2017-08

しっかりコミュニケーションできる時間  その2 - 2013.04.04 Thu

うちの兄妹は4歳差なので、上の子にはそれなりに下の子を構ってあげられるだけの余裕があるようです。

お兄ちゃんが1年生になってしばらくして、字を読むことが上手になると、夜寝る前の絵本の時間はお兄ちゃんがむーちゃんに1冊読んであげて、大人が二人にもう1冊読むという感じになってきました。

去年の秋ぐらいに、僕が「かさじぞう」とか「竹取物語」とか、日本の昔話を素話でしてあげていたら、そのしばらくあとにはお兄ちゃんがむーちゃんに自分の知っているお話や、オリジナルで考えたお話を素話で話してあげるように。
これがなかなか上手。

それ以来、お兄ちゃんからむーちゃんへは、絵本か素話をするようになりました。







あるとき、この春休みに入ったばかりの頃だったかな、絵本を読み終わったあともまだ寝付かれそうになかったので、少し会話をしていました。


お 「おとーちゃんはね、むーちゃんはおもしろい子に、にいに(お兄ちゃん)は優しい子にしようと思って育ててきたんだよ」

兄 「なんで、むーちゃんも優しい子じゃないの~?」

お 「あぁ、それはね、にいにが優しい子になっていたから、おとーちゃんがそうしなくてもよかったからだよ。だから、むーちゃんが優しいのはにいにのおかげなんだよ」



そんな話をしたら、笑顔でそのときは寝つきました。

春休みになってとても楽しく過ごしてはいたのだけど、そのせいもあったのか、次の日からさらにモチベーションが高くて、家の手伝いとかむーちゃんのお世話とか一生懸命してくれました。

だんだん年齢が上がっていくことで、注意したりしなければならないこともどうしても増えてはきたけど、こうやって心でつながっていられることがとてもうれしいです。



小学生になり一年経って、この頃自分のポジションとかに自信がついてきたようです。

最初の頃は、「むーちゃんばっかり可愛いされてる」みたくひがむこともあったりしたけれど、この一年でそれを乗り越えたみたいで、毎日とても明るく快活に過ごしています。

ご飯の前に「テーブル拭いておいて」などの手伝いを頼んでも、ただやってくれるだけではなく、自分がなにかで遊んでいる最中などでも、元気に返事をして率先してやってくれます。

春休みの宿題(復習のプリントがでている)なんかも、朝起きると自分から出していつのまにかやっていたり、全般的にとても高いモチベーションをもって過ごしています。


このように手伝いをすることとか、宿題をすることを、これまでに僕や妻が「しむけて」もしくは「しつけて」来たわけではないのです。
これまでの親子間の信頼関係の上で、自然なモチベーションとして、子供が自分からだしてくれています。
そのことが僕にはとてもうれしく思えます。


まだまだ、甘えん坊なところがあったり、人見知りなところが強かったりして、やや幼い部分もあるけれども、こういった心が素直に伝わるというのは、そういう「幼さ」が内包していることでもあるだろうから、僕としてはそれがあることはいいことだと感じています。
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● COMMENT ●

No title

本当に素敵な家族ですね。
読んでいて涙が出てきました。
私もきちんと心が繋がっている家族を作りたいなと感じました。

私もおとーちゃんから教わったぶれない軸を持って子育てに臨みたいです。

No title

優しい、とか、心地いい家族の状態、って、簡単そうで、なかなかできない事だと思います。

私は、小さい頃から精神的に、かなり威圧的な親のもとで育ったんですが、人からよく「優しい」っていわれます。

違うって、自分では思います。異常に気を使ったり、相手の気持ちを読むのがうまいだけなんですね。

それを、うちの親まで「優しい」と言ってくる。困ったもんです。

わたくんが持っている「優しさ」とは、全然違うと、ブログを読みながら思ったので、コメントを書きました。

私は、親の「家族ごっこ」に、つき合わされた子どもでした。おかげで、しっかりと育てにくい子に、育ちました。

両親は気づいていないと思いますが、私自身が愛されていなかった事に、子どもを持って初めて、気づきました。

こんな私が、親になるなんて、いいのか、なんて思う気持ちも 常にあります。

先日、なんだか分からないけど声がかれるまでおたけびを上げる息子に、少しでも楽になってほしくて、試しに歌ってみたんです。わざと小さな声で。

そしたら、雄たけびをやめて、じっと聴くんです。そして、安心した顔でじっと見つめてきて、そのあと笑顔が出るんですね。息子の気持ちに触れることのできた瞬間でした。

これからも、愛するフリではなくて、本当に子どもや家族を大切に、愛せる人間になりたいと、ブログを読んで思いました。


聞いてください。

素敵ですね。いつもおとーちゃんのブログを参考にさせてもらっています。
先日、1歳9か月の子供を病院に連れていったのですが先生の対応の仕方に疑問を持ってしまい、おとーちゃんに聞いてほしくて書いています。
その日はいつも行く病院が休みのため、最近新しくできた病院に行きました。絵本を離そうとすると泣くので、持ったまま診察室へ入り、先生の前に行くと力いっぱい号泣するうちの子。
それを無表情で冷やかね目で見る先生、それを見て私は うわっ先生怒ってる…と思いました。子供を押させて診察開始、泣き止まない子供に私は、「大丈夫だよ~、見てもらおうね~」とあやしていました。
泣き止まない子供に、先生が大きい声で「バイバイ!! 」

私は固まり、凍りついてしまいました。
このままもう帰ってしまおうかと。

しばらくして子供は泣き止み、私にだっこでくっついていたのですが、
先生の話を聞くと、「大丈夫とかすぐに終わる」ということを言うのは嘘を言っていることになる。子供はそれを見破れるので そうゆう声掛けはしない。看護婦にもさせないようにしている。
無表情にしているのは遊びに来ていると思わせないため。
シールやおもちゃを与えてごまかさない方針である。

なんてゆうか今まで行った病院は、先生、看護婦さんも優しくしてくれたのでこのような考え方をする先生がいることに驚き、なんか帰宅後すっごく落ち込みぐったりしてしまいました。(私がです、情けないです)

子供は診察が終わり 待合室に戻ると「まんままんま…」と甘えておっぱいを求めてきました。今まで病院でおっぱいを欲しがることもなかったので子供にとっても精神的にしんどかったのかなと思ったりもしました。

もうこの病院には行くつもりはありません。
なんとゆうか疲れてしまうので。

いろいろな考え方の人がいるので、嫌なら行かなくていいと思われるかもしれませんが、おとーちゃんは先生の考え方にどう思われますか?



 





「幼い」ということ

こんにちは。

今回のお話、とても心がホンワカしました。
我が家も3歳の息子と2ヵ月の娘、あーこんな風に育ってくれたらいいなあと具体的な目標という感じです!

今回の記事のテーマとはずれてしまいますが、おとーちゃんさんの記事の中の

>まだまだ、甘えん坊なところがあったり、人見知り なところが強かったりして、やや幼い部分もあるけ れども、こういった心が素直に伝わるというのは、 そういう「幼さ」が内包していることでもあるだろ うから、僕としてはそれがあることはいいことだと 感じています。

という部分。
息子は保育園の3歳クラスに上がり、急に最近周りの友達が大人びた喋りをしていたり、遊びが戦いごっこやブロックで武器作り(そのブロックはすでに武器作り用、みたいな認識に子どもたちもなりつつある様子…)に全体的に移行しつつある今日この頃です。
そんななか、息子は一貫して木の電車やレゴ、ままごとで遊んでいます。1歳過ぎからずっと!
早生まれというのもあるけどお話はまだたどたどしいし、何だか幼い感じがする…と少し思っていたこの頃でした。
でも幼さって心の素直さとも言えるのですね。
彼なりに同じ車や電車のおもちゃでも遊び方が進化していると思うし、(自分でゴニョゴニョお話を作りながら遊んでる)
保育園に行く道すがら、猫に「道路危ないよ、気を付けてね!」と念を押してたり(笑)

そんな息子の気持ちや思いを大事にしようと改めて思いました。

ピアット

いつも拝読しています。
横レスですみませんが、ゆったんのママさん、私も同じような悩みを持っています。
いつもピリピリとヒステリックな母の顔色を窺って育ったため(父は育児にノータッチでした)、今でも情緒不安定です。そんな私も、ありのままを受け入れてくれる夫に出会い、4歳息子と2歳娘の母をしています。子育てしていると、辛かった自身の記憶がフラッシュバックして苦しむこともありますが、基本的に「されて嫌だったことはしない、して欲しかったことをする」のを心がけてきました。
うちの息子は癇癪も起こしますが、基本的に優しく、おとーちゃんの息子さん同様、妹に絵本読んだり色々お世話できる子に育ちました。
抑圧されて育ったからこそ、我が子には同じ思いをさせたくない気持ちが強くなりますよね。時には苦しく空回りもしますが、おとーちゃんのブログに励まされつつ、子どもと共に育っていきたいですね。
長々と失礼しました。

ピアットさんへ

(横レスです、ごめんなさい)

子どもと関わる中で、時々、自分の心がふわっと軽くなって、すごく気持ちが楽になる瞬間があります(抽象
的でごめんなさい)。

その時は、子どもの表情から、いろんな気持ちが伝わってきます。痛いくらいにです。

私は愛された経験はないけれど、この感覚は信じています。

この「ふわっと軽く、心地いい」瞬間を、これからも子どもと、家族と、沢山共有していきたいなって、思っています。





再度横レス失礼します

ゆったんのママさん
コメントありがとうございます。私も、同じく心がふっと軽くなることあります。きっと、子供の頃の自分が癒された瞬間なんだろうと感じてます。
私たち家族も、ゆったんのママさんご家族同様、そんな瞬間を積み重ねていきたいです。ありがとうございますした。

ぺっぺさん

今に始まったことではないかもしれないけど、どうも世の大人たちは「子供の成長」ということを「大人化する」ことだと考えているところがあるようです。

なので、「幼さ」とかいうことを否定的にとらえがちなのだけど、僕は子供たちが健全に「子供」である日々を送れることが幸福で素晴らしいことだと思っています。

>保育園に行く道すがら、猫に「道路危ないよ、気を付けてね!」と念を押してたり(笑)

メルヘンの世界を持てるのは子供の素晴らしい特権ですから、こういう姿が子供にあるのはほんとにいいですよね。

たまママさん

医者もいろんな人がいます。

世の中にいい人悪い人変わった人がいるように、どの職業にもそういう人はある程度いるのでしょう。

でも、医者や教師など、ある種、特殊な職に就く人にはその割合が若干高いような気がします。

いい人も世の中の平均値よりは、少し多いけど変わった人も少し多いというような。


僕もそんな医者に当たったことがあります。

なんと園医でした。

健康診断に毎月、0歳児クラスには毎週健康チェックにくるのですが、歳をとると怒りっぽくなる人がいるように、あんな感じで何かにつけて怒っているのです。

1歳になったばかりの子供をつかまえて、挨拶ができていない、名前がきちんと言えないなどに目くじらを立てて、健康チェックのあいだ中、罵りまくっているのです。

もう、そのあとは子供が不安定になってしまって大変です。

しかし、そういったことを伝えてもその医者は理解できないのです。
この医者自身がなんかの病気なのではないかと、正直思いました。



たまママさんも、残念なところに当たってしまいましたね。

その医者にはその人なりの考えがあるのは理解できますが、それでも助けを必要として来た人に対して、たまママさんが感じたような気持ちにさせてしまっているということは、ひとつのミステイクなわけです。

しかし、自分の考えに固執する人には、なかなかそういう現実が目に映らないようです。


最近では、医療もサービス業としての側面を持たなければやっていけないと言われています。

そのことにはいい面も悪い面もあるのかもしれませんが、患者の立場をも顧みなくてはならないということでは一致しているのでしょう。

あまり気にせず、ほかによいお医者さんがみつかるといいですね。

ゆったんのママさん

実は僕自身もそういう経験をして育ってきています。

そもそも、僕が保育士を目指した理由の一つが「自分自身の育てられ方を肯定できない気持ち」からだったということでもあります。


ですが、可愛がってもらいたがっている子が人形を世話することで自分を満たせるように、愛情を欲しいと思っている人が犬や猫を可愛がることで満たせるように、自分の子育てをする中で、そういった自己の生育歴を乗り越えていくことができると感じます。

我が子を可愛がることが、自分の隙間をうめてくれる。

子育てにはそんな作用もあるのではないかと思います。

ピアットさん

僕の母親もヒステリックな人で、家にいてもくつろげる時がないような子供時代でした。

いま思えば、仕事のことや祖母との軋轢などさまざまな事情があったことが理解できますが、だからといってそのときの子供にはその生活が耐えやすくなるというものでもありません。

自分も子育てをするようになって、ときとして母にされたようなヒステリックな感情が湧き上がってきて、それを抑えるのに葛藤し自己嫌悪になることもあります。

でも、自分自身の子育てを通して、僕自身も自分を肯定できるようになっていきたいと思っています。

生育歴を乗り越える

おとうちゃんのコメント、素晴らしいなぁと思うと同時に、「生育歴を乗り越える事なんて、ほんとにできるかなぁ」という気持ちが混在していて、コメント書きたかったのに、書けずにいました。そんな事が現実にできるかなぁ、この私に、って。

でも、出来るんじゃないかなと最近、感じています。

子育て、大変だけど、楽しいんです!

もちろん、失敗もあります。あ~今 子どもの信頼損なったかも・・・ごめんなんて事もいっぱいあるんです。

でも、ごめんってあやまったら、またチャレンジできる。子どもはいつだって、待ってくれているから。

求められる限り、信頼に応えていく自分でありたい。そう願うごとに、自分が変わっていくように思います。変わらなきゃ、応えられない。自分ののぞんでいた、親になるために。

子どもに感謝です。大切な宝物。

ゆったんのママさん

生育歴を乗り越えることは、なかなかに難しいことではあります。

でも、それが達成できていなかったとしても、乗り越えるべきものがあることに気づいていない状態と、乗り越えるものがあるのだと知っているのでは、まったく違ってきます。

なので、それに気づいているだけでも子育てにとって大きなプラスになっていることには間違いないのだと僕は思いますよ。


それにしても「おおーい」はかわいいですね~。


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