2017-06

最近の親の意識・あり方の変化 - 2012.09.21 Fri

僕ははっきりと、このままではまずいと感じていることがあります。

ほかにこのようなことを言う人もいないので、あまりこういうのは得意ではありませんが、「警鐘を鳴らす」という意味で書こうと思います。







「今の親は子供を叩かないから、子供は言う事を聞かないんだ」
というような、「昔は良かった」式の考え方で物を語る人がいます。
そしてそういう人は少なくないです。

保守・旧守というのは、すなわち「自分は正しい、新しく出てきたものが間違っている」と思えるので考え方としては「楽」なのですね。

別に「昔のものが良かったと思うこと」自体は悪いわけでもありません。その意見に理のあることもたくさんあるでしょう。

でも、人が置かれている状況というものは、その時代時代で変化しているのも事実なので、全てのものが「昔のやり方がいい、今のやり方が悪い」で解決するものではないことも、また確かです。

「昔のやり方がよい」と言っている人も、その前の世代には結局「今の若いものは・・」と思われていたはずなので、「昔がよい」というのもその人にとっての「昔」でしかないわけで、「普遍的な正しさ」というものではないわけです。

前置きが長ったらしくなってしまいましたが、そのように僕は「昔がよい」ということを解決策にしようとは考えない人間なのだけど、保育園で接する家庭をたくさん見ていて、このままではまずかろうと強く感じることがあります。




人々の考え方や意識の変化がどんどん早い速度で進んでいるというのは、多くの人が感じていると思いますが、保育園でみる親子の関係や、家庭のあり方、親の考え方というのも、もうそれこそ一年ごとに進んでいきます。

僕が何を心配しているかといいますと、「子供よりも大人が優先という考え方」です。



かつても、「これまでの人はそんなこといわなかったのに、今の人は自己中心的で大変だ」というようなことはたくさんありました。

例えば、「なんで、うちの子が発表会で主役じゃないんだ」とか「うちの子のセリフが、ほかの子よりも何文字少なかった」などというクレームがあるのだ、というようなことを耳にしたことのある人は少なくないと思います。

現在は、もうこの域ではなくなってきています。
まだ上の例ならば、「親である自分の子供」を中心にという考えなのです。

しかし最近は「親である自分」を中心に、という考え方の人がどんどん多くなっています。


「夏休みは会社が自分にくれているのだから、私が休みでも子供は毎日保育園につれてきます」とか

子供は微熱や風邪の症状がこの一週間ずっと続いているのに、週末の休みは親の趣味であるサーフィンに連れて行った などなど

それまで自己中心的な考え方をする人でも、「自分の子供本位」レベルだったのに対して、近頃では本当に「自分本位」になってきています。

世の中の流れは、どんどん個人主義に進んでいますからある程度はわかりますが、それが子供のいる家庭でも「自分本位」が進んでいくと、かなり子供の育ちはまずいことになります。

はっきりいって、そのように考えている・している家庭の子供は満たされません。

それが0歳、1歳でも行われるものですから、情緒も安定せず荒れています。
なにかを身に付けようとしても、もっとも基礎の部分が満たされていないのでうまくいきません。
笑顔で人と関わる余裕もありません。

いくつか事例をあげて紹介していきたいと思います。


1歳2ヶ月の女の子。
月曜日に登園するが様子がおかしい。
熱はないのだが、激しく親を求めてぐずっている。目がうつろで顔つきも疲れた様子。体もぐったりしている。
月曜日なので親と別れるのがさみしい というレベルではなく、その様子は尋常ではない。

「土日の休み中どう過ごしていましたか?」と聞くと、週末を利用して金曜日の夜からグアムに旅行してきたとのこと。
「じゃあ昨日帰ってきて疲れているのかな?」と保育士がなにげなく言ったら・・。
「いえ、成田に帰ってきたのが今朝の5時なんです」とお母さん。

「さすがに、それで保育園に預けられるのは子供は肉体的にも精神的にもきついですよ。お父さんかお母さんどちらかでもお休みできなかったんですか?」と保育士が聞いたら。
「いえ、私たち(父と母)はお仕事お休みしてます」とのこと・・。

子供の様子も保育を受けられる状態でないし、健康上も心配であり、そしてもちろん父母共に休んでいるのだから、その日は保育園もお休みしてもらいました。


ほかにもこんな事例があります。

1歳児の新入園での面接のこと。
面接にきたのは母。

保育時間の希望は「7時半~」となっている。ちなみにその園では7時半が開所時間なので、最も早い登園ということになる。
「お父さんは通勤時間が長いから、お父さんの送りだとそうなってしまうだろうけど、お母さんだったら8時半からでも大丈夫ですよね?」と聞くと

「私(母)も主人と同じ電車で通勤したいので7時半からでお願いします」とのこと。

「子供とくに小さい子は、保育時間が長いと負担になりますので、子供に負担をかけないように基本の保育時間は可能な範囲での最短になるようにみなさんにお願いしているのですよ」と園側から伝え、その時は8時半からの保育時間で受理したのだが、

後に園長のところに、「書類の勤務時間はこうなっているが、その前に行って準備をしたりしなければならない仕事もあるので7時半からにしてほしいと」強硬に言われ、仕事ということであればそれ以上は言えないので、7時半からということになる。

夕方の迎えも6時半(通常保育時間の最長時間)なので、子供への負担も大きく、さらに家庭で過ごしているあいだも十分に満たされていない様子。

保育時間中も常に不安定で噛み付きなどさまざまな行動がでていた。
とくに朝の登園時のぐずりはとても激しいのだが、いつも朝は父母で連れてきて預けて、楽しそうに手をつないで(比喩ではなくてほんとに)出勤していかれていました。



このような事例がたくさんあります。
しかも、年々増えていっているようです。

別に保育士は楽をしたくて、保育時間を短くしろというのではありません。
保育時間が長いというのは、大人が思っている以上に子供にとっての負担は大きいものなのです。
とくに乳児にはそうです。

仕事で必要ならばそれはしょうがありません。出来るだけのフォローをして保育園でも預かります。
でも、大人の軽い気持ちで保育時間を長くするのは、けしていいことではありません。

確実に子供に影響が出るからです。
情緒・性格形成、日頃の行動など。
そういった蓄積の反動はいずれ、親に返ってきてしまいます。
保育士はたくさんの経験がありますからそういうことがわかりますが、気にしない親はその時はわからないようです。
だから、保育士は子供とひいては親本人のために、あえて親の意に反することも伝えます。



そして、小さい子であっても子供はわかるのです。
親に余裕があるのに預けられてしまうのと、親が精一杯がんばっていてやむを得ず預けられているという違いが。


「長時間の保育は子供に影響がでる」というと、現に預けている方は心配になってしまうかもしれません。
ですが、必要があって預けているならばその影響は小さいです。またはフォロー可能だし、そういう人ならばフォローもしようとするでしょう。

しかし、それ以外の理由で、もしくは子供を見たくないからというような理由で、日々預けられてしまうのは子供もそれをきちんと感じます。

また、子供をみるのがめんどくさいと思って預けている人であれば、家庭にいるときでも子供が十分に満たされるような関わりというのは少なくなっているでしょう。
そうすると、家庭にいるあいだではフォローしきれません。

それらは、子供の姿に影響してきます。


楽をしたいといっても、たまの息抜きで一時保育に預けるとかであればさほど問題にもなりませんが、保育園は日々のことですので、いろいろ蓄積されてしまいます。


また、子供は小さくたって人間ですから、物を預けるように気軽に預けられるものでもありません。

でも、最近の人は悪意はないのでしょうけれども、あんまり預けることによる子供の精神的負担とかは考えない人も多くなっているようです。

0歳児の入園面接でこういうことがありました。

面接はおかあさん。
母「保育希望時間は7時半からおねがいします」
「えーと、この勤務時間と通勤時間でしたら、8時45分くらいの登園でも大丈夫ですよね?なにか事情がありますか?」
母「ああ、預けたあとに家の掃除とか家事をいろいろしたいので」

入園申請の書類にも保育時間についてはわかりやすく書いてあるはずなのですが、このひとは保育園というものについてよくわかっていなかっただけかもしれません。

そうだとしても、こういう実にあっけらかんと預けてしまおうというのは、かつてはあまり見られないことでした。
今はずいぶん増えています。


こういうことって、社会全体が個人主義的になってきていることと関係があるのではないかと個人的には感じます。

子供への関わりでも、しばしばそういうところのある印象を受けます。

親子であっても「私は私。あなたはあなた」というようなドライな関わりをしている人が増えてるような気がします。

「子供が出来てもそれによって、自分のライフスタイルは変えたくない」そういう人が増えているようです。
親が朝食を食べないから、子供にも食べさせていない とか。
親が飲み行きたいから、乳児でも夜は居酒屋で過ごしている とか。

0~1歳児でも、日頃からもそうだが、月曜日登園するとぐったりと疲れきっていて、情緒の安定もグズグズ、週末のお休みのあいだゆっくりできなかったのかな?という子供の連絡ノートを見ると、「昨日は表参道でランチしてきました♡」なんていうのもあります。


ほかにもこんなことがありました。

2歳児の男の子。
食事にまったく集中できない。座って食べられない。
気が向いたときに好きなものしか食べようとしない。
そして全般的にも幼い。

お母さんと話すと、
母「そうなんですよ家でも、お菓子ばっかり欲しがってごはん食べてくれないんですよ」
「じゃあ、おやつの量を減らしたり、食後はお菓子欲しがっても上げないようにしたらどうですか」
母「でも、お菓子見るとすぐ欲しがるし、ついつい食べさせることになっちゃうんですよね」
「だったら、お菓子は子供の目の入らないところにしまったりするといいですよ」
母「あ~それ無理。あたしがお菓子食べたいから~」
「では、子供が寝てからとか、子供が見てないところで食べるようにしたらどうですか」
母「あ~どうしよっかな~」

上の事例と同様に、「お菓子」のところを「テレビゲーム」に変えただけの事例もありました。

今の親の世代は、子供が出来ても「子供のために我慢するとか」「子供を優先させよう」という考えにはならない人も増えているようです。


でも、子供とくに小さな子供は、親へ大きく依存しているところがありますので、「個人の尊重」というような名目で割り切りすぎてしまうのも、満たされなさを生み出してしまう事にもなりかねません。

満たされていな子供は、保育園で見る限り年々増えているといっても過言ではありません。

今回一例を示したような、親の子供観の変遷というようなことも、その一因になっているとはっきり思います。

そして、そういう傾向はどんどん進んでいますから、今後子供を取り巻く問題というのは、ある程度大人の方が「子供ができたら自分優先というのは我慢しなくては」という意識をもたないと、さらに深刻化していくのではないかと思います。
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● COMMENT ●

幼稚な親たち

本当に同感です。
大人になりきれず、自由を履き違えた育児をしている親たちがまわりにいます。

両親ともゲーム好きでインドア派なんで休みの日は一日中家にいますとか、

疲れてたけどどうしてもラーメンが食べたくて、深夜に車を走らせたとか、

泳ぐのも、暑いのも嫌いだから、海やプールに連れて行ったことは一度もないとか、(でも、ディズニーランドには真夏でも行ったり)

毎晩夕食後に甘いスイーツを買いにコンビニに出かけて、子どもにもアイスを買ってしまうとか、

あれ?何だか幼稚で自制心なさすぎでは?と感じながらも、ママ友だちは皆笑って聞き流します。

No title

いつも更新楽しみにしております!

おとーちゃんさんのブログを読むと自分が子育てを楽しめているなと改めて実感します(^。^)

子育てが楽しいと自然と子ども優先の生活になるんですがね。
(そんな生活が苦じゃなくって、むしろ楽しいんです)

自分優先の親たちは、そもそも保育園で過ごすということが子どもを頑張らせている状況という認識がないのかもしれませんね。

正直私もそういう認識(発想?)がこちらのブログに出会うまでありませんでした。

子どもをよく見ていてばわかることなのかもしれませんが。

保育士さんからの働きかけで少しでも親の意識が変わってくれればいいですね。


育休が1月に終わるので、そろそろ保育園の見学に行かないといけません。
まだ復帰に迷いはあるにですが、やってみるだけやってみて無理そうなら(子育てが楽しく思えなくなってしまったら)辞めようかなと思っています。

会社から飛んで保育園へ向かう母親になります!

こんな親はどう思いますか?

四歳、二歳を保育園に預けています。我が家は土曜保育もあるので、土曜日預ける週は変わりに平日を休ませています。
四歳はそういうパターンにしていますが、二歳は土曜保育がなくても、私は必ず平日休みなので休ませてしまいます。
本当は預けてみたい気持ちもしますが、どうしても預けて自分だけの時間を過ごす事ができません。仕事がある時は保育園に預けることは全く可哀想だと思いません。この心の差が激しすぎて不思議です。過保護なんでしょうか?
休ませる理由は『自分が休みの日に預けるのが可哀想。もし熱が出たら、翌日からまた休まなきゃいけないし無理せず休ませてあげたい』です。
友人からは『保育料払ってるし行かせたらいいのに』と言われますが、どうしてもできません。

保育士さんは『家庭が一番だから休ませてもらっていいですよ』と言ってますが、本音なのか気になります。

四歳は、友達と遊びたいのもあるし、保育園での予定もあるので土曜保育がなければ私が休みでも預けています。でも昨年までは何となく私が休みの日に預けるのが可哀想で家で過ごしていました。

主人も平日(私と違う平日)休みなので、主人も『明日は子供休ませてもいいかな』と言うことがあります。
四歳になると日常保育も大切になるし、平日ばかり休ませるのは反って子供に負担になるので、土曜保育がある時は主人の休みに休ませています。

正直、私は今回おとーちゃんさんが書いている内容の方が実在するなんて考えられません。
我が家は、自分が休みの日には子供を休ませたくて仕方ないので、わが家が変わっているのか…

休ませたからと言って出かけるわけではなく、家で過ごしたり、買い物にいったりです。
これから子供は自分達の世界が作られていくし、私達はなるべく子供の世界を邪魔せずに、でも今しか一緒に過ごせる時間もないし、大切に過ごしたいと思っています。

限度

いつも勉強させてもらってます。

今回の内容もじつにみみの痛い話だなぁと思いました。
反省するばかりです。

私自身、子供二人(4歳と1歳)を育ててて自分の未熟さ(許容量の少なさ)に反省する日々なのでそういう自分の欲求(気晴らし)の限度ってやはり見失ってしまいがちだと思いました。

子供との関係はネットでの情報や地域の支援センターだけではわからない部分ってあるので、指摘してもらえる環境っていいなって思います。
私は子供を預けた事がなくそういう機会もないので羨ましいと思いました。

おとーちゃんさんが書いているような保護者さんて多いですね~
仕事があり家庭で保育できない時のための保育園なのに仕事が休みでも預けますよね。
うちの園は土曜日も給食があるから土曜日も園児の人数多いですよ。

あと子供と一緒にいたくない親って多いですね。熱があっても登園したり前日高熱で早退しても翌日は登園して来ます。
私の友達にも専業主婦で子供と家で一緒にいるより仕事に出てた方がいいとみんな言います。保育士仲間もそうです。

母親が育児ノイローゼとかなら預けて子供が良くなったということはありますがね。

‘親色’に染まっていく子どもたち

こんばんは。

今回の記事はインパクト絶大でした。たくさんの事例を紹介していただいて、どこも似たような状況なのだな、とため息が出ました。私の勤めている園にも、お母様が特殊なお仕事でベースが居住地とは新幹線で何時間も離れたところ、お父様も夜の遅いお仕事で、お子さんはもっぱら親戚の方かベビーシッターさんが送り迎え、当然預ける時間も曜日も不定期になりがちで、それなのに・・なのにさまざまなお稽古ごとは1歳から欠かさず行かせるためにその日の園にはお休みです。

別のあるお子さんは離乳食を嫌ったとかで、ミルクからいきなりマックのポテトに跳んだような超偏食ですが、「主人も子どもの頃そうだったから」と直す気もなく、園の給食を何人もの保育士が努力を重ねて、やっと白いご飯とスープのみに2年がかりでこぎつけました。

あるとき私が関わって、珍しく混ぜご飯にトライできたので、「ママに言って褒めてもらおうね」と言ったらとても喜んだのに、お迎えがママではなくてシッターさんだったときは、もう身をよじるようにして悲しがって、こちらまで悔しくて悲しくてなりませんでした。

他にも、月曜に具合の悪いお子さんはたくさんいますし、「昨日は38度ありましたが、今朝は37度まで下がってたので」と鼻水だらけで登園する子は冬場は大勢います。

私が1歳で関わった子どもが、3歳4歳と成長していくに連れて、ほとんど似たりよったりの体格・個性だったはずなのに、いつしか、片や愛情飢餓のような落ち着きのなさや攻撃性があったり、ぼんやりと幼い印象に育ち、片や、年少児にも優しい穏やかで言葉の豊富な子に育っていっているのを見ると、もちろん保護者の方ばかりが悪いと責めるつもりはないのですが、やはり、‘白紙’の子どもたちは‘親色’に染まっていくしかないのだな、と思います。

それと同時に、もしかしたら、そのそれぞれの子どもの親御さんは、「保育園のせいで(おかげで)ウチの子はこんな風になった」と思っていたりするのだろうか、と心配になったりもします。

おとーちゃんさんは、そんな風に思われたことはありませんか?

やはり、保育士と保護者の間で、それぞれ自分が一緒にいないときの子どもの状態について、隠さず飾らず、「子どもの幸せのために」の共通理解を下敷きに、毎日伝え合うことが大切なのでしょうね。

No title

はじめまして。いつも楽しく拝見しております。
私には1歳半の双子がいるのですが、いわゆる密室育児の状態で私が情緒不安定になってしまい、夫の勧めもあって、1歳から保育園に預け働きはじめました。
初めは泣かれましたが次第に二人とも慣れて、保育園で覚えてきたことを楽しそうに家でも披露してくれる様子をみるにつけ、あぁ~これで良かったんだなぁと簡単に考えていました。

今回の記事を読んで・・・子どもはわかっているんですね。子どもの気持ちをもっとしっかり感じて、ベストな方法を考えなきゃいけないなと思いました。
とても考えさせられました。ありがとうございます。

No title

自己中な親…別れた夫がまさにそうでした。

子供の前で平気で18禁のゲームをしたり、朝食を一緒に食べようと布団の中に子供を引きずり込んで布団の中で食べたり、夜遅くまでテレビがついてて子供が寝られなかったり、一緒に出かけても途中で離脱していなくなったり(子供にまた二人になっちゃったねとよく言われました…)、寝てる顔が一番可愛いとやっと寝かしつけた子供をつつき回して起こしたり、子供に「パパのこと好きか?」と顔をうつむける子供にしつこく聞いたり(自分のほうは子供を好きだと一度も言ってやったことがないのに…)、他にも色々。

何度言っても治りませんで、私もそれでイライラすることも多くなり、当然子供はとても扱いにくい状態になりました。

子供のために自分の行動をセーブするという発想が皆無な人間がいるのだということに当時は気づいてなかったので、私もただ混乱するばかりでした。
そして彼は、子供のために抑制している私を、本当の自分のやりたいことを偽って表裏があるのは子供のためにならないとか、抑制しているから私にストレスがたまるのだと、子供が荒れてるのは母親の私の心が抑圧的なせいだとなじられたり、子供にではなくもっと彼のペースに合わせて子供抜きで二人で遊んで息抜きしないと心の弱い私が子供を潰すと言われたりしまして、一時は本気で真に受けて揺れたりしていました。

でも四歳頃から別居して子供本位の生活にしてやると、子供の問題行動はきれいに治りました。
無気力で偏屈だった子が、六歳の今は積極的で素直なお調子者になりました。

もちろん、安定した原因として私が安定したのも大きいのですが…。
でも同じ家に布団にくるまったままご飯を食べる人がいる、夜いつまでも家が明るくて寝れない、夜に飲み屋に付き合わされる、そういうことがなく完全に子供のペースで生活を送ることがどれだけ育ちに重要な影響があるのか、身をもって知りました。

自己中な父親と不甲斐ない母親のせいで、子供にだいぶ苦労をかけてしまいましたし、離婚で子供にはこれから色々とあるだろうけど、あのまま子供を自己中に扱っていたら獲得できていなかったであろう、大事な力を幼児期に蓄えることができたことだけは確信できます。

自分の話ばかりになってしまい恐縮ですが、本当に今回の記事には共感しました。

他人の子育てにコメントを加えるのに消極的な風潮の中で、保育士として子供のために親御さんにできる限りの助言をしようとされてる、おとーちゃんさんの姿に頭が下がります。
blogでも、いつも率直で誠実な記事をありがとうございます。

少しでもたくさんの方に、想いが届きますように。

そうでしょうか?

こんばんは。今回の記事はちょっと考えてしまいました。
子供優先で・・・う~ん、そうでしょうか?
必要最低限の事(食事、睡眠、遊び、いっぱいの愛情)さえ手を抜かなければ、私は自分中心でよいと思います。
保育士おとうちゃん様が書いていること、日本の教育事情に浦島花子状態の私には、ごめんなさい、え~それって極端な例じゃないの?と思ってしまいました。もし、日常茶飯事ならすみません。
私はイタリアの幼稚園(日本ではこども園みたいな感じでしょうか?)しか知らないので、国が変われば子供も違うのか???それとも、子供の年齢なのか???と戸惑ってしまいました。なぜなら、こちらでは、年少入園(最年少入園は2歳9か月位~)から、殆どの親が子供を16時~17時まで預けています。保育園は3歳児(~3歳9か月位)までのクラスしかないので必然的に幼稚園に通うことになりますので。共働きの家庭が多いのは事実ですが、専業主婦やパート勤務の人もみ~んな16時までです。ちなみに、娘の園では14時30分までという選択もありますが、娘のクラスでは去年22人中3人だけでした。うちの娘は14時30分降園組でしたが、後半はみんなと一緒に残りたいなあ~と私に訴えていました。今年、冬の日本帰国後(これまた母親の都合で1か月休ませます)、まだみんなと一緒に居たい、と言っていたら16時までに延長しようと思っています。
長時間保育はそんなに子供に悪影響を及ぼすのでしょうか?娘のクラスの子供たちはお友達をぶったり、ひっかいたりする子はほとんど居ない様ですし、年上のお友達も娘に優しかったです(縦割り保育なので)。正常な親子関係が保たれていれば、問題ないように思うのですが。。。

私が自分本位が良いと思ているのは、親が精神的に安定していないと、子供にあたってしまい子供との関係が悪化するからです。もちろん、具合が悪いのに看病しないで園にいかせたり、深夜子供を連れまわしたり、子供が愛情に飢えているのにほったらかし等上記必要最低限の事をしないでの自分中心は論外ですよ。
例にグアムの話がありましたが、ちょっとはっとしました。もちろん、私はそこまで自分本位ではありませんが(笑)過去に病み上がりの娘を連れて日本帰国を強行突破したことがあったので^^;

保育士おとうちゃん様の例は、きっと正常な親子関係が築けていないのに長時間預けたりしているのがいけないのかなあ、と思いました。家事をしたいから早めに預けて、というのも、お迎え後はゆっくり子供とスキンシップをとれるのなら、それもアリかな、と思う私は、日本人社会の常識から外れてしまってます??

本当に悲しくなります。

自分本位の親を見ると悲しくなります。
私の母親がそうでしたから。
仕事が中心、子供に熱があろうが関係ない。
何が何でも、子供が悩んでいても保育園や学校に行かせる。
子供に心を傾けてくれない。
思い出すだけで腹が立ってきます。

友達が同じ事をしています。
「子供が可哀想だよ。子供に目を向けてね。」
何度言っても通じず、あきれ果ててしまいました。
話してもこっちがストレス溜まるので、距離を置いてますが・・・。

何故子供を産んだのですか?
何故子供に目を向けてくれないのですか?
子供はペットではありません。

子供の頃1度母親に言ったことがあります。
「何で私を産んだの?生まれて来なきゃよかった!」

まぁ、今は子供が居て幸せを噛みしめているので、生まれて良かったと思っています。
すみません ちょっと心の中を吐き出しました(^^;)

No Title

こういった意識の問題って、本人がまずそのことに気付いて反省しなければ改善しないので、解決はなかなか難しいのでしょうね。
親も人間ですから、疲れたら休みたいし頑張ったらご褒美が欲しい、自分のやりたいことがあればやりたいしキライなものより好きな食べ物をたくさん食べたい、それは当たり前のことだけれど、子供も同じ人間であり、また大人より未熟な分、大人以上にそれらを感じることを忘れてはいけないなと思いました。
子供のために、限界以上の我慢をしてパンクしちゃうか、自分を優先して子供にしなくていい我慢を強いるか、おとーちゃんさんのブログを読んでるとどちらか両極端なパターンが増えてきているのかな?と感じます。また、自分はそのどちらにも絶対ならないとは言い切れない気がして、時々怖くなります。こういうことの境界線はすごく曖昧だし、日々の生活に追われて知らないうちにそのようになってしまうのではないかと思うからです。
自分を優先してしまう親たちも、子供が産まれたその日に「子供の世話なんてめんどくさいしやりたくない」なんて思わないだろうになぁと、悲しいです。
親も子供も一緒に、幸せいっぱいに過ごせる家庭がやっぱりいちばんですね。

そらみさん

それでも子供がなんの問題もなくまっすぐ育てるのならばそれでも別にいいのかもしれませんが、実際にはそうやって子供がいても自分本位で子育てしてしまっているといろいろな問題がでてしまうのですよね。

子供が色々なサインを出している段階で親の方が改められればいいのだけど。

ひぃママさん

>子育てが楽しいと自然と子ども優先の生活になるんですがね。
(そんな生活が苦じゃなくって、むしろ楽しいんです)

僕もそう思います。
でも、子供が出来てもそのことまで行き着かない人が、今はあまりにおおいのですよね。

少しでもそう思える人が多くなってくれるように、僕もいろいろ発信していこうと思っています。

こめさん

>保育士さんは『家庭が一番だから休ませてもらっていいですよ』と言ってますが、本音なのか気になります。

これはほんとですよ。保育士は皆そう思っていると思います。

大好きな親と一緒にゆっくりと楽しく過ごせることが、何かを買ってもらうよりも、どこかに連れて行ってもらうことよりも子供にとってはいちばん嬉しいことです。

そうやってたくさん充電してまた笑顔で保育園にこれることは、保育士にとってもうれしいことです。


>我が家は、自分が休みの日には子供を休ませたくて仕方ないので、わが家が変わっているのか…

おかしくないですよ。
以前はそういう家庭が多かったですが、近頃は子供と一緒に過ごしたくないと思う人が多くなってしまっているようです。

子供と過ごすことに楽しみを見いだせないというのは、子供とっても親にとっても残念なことでしょう。
子供はこんなにも大人を満たしてくれる存在なのだけど、そこに行きつけないのがいまの子育ての大きな問題です。

ころさん

>子供との関係はネットでの情報や地域の支援センターだけではわからない部分ってあるので、指摘してもらえる環境っていいなって思います。


子供の様子を気にかけていてあげればいいと思いますよ。
子育てには多少の難しさがあったとしても、笑顔で楽しくしている姿が見られるならそれで十分だと思います。

きららさん

多いですね。いまやもうこういう親子はレアケースではなく、どこでもみられますものね。
どんなにあがいても満たしてもらうことのできない子供をみるのはつらいですよね。
親の存在の前には保育士なんて無力です。子供には親しかないのだから。

やまねこさん

こういうケース山のように増えていますよね。
親が「我が道を行く」でも子供が何事もなくそだっていければいいのだけど、現実はそうはならないのですよね。

友達に意地悪したり、誰彼となく甘えを求めたり、攻撃的になったり、子供は親の気持ちが自分に向いていることを確かめたいだけなのだけど、そして子供にはその権利があるはずなのだけど。

満たしてもらえない子供がたくさん増えるのを見ていくのは、保育士にとってほんとにつらいことです。


>そのそれぞれの子どもの親御さんは、「保育園のせいで(おかげで)ウチの子はこんな風になった」

子供のたくさんのサインにも気づかない人は、あまり自分に責任があるとは考えないようなので、いろいろと責任転嫁したり、投げてしまう人も多いようです。

子供のことならば、なんとでもしようがあるのだけど、大人の問題はとても難しいです。



めこめこさん

ふつうに子供が可愛いと思っていられるならば、保育園に預けて働いたとしてもなんの問題もないと思いますよ。

保育園に預けている時のフォローについてはちょっとだけ過去記事に書いてあったと思います。
よければ参考にどうぞ。

ぽりさん

子供は柔軟ですね。
いろんなことがあっても、きちんと積み重ねさえ取り戻していけばまた戻ってこれますね。

大人はそういった子供のサインに気づいてあげられればいいのだけど。

りたママさん

>必要最低限の事(食事、睡眠、遊び、いっぱいの愛情)さえ手を抜かなければ、私は自分中心でよいと思います。

僕もそう思いますよ。

今回書いたことは、「保育時間が長いといけない」とか「仕事もしないのに子供を預けるな」ということではありません。


>必要最低限の事(食事、睡眠、遊び、いっぱいの愛情

↑これがもらえない子供の話です。

たぶん、僕とりたママさんが見ているものは違うのだと思います。

このようなケースがたくさん増えています。
それを感じているのは僕だけではありません。
教育関係者やたくさんの保育士たちも感じています。

この記事のコメント欄にも、現役の保育士や親御さんたちがそういうケースを上げてくれています。

No title

興味深い記事ありがとうございます。
結構衝撃的な内容ですが読み応えがありました。
こういうお話をすると、極端だと話を相対化する意見が出てくるとは思いますが、文意を読み取ってほしいところですね。


夫婦の時間を持つことは大事ですが、子供より優先するのはありえませんね。
欧米的な考えなのかもしれませんが、文化や背景も違うのでそれを我が家に導入してみようという気にはなれませんね。

似たような話で、まだ1歳前で断乳しなくてもいいのに、バストが崩れると旦那に悪いからという理由で断乳を強行していた人もいました。

私の育児もトライアンドエラーな日々で全然自慢できませんが、少なくとも無関心ではありません。

ずらずら書きましたが、もちろん旦那さんへのフォローも入れるようにしていますよ。
大事な人だから当然ですね。
そこんところは本当に臨機応変です。

全然話は違いますが、最近娘とどんぐりを拾っていたら、知らない男の子が話しかけてきたんで、どんぐりひろってるの。もらっていいよ。と差し出すと、どんぐりを取らずに私の手にごみ?鼻くそ?をつけてきました。
その子のリアクションが理解できなかったんですが、あれって何なんですかね?


コットン100%さん

コットン100%さんはそれを乗り越えて今の家庭を築いたのですね。
なかなか簡単にできることではありません。
自分が望んでもしてもらえなかったことを、いまお子さんにたくさんなさっているのでしょう。

親は子供を産んだだけで、誰しも親になれるわけではないようです。
母性本能なんてことで説明がつくならなんと楽なことか。
たくさんお子さんを可愛がってあげてください。
満たされた子供は可愛いですよね。
それがわかると子育ては、ほんとに楽しいものなのに。

オーバーかもしれないけど、そうやって十分満たされてしっかり育った子を社会に送り出してあげることが大人に与えられた役割なのだと思います。

とかちさん

両極端になってきているというのは僕も感じます。

それがそのまま社会の縮図になって、きちんと育った人間とそうでない人間が線を引いて暮らしている今のアメリカの社会のようにならないといいのだけど。

ほんとに笑って過ごせる家庭であるのが一番です。
簡単な家は簡単なのだけど、難しい家は容易ではない。そこが問題なのだけど。

胸が痛い…

いつも楽しみに読んでますが、こういう話は、とても胸が痛くなり、涙が出ます…。

5ヶ月の息子が可愛くて仕方なく、24時間息子中心で、外出も生活用品や病院、お散歩ぐらい以外外出せず、起きてる間は、ずっと遊び相手をしていますが、それが幸せです。
子供と過ごしていることが心が落ち着くし、楽しくて、ショッピングも自分の遊び(スノボ、スポーツ観戦)も興味無くなりました(笑
だから、そういう人種の人たちが、全く理解出来ません。小さい体に、なんでそんな負担を強いるのか理解に苦しみます…。

大人の私だって、37度の熱があれば、家でゆっくり休みたいのに、大勢の人・子供のいる保育園に連れて行くなんて!
子供は、親のペットじゃないのに…。

保育士の方々は、愛情が不足している子供を見なければならないなんて、さぞ辛いことだろうと思います。
毎日元気に「おはようございます。」と言いながら元気に登園して、家族にお迎えに来てもらって、にこやかに帰って行く姿が、当たり前であって欲しいものですね。

No title

先日は、話題の筋からずれた個人的なコメントをしてしまいましたのに、丁寧なレスをつけてくださりありがとうございました。
話題的にまだまだ冷静になれなくて…。
ありがとうございました。

タンタンさん

>最近娘とどんぐりを拾っていたら、知らない男の子が話しかけてきたんで、どんぐりひろってるの。もらっていいよ。と差し出すと、どんぐりを取らずに私の手にごみ?鼻くそ?をつけてきました。
その子のリアクションが理解できなかったんですが、あれって何なんですかね?

ちょっと人が困ることや嫌がることをして、そのリアクションをおもしろがるという悪戯心か、大人との関わり方・甘え方のわからない子だと、嫌がることをして(そういうことをしないと目を向けてもらえないという経験の積み重ねの結果)大人と関わろうとする子もいます。

どっちにしても子供はそういうことをときどきしますよ。
遊びでしているならかわいいけど、関わり方がわからなくてだとしたらかわいそうだよね。

福井さん

ほんと僕も正直書いていて胸が痛かったです。
書くのも気が重かったのだけど、こういう現実を書く事で少しでもそれを防ぐことができればと思って書いています。

誰しもが子育て得意でないのはよくわかるのだけど、子供ができた以上はしなければならないことが親にはあるはずで、でもそういう最低ラインのところすらいまでは世の中でうやむやになりつつあるようで心配です。

>元気に登園して、家族にお迎えに来てもらって、にこやかに帰って行く姿が、当たり前であって欲しいものですね。

その昔はわりと当たり前であったのだけど、僕の住んでいる東京の保育園ではだんだん少なくなってきてしまっています。ほかの地域でも傾向としては同じではないかな。
だからそういう家庭があるととてもほっとします。

そんな親にならないために

ご無沙汰しております。

いつもながらとても興味深い記事でした。育児をしている身としては、「そんな親いるんだ」で済ませられないな、と。

その親御さんたちはいったいどういう育てられ方をしてきたのか?その辺りが非常に気になります。個人主義的な考え方がより一層進んでいる、今の状況でいかに「自分の子どもが将来そういう親にならないためにはどうすべきか?」という視点は欠かせないと思っています。

以前、自分のブログにも書きましたが、まずは自由を認めつつも家庭の中でいわゆる「家庭のルール」にしっかり従わせることが大切なんではないか、と私は思っています。例えばご飯は食べたい時に食べるではなく、皆で食べる等(仕事の都合なんかで難しい場合は別ですが)。家庭だって十分、集団生活を学ぶ場になっているだろう、と。後はお手伝いなどの役割を担わせることも大切と思っています。

けれど、私たちの子ども時代よりも個人主義化は進んでいて(携帯の普及など)、その程度で足りるものかと少し危惧しています。

そこのあたり、おとーちゃんさんはどう思われますか?ってちょっと突っ込んだ話なので、また余裕のあるときで結構なので聞かせていただけると嬉しいです。

No title

おとーちゃん、お忙しい中丁寧に返信いただきありがとうございます。

>ちょっと人が困ることや嫌がることをして、そのリアクションをおもしろがるという悪戯心か、大人との関わ>り方・甘え方のわからない子だと、嫌がることをして(そういうことをしないと目を向けてもらえないという>経験の積み重ねの結果)大人と関わろうとする子もいます。
>どっちにしても子供はそういうことをときどきしますよ。
>遊びでしているならかわいいけど、関わり方がわからなくてだとしたらかわいそうだよね。


その子がいたずら心でやっていたらいいなと思いました。
変わったことするよその子でも菩薩的な心で受け入れたいと思いましたね。

保育士さんはいろんな子供に接するのでいろんなショックあるだろうなと思いました。

へぶぶさん

こちらこそご無沙汰しております。
久々にへぶぶさんのブログをまとめて読ませていただきました。
改めて思うのは、文章が上手。とても読みやすいです。
字ばっかりでも、サラっと読めて理解しやすい、それでいて生き生きしている。
すごいな~うらやましい。



>その親御さんたちはいったいどういう育てられ方をしてきたのか?その辺りが非常に気になります。個人主義的な考え方がより一層進んでいる、今の状況でいかに「自分の子どもが将来そういう親にならないためにはどうすべきか?」という視点は欠かせないと思っています。

このあたりは、僕は児相のように親の生育歴まで調べたりしているわけではないですが、やはり親自身の育ちにもそうとうの要因があるようです。

例えば、次の記事の事例にあるように、おっかけのお母さんの母親がその間、子供を見ていたりとその親の行動を容認しているわけです。

「子供の親」という自立した人間に既になっている(はずの)母親に対して、その親である祖母は未だに過保護にしているのです。


また、放任をしている親が放任されて育っているというような報告は多数ありますし、自分本位な親の親がやはり同様な傾向であるということも感じます。

そういったところから見ますと、団塊の世代以降に顕著になってきた問題ではないかと思われます。
そして団塊ジュニア世代が子育てをしている今になって、そういった面が顕著に現れるようになってきているのではないかということを僕なんかは薄々感じます。


>「家庭のルール」

おっしゃるように僕も、そういった確固とした家庭のあり方観のようなものが子育てにおいてとても大切だと思いますが、ここであげたような家庭においては、実際に接していて、そういった意識・概念自体がもはや希薄になってしまっている、念頭にないのではないかという感じを受けています。


なので、両親揃って子供そっちのけで自分の趣味に耽溺してしまっているような家庭に対しては、とてもアプローチが難しいです。

いろいろな対応をしても「糠に釘」状態でお手上げ、家庭にはほとんど期待できないから、なんとか子供だけをケアし続けていくというケースも多いです。

ほんとに個人主義の進化や子供・家庭のあり方の変化というのが早すぎて、正直予想もしきれない状況になっている気がします。


ただ、自分の家庭に関してならば、親がしっかりした価値観をもってそれを伝えていくという、基本的なことをしていけばそれでいいのではないかと思います。

そういったことはしごく当たり前のことなのだけど、もはや当たり前ではなくなってしまっているという現実が誠に恐ろしいですよね。


そういったことが今後どんどん進んでいくと、アメリカのような二極化した「住み分け」社会になるのではないかと、今の子供が大人になった頃のことが心配です。

No title

いつも、勉強をさせていただいています。
私を含む全ての親、そして保育士さんに読んでいただきたいと思う内容ばかりです…。

一つ、質問があります。

「幼稚園は基本的に4時間」と決まっているのは、「子どもが耐え得る集団生活の時間が4時間であるため」と聞きました。
これは、本当にそうでしょうか…。

だとすると、保育園は、いくら遅目に送り早めに迎えに行っても9時~3時として6時間は超えます。これは、本当は幼児にとって本当は負担になっているのでしょうか?

私は、外遊びが多い点で保育園を希望するのですが(園終了後も、仲間と楽しそうに園庭で遊ぶ姿が印象的)、もし、本当に子どもに負担があるのだけど子どもは我慢し慣れていく(理想は4時間である)ということでしたら、仕事を辞めて幼稚園に入れたいと思うのです。

教えてください。

長時間保育の是非

なつきさんの質問に便乗する形になってしまいますが
私も同じようなことを心配しています。

1歳半から2歳までは4時間保育でしたが、私のフルタイム復帰とともに月曜から木曜は9時ー5時、金曜は半日勤務のためお昼を食べ終わる12時半頃にお迎えに行きます。正直なところ、金曜日もフルで働きたいのですが息子の負担を考えて金曜日は早めに帰宅させてもらっています(理解のある職場なのでできることです。)

朝、私がスーツに着替えると息子は保育園に行くんだということが分かるようで緊張してしまうようです。4時間保育のときは楽しく通えていましたがフルタイムになって少し情緒不安定にもなりました。家では自分の要求を泣き叫びながら表現するようになりました。

泣き叫んでいるときは、おとーちゃんのアドバイス通り、落ち着いて話してください、とか泣きながら話されると何を言ってるかわからないよ、とか、そうやって泣き叫ぶのは嫌いです、といった対応をしていますが、あまり改善されていないようです。

また、今までは自分でご飯を食べていましたが最近では私に食べさせろ、と要求。2歳にもなって私が食べさせちゃっていいんだろうかと思いつつ、食べさせちゃうんですが「たくさん食べたね。えらいね」と褒めるようにしています。

長時間保育に切り替わったことで、息子の情緒が不安定になったのを目の当たりにしていますので私も悩んでいます。かといって、様々な事情から仕事をやめることはできません。今のところ私が息子のためにできることは、金曜日だけは午前中保育で、ということだけです。

また、午睡にもなかなか入れないみたいで昼寝をせず帰宅しています。帰宅後、そのまま朝まで寝てしまうため息子との時間が持てません。これも悩みです。


家事と掃除・・・

ときどき拝読させていただいています。
いつも興味深く、自分のことを反省しながら!

4歳娘と1歳双子息子が居るのですが、保育所には最短で預けられるように努力しています。
(でも、朝8時~17時。9時間もがんばってくれてます)
が、帰宅後はもうバタバタで、双子の泣きの大合唱の中、必死で夕食を作り、21時ごろの就寝にむけてまっしぐら・・・。

おとーちゃんの記事を読むと、たしかに「家事と掃除」で保育所?!とビックリなのですが、この気持ち、判ってしまうわたしです。
「夕食の準備やら少しでもしてから迎えにいけたら、帰ってきてからラブラブな時間を過ごせるのに」って。
泣いて足元に縋ってくるのに、抱っこもせず、黙々と夕食を作る母・・・。娘のおしゃべりも聞こえず、皆、精神的に辛い時間です。

こんな場合は、保育所に居た方が心が安定するんじゃないかな、と感じていますが、いかがでしょうか?

とりとめなくてすみません。

これからも記事楽しみにしています。

なつきさん

僕は幼稚園のことは詳しくないですが、

>「幼稚園は基本的に4時間」と決まっているのは、「子どもが耐え得る集団生活の時間が4時間であるため」と聞きました。

これには、幼稚園と保育園の根本的な違いがひとつあります。


幼稚園とは基本的に「学校」です。
必ずしも勉強を教えるわけではありませんが、カリキュラムを組んで教えることを中心としてそれはあるのです。

そのためには、子供に集中力やきまりごとなど、ただ生活するよりも多く要求されますね。
小学校1年生が、およそ4~5時間授業で構成されているように、幼稚園の年齢ではそういったカリキュラムに従ったものをさせることが、およそ4時間程度が適切なところとして考えられているのだと思います。
ただし、「学校」とはいえいわゆる勉強よりも、集団生活などに慣れたりする学校の前段階のものとして構成されています。
いまは早期教育熱が高まっていますから、そういった勉強面をアピールしているところも増えていますが、指導要領で明記されているのは「字が読める」ところまでです。


対して、保育園では長時間の保育時間を安心してすごせるように、生活中心のプログラムを組んでいます。
例えば幼稚園にはないけど保育園にはお昼寝があったりしますね。
個々の園の特色にもよるのですが、時間あたりの子供にかける負担は幼稚園に比べると少なく配分されていると考えてよろしいかと思います。


そういうわけで、幼稚園と保育園は根本的に目的の違う存在です。

大人だって12時間働くよりは8時間、8時間よりは4時間の方が負担がないように、子供も同じです。
長いよりは、短いほうがいいのは理の当然ですが、保育園では基本的に長い時間預かれるようにできているものですから、お仕事を続けていくなら保育園を、子供と過ごす時間を重視したいと思うならば幼稚園などニーズに合わせて選ぶのがいいと思いますよ。

また、園それぞれに特色がありますので、幼稚園でも外遊びを重視しているところ、保育園でもなんらかのカリキュラムや室内活動を重視していたり、または設備面の問題などで外遊びがしにくかったりというところもあります。

多くのところで申し込みさえすれば見学は随時受け付けていると思いますので、希望するところは事前に実際の様子を見させてもらうといいですよ。

雰囲気とか見てみることでいろいろわかりますからね。








Hiroさん

預けている時間が長いから、即いけないということにはなりません。
ただ、長くなれば短い時よりは負担が大きいということです。

ひとつポイントがあります。

親が、預けることに不安や心配を感じていたり、それを長いこと引きずっていたりすると、子供はなかなか預けられている間安心感をもって過ごすことができません。

預けると決めたのならば、そのへんは割り切ってどーんと笑顔で預けることです。

その方が子供ためになるし、なれるのも早いです。


>泣き叫んでいるときは、おとーちゃんのアドバイス通り、落ち着いて話してください、とか泣きながら話されると何を言ってるかわからないよ、とか、そうやって泣き叫ぶのは嫌いです、といった対応をしていますが、あまり改善されていないようです。


こういうのは対応のほんの一例ですから、あまりこだわりすぎないでその時にいいと思われる対応をいろいろしてみるといいでしょう。
あまり、くだくだと相手をせずどこかで毅然と線を引いてしまうことがいいこともあります。


>今までは自分でご飯を食べていましたが最近では私に食べさせろ、と要求。2歳にもなって私が食べさせちゃっていいんだろうかと思いつつ、食べさせちゃうんですが「たくさん食べたね。えらいね」と褒めるようにしています。

2歳なんてまだまだ食べさせてもらいたいと思うものですよ。
また、そういった形で甘えを出しているのだから、気持ちよく受けてあげればいいと思います。

「もう自分で食べて欲しいのに、しょうがないわね」なんてイヤイヤ食べさせたところで、子供の気持ちは満たされませんのでやるなら気持ちよく。

ただし、「依存」にしないようにという一点は気をつけましょう。


日中、園で安心感をもって過ごせる様になれば午睡なども入りやすくなるので、まずは朝笑顔で預けて、笑顔でお迎えにいくというのをしばらく続けてみたらどうでしょう。
それだけでもずいぶん違ってくると僕は思いますよ。

akicoさん

>「家事と掃除」で保育所?!とビックリなのですが、この気持ち、判ってしまうわたしです

たしかに、わからなくもありません。
でも、それを当たり前のこととして続けていくと・・・。


>こんな場合は、保育所に居た方が心が安定するんじゃないかな、と感じていますが、いかがでしょうか?


そのときはそうかもしれないです。
上のことともつながるのですが、


>泣いて足元に縋ってくるのに、抱っこもせず、黙々と夕食を作る母・・・。娘のおしゃべりも聞こえず、皆、精神的に辛い時間です。


↑人が育っていく上では、こういったことも実は必要なことなのです。

そういった中で子供は自立の方向へと向かったり、大人が一生懸命しなければならないことをしているのをみたり、だからこそ作ってくれたごはんを大切に食べようとおもったり などなど、言葉では書き表せないほどのことを、そういった時を通して経験したり、学んだりしているわけです。


そして同時に、親の方もそういう経験を通して親としての力量を身につけたりしていくわけです。

そういうことを、そのときは回避してしまうこともできるのですが、そういう経験があってこそ、子供が思春期になったり大人になったりして、もっと大変なことが起こったときにも親として向かっていけるのではないかと思いますよ。

ありがとうございます!

お忙しいところ、早速のお返事をいただき、ありがとうございます。
また拙ブログをそんな風に言っていただけて、非常に光栄です(笑)

>「子供の親」という自立した人間に既になっている(はずの)母親に対して、その親である祖母は未だに過保護にしているのです。
>そういったところから見ますと、団塊の世代以降に顕著になってきた問題ではないかと思われます。
>そして団塊ジュニア世代が子育てをしている今になって、そういった面が顕著に現れるようになってきているのではないかということを僕なんかは薄々感じます。

この二つ、私も漠然と同じようなことを感じていたので、読んでいて嬉しくなってしまいました。
岩村暢子さんの「現代家族の誕生」という本では、まさにそういう母娘の関係が明らかになっていて面白かったです。読まれたことありますか?出てくるのは団塊世代より少し上の話ですが、ほぼ近いものを感じます。

自分の娘が新しく家庭を持ち、その食生活が非常に乱れているにも関わらず、全く気付かない母。「まさか自分の娘が」
また、例えそれに気付いたとしても「注意しない」。「娘には娘の考えがあるだろうから」「それが今どきの母なんでしょ」と。

>ただ、自分の家庭に関してならば、親がしっかりした価値観をもってそれを伝えていくという、基本的なことをしていけばそれでいいのではないかと思います。

本当にその通りですね。その意識が希薄になってきている現在、こういう記事の存在価値は非常に高いと思います。
これからもおとーちゃんさんの視点からどんどんこういったことが書かれていくことを期待しております♪

私もこの辺りのことをまとめて書こうとずっと思っていて、でも書いたらすごい大作になりそうで躊躇していたのですが、おとーちゃんさんのご意見を聞いて、ちょっと背中を押していただいた気分です。
本当にありがとうございました!

ありがとうございます。

お忙しい中、丁寧に読んだ上でコメントいただき、本当にありがとうございます。
帰宅後のバタバタな時間、ただの辛い時間としか思えていませんでしたが、明日からは「親子ともに成長するために必要な時間」なんだと思えるメッセージでした。
わたしと居るより保育所に居た方が・・・って本気で思っていたので。

ありがとうございました。

これからもときどきしか読めず、もっとときどきしかコメントできないと思いますが、楽しみにしています。

へぶぶさん

この著作は知りませんでしたが、とても面白そうですね早速アマゾンで頼んでみました。

この世代が現在の日本の発展を牽引してきたのは事実だけれども、その一方で急速に個人主義や利己主義、果ては拝金主義に傾かせていってしまったこともまた事実であり、その時代の反省なしにして今後の日本は語れないとも思えます。

日本の壊滅的な敗戦というものが背景にあり、世代の責任とすることはできないけれども、言ってみれば大きな価値の変更、悪く言えばモラルハザートが起こってしまった。
しかし国家の再建や好調な景気に支えられ、結果オーライできてしまったつけが、次や次の世代に投げかけられている。

過去を責めても前には進めないけれども、見直し・反省していかなければいつまでたっても良い方向に進む訳もなく、それを踏まえて今後の社会をよくするためには、次世代の教育に力を入れるべきなのだけど、日本の教育はあきらかに迷走しており、恣意的にその迷走の旗を振っているのが、かの世代の政治家たちだったりと、なんともやるせない気持ちになります。


>私もこの辺りのことをまとめて書こうとずっと思っていて

大作になってもいいじゃないですか。
むしろその方が!
頭の中にあることを文章にするのって、とても大変だし難しいことだけど、やっぱり実際に書いてみることでもやもやしていいたことがはっきりしたり、自分でもまだ気づいていない発見があったり楽しいですよね。
ぜひ、楽しみにしています!

子育ての歴史興味深いです

おとーちゃんさん、こんにちは。
久しぶりにコメントさせていただきます。

最近の、子育て・教育にも歴史、社会的背景があるというお話、とても興味深く拝見させていただいております。
おとーちゃん、歴史にもとてもお詳しくて、本当にすごいですね。

私の息子(2歳8ヶ月)は保育園に通っていて、夕方のお迎えだけを、近所に住んでいる私の実家の父母(息子にとっての祖父母)にお願いしているのですが、先日私が仕事から帰って実家へ息子を迎えに行った時、私の母が「○○くん(息子)、最近全然帰りのあいさつしないのよ~!」と言いました。少し前までは、クラスで一番元気に、先生みなさんさよーなら!!と言っていたそうです。
その母の言葉を隣で聞いていた私の父が、「そんなのは挨拶しろって言って言わせるんだよ」と言ったので、私が「うちはそういう風に無理やり挨拶させる教育方針じゃないから。」と言いました。すると、「挨拶くらいちゃんとさせなくてどうするんだ!!そんな大事なことできなくてどうする!おい○○(息子)!じーちゃんはちゃんと挨拶できないやつは嫌いだぞ!ちゃんと帰る時は挨拶するんだ!!」と大きな声で言っていました。

私の両親、特に父は過干渉で、自分の価値観が世界の基準。みたいな人なので、私自身もそういった方針で育てられ、ずいぶん苦しんだ時期もありました。今となっては客観的に見れるのですが。
でもやはり今でも、両親にそう言われると、自分の子育て方針はこれでいいのかと、揺らいでしまう時もあります。本当に、自分の育ちを乗り越えて、自分が体験したことのない新たな方法で子育てをするというのは、大変ですね。
でも、迷った時はおとーちゃんのブログをもう一度熟読して、自分の方向性を再確認させていただいております。

最近の子育ての歴史の記事がとてもおもしろかったのですが、関連していわゆる団塊の世代、私たちの両親世代の子育て・教育観が、なぜここまで支配的になってしまったのか。ということがずっと疑問でいます。
へぶぶさんとのコメントのやり取りにそのヒントがあるのかなと思いますが、ちょっと難しかったので(笑)、もしお時間がある時に、戦後の子育て・教育の歴史についても記事にしていただけるとなぁ~なんて思ってしまいました。
(もちろん書くも書かないもおとーちゃんにお任せですので!勝手なこと言ってすみません)

本当に、毎回の記事楽しみにしております。

yokoさん

往々にして、子供はそういった状況に突き当たるのですが、

「人によって違う考え方がある」
このことは子供も理解できますし、理解します。


それは当然のことでもあり、また避けられないことでもあります。
また必要なことでもあるのです。

でも、大丈夫。

問題は子供がもっとも信頼している人が、どう見てくれているかというところにあるからです。

その人が(たいていは親とくに母親でしょう)、できない姿を片っ端から訂正していては、子供が本来の力をなかなか出すことはできにくくなってしまいますが、それ以外の人が違う意見をもっていたからといって、その信頼している人の見方が揺らがない限り、子供はそれで大きく伸び悩んだりはしないものです。

団塊の世代については興味深いものがたくさんあるよね。
たしかに功績も大きいから一概に否定することもできないし。
僕らの親世代でもあるから、あんまり冷静になって客観視できないしね。

そういった意味では、直接な利害関係のない次の世代になったときに、いいも悪いも含めたきちんとした再評価が行われるかもしれないね。



親のエゴ?

はじめまして。おとーちゃんさんの記事、いつも興味深く読ませていただいてます。

1歳の息子を持ち、4月から復職したため、保育園(0歳児クラス)へ預けています。
現在は時短勤務をさせていただいており、いずれ時期をみてフルタイム勤務へ戻る予定でいます。

1歳の息子の自我がどんどん出てきて、どうしていけばいいか悩んでいるところへ、おとーちゃんさんのブログと出会いました。
過去記事も少しずつ読み進めているところです。いつも勉強になります。


お忙しいかと思いますが、おとーちゃんさんのご意見をお伺いしたいのです。

今回の記事を読んだのもあって、私と主人との意見が異なり、自分の考えが揺らいでいます。
と、いいますのも、「親が休むのに子供を保育園へ預ける」のに批判的な私に対し、「保育園は子供を預かってくれるところ。親が会社を休んでも預けてもいいじゃないか。保育園と託児所を混同しているんじゃないの!?」という主人。

息子は保育園に迎えに行くと、半べそになりながら私の元へ来てくれます。「あぁ~、すっごく頑張ってくれてるんだなー」と思わずにはいられません。

だから私は、「親が会社を休む(寝込んでいるとかは仕方がないにしても)のに息子が頑張っているなんて・・・」って思うのです。
(実際、同じ園に通うお子さんで、土曜保育のときに預けて、親はデート・・・というご家庭があります。
「子供に『保育園に行く?』と聞くと『行きたい』言っていますし・・・」とおっしゃっていましたが、私には理解できませんでした。)

主人に「保育園で過ごすときは、イベントや遊びをしてくれてるのだから、息子もそこで勉強している。保育園を休むことは、その日の経験ができないということ。"頑張っている"、"寂しい思いをさせる"と思うことは親のエゴだ!」といわれ、
私が過保護すぎるのだろうか、エゴなんだろうかと悩むようになりました。(おとーちゃんさんの記事を読んで、過干渉・過保護な部分を自覚し、改めていっているところです。)

仕事に行っている間、保育園に預けていることは"寂しい思いをさせている"とは思っていません。
でも、主人は預けることによって「親も休息がとれ、息子も学んでいる」ということに重きを置き、息子が「保育園で頑張ってくれている」ことにあまり目を向けていないように思えるのです。

両親が働く=子供が保育園に通うことは仕方がないことなのですが、
だからといって、親がどうだろうが、保育園に行くのは「普通」としているようで・・・。
義務教育ではないにしろ、教育してもらっているのだから、行くべきだと。保育園について理解していないのは、私のほうなのでしょうか・・・。


息子は、送りのときは寂しそうにするものの、園では先生やお友達のおかげもあって楽しく遊んでくれているようです。
夕食後は家事を置き、息子と遊ぶ時間を作っています。
そのおかげか、今のところ困った態度をとることもなく、素直に元気に大きくなってくれています。

主人とは何度かこのことに関して話をしていますが、育ってきた環境も違うこともあってか(主人は共働き家庭、面倒はいつも祖父母に。私は母が内職の共働き、母と祖母が家にいる環境。)お互いがお互いの考えを「違う」としているのでなかなか前に進めずにいます。
主人と保育園に対する考え方が違うことによって、今後息子に何か影響がでてくるのではないかと懸念しております。

長文ですみません・・・。拙い文章で読みにくいかと思いますが、
おとーちゃんさんのご意見をいただければ嬉しいです。

akikoさん

ときどき保育園を「学校的なもの」と考えていて、ご主人のように「行かせなければならない」と思っている方がいらっしゃいます。


原理原則的なことを言ってしまえば、むしろ逆で仕事がお休みならば保育園もお休みしてもらわなければならないのです。

ただ、いまはちょっと事情が変わっています。


およそ20年以上前ならば、「仕事が休みの日はお子さんは家庭で見てください」ときっぱりと保育園は言っていました。
また、なにかと理由をつけて休みでも園に連れてくる親には、「そんなことをしたら子供が可愛そうですよ」と叱っている保育士もいました。

ですが、近年ここ15年くらいでしょうか。
保育園には元来の目的以外にも、「家庭での養育支援」「子育て支援」という役割も求められるようになってきましたので、「仕事が休みならば連れてきてはならない」と高圧的に言うところはなくなったでしょう。

「用事が終わったら迎えに来てあげてください」とか「4時までにお迎えにきてください」というような感じで対応しているところも多いと思われます。

(それでも入園案内などの公的なものには、今現在でも仕事が休みの際は家庭で過ごしてくださいというようなことが書かれているはずです)




年中や年長などある程度大きくなれば、預けられることの精神的な負担などは(適当な保育時間であれば)考えなくてもいいくらいに成長していますし、また友達関係やそこでの取り組みなどもありますので、休みでも登園することに問題はないと思います。

しかし、それらの年齢ですら親が一緒に過ごせるならば、お休みしてあげていいのです。

僕個人の考えで言えば、そういった日があることで普段子供が頑張っていることが報われたり、親子の関わりを再確認できますので、むしろ推奨したいくらいです。

それは、そういう家庭の子供の方が、逆のパターンの家庭よりも問題も少なく、健全に育っていることを比較対象の結果、経験的に知っているからでもあります。


4~5歳児ですら↑のようです。


もっと小さい年齢であればなおさら保育園を「行かなければならない学びの場」と考える必要はないです。


ましてやakikoさんのところのように0歳児であれば、お休みできるときはしてあげたほうがずっといいと思います。(ケースにより例外がないわけではありませんが)


保育園に来たくて来ている乳児などいません。
お父さんやお母さんのために、そしてその信頼に応えるためにがんばって過ごしているのです。

たしかに、そのなかで経験して身につけたりすることも少なくありませんが、それらは家庭での安心感や満足感があってこそ身につくものです。


無理をして満ち足りていない状態で通ってきている子供には、それらもさして身に付きはしないのです。

ですから、親子で安心して過ごせる日が確保できるというのは、小さい子供にとってとても大切なことですよ。


ちなみに保育園では「教育」ということはありません。

日本では公的に教育を施すことが文科省によって認められているのは、年少児から受け入れる幼稚園ですので、それを考えてみましても教育に耐えうる年齢というのはおよそ3歳からなのだと思われます。

ありがとうございました!

体調が悪い中、ご回答くださりありがとうございます。
おとーちゃんさんのおかげで少し気持ちがすっきりして、
自分の考えに自信を持っていいんだと思えました。

私からすると、自分がお休みなのに預けることのほうが「親のエゴ」だと思っていたのに、
主人は「教育の場」と捉えていて、私の考えは主人からすると「役所の考え」であるんですね。

主人は保育園に預けられて、沢山の経験を通して心も身体も強くなったんだと思います。
だけどそれは「今思い返せば・・・」であって、今の息子にそれが通じるかと問われれば、
まだまだ甘えたい盛り、無理な話でしょう。
親と一緒にいたいっていう気持ちは、目に見えてわかるのですから。


>保育園に来たくて来ている乳児などいません。
>お父さんやお母さんのために、そしてその信頼に応えるためにがんばって過ごしているのです。

そうですよね、本当にそうなんだと息子の姿を見て思います。
だからこそ、私も仕事をがんばれるし、息子と一緒に過ごす時間がとても大事に思えるんです、
息子だって同じ気持ちなんですよね。

これからも、一緒に過ごす時間を大事にし、
愛情いっぱいに(過保護、過干渉のバランスもなかなか難しいですが・・・)
息子と一緒に成長していきたいと思います。


体調が少しずつ回復されているようで何よりです。
お大事にしてください。

今後の記事も楽しみにしています。

akikoさん

この前の時書こうと思って書き忘れてしまいましたので、ちょっと付け足しておきます。

ときどきお休みできることは、様々な点でリスクを下げることができます。


まず健康面です。

大人だって毎日ハードワークをしていたら体調を崩すことがあるように、保育園というものもやはりどんなにケアしても家庭とは違いますので、子供はけっこう疲れます。

とくに小さな年齢の子はなおさら、0歳児であるならばそれははるかに高いですね。


ときどき週末以外にもお休みができて、家庭でのんびりくつろげたり、甘えたりできることはそのリスクは下げてくれます。

また、園は集団ですから、風邪や雑菌などの他からもらってしまうものというのも、どれだけ気をつけても、家庭にいるときに比べてはるかに多いです。
それに疲れが重なれば、発熱などの症状としてでる率も高くなります。

なので、ときどきお休みがあるというのはリスクを下げてくれるのです。
だいたい3歳クラスくらいまでは、そういう感じだと思います。



また、日々の情緒の安定や、性格形成てきな面でも違いがあります。

これは、個々の違いもあることなので一概には言えませんが、長時間の保育によるネガティブな影響のリスクをときどきお休みがあることで下げてくれると思います。

いろんな子供たちを継続して見ていれば、かなりの率で長期間長時間の保育を受けている子に「子育てにおける大変さ」というものが増していることを実感できます。


そういう長時間の保育を受けている子でも、よほど子供の相手の上手い人が親であった場合すんなりと育っているというケースもありますが、それはやはり珍しい方の部類になるでしょう。

そのような子育て上・成長上のリスクということも、可能なときにお休みをとってあげることで低くできますので、akikoさんのようにできるだけ一緒に過ごしてあげたいという気持ちに僕ははっきりと賛同します。

一歳保育園入園についてのご相談

おとーちゃんさん、はじめまして。

子育てが更に楽しくなるたくさんの気付き、また深く考えさせてくれる問いかけの数々、いつもありがとうございます。

実は今、来月に控える保育園入園に迷いが生じ悩んでおります。お忙しいなか恐縮ですが、ご意見いただければ幸いです。

息子はちょうど一歳、可愛い盛りです。育休明けには元の職場に復帰予定でしたが残業面で折り合わず転職活動し、短時間勤務できる所に来月から採用されました。
転職活動の時点では、運動面がゆっくりな息子に保育園で良い刺激を受けられるのでは、また今働くことを
辞めたら一生働けないのではという強迫観念もあり、採用された時は嬉しかったです。これまで病院事務の仕事を続けてきて働くのは好きですし、子育てへの理解もあり、8時〜13時または15時半までで週に3〜4日程度になりそうです。
細々とでも事務を続けてブランクなく働ければいいかと思っていました。なので賃金が保育料を下回るのも良いかと。ただ先日断乳の相談を母乳外来でした時、一歳で保育園がどれだけ子どもにとってストレスか分かっているかと問われました。おっぱいから余計離れなれなくなると。息子は皮膚が弱く母乳の水分がよくないので、主治医から一歳には断乳するよう言われていました。
それから後日、職場に一日働きに行きまして、仕事内容が思っていたのとは違いました。
またここにきて、息子の運動面も急に前進してきました。

ここで迷いが生じました。
息子が不安のなか保育園に行き、夜間おっぱいから離れられなくなった時、それでも働きたいのか。いづれ働くにしても、例えば集団に入れる三歳四歳になってからでも良いのではないか。そんな状態で賃金より保育料のが高い、そのことにモチベーションが保てるのか。

他の方へのコメントで必ずしも一歳乳児に集団行動で学ばせる必要性は高くないと読み、正直根本から揺れています。息子はニコニコよく笑い、遊びにも集中し、良い感じに育っています。このままでも良い環境なのかもと思ってしまいます。

私は弱い大人だと痛感します。親がブレブレなことが子どもを不幸にする、そう思うと怖いです。
採用された職場は、家や保育園からも近く仕事内容は物足りないものの、育児に理解あるところはなかなかないので、あとあと後悔するかもしれませんが、今の段階では息子を泣かせてまでどうしても働きたい訳ではないです。こんなことでは社会人失格ですが正直な気持ちです。

おかげさまで家計的には働かなくてもやっていけますが、夫は息子に早く集団行動をとらせたいようです。昨晩夫に今の気持ちをつたえました。もっと早く言うべきですが、喧嘩になるのが怖くて言えませんでした。

とりとめのない文章ですみません。おとーちゃんさんの、短時間保育で親がフォローすれば預けるのに問題なしとの指摘にもそうだなと思いますが、先日保育園で慣らし保育を希望した際訝しがられて驚き、自分としては慣らし保育は大切と思っていますので、保育園自体も心配になってきました。ちなみに一歳クラスは18名につき保育士さんは4名、それが2クラスあります。
息子は暑かったり退屈すると皮膚を搔いてしまうので、今のように目が届かないと悪化してしまったらどうしようとも思います。今更ですが、考えだすと悪い方に考えてしまいます。自分でも情けないですが、一睡もできませんでした。
堂々巡りですので、是非ご意見いただければとおもいます。よろしくお願いいたします。

しおさん

僕の考えに過ぎませんが、「集団行動を身につけさせるために1歳児を保育園にいかせる」ということに関してはまったくの無意味なことです。
このことに関しては現在記事を更新中ですので、そちらで深く語られる予定です。


仕事をするために保育園に通わせるというのであれば、それはそれでいいでしょう。
適切な保育がなされているのであれば、たいていの状況に子供は慣れ、順応してそこである程度安心して過ごすことが、個性によりけりですがだんだんと平気になっていきます。

でもお医者さんの言うように、子供にとっていくら慣れるとはいえ大きなストレスがあるというのもまた事実です。

最低でも大人が新しい職場にいきそこで慣れていくのと同じくらいのストレスを感じますし、大人が日々仕事をするのに必要な頑張りと同じくらいのものを、子供は慣れてからも毎日要求されているものです。


なので、そういった面でフォローも必要だし、そういう環境になければ出す必要のなかった姿というものを出すということもあるでしょう。


しかし、それらは乗り越えられないわけではありません、授乳の件も含めて多くの人が同様の状況というのを乗り越えて、保育園に通わせ仕事をしています。


その上でどうするかというのはしおさん次第です。

ほかの記事でも書きましたが、もし預けるのならば親の方も心配を引きずらないで、どーんと預けるようにしたほうが子供は楽ですよ。

No title

海外(アジア)子育て組です。

義姉夫婦が、双子(男女)を祖父母に預けてよく海外旅行をしています。
生後4ヶ月から5歳になる今まで、年に二回くらいの頻度です。
生後4ヶ月の頃は「今ならまだ置いていかれたことに気づかない年齢だから」と言い、今では「ただでさえ双子の面倒で疲れているのだから、たまのリフレッシュは大切」と言います。

双子が1歳になった頃から夫婦共働き(長時間保育、お迎えは祖母)+祖母は悪い人ではないが禁止が多くすぐに手が出るタイプ、ということもあり、小さな頃からカミツキなどの問題行動がありました。

今でも、突然奇声をあげて泣き出す、年下の子の面倒を見るような行動がまったくない(5歳くらいになると年下の子に対して大人ぶった素振りを見せる子も多いと思うのですが、双子はまだまだそういう行動は見せず自分中心、どこか2歳児くらいのようにも見えます)、など年齢の割りに感情の制御ができていないような部分が見受けられます。

最近、義姉夫婦から、海外旅行の誘いを受けました。
祖父母に子供を3人も預けて出かけるのはさすがに迷惑だし、私が子供(二歳)と離れること自体が不安だ、と伝えると、「子離れできていないのね、甘えたになるわよ」と笑われました。

こちらの国では、義姉のような夫婦も多いようです。
2歳の子供と朝外遊びをしていると、「なぜ保育園にいかないの?お母さんが大変じゃないの?早く保育園に行ってお母さんを楽にしてあげなさい」などと勝手に子供に話しかけてくる人もたくさんいます。(こちらでは、専業主婦でも2歳前に保育園に預けるのが一般的です。)
その度、「子供があんまりかわいいから、私が離れられないんですよね。ははは」と答えています。
偏見かもしれませんが、情緒が安定していない子供が多い気がします。

子離れできていないと言われようが、せめて就学するまでは子供中心の生活をしていきたいです。

頭古いですけど…

この度、こどもの保育園でのぐずぐで こちらのblogを拝見して、共感してコメントします。私も頭は昭和で古いのですが、うちの保育園では親が休みは極力一緒にいてあげてです。親が体調悪くても送迎時間もシビアです。私はそれを理解して行動してますが、他には非常識な輩がいるもんです。親は子供に自分の時間を犠牲にしても何事もやり遂げるべきと常に考えてるので。ましては、回りはシジババがお迎えやら面倒みてますが、うちは完全に実家は頼りにしてません。うちの会社にも、旦那の実家にはコンビニのご飯与えてと言いつつ、水疱瘡でも自分は休まず実家に預けてなやつがいます。で、扶養の範囲でパート。自分が小さい時は親が体調悪いときは側にいてくれて、やさしくしてくれた記憶があります。自分の体調不良に仕事に行ってと嫌な思いでが残らない事を祈りますが、ほんとに親の背中を見て育つので、きちんと理解して子育てに勤しんで欲しいと思います。


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