2017-09

おもちゃでいっぱいの部屋  その4  ―キャラクターで釣らない― - 2013.03.11 Mon

以前にも似たようなことを書いているが、この一連の記事と関連があるのでもう一度書いておこうと思う。

キャラクターのものが必ずしも良くないということもないのだが、子供に「子供自身の力を伸ばす」「遊べる力をつける」という観点からすると、無自覚すぎるのも問題がある。




とかく、小さい子だからとキャラクターの玩具・ぬいぐるみなどを与えるのが今の日本の玩具の与え方としてスタンダードになっている。

例えば、1歳2歳の子にアンパンマンやしまじろうなどのぬいぐるみを与えることに、ほとんどの人はなんの疑問も覚えないだろう。

最初にも述べたように、だから悪いということもないのだが、本当に子供の育ち、子供の遊びということを考えたとき実はその前にできることはあるのだ。

ある意味、せっかく自由な空想力を持っている子、まだなにものにも染まっていない子に、キャラクターで遊びを展開させてしまうことは「もったいない」のだ。



まずひとつは、大人がキャラクターのものを与えるとき、それは一種の「釣り」として行っている。

すでに見知っているもの、また子供の気を惹きつけるように作られたもので、それに子供の気持ちを向かせる。

そこには子供自身の「遊びの力」以前に、キャラクターの魅力で遊ばせてしまう構造がある。

キャラクターで釣ることは、いわば「子供だまし」なのだ。




さらに、小さい子がもっているピュアな「自由」を奪ってしまう。

キャラクターのおもちゃは、すでにテレビなどで物語なり、情報なりを与えられた上で成立している。
だからこそキャラクター商品なのだが。

例えばそういったぬいぐるみを与えられたとき、もちろん自由な発想で遊ぶこともないとは言わないが、少なからずもうすでに与えられた物語やセリフ、動きなどをなぞることとなるだろう。

それも確かに遊びではある、だからそれが悪いわけではないが、そういった遊びはもっと先の年齢でもいいものである。

せっかく、その子自身がお母さんのお腹の中から持ってきた自由なイメージの世界が、何ものにも染まらずに頭の中にあるのに、ごくごく小さいうちからそういったキャラクターを遊びにさせてしまうことは、実にもったいないのだ。


こういったキャラクターを子供に与え遊びとさせてしまうやり方と対極にあるのが、シュタイナーの影響を受けて成立した「ウォルドルフ人形」の考え方だと僕は思う。

詳しい説明はこちらのサイトを見ていただくとして
「絵本の店・星の子」
「スウェーデン ひつじの詩舎」

「何ものでもない」ものだからこそ、さまざまなものを投影して遊びにすることができるし、さらにはその人形が友達ともなり、自分の分身ともなる。


それを支えるのは、キャラクターのおもしろさ・魅力ではなく、その子その子の持つ自由な空想力・発想力・想像力というものである。


日本では、子供に当たり前に、何気なくキャラクターの玩具や商品を与えているが、そのことは極端に言えば実は
「あなたがもともと持ってきた能力は使わなくていいですよ。後天的に与えられたもののほうが面白いでしょうから、こっちで遊びなさい」と大人が言っているのと同義のことになってしまうのだ。

大人がそういう風に育ててしまってから、あとあと「うちの子は遊べない」と感じるようになったとしても、それは当然ながらその子供自身の責任ではない。

もし、遊べない子供をつくってしまうことの一因が、そういった「当たり前」にあるのだとしたら、それはちょっと恐ろしいことではないだろうか。




ウォルドルフ人形に限らず、人形というのは家庭で親が子供に作ってあげるものという考え方、文化を持っている国や地域は少なくない。

日本でだって、まだ家に普通に裁縫箱やミシンがあった時代に育った人、僕ぐらいの団塊ジュニア世代くらいまでの人ならば、親に人形を作ってもらったという人もいるのではなかろうか。

キャラクター玩具がこのように広まってきたのは、メディアが発達して、それらの商品化が盛んになった、ここ数十年のことだろう。

特にアメリカや日本のような消費社会に特化した国は、その傾向がいちじるしいようだ。


キャラクターの人形や玩具が、必ずしも悪いとは言わない。

でも、「当たり前」だからと無自覚で、考えもせずなんでも子供に与えてしまうのは、場合によっては子供の育ちを奪うことにもなりかねないということは知っておいてもいいことだと思われる。






コメントでもありましたが、保育園でもキャラクターものの玩具で子供を遊ばせていたとのこと。

僕もそういう保育があることを残念に思います。

一般人と違い、保育士は当然ながら子供の力を伸ばすことに無自覚でいいわけはありません。

しかし、そういった無自覚な保育をしているところも、まだまだたくさんあるのが日本の保育の現状です。

一方で、子供たちのためにジルケ人形(ウォルドルフ人形の製品化されたような人形)などをそろえて質の高い遊びを展開させている保育園もあります。

本来ならば、社会的に子供を育てる役割を担っているはずの保育園や保育士が子供たちのために、自覚的に考え発信していかなければならないのに、日本の保育の現状というのは大変残念に思われます。
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● COMMENT ●

おとーちゃんの記事を読むと、自分がなんとなく感じていたけど、よく理由が分からなかった事が、明確に言葉にされるので、いつもはぁ~そういうことだったか~と納得します。


私もなんとなく、キャラクターものに染まるのは抵抗があって、でもよく理由は分からなくて、好みの問題よね、と片付けていましたが、そう、空想する力をゼロからできない所に、もったいないなと感じていたんだと明確になりました。 幼稚園選びも、直感だったんですけど、おもちゃも昔ながらの感じがして、それこそそのお人形さんもあって、なんか優しげだなとそこに決めた理由の1つだったんですけど、私が言葉に明確に出来ないだけで、きっといろいろな感情がわいてるんだと実感しました。大人の私でそうだから、きっと子どもはもっと豊かな感情を持つんだろうな。

まぁ、そんなことを言いながら家にもキャラクターがゴロゴロしておりますが
意識しないと、どんどん流されちゃうなと感じました。


はじめまして

はじめまして。子育てに迷い悩んだときは、いつもブログ拝見させていただいております。おかげさまで、2歳の息子は甘えん坊ですがとても可愛らしい子に育ち、息子といるだけで楽しいと思えるようになってきました。シュタイナーではないですが、モンテッソーリの2歳児クラスに通わせていて、ウォルドルフ人形のこと、キャラクターについてのお話はとてもよくわかり、参考になりました。うちも電車や乗り物大好きな息子にトーマスを与えてしまっているため、人のことは言えないかもしれませんが、キャラクターを頼るのが子育ての常識になっているのはどうなんだ、とは感じます。周りを見ていても、無自覚に与えることが当たり前のキャラクターものですがやはりそれによって、親が救われている部分があって、今の社会ではなかなか批判の対象になることはないだろうなと思います。今回の記事のようなことが、子育てにおいて当たり前の知識であったら日本はかなり成熟した社会に変わるのにな、と思ってしまいました。
話は変わりますが、少し友人のことについて気になることがあるので書かせて下さい。友人には3歳のとても活発な娘さんがいるのですが、歩きはじめた頃から、叱りすぎというか過干渉ぎみで、家ではテレビつけっ放し、寝る時間になってもテレビも電気もついているためか、12時すぎても寝ないこともあり、とても育てにくそうな子になってしまっているようです。友人は高齢出産のためか、いつも疲れる、と言っており、親子ともかわいそうになってしまいます。娘さんはどこへ行っても落ち着きなく、遊びこめず、人のおもちゃをとることが遊びになっていたり、友人の言うことに反発し、ママ嫌いと言うわりに、少しでも母親がいなくなると不安で泣まくります。とても活発な子なので、早くからなんでも興味をもち、自分でやりたがる、いいところもいっぱいあるよ、と私は言うのですが、友人は見ていてとにかく疲れる、イライラする、といつも言っています。この前は、他の子と比べてこんなに落ち着きないなんて子育てを間違えたのかな?と言っていたので、まずテレビのつけっ放しをやめたら?とか言ってみたのですが、説教された、と言われただけでした。何よりいつも子どもの前で愚痴っているのがいい影響を与えないだろうと
思いますが、愚痴って発散しているらしいので、なかなか強く言えません。拙い文章でわかりにくいかもしれませんが、このような場合、友人として言えることってありますか?もしよろしければいつでもいいのでアドバイスをいただけたら幸いです。

No title

なるほどと思いました。
息子は一歳半くらいからずっと、柔らかいタオルや動物のぬいぐるみを擬人化してお友だちのように大事にしています。ストーリーを展開して遊んだり、話しかけたり、自分の感情をもて余すときに苦楽を共にして、なかば依存している様子なのですが、何故動物やタオルなのだろうと気になっていました。
人形より、表情がニュートラルなので感情移入しやすいのかもしれませんね。
その意味では、手作りや高い海外ものでなくても役目は果たせるのかなと思いました。

ただ、息子も大きく(6歳)なったので、いつこの依存状態をうまく卒業させていくかが、今は気になっています。
人形をお友だちにすると、内向的なタイプはそこにはまってしまい、外向きの力が少しおざなりになる傾向も最近感じます。

バランスのよい子育ては難しいですね。

引用・転載について

こんにちは。おとーちゃんさんには一度相談に乗っていただきました。その節はありがとうございました。

さて、今回は引用・転載の許可をいただきたいと思い連絡をさせていただきました。私は教員なのですが、〈子供たちに楽しく科学を学んでもらうための研究〉を重ねる会に所属しています。その会の地方誌のページを担当することになり、そこでぜひこのブログの内容を紹介したいと強く思いました。

おとーちゃんさんが書かれている内容の“保育”という言葉を“教育”に置き換えると、そのまま意味が通じることに感銘を受けながら読んでいます。子供を育てるには適切な対応が必要なのに、親から受けた“保育”をそのまま自分の子に反映させる。子供の反応の是非は問わず……

“保育”も“教育”も、個人の経験からなんとなく行われるものではなく、技術としてきちんと確立されるのが正しいと私は思っています。

私としてはカテゴリ〈日本の子育て文化〉を特に多くの人に読んでもらいたいです。なぜ大人は子供を支配する傾向にあるのか。日本の文化として根付いたものからのご指摘、非常に納得できます。

引用・転載の際には、どの部分をどれだけ、というように前もってお知らせしたほうが良いでしょうか。おとーちゃんさんの意向を教えていただきたいです。

お手数掛けますが、お返事をお願いいたします。

はじめまして。質問なのですが・・・

はじめまして。1歳1カ月になった息子の母でPOKOと申します。

子育てについて悩み、色々検索していた時にこちらのブログに出会いました。
「受容することの大事さ」と言うキーワードを目にした時、「あぁ、これだったんだ」とストンと身体の中に浸みいったような気がしました。
それから過去記事も読み漁りました(まだ全部は拝見できていいますが・・・すみません)
おかげさまで、受容を意識した接し方を心がけ、暇があればくすぐり遊びをしていたところ、以前よりもずっと息子の表情も豊かになり、子育ての楽しさも倍増しました!ありがとうございます。


さてキャラクターについて質問なのですが、キャラクター物を与えた場合、テレビや絵本で慣れ親しんでいない場合であっても、発想力などに影響を与えてしまうでしょうか。

元々キャラクター物を子供に与えることには抵抗がありました。なんだか企業に踊らされているような気がして・・・特に戦隊物のグッズを手に入れるのに必死な友達の話を聞いたりすると、同じ労力とお金をかけるのであれば長く遊べる質の高いおもちゃを与えたいなと思っていました。
ただ、以前受講していたこどもチャレンジのしまじろうぬいぐるみは息子が好きで、抱きしめたりチューしたりして可愛がっているので、大事にしてあげたいなと思います。ちなみにDVDは見せていません。
また、アンパンマンはお祝いにいただいた離乳食食器に描かれていますが、これについては「アンパンマンだよー」と言うことは一切言わず、ただの食器の絵柄としてしか認識していないようです。
こうした物も本当は与えない方が良いのでしょうか。


もう1点遊びに関して質問なのですが、1歳初めの頃は、一つの遊びにどれくらい集中できるものなのでしょうか。

我が家のおもちゃ環境は、小さめの段ボール箱サイズのおもちゃ箱の中に小さい手押し車やガラガラ、ボール、ぬいぐるみ、積み重ねられるコップなどを入れて自由に取り出して遊べるようにしています。
それとは別に、型はめや輪投げ、立って押すような手押し車(中に積み木)を置いています。
また、本棚の一番下の段には息子の絵本コーナーがあり、最近はそこから絵本を引っ張り出してページをめくったりしています(時々破いたりくしゃくしゃにすることがあって、これも悩みではあるのですが・・・)。

息子が一人で遊んでいる時に見ていると、車から積み木を取り出してしゃぶったり二つをカチカチ打ちつけたり、と思うとコップを取り出し、次に輪投げの輪をドリブルしながらハイハイしたり・・・と次から次に遊びが変わっていきます。
以前、保育士経験のあるベビーシッターさんに2時間ほどお世話になった時は、同じ月齢の子供と比べると遊べる方ですよ、と言われたのですが、じっくり遊びこめているのかどうか心配です。
おもちゃの数を減らして2,3種類にした方が良いのか、一人で遊び続けられているのであれば問題がないのか、基本的なお話でかまいませんので教えていただけないでしょうか。
私と一緒に遊ぶ時は、積み木を積むと倒したり、積み木をコップに入れたり、を10回以上はやっています。


お忙しいところ申し訳ありませんが、お時間のある時に教えていただければ幸いです。

No title

いつも楽しみに読ませていただいています。

おとーちゃんさんのブログを読んでいろいろ影響を受けていますが、一番よかったと思えるのは、
「親が子どものためにと考えたことは自信を持って子どもに接すること」
「~しなきゃいけない ということはない」を覚えたことです。

いい子育てを!と思っておりましたので、「なんでも手作り」とか「早くから食育を」とか、「木のおもちゃのぬくもりを」とか「デジタルよりアナログを」とか、少しでもよさそうなものを選んで「~しなきゃいけない」と思い込んで、神経質になって、あせっていたと思います。

「~しなきゃいけない」 こどもに言わないほうがいい言い方ですが、大人にも、そうだなぁと思います。


今回のシリーズも興味深いです。「遊ぶ力」を持った子になってほしい。と思っています。

おもちゃと関係ないのですが、他のページもいろいろ読ませていただいてふと思いついたことを書きます。

私は寝るときに歌を歌って聞かせています。長男から始まり、今は三男のために歌っています。
「あめふりくまのこ」とか、「しゃぼんだま」とか、「とんぼのめがね」とか、です。
どの子にもウケがいいのは「もりのくまさん」と「きしゃぽっぽ」です。

長男が小さいころ、ママ友達とその子どもたちと遊んでいたとき、寝るとき顔を触るとか指しゃぶりをするとかの話になったので、
うちは歌を長いこと歌って寝かしつけるという話をしたら、
「録音でもしといたら(=テープを流して聞かせる)、いんじゃない」と(冗談か比喩か)言われたことが印象に残っています。
私は「めんどくさい」といったつもりではなかったのですが、そのようにとられたみたいです。
悪気はまったくなさそうですが、すぐ話が「いかに、子どもの相手を楽にするか?」という方向になるので、あわせるしかありませんでした。


もうすぐ寝そうな子が、歌が終わると「もっかい」と言ったり、しゃべれない子が「んっん」と言って要求したりして、また歌って、と言ってくれるのが、私は幸せと思います。

その友達は、子どもの歌は某教育テレビで聞いたことになっているからいいらしいです。

せっかく生の歌をきいてくれる機会があるのに、もったいないなぁ、と思いました。

いつ「おかーさんのうたなんかききたくない」と言われるかと思っていましたが、長男は、三男のための歌を、何も言わずきいてくれます。
さすがに積極的に聞きたいわけでなく、寝る前は長男用の長い本の読み聞かせを楽しんでいますが。

ちなみに以前は(冒頭のとおり神経質だったので)「何が何でも歌って寝かしつけ!」と思っていましたが、今は「聞きたかったら聞いてね」の気持ちで歌っています。


長く書いてすみません。
ところで、他のページに「子育ての時間制限」という言葉がでてきますね。
何歳までに~しなきゃいけない ではなく、
もったいないから今のうちにいっぱい~しといたほうがいい というネタが読みたいです。
あと、たとえば絵本に集中するため字を教えこまないほうがいい、とか、箸は3歳でもたせなくていい、とか、あと、こういうかかわりをしていれば何歳になってもこういう甘えかたをしてくれますよ、とか、そういう何と言うかほほえましいほうの話です。
あちこちにちりばめられていると思うのですが、もしまとめていただけたらいいなと思います。

遊ぶ力と生きる力

今回の一連の記事を読ませて頂いてふと思ったのは、子どもの「遊ぶ力」って、大人の「生きる力」に比例しているのかもしれないなということです。
昨今のおもちゃが、電池式のものやキャラクターものばかり増えてしまったのは、当たり前ではありますが、大人の生活道具こそがボタン一つで動いてくれるものばかりになったからだよなぁと、私がご飯を炊こうとする度に「ピッピするー!」と駆けてくる息子を見て思いました。
だからと言って、じゃあご飯は手間かけて釜で炊くぞー!なんて事は出来ないんですけどね。
スイッチ一つでいろんなことが出来る便利な時代だからこそ、掛けるべき手間は何なのかしっかり考え、多数ある選択肢から選び、実践していくのが現代の「生きる力」なのかなと思います。

記事の内容から脱線したコメントになってしまってすみません。
またの更新を楽しみにしております。

No title

初めまして。いつも楽しみに拝見させていただいております。
今回の記事、読んでうれしくなり、コメントさせていただきました。

まもなく3歳になる娘を保育園に預けながら仕事をしています。
私は自分自身がキャラクターを好まず、それを娘にも押し付けていいものかと思いながら子育てをスタートさせました。

保育園を探しているうちにシュタイナー教育に出会い、通える範囲にそれを取り入れている園をみつけ、1歳からそちらにお世話になっております。

我が家ではテレビは見ません。キャラクターも機械仕掛けのおもちゃもありません。徹底的に排除しようとしているわけではありませんが、娘は自分の力で遊ぶことを身につけてから本当にそういったものが必要なくなったのです。しつけも知的教育もしていません。

それでもオムツはトイトレせずに自分で「今日からパンツにする」と言って以来ずっとパンツで、漏らしたことはなく、言葉もきちんと話しますし、しつけなくてもできるようになったことはたくさんあります。

でもそれは決して一般的な子育てではなく、私としては普通のことをしているだけなんですが、親も子も「無理している」「我慢している」と思われたり、逆に「すごい!」と驚かれたり(笑)

子供を強く引き付けておくアイテムがないので、親が子供に関わる時間を多く持たなければならないのかもしれません。抱っこしたりおんぶしたり、大きくなってくると体力的にキツイこともありますが、手のかかる子にはなっていないと思います。


そういえば以前、ブログで認可園と認証園の違いを記事にされていましたが、わが子の園は認証園です。でもきちんと子供を見つめて下さっていて、本当に感謝しています。

保育園は幼稚園以上に個性豊かな園が多く、私もいろいろ探して驚いたこともありましたが、これからますます保育園の需要が高まると思うので、いい方向に発展していってほしいと思っています。


相談

はじめまして。いつも拝見して勉強になり感謝しています。

来月3歳になる息子と10カ月の娘がいます。

息子の荒れた行動についての相談です。
こどもへは、受容、共感、肯定をして出来るだけ関わっています。
生き生きとして育っていますが、下の子が生まれて以来荒れた行動が出始めて、ピークは過ぎましたが、時折現れます。

1、頻度
①眠い、お腹がすいた時
②下の子に手がかり寂しい時
③ママが他の人とおしゃべりするとき


2、内容
①物をなげる、
②下の子を攻撃
③キィと叫ぶ
④ママにダメだし

3、対応
どうしたの~ときく
大抵、~くん寂しくてやったの、お腹がすいてやったのなどいいます
そうなんだね~でも危ないなど理由をいってだから、ママ困るな~、そういうときは~~だよって教えてね

こんな事が一日になんどかあります。
2人目が生まれる前は一切ありませんでした。こども2人にペースを合わせるので満たされなさからくるのかとは思いますが、何かアドバイスを頂けたら嬉しいです。
落ち着いてくるにはまだ長い目でみた方がいいですか。

下の子へは寛容に接して世話を手伝いしてくれます。

遊びについて、
テレビや音なり玩具はあまり使いませんが、私がいないと遊んで数分、ママみて~一緒にあそぼうよといったかんじです。もう少し離れて見守り遊び込めたらとおもいつつ一緒にいます。
家事が全くできません。

こんな内容ですがよろしくお願いします。

相談先がわからずコメントにて失礼します。

ななこさん

そういった状況になっている人に、どうしたほうがいいとか、あれはしないほうがいいみたいなことを言っても、なかなか受け入れられなくなっていると思います。

そういったとき僕が伝えているのは、「だまされたと思って一日一回でいいからくすぐってみるといいよ」ということです。

もちろん、それをしたところで全てが解決するわけではありませんが、くすぐってあげることさえできれば、そこから突破口になって子育てを良い方へと向かわせられることができます。

難しいことを言えば、くすぐることによって、不安感を払拭したり、子供に自分は受け止められているという実感を持たせたりすることができるということなのですが、そういうことはすっ飛ばして

「一日一回くすぐっていると、子育てが楽になるらしいよ」
と伝えることでいいと思います。


その関わりがあれば、ほかにさまざまな問題があったとしても、少なくとも満たされなさからくる子供のネガティブ行動などは最小限に抑えていけると思います。

shirayukiさん

shirayukiさん、お返事がおそくなりましてすみません。

引用転載に関して、引用元が明記されていて改変などがなければご自由に使っていただいて結構ですよ。

わざわざご連絡ありがとうございます。


書いてあることには多々拙い点もあってお恥ずかしい限りですが、もしお役に立てるのでしたらこれに勝る喜びはありません。

どうぞお使いになってください。


ただ、本当に自分が感じたことを取り立てて深い検証などなく、思いつくままに書いている所詮つれづれ日記なので、教育論についてのホームページなどと誤解されても申し訳ないので、もしご紹介くださる時はあくまで個人の子育てブログということも合わせてお伝えください。

POKOさん

元の記事にも書いてありますが、キャラクターものがあったり、使っていたからといってただちになにか問題があるわけでも、それで子供がまっすぐ育たなくなるというようなものでもありませんので、そんなに気にしなくても大丈夫かと思います。

この記事の真意は、「子供だから、キャラクター」という先入観に大人がおちいってしまっていることからくる影響というものですので、「子供にどういうものを与えていけばいいだろう」という視点をもっているか持っていないかで、キャラクターのあるなしにかかわらずその違いは大きくなると思います。


遊びに関しては、この月齢でしたら必ずしもひとつひとつの遊びの持続時間は長くないです。

むしろ、「探索行動」というのが活発になる時期が1歳すぎなので、むしろ短くなるかもしれません。

探索行動というのは、身体の機能の発達に伴って、外界の様々なものへと興味関心をもっていくこの時期の特徴です。

なので、いろんなものを試しては、次のものへと目移りしていくような姿が共通してみられます。

それは「遊び込めていない」というのとはまた別のことです。


もっとあとの年齢ででてくる「ものが多すぎて遊び込めない」ということとも違いますので、遊具の種類はある程度多くあってもよいです。


まだまだ当分は、ひとつのものを遊んだら、次のものへと興味が移ってそちらを遊ぶという姿が続いても不思議はありません。

むしろそれが当たり前ですので、この時期に「片付けをしてから次の遊びをしなさい」などと教え込むことは、遊びへの興味関心や集中して遊ぶことをなくすことにもなりかねません。


子供の姿には時期によっても、その子の個性によってもいろんな姿がありますので、マニュアル通りのようになっていなくても、心配することはそうそうありませんよ。

miyuriさん

「子供に親が歌を歌ってあげる」というごくごく当たり前のことが、いまではなぜかすたれつつあるものとなってしまっていますね。

よく考えるとこのことはほんとにもったいないことです。

それによって目に見えないけど、たくさんのことを子供は親からもらえるはずなのにね。


微笑ましい話のほうは、気恥かしさもあってあまり上手にかけないのですが、できるだけ善処してみます。
まあ、あんまり期待しないでね。

ありがとうございました。

コメント、ありがとうございました。
ほほえましいお話、気長に待っています。

返信の返信の・・・と長くなって恐縮ですが。
意図しないおもちゃをいただくと言う件の変形バージョンが、先日ありました。
主人側の親戚(若い世代の男性)です。独身でいらっしゃる。
息子の入学祝に何かくださるというので
「もうおもちゃではなく、本でも・・・」というと
「いや、そういうのでなく俺はおもちゃをあげたいのだ。親がまゆをひそめるような(笑)」と。
まちがった使い方ですが「確信犯」です。
まじめな堅物な母親が悪いおもちゃを阻止するのに反抗したい、自分が風穴をあけてやる、みたいな感じ、です。
まったく余計なお世話です。
自分が「こんなのをあげたい」という気持ち「だけ」で贈り物をするのです。
母親が俗っぽいおもちゃから子供を遠ざけているのを嫌悪する男性諸君は多いのでは。親の心子知らずといったところでしょうか。
あと少子化で親戚中からひとりの子供に集中して贈り物合戦なんか繰り広げられたりしているのでしょうか。
うちは頻度が少ないのでまだいいのですが、お悩みの方は多いのではないかと、思いました。

これからも楽しみにしています。

返信ありがとうございます

おとーちゃんさん、お忙しい中、アドバイスして頂きありがとうございます。
ずいぶん、このブログを読ませて頂いてたのに、くすぐりをすすめることに気が回りませんでした。それなら、簡単そうなので、早速、友人に1日1回のくすぐりをすすめてみたいと思います。不思議なことに、ここでコメントした直後から、友人の娘さんに対する態度が少し優しくなったような気がします。何か伝わるものがあったかもしれない…なんて(笑)きっと、いい方向に向かうような予感がしています。おとーちゃんさん、本当にありがとうございました。ブログ、いつも楽しみにしていますので、これからもお体に気をつけて、頑張って下さい。

ピンクヒコウキさん

実際の様子を見れないので正確なところはわかりません。参考程度にどうぞ。

まず、状況としてはもうすぐ3歳ということですから、下の子ができたことに加えて、成長期の特徴的な姿が一緒にでているのだと思われます。

成長期については、「魔の2歳児」カテゴリにありますので、そちらのポイントをつかんでいただくとして。

単に下の子ができたことからでる姿というのであれば、受容することを中心にしていってもいい場合がありますが、成長期の自分をどこまで・どうやって出すかというのをいろいろと試している時期でもありますので、そういった状況では大人が譲歩するばかりでは、なかなか子供に安定した姿を持たせられないこともあります。


例えば、そういった荒れた行動がでたとき、疲れていたり、眠かったりなど理由があるときならば多少許容はできるとしても、やはりそれらの行動を思いのままにだしていいというものではないですね。


特に、ものを投げたり下の子に攻撃するなどの行動はしていいことではありません。

こういったときに、「下の子ができたことでかわいそうだから」とうやむやにしていては、子供は本当にどういう行動をとればいいのか適切に学習することができず、いつまでもそういう行動を続けることになり、そしてそれらが大人から好意的に捉えられていないことは感じ続けますので、返ってみたされることなくエスカレートすることにもなりかねません。

そうしないためには、大人が毅然としてそれらの行動を断ち切ることも必要になります。


その上で、どのように関わることで大人に気持ちよく受け止めてもらえるのかを実践の中で身につけさせます。
つまり、お互いにもっとも心地よい関わりを、大人が主導して子供に学ばせていく必要があるのです。


平たく言ってしまえば、許容できない行動にはきっぱりと叱る・怒る。

怒ったからといって、それは即その本人を否定するということにはなりません。


行為そのものは否定するけど、人を否定するわけではない方法で伝えていきます。


「物はなげない!甘えたいのなら素直にきなさい」など、メリハリのある対応で、良くないことはやめさせ、素直に気持ちを表して許容できる態度をだせる道筋をつけていくといいでしょう。



遊びについては、年齢的にそういう姿もでる時期ですし、やはり下の子に手や目がいくことから直接関わって欲しいという気持ちがそうさせるのでしょう。

なので、「遊び込める込めない」といった遊びそのものの問題ではないと思われます。

ですので、上で述べたように、互いに許容できる心地よい関わり方を身につけることで、それは減ることも考えられます。

また、家事など必要なことまで後回しにして相手をしたところで、やはり大人の気持ちが本当に向いていないところで関わっても、子供は十分に満たされませんので、毅然と「今は○○してるから、相手をできない」と伝えることもときに応じて必要です。

そしてその分を、きちんと許容できる時間を作り、そこで自分に100%向いてくれるのだという自信を子供自身が持てると、キリのない「相手をしてー」を減らす方向へと向かわせることも可能です。

なんでもいいのだけど、夜寝る前に本を暖かい気持ちでゆったりと読んでもらうことを習慣にする(ただそうすればいいのでなく、子供自身がそれに自信を持てることが大事)とか、お風呂でしっかり相手をするとか、「○○するときに必ずぎゅーと抱きしめる」といった簡単なことでも習慣にすることで、子供はそれに自信をもてるようになります。


それともう一つは、上の子は確かに下に弟妹ができれば、寂しくなったり疎外感をもったりすることは避けられません。

でも、それを大人の意識が「可愛そう」と感じていては、それを口に出さずとも子供は「可愛そうな自分」という意識になってしまいます。

それでは、いつまでたっても子供はそれを乗り越えていくことが難しくなってしまいます。

ですので、大人自身もそういった自分自身の気持ちに毅然と向き合って、子供の様子に振り回されたり流されたりしてしまうのでなく、「そういうものなのだ」とそのままを受け止め、子供に乗り越えるちからを持たせていくことも大事なことだと思います。

アドバイスありがとうございます

お忙しい中、コメントありがとうございます
アドバイス頂き、曇の中から半分ヒコウキが青空へ出ててきたような気持ちになりました。

本屋さんで発達心理学など端から探してもこどもの成長段階について自分が理解したい内容を解決できずにいましたので、受容だけでなく、次のステップへもう一歩踏み込む時期にあることがわかりました。

今までこどもに心地のいいを目指していましたが、お互いに心地のよいことが大切ですね。やはり自分だけでは道に迷っていました

私事ながら、誕生日の日にこのようなアドバイスを頂いて、今日から一年の指標になった気がします。

ありがとうございます

これからもブログにを原動力に目指すべき子育て楽しみたいと思います

以前ご相談させて頂いた者です

おかげで前向きに過ごせるようになりました。本当に有難う御座いました。
申し訳ないのですが、お時間ある時にまたアドバイス頂けますと有り難いです。
家事と育児の両立についてです。
「今は家事をしてるから相手出来ないよ。」という毅然とした態度は、何歳頃から出して良いものでしょうか。娘は現在、一歳三ヶ月です。
見てるよーの意味で食器洗い中でも10秒に一度くらい振り返り娘に視線を向けます。それでも、子どものサインを見逃してないか不安です。調理は30分、毎食1、2品。途中で少し遊んだり、『今は行けないよ』と伝えたり、一緒に炊飯器のボタンを押したり、抱っこして鍋の中を見せたりします。長時間だと一人で遊ぶことが難しくなり、私の気を引く為おもちゃを次々に渡してきて、最終的に足にしがみつき泣きます。周りのママさんたちは、おんぶ、吐く程泣いても無視、テレビ、お菓子だそうです。うちもおんぶしますが、遊びたいのに可哀相かな、寝ちゃうとお昼寝以外だとリズムが狂うかなと思ってしまいます。
過保護ですがどう対応して良いかわからないのです。調理時間を長くして、きちんとした食事にしたいのですが、30分以上待たせられずにいます。

しのさん

>「今は家事をしてるから相手出来ないよ。」という毅然とした態度は、何歳頃から出して良いものでしょうか。


これは年齢は関係ないと思います。
もちろん相手のあることですので、強硬になんでもかんでもつっぱねるということではありませんが、必要なことならばどうどうと自信をもってやればいいのです。


「子供が泣いているのでずっと相手をしなければならない、その結果家事ができないので大人は水だけのんで生活していく」というわけにはいきませんよね。


家事をしなければならない時間、特に夕方なんかは子供はどうしたって不安になったり、親を求めたりするものです。


では、それにずっと応えていればいいかというと、もしそうしていたら今度はそれを乗り越えていく精神的な力がついていきません。
そればかりでなく、子供の自立を奪って、依存を高め、その後そのほかの成長発達にまでマイナスの影響を与えていくことだってあります。


本来は、大人にはやらなければならない家事などの仕事があるわけですから、無制限に子供に関われるものではありません。

しかし、そういったことに大人の方の自信がもてないでいると、ずるずると子供にかかずらううちに、そのような自然に乗り越える力をつける場まで大人が奪っていくことにもなりかねません。


大人がやるべきことがあるなら、そのあいだ子供が泣いていたってやればいいのです。


さすがに「吐くほど泣いても無視」はやりすぎだと思いますが(無視は自己肯定感を下げてしまいます)、大人が自分のすべきことに自信をもって大きな気持ちで「今は待っていてね」と言えばいいのです。


そういう経験をする中で、子供もそれを乗り越える力がついていきます。


大人が子供の泣きにオロオロしていたら、子供はいつまでも不安が拭えなくて激しくぐずり続けます。

むしろ大人が大きな気持ちで明るく歌でも歌いながら、するべきことをしていたほうが子供は安心・納得して過ごせるようになりやすいでしょう。

ただ、相手のあることですから具体的な対応は臨機応変に。





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楽しく無理のない子育てを広めたいと2009年ブログ開設。多くの方の応援があって著作の出版や講演活動をするようになりました。 現在は、子育て講演や保育士セミナーの他、『たまひよ』や『AERA with Baby 』等の子育て雑誌の監修やコラム執筆。『ジョブデポ保育士』の監修や育児相談などをいたしております。

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