2017-06

「弱い大人」の問題 Vol.6 - 2012.12.05 Wed

いくつか事例を見てきた中で、Vol.1であげていた、「弱い大人」の大きな問題の2、3についてもだいたい解説してしまえたかな。
今回は、4について補足。






『4 大人自身も親として成長できなくなる』

ですが、「弱い大人」は子供のダダや泣きなどの強い態度に立ち向かうよりも、例えば「脅し」や「ごまかし」や「釣り」などで回避してしまおうとします。

それでもそのときはどうにかなってしまうし、それでも子供は育っていってしまいます。

しかし、そういった回避によって、言葉では通じない子やけじめのない子、わがままな子などが形成されてしまうことがあるのに加えて、親自身も親としての成長を回避したという結果があとあと残ってしまいます。



そうなってしまうと、小さい時はそうやって「回避」で済んだとしても、大きくなってからではそうはいかないことも出てきます。

そのとき、大人の方に子供にきちんと向き合えるだけの強さがなかったらどうでしょう。

例えば、1歳の子をいいきかせられない人が、5歳の子にきちんといいきかせられるでしょうか。
もうごまかしや、リフトでどうにかできる時期ではなくなっていますね。



これがさらに、10歳15歳となったときにどうなるでしょう。

子供が夜遅くになっても帰ってこない、夜中に抜け出して遊びに行ってしまう、薬物に手を出してしまう。
これらは現実にすでに起こっていることです。

そういうことが子供に起こりそうになったとき、親としての自分はきちんと対峙できるでしょうか。

子供と向き合う力を、親の方も日々の子育てを通して身につけていかなければなりません。
いざ、そういうことになったとき、幼少期から「いいなり」になっていたことを後悔しても遅いのです。

それはもう始まっているのです。


例えばの話。
「成長期」って子供の姿が大変になりますね。
でも、いやでもなんでも、それに対応しなければなりません。

↑のようなことを踏まえると、もしかするとそれは「親」になるためのステップアップの機会を子供自身が作ってくれているのかもしれませんね。
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● COMMENT ●

ズルい大人?

>もしかするとそれは「親」になるためのステップアップの機会を子供自身が作ってくれているのかもしれませんね。

御意!日々そう感じます。子どもを育てることによって、自分を育て直してる感じですね。

「弱い大人」は、「ズルい大人」かもしれませんね。毅然と立ち向かうことを回避して、ジュースやお菓子で釣ったり、お化けの力を借りたりして、その場しのぎをしてしまう…。

今までの人生、私、してました。適当にお茶を濁しまくってました。でも、自分の子どもに対してくらいはせめて誠実に対峙したい…。おとーちゃんのブログを読ませていただき、自分も変われた気がします。ありがとうございます。

先日

相談させていただいた、ゆんママです。
お返事いただきありがとうございました!

他の記事も読ませていただき、がんばってみます!

これからも色々書いてください!楽しみにしています!

No title

 育児は育自だといいますが、本当に日々が親(あるいは人)としての成長の機会であり、与えられた学びなのだと思います。

 とは言え、子どもに真摯に向かい合おうと思いつつ、(大人の都合で)時間に追われたりしていると、“先回りして”モノで釣ったりもしちゃうんですが・・・ 反省。

 「ごまかし」のうちになるのかわかりませんが、先日とてもがっかりさせられたことがありました。

 子どもの保育園では、もうすぐ一年に一度の発表会なのです。先日はちょうどクラスメートの登園と重なり、担任の先生がその子のお母さんに話しているのが聞こえました。どうもその子は発表会の練習で何かを嫌がったらしいのです(その子は“抱っこ魔”で、2才児クラスではうちの子と二大甘えん坊・・・)。「そんなこと言ってると、赤ちゃんクラスに行ってもうよ!って言ったら、『えーいやいや』って言ってちゃんとできたんです」 だそうです・・・・ これって、完全にその子の今の姿の否定だし、脅しですよねぇ・・・ 

 その先生は1歳児の時から主担任なのですが、言葉を交わしたその日からちょっとなぁと思うことがずっと続いています。

 息子は新しいことには消極的な態度をとることが多く、去年の発表会では衣装を着ることを断固拒否。そしたらリハーサルの日の登園時、「今日はぜったいに衣装をきてもらうからね!!」と子どもに言っていました。

 私としては、1歳児にみんな同じであることを求める必要はないと思っているので、衣装が嫌ならいいじゃないと思っていたのですけど。

 また、一時期、息子がパンツをはくのを断固拒否していたこともあったのですが、「お昼寝中にはかせちゃおうかと思いました」と言われました。その時はさすがに連絡帳に「自分でその気になるまで待ってやってほしい」旨を伝え、最終的には自分ではくと言いだすまで数週間かけました。(ちなみに古典的な時間(しかも30分~1時間とか短い周期のようです)でトイレに誘う方式のようで、そのせいだけかはわかりませんが、保育園では完璧でも、いまだに家ではいっこうにおむつがはずれる気配すらありません・・・・)

 その他にも子どもの気持ちに寄り添っていないし、目の配り方が今一つと思うことがいろいろあります。その一方で、運動会や発表会など園行事を“成功させる”ことには熱心なようです。

 保育園自体は子どもを守ってくれ、生活からの学びも多いし、私たちは親としてとても感謝していて満足しているのですけど。こういうのはその先生の保育士としての主義や個人の性格なのでしょうか。

 ずっと前のおとーちゃんの記事には「適切ではないことでも保育園の内部にいると当たり前になってしまっていて、改善すべきだということに気づかない」とありましたよね。 
 
 そうであるならば、疑問提起をするべきなのかと思いつつ、目に見えるような実害があるわけでもなし。それに、その先生はもうすぎ産休・育休になるので、3歳児クラスでは担任になることはないし・・・などと後ろ向きに思ったりもしてしまいます。

まっくすさん

それはたしかにがっかりなことですね。

はっきり言ってそういった対応をする保育園・保育士はいまでもたくさんいると思います。

必ずしも、そのようだから「悪い保育」ということにもならないのですが、「古い」「不勉強」と言われてもしかたがないでしょう。

(しかし、お昼寝中にはかせちゃおうはいくらなんでもやりすぎですね。断って正解だと思いますよ)


しかし、そういった自覚がないところが、この問題の難しいところです。

こういった保育についてのことも少しずつ書いていきたいと思っています。


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