



人間相手のことですからどのようなアプローチがベストなのかは僕にもわかりません。
場合によってはたしなめたり、もっとつっこんでアプローチすることが必要なこともあるでしょう。

基本は親子間の人間関係にありますが、子供の様子を見て必要と感じるならばなんらかのアプローチをとってみるのもよいのではないでしょうか。

また、なんらかのアプローチを取ったとしても、やはりそれまでの関係がよいものであるならば、そのアプローチは悪い方にはいかないことでしょう。

ありがとうございました

おとーちゃん、お忙しい中相談に乗って下さりありがとうございました。

「それまでの親子関係が温かいものでそこに信頼関係が築けていて、意地悪な心をつくらず優しい心を育ててきているならば、真似はしても実際に他者にそういった行動をとることはしないということです。 」と言ってもらえて、安心しました。
自分のやってきたことに自信を持ち、娘を信じようと思います。

コメントさせて頂いたあと、心配していた状況がなくなり、波があるのかもしれませんが、一時的なものだったのかもしれません。でも、これから更に成長すると、また似た状況が出てくるかと思うので、その時は様子を見てみようと思います。女の子は、おませで背伸びしたがるから、生意気に思う事もありますが、そこもまたかわいい所なんでしょうね。

最近も、二人でトイレに行って、私が「先におしっこしていいよ~」と言ったら、「ママさきしていいよ」と譲ってくれました。「ママまだ我慢できるから、◯◯さきにしていいよ」と言ったのですが、娘も「いーよいーよ」と言います。何度かやりとりをし、まるでおばちゃん達がお金を払うのを「今回は私が!」とやりとりしてる感じ(笑)
思わず笑ってしまい、「じゃあママさきにするね。ありがとう。優しいね」となぜか私が譲ってもらっちゃいました。

何だか、ここ一週間でお姉ちゃんになったーと思ってたら、赤ちゃんになって甘えたり。(お友達に赤ちゃんが産まれ、その影響?うちには下の子はまだいません)
本当三歩歩いて二歩下がる、ですね(笑)

おおらかさを忘れず、譲れない事は真剣に伝える、を肝に命じ子育てを楽しみたいと思います。

しんちゃんママさん

最近では、親のため子供のために口うるさく言ってくれる保育士は随分と少なくなってしまいました。

中には悪い意味で口うるさいという人もいましたが、自分が悪く思われてでも子供のために考えてくれる保育士というのは本当に誠意で保育をしているのだと思います。
なかなかできることではありません。
いいところに預けられましたね。

ありがとうございます

お返事頂きありがとうございました。
保育所の先生達にいろいろ言われると凹むこともありますが、子どもの成長を見ると、頑張らなくちゃ、と思っています。やはり感謝しなくてはいけませんね。
おとーちゃんさんのブログを読んで、くすぐりをしてみたり、お迎えの時に「ありがとう」と言ったりを始めてみました。そうしたら親を困らせるようないたずらが減りまして…。ちょっと寂しかったみたいです…。
まだ受容する言葉をかけるのはいまいちですので、このブログで勉強しながら頑張ってみますね。
おとーちゃんさんもあまり無理はなさらないようお願いいたします。

しんちゃんママさん

お子さんに気持ちが伝わって良かったですね。

そういう風なアプローチがが響く経験を実際してみると、子育てについても自信が持てていきますよね。

まあ、そんなに言葉はうまく言える必要はないですよ。

子供は大人の気持ちに敏感ですから、受容しようという姿勢をもっていれば自然と伝わっていくものも多いです。

幼稚園教諭参考にしてます

幼稚園で6年働いて、今年1年間育休中です。赤ちゃんが夜ぐっすり眠った後の時間にコツコツこのブログを読んでいます。
おとーちゃんのブログを読んでいると6年間の謎がするする解けていくような気がします。もっと早くに出会いたかった!!

私の園では、「何もない環境で子供が自ら工夫して遊びを作り出す」ことを目的にして年中クラスからは幼稚園教諭が作ったままごとキッチンと食器と食材しかお部屋にありません。年長になると自分のマジックや粘土、鉛筆、チラシと紙以外は何もありません。

年中後半でなわとびを年長では4月にドッチボールを教えて、それに自由遊び中取り組む・・・それ以外だと鬼ごっこを室内でする・・・
あとはヒーローやプリキュアになりきって園内を走り回る・・・
ひたすらチラシで剣を作る

といった遊びの姿です。
なんだか遊べない子も多く、↑ひたすら剣づくりしてる子も手持ちぶさただからこれでもやるかといった様子です。かといって何もない環境で遊ぶアプローチを職員がしているかと言ってもそこも疑問です。先生たち同士で自由遊び時間中しゃべってばかりです。
もちろん必ずしも子供の輪の中に入って遊ぶ必要はないと思うのですが、自由遊び時間職員同士で喋っているのは何か違う気がして・・・

こういった園の体制に以前から疑問を感じていました。
虫や自然物との関わりを深めるためにできるだけ外遊びに力を入れようという園の方針も理解はできるし、そういう自分の園を誇らしく思う所もあります。しかしせっかく自由遊びの時間を朝・帰り2時間程もあるのにもったいない気がしていました。

おとーちゃんのブログのこの特集の”なにもない部屋では子供は走り回って遊ぶ”という言葉がぐさっときました。遊ぶ環境をもう少し整えてやりたいと切に思いました。年中以降の狭い保育室をどこまでいい環境に私個人の力で整えてやれるかわかりません。
しかし復帰したらぜひ職員みんなにまずは保育環境のこと問うてみたいと思います。職員同市のおしゃべりについては私から切り込んでいくのは気がひけますが、同じことを考えている職員もいるはず・・・と信じて頑張ります。

また遊ぶ環境についても記事を書いてください
愚痴なのか決意表明なのかよくわかりませんね。
はお忙しい中ありがとうございました。

けふこさん

自由遊びは直接的に大人が手をくださない分、実はより難しく、また子供を育てる側からするとよりおもしろいとも言えると思います。

自由遊びはほんとうにピンからキリまでありますね。


ただの野放しになっているのもあれば、綿密な意図や計算、目的意識、子供たちの姿の観察分析、そして手厚い環境設定をして臨んでいるものまで。


かつて、もう2~30年も前からそれらを学ぼうと思った人達は、おもにドイツのキンダーガーデンなどを参考に日本の幼稚園保育園に取り入れてきました。

ドイツ・北欧では環境設定というところを非常に重視します。


それができるのは高い目的意識と、子供達をいかに伸ばしていこうかという視点があるからだと思います。


ある自由遊びを中心に据えている幼稚園では、環境設定として様々な意図をもったコーナーを設置しています。


木々のある園庭があり、そこで様々なものを集めては子供たちは工作の材料としてそれをきれいにして、工作のコーナーにストックしていきます。

工作をしたい子供は、自由にそこで工作を楽しんでいます。

また、機織りを教具としてその園では力を入れていて、子供でも扱える木製の機織り機が10台程もあります。

なにか作りたい子供はその機織りで作ることを目的に、登園してきます。
最初は簡単なものから、だんだんと色糸を多くして高度なものまで。

機織り機を使わずとも指編みなどで作れることも知っています。


職員は、それらを適切に援助できるところで見守っているけれども、必要がない限り介入することはありません。

しかしそれでも、全体としての遊びの空間や、縦割りの関係などが、遊びを破綻させることなく落ち着いた雰囲気の中で展開されています。

子供同士のトラブルもとても少ないです、あってもその多くを子供達自身で解決していくだけの自主性が育っています。


自由遊びも突き詰めていくとこのような子供たちの姿を引き出すことができます。


ただ、ここまでするには園全体の高い目的意識や、それを支えるだけの研修などが必要だろうと思います。

それでも、できる範囲からでも子供たちの姿を伸ばしていくことは十分に可能だと思いますよ。

ヒーロー遊びについて

毎日少しずつ読ませていただいております。
3歳6か月と10か月の兄弟の母です。
子供に対する自分の態度について、間違いでなかったと思う箇所やいたたたと感じてしまう部分もあり、本当に参考になっております。

そこで、質問なのですが、もともとごっこ遊びだったり、遊ぶことはできている子だとおもうのですが、最近戦隊ものにはまりそれ以外の遊びをしなくなりました。
これからは、戦隊ものを見せないようにしていくつもりですが、今現在あそびたがります。

戦いごっこはやられる方もやる方も痛いから、お母さんはやりたくないな

と伝えてみてのですが、お母さんとは遊ばないと拗ねてしまいます。
しばらくすると、いつも通りになるのでずっと拗ねているわけではないのですが、なんだか遊んでもらえなくて傷ついているようにもみえます。

もちろん、替わりにお店やサンごっこする?とか、ご本よも?と提案もしているのですが…

どのように戦隊ものからシフトしてあげるのが、子供にとってストレスがないのでしょうか。

よければ、ご意見頂けると嬉しいです。
よろしくお願いいたします。

しもさん

>どのように戦隊ものからシフトしてあげるのが、子供にとってストレスがないのでしょうか。

ストレスがあるかどうかというのは個々の子供によりけりのことですし、そもそもストレスを気にする必要がある点なのかどうかとも思いますので、そのストレスうんぬんの部分は僕からは何とも言えません。

これまで見せていたものを見せなくするにあたって、相当の反発があるだろうからそれをどういなすなり乗り越える方法なりがありますかというような意味合いなのかな?


戦いなどの刺激で遊ばせるということはいちど身につけてしまうとなかなかそれを変えるというのは難しくなってしまいがちです。

できれば、小さいうちは強い刺激にさらさないようにしていくのがいいのだけど、日本では当たり前になっているからなかなかそうも言っていられないのですよね。


強い刺激に慣れてしまう、それだけでしか遊べなくなってしまうというのは、濃い味付けに慣れてしまうというのと似ています。

いきなり薄い味付けにしたとしても、その人はそれに満足を見出すということはなかなかできません。


なので、うま味なりのほかにも美味しいものがあるのだよということろから、根気よく作っていく必要があります。


遊びで考えたら、その子のよく遊べるものや、好みそうなものを提供して、そちらの面白さを楽しめるようにしていくということです。
それに関してはこのシリーズに書かれているとおりです。



もうひとつのアプローチの方向性としては、「私は嫌だ」「好まない」ということをきっぱりと子供に知らしめてしまうということです。

そこから派生して「家の中ではしない」などのルールを理解してもらうなどの対応もありかもしれません。


一度強い刺激にさらしてしまうと、それをなかったことにするのはそうそうできるものではありません。
なので、そのような対応をして部分的にでも、していいときや場所、してはいけないときなどがあるというのを学ばせます。

それにより強い刺激に飲み込まれてしまうのには止めをかけます。

飲み込まれてしまうというのは、一~二歳児、三歳前半など、の小さいうちですと、本当にその強い刺激が頭から一日中離れない、ご飯を食べていても、昼寝をしていても頭の中で暴れまわっているというようになってしまうようなことがあります。


あるていど限定すること、逆に言えばいい時は目こぼしするくらいのつもりで、刺激で遊ぶのではない時間を子供も理解した状態を作り出すことで、その中で遊びの面白さを伝えられるような余地を作るということです。


通常でも根気のいる対応になることが多いです。
その刺激にさらされた強さや年月にもより、個人差が大きいですから思い通りになるかどうかというのは個々によりけりです。


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