2017-06

叩かれ損 - 2012.10.22 Mon

乳児くらいの年齢の子に対しては、育児ストレスやイライラから「叩く」という行為になることも多いだろう。

これが幼児や学齢期の子供に対してだと、「言う事を聞かないから」という理由で叩くことが多いようだ。


つまり、「しつけ」や「教育」として「叩く」という行為になっている。







だが、子供が「言う事を聞かない」になる理由は子供本来のものではなく、それまでの大人の子供に対する関わりや子育ての仕方に原因があるものも少なくないのではなかろうか。



このブログも3年続けてきた。

最近、「それまで否定やダメだしばかりで子供が難しくなっていたのを、受容や肯定を心がけるようになって全く違う姿を見せるようになって、子育てがしやすく、また楽しくすることができるようになった」というコメントをたくさん頂くようになった。

従来の考え方で「子育てとはこういうものだろう」と思って、育てにくい子にしてしまっている例は多い。



否定やダメだしの積み重ねのまま、幼児や学齢期にまで行ってしまい、子供の不適応な姿ばかりになり、大人の言葉もスルーしてしまうようになる。

そうなってしまって、「子供は叩かなければわからない」と叩く子育てになってしまうケースは多いのではないだろうか。

軌道修正して、子育てが全然変わったという人には理解してもらいやすいかと思う。


もし、そのまま子供のネガティブな姿が増大していったら、挙げ句の果ては「叩くこと」で押さえつけるようになりはしないだろうか。


僕は日本の子育てにはこのケースが多いと思う。


だったら、子育てをよくしていくことで、子育てに「叩くこと」はいらなくなるのではないか。
そう思う。


大人が「叩かなければわからない子供」に育てたから、子供がそうなってしまっているのだったら、子供は叩かれ損である。
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● COMMENT ●

親になる人に正しい子育てを詳しく教えるところって無いですよね。

親のためにも、子供のためにも必要な気がします。

良くも悪くも、自分が親にしてもらったように子供に接していると感じます。
叩かれて育った人は、親になれば叩いて躾をすることに疑問を持たないかもしれません。その子供もまたきっと…

叩いて躾するループから抜け出せるように子育てを学ぶ場所が必要なのでは?

今回の記事を読んでそう感じました。

ある保育園の実情

初めまして。いつも拝見しております。
私は、恥ずかしながら保育士成り立ての者です。

あまり大きな声では言えないですが、私の勤める保育園では、
言うことを聞かないと、乳児に対しても
叩いたり怒鳴っています。子どもに暴言ととれるような事も
平気で言ったり…昔ながらの教育って感じです。
職員は、子どもに愛はあるのですがトラブルが多く、そのような対応になってしまうようです。トップの先生がそんな保育をしています。このような保育方法の保育園や幼稚園多いのでしょうかねぇ。

みきさん

僕もほんとにそういった場があるといいと思います。

保健所では、妊娠した人を一同に集める機会が多いですから、基本的なことだけでももうちょっとしっかりと伝えていってくれるといいのですけどね。

まあ、基本的に医療機関なので難しいのかもしれませんが。

僕なんかでよければ喜んで講演にいくのだけどな~。

みらいさん

保育施設は、実習やアルバイトなどで事前に行っていたケースを除くと、なかなか就職してみるまでその内実ってわからないことが多いのですよね。

せっかく若くてやる気のある人が、変な保育をしているところに就職してしまい、ほかを知らずにいつのまにかそこのやり方が身についてしまうということをとても残念に思います。


確かに昔からのやり方を前動続行で、なんの進歩もないままいまだにしているところもたくさんあります。

でも、なかにはもちろん子供たちの最善の利益というものを常に考え、保育にあたっているところもたくさんあります。


しかし、それでもみらいさんがお勤めのところのように、子供に手を上げるというのはいくらなんでもおかしいです。
それもましてや乳児にしてるというのは行き過ぎです。

そういった保育士の行動は、いつまでも親にわからないということはないので、僕が勤めていたような地域でそのようなことがあれば、そうとうの問題になっていると思われます。

現にこれは私立の認可保育園でのことですが、そのような保育をしていた保育士が免職になったというのを知っています。


しかし、その園の体質になっていて、地域的にもそういったことが容認されてしまうということもあるのでしょうね。

みらいさん自身、子供を大切に育てたくてこの仕事についたのであれば、そういった関わりを目にするだけでも辛いことと思います。


保育の方法は、しばしばそれ自体がイデオロギーになってしまうので、どんなにひどい保育をしていてすらその本人はそのやり方にプライドを持ってしまっていることもほとんどです。

ましてや保育を主導する立場の人間ともなっていれば、その保育士のやり方は変わらないことでしょう。

ときとしてそういった園で、きちんとした保育を自分はしようと思っても、それらのやり方を強制されたり、それをしないことに対してプレッシャーをかけてくるということも多いです。


今後その施設の方向性が変わらないと思われるのであれば、そうそうに転職することを僕としてはお勧めしたいです。
再就職の際、退職した理由を聞かれてもそのことをきちんと話せば、早期退職したことのデメリットはさほどないと思われます。
きちんとした保育をしているところほど、そういった施設があることをちゃんと認識していますので。



または匿名でもいいので内部告発するという手もあります。

保育園で子供を叩くというのは、絶対的に間違っています。
公になればけしてまかり通るものではありません。

その保育園の上位に福祉法人などがあるならそちらなり、市や区の役所にある保育課、もしくは保育監査を担当する議員など(これは調べればわかるはずです)に通報するなどです。


せっかく保育士を目指して選んだのですから、どうかやりがいのあるところで働けることを祈っております。

おとーちゃんさんの講演、ぜひ聞きたいです(>_<)

今は過去記事なども読みながら勉強中です。
いつか、おとーちゃんさんの講演聴ける日が来たらいいな~!
救われる親子がたくさんいるはすです。

でも、忙しいなか内容の濃いブログ更新してくださってるだけでも感謝してます。

考えさせられる記事や、ほっこりする子育て日記など…どれも楽しんでいます(*^^*)

返信は不要です。


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楽しく無理のない子育てを広めたいと2009年ブログ開設。多くの方の応援があって著作の出版や講演活動をするようになりました。 現在は、子育て講演や保育士セミナーの他、『たまひよ』や『AERA with Baby 』等の子育て雑誌の監修やコラム執筆。『ジョブデポ保育士』の監修や育児相談などをいたしております。

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