2017-08

おおらかさ - 2012.09.16 Sun

しばしば、「あの人はこまやかに子供の世話をする」とか「甲斐甲斐しく世話をする」などという言い方を褒め言葉として使われる。

確かに僕も、子供の様子や気持ちのあり方に敏感で、それに適した対応を取れるということはとてもいいことだと思う。

しかし、何が一番子育てに有用な資質かと問われれば、僕は「おおらかさ」だと思う。






今の時代は特に、子育てに対する知識や経験がないまま親になることも多く、子育てのひとつひとつに神経質になってしまう人が大変多く見受けられる。

子供に無関心でいるよりも関心を持っている親の方が良いだろうが、あまり神経質になってしまうのもまた多くの問題を生んでしまう。

育児書に書いてあることを、書いてあるとおりに受け取ってそれを厳密に実行してしまったりというのもその一例だ。

0歳児の子育てをしていて、「○ヶ月はミルクは○○CCが適量」と書いてあると、それをそのまま鵜呑みにして、その子は体も大きく、子供の様子からも足りてないことがうかがえるのに、かたくなにその「適量」を守ろうとしていた人など少なくない。

ミルクの缶に対象年齢「~3歳まで」と書かれていたから、3歳まで飲ませなければならないと思っていた人もいる。


いま子育てにおける大きな問題である過干渉も、そういった神経質さから頻繁に引き起こされている。

子供が感じるままにしゃべったことなのに、いちいち訂正して持たせなくてもいいネガティブな気持ちを子供に持たせていくことを繰り返してしまう人も少なくない。

そういうものの背景には、少子化・一家族における子供の少数化ということも、「失敗のない子育てをしなければならない」というようなプレッシャーを親に持たせてしまっていることもあるのかもしれない。

それゆえ、最近の子育ての傾向はどんどん神経質になってきてしまっているようだ。

親の神経質さというのは、子供の日々の姿、性格形成にも大きな影響を与える。

神経質さゆえに過干渉に関わられている子供には、それに対する不満やストレスが蓄積されていることがある。

それらは子供の気難しい態度を引き出してしまう。

2歳くらいでも極端なこだわりを持って大人を困らせる子がしばしばいる。
そういった子供は、親が神経質に普段接していることも少なくない。


子供の今ある姿、大人が先入観で「子供とはこういうものだ」と思っている姿のいくつかは、子供本来の姿ではなく、実は日々関わっている大人が作り出してしまっている姿なのかもしれない。

ちょっとぶつけたり、転んだだけでも、そのこと以上に泣き喚いたり、それをきっかけに大人に当たり散らしたり、感情を爆発させたりする子がいる。

もともとの気質で、そういった「癇癪持ち」な子もいるが、そういう子の多くはなんらかの原因が普段の関わりにあることがある。

過度に我慢を要求されていたり、ごまかされたり、脅されたり、また満たしてもらえていなかったりということが、そういう「なんらかの理由」をきっかけに吹き出してしまう。


今の時代は、子育てでなくとも時間に追われていたり、やることばかり多くて忙しいことが多かったりと、なかなか余裕をもって過ごすことができなくなっている。

子供にもついつい、できること、早くすることなどを要求してしまう。

でも、子供のペースというのはそんな時代に関係なく一定である。
今も百年前も、子供のペースは一緒なのに、要求ばかりは多くなっている。

そのような中では、どうしても神経質・過干渉になってしまうのもやむを得ないだろう。

しかしだからこそ、僕は今の時代で「子育てに有用な資質」とは「おおらかさ」だと強く感じる。



「できない日もある」「幼くなってしまうときもある」「甘えたくなってしまう時もある」そんな風に、気持ちに幅を持って子供を受け止められる人の方が、子育てはすんなりいく。

「できるようにならなければならない」「しなければならない」「絶対これをしてはいけない」そんな風に考えて子供に接ししまうと、子供はとても窮屈だ。
それが何日・何年と重なっていくとものすごく大きな反動を生むことすらある。


薬の多くは使い方によっては毒にもなる。
適量・バランスが大事なのである。

子育てにもそれは言える。
正しいからといって、過度に押し付ければ子供は潰れてしまう。

僕は保育の仕事をしていて、親が子供への期待のあまり子供の成長を阻害してしまったり、成長への期待を潰してしまっている例もいくつも見ている。


これは保育園での例ではないが、
公園で遊んでいる時に、体中にいくつも虫除けバンドを付け、蚊が寄ってくると「(刺されないように)手足をバタバタしなさい」、ちょっとしたことでも「あぶない、あぶない」、「そっちは汚い」、薄着で平気な時でも「風邪を引くといけないから」と、親にものすごい厚着をさせられていつも汗びっしょりになっていた子供がいる。

そうやって育てられたその子は、4、5歳になったときには、ちょっとでも人のおかしいところがあればそこをあげつらって非難する、その一方で自分の遊びはちっとも遊び込めないので余計に、人を注意するばかり、子供たちもその子と喜んで遊ぼうとはしないし、大人から見ても(親自身さえも)そういう姿の連続にうんざりしてしまう、そういう子になってしまっていた。

その子はそうなるべくして、育てられてしまったと言える。

僕はこういうのを「育ちを奪う」と呼んでいる。


子供は放っておいても、それなりにまっすぐ育つ力を持っている。
子供の人生はまだまだ長い、ほんとうに焦ってしなければならないことなど実はそんなにはない。
そう考えていることの多くは大人が勝手にそう思っているだけだ。
トイレットトレーニングをしなかったからといって、二十歳でオムツをしている人はいない。

神経質に子育てすることは、むしろマイナスですらあると思う。

これから子育てをする人・している人には、「おおらか」「臨機応変」「バランス」「過ぎたるは及ばざるがごとし」そういうことも、頭の片隅に置いておいて欲しいと思う。
関連記事

● COMMENT ●

スキンシップにし過ぎは?

はじめまして。
毎回、とても興味深く拝見しています。

今回の『おおらかさ』、とてもハッとさせられる記事でした。

我が子は今六ヶ月で元気なんですが、とにかくとてもよく泣きます。
泣く度にすぐ抱っこして、あやして…。親や夫にも構いすぎと言われる事も。
でも、今は抱っこ癖がついてもいいからすぐに抱っこしましょうって言われてるし…と考え込んでしまう毎日です。
ようはバランスなんでしょうが、そのバランスが分からない。。
あと、表情的にはよく笑うんですが、声をあげて笑う事は少ないのが気になっています。もしかして、構いすぎて過干渉になってるせい!?と思ったり。
六ヶ月の子にも過干渉ってあるんでしょうか?

初めての子育て、分からない事や戸惑う事ばかりです。
そんな時にとーちゃんさんの記事を読むと気付かされる事がたくさんあります。
ありがとうございます。

季節の変わり目ですが、お体は大事になさって下さい。
長文、乱文失礼しました。

おおらかさ

正に私も、もっとおおらかさがあったらなぁ…とよく思ってしまいます(汗)
産院が母乳育児推奨の病院で、「二十歳になってもおっぱい吸ってることなんてないんだから、こどもが自分で卒乳するまでおっぱいあげましょう~」なんて言おうものなら、何が何でも母乳で育てなきゃ!って躍起になってました(^_^;)
焦らず子供を十分甘えさせてあげてね、という意味で先生は仰ったんだろうなって今では分かるんですが。
断乳するかどうかで迷って、結局断乳しましたが、お風呂のときだけは未だにおっぱいをやめられません。それ以外は欲しいという素振りをほとんど見せないけど、お風呂はママとじゃないと激しく嫌がります(笑)
そして、「美味しい!」をベビーサインで表しながら飲んでます。もうそんなにおっぱい美味しくないはずなのに、もっと美味しいお菓子やごはんの味を知ってるはずなのに、不思議です。
息子が自分の意志で本当の卒乳が出来る日まで、気長~に待とうかなと思います。息子を見ていたら、多分いつか自分でやめられそうな感じはするので、おっぱい飲んでる姿を長く見れてラッキー!くらいに思うことにしています。

納得

とても実感していることで、その通りって思います。
わが子もそんなところが多々あります。
私は神経質、逆に旦那はコンクリートに頭をぶつけても冷やさなくていいって言うような、おおらか?過ぎる人です。
足して割ったら、ちょうどいいのではってよく思いますが(汗)

私も変に神経質になって「おおらかさ」からは、かなりかけ離れています。
些細なことに、いろいろぐだぐだ言ってしまい、その後に後悔すれども、また繰り返してしまいます。ついつい、一つ一つの事が、大きな物事のように気になりますが、それじゃ~おおらかになんてなれませんよね。子供も伸びやかに育つ暇がないです・・・。
正直、私はなかなか改善されないですが、こちらのブログを読ませてもらっては、気をつけようとしています。
あと一歩、惜しい日もあり、おおらかに出来ない日でも、時間のない中でも笑顔を見れるように日々奮闘中v-356

何歳までにとかいう言葉に踊らされないよう、これからも気をつけたいと思います。
これからも、こういったハッとされられる記事をお願いいたします m(_ _)m

No title

いつも相談させていただいています。

今回の記事、はっとしました。
「おおらかさ」、本当に大切ですよね。
心配性なので、ついつい他の子と比べたり、基準に合わせようとしてしまいます。

それに、公園でのことはちょっと思い当たります。
「ダメダメ」と言ったり、遊びを邪魔したりはしませんが、虫のことや、危ないこと、汚いことはついつい口にしてしまいます。

うちは身長の伸びが遅いのですが、心配になってついつい今どのくらい伸びたかなと、後ろの壁と比べながら娘を見てしまうときがあります。そんな不安を感じながら見ていると、娘もはっきり感じるようで「もー!」と言うことがあります。
子どもはこちらの気持ちをすべてちゃんと感じ取っているんですよね。

アレルギーや成長のことは自分ではどうしようもないことなので、心配でたまらなくなってしまうこともあるのですが、おとーちゃんさんが言われるように「あ~、今はあなたはこういう育ちなんだね」とありのままを受けとめてあげられる、 どーんとおおらかなお母さんになりたいです。

娘(2歳3カ月)は今成長期のまっさかりで、自己主張も激しいですが、一生懸命理由を説明すると、自分で「○○する」と切りかえてくれるようになりました。
時々「ママ、大好き」と抱きついてくれるようにもなりました。
いつもではないですが、「あ~わかってくれたな」と思える瞬間もあります。
迷いながらも、こちらを参考にして少しずつかかわってきたことが実を結んできてるんだと最近思います。
いつもありがとうございます。これからも楽しみにしています。

目標です

こんにちは、「おおらかさ」は、自分が神経質だからこそ、目標とするところです。「きもったま母さん」になりたいと思いつつ毎日言わなくてもいい事を言ったりして反省しています。以前に、4歳の娘が突然自分のことを意地悪と言って、などかんしゃくを起こしたりするという内容で相談させていただきました。まだ、あまりにも話が通じないときもあり、たまに私も我慢できず、感情的になってしまうこともありますが、少しづつ「受容」を意識しながら接していくうちに、少し甘えるようになってきて、「ママ大好き」と言いながらすりすりしてくれたり(ママもだよーとすりすりすると嬉しそうな満足そうな顔をしてくれます。)、「見てー!」と目の前で「可愛いでしょ」という表情で得意げに変な踊りを踊ったりと、無邪気な姿を見せてくれるようになりました。なるべく、「ま、いっか」と思うようにし、子供とも、危ないこと、マナー違反のこと、人を傷つけるようなこと以外は、一緒に「ま、いっか」と言って笑うように意識しています。少しづつですが、私も娘もよい関係に向かっているように思いますので、改めてご報告とお礼を申しあげます。下の1歳の娘は、2番目というのもありひたすら可愛がっているせいか、反応がよく意思表示もはっきりし、よく笑い活発で心身ともに健康に育っているのを感じます。下の子は最近モノの取り合いが多く(特に、お姉ちゃんが持っているものはよく見ていて、本当に何でも欲しがって、お姉ちゃんの靴まで履きたがり履けないと怒ってます。)、噛み付いてしまうことも多いのですが、一時的な育ちの上のものだと思って、根気強く「それはママはいやだよ。お姉ちゃん(ママだったりお友達だったりします)痛いよ」と伝えていこうと思います(知り合いに、一度子供に同じように噛み付いたら分かって止めたよ、と言われたのですがそれは子供によくないとこちらのブログのどこかで拝見したように思いますので、それはしないようにしたいと思います。)。「子供は放っておいても、それなりにまっすぐ育つ力を持っている。子供の人生はまだまだ長い、ほんとうに焦ってしなければならないことなど実はそんなにはない。」という言葉は、いつも「これでいいんだろうか」と思ってしまう私には、心強い言葉です。おおらかなお母さんを目指して頑張ります。経過とお礼のご報告までですので、返信不要です。

ハッとしました!

『おおらかさ』本当に、本当に大事なことですよね…。
このブログに出会い、息子との関係も少しずつ変わり、子育てが前に増して楽しいと思いながら、この4月から仕事を始めたこともあり、この『おおらかさ』全く足りてません…;
朝はもちろん、帰宅してからも、((あれしなきゃ!これしなきゃ!!))とどうしてもやらなければならないことばかり優先してしまっている自分がいます…。

でも、働いて半年経ち、できれば21時までに子供達を寝かせてあげたいけど、多少遅れてもま、いっか~。そう思える日が多くなり、そう思えた頃から、心が軽くなり、子供達の笑顔も増えた気がします。
これぞ、『おおらかさ』!ですよね☆

大津のいじめ事件から、警察がいじめに介入し始め、少しでもいじめが減るだろうか…なんて淡い希望を抱いていたものの、止まらない自殺者…。次々と明らかになるいじめ…。
本当に読んでいて、心が痛くなります。
どうして悲しい連鎖は止まらないのかな…。もし我が子が同じ立場に立ったら…。考えずにはいられませんが、心配ばかりしていても何も生まれない。

『おおらかさ』を目標に、周りの方々にも助けて頂きながら、日々子供達の全力の笑顔が見られることに幸せを感じながら…。毎日を過ごしたいと思います。
今回も素敵な記事をありがとうございました!!!

はじめまして

はじめまして。現在1歳3カ月の娘を育てています。
おとーちゃんのブログを拝見するようになり、自分の子育てを振り返り試行錯誤する毎日です。わたくんやむーちゃんの様子に触れ、おとーちゃんとおんなじようににんまりして読ませていただいています。

初めての子育てで、娘は本当に可愛く、よくおしゃべりもしてくれ、よく食べ、最近はいやいやと意思表示してくれるようになってきました。
お互いの意思疎通がとれているなと感じる場面も多くあるように思います。最近心配になることが出来、是非ご相談させていただけたらと思います。

おむつ替えの時に親のおしりふきで拭く真似をしていたのか、おまたを触ることが何回かありました。その時は、あまり気にせず、なんかあったねーおまたがあったねーなど声をかけていたのですが、最近はおむつ替えの時(毎回ではありませんが)や、おふろで裸になった時など、触るようになりました。日に3、4回でしょうか。
お手てでさわるとばい菌がはいっちゃうよーお母さんはそれしてほしくないなーなど声をかけたり、他のことで気をそらせようとしていますが、心配です。夫は気にしすぎだよと言わないほうが時期にしなくなるのではを言ってくれるのですが。

自分としてはおおらかでありたいと思いながらも、なかなかうまく出来ず、過保護なほうだと思います。
出来るだけ だめ は言わず、おとーちゃんが教えてくださったように 考える言葉がけを心がけているつもりなのですが。

文章がうまくなく、読みづらくすみません。お忙しい中恐縮ですが、アドバイス頂けたらと思います。よろしくお願いいたします。

りゅう母さん

お子さんの様子が見れないので、なんとも言えない部分がありますが、クークーと喉を鳴らすような声をだしたり、なん語などはありますか?

おそらくまだなん語もそんなには出てははいないのではないかとおもいます。
まだ6ヶ月ですからね。

声をだして笑わないというのも取り立てておかしいことではないと思います。

今後成長と共にそのうち自然と出てくると思います。


ちなみにこの時期で過干渉ということも、まずないと思いますし、よしんば過干渉だとしても、過干渉したからといって声をだして笑わないということも、そうそうないと思われます。

他にもなにか発達上気になることがあるのならば、なんらかの原因によってかもしれませんが、ただ声を出して笑わないというだけでしたら、心配しすぎかもしれません。

健康上問題がなければ、おおらかに日々可愛い可愛いとしていれば、子供はすくすく育ちます。
神経質になりすぎず、日々の子育てを楽しんでいくくらいのつもりの方が、いろいろすんなりいくことが多いようですよ。

はじめまして

4歳の男の子、1歳の女の子を育てる母です。
最近こちらのブログを知っていろいろと勉強させていただいてます。

最初、こちらのブログを拝見したとき、絶望感というか
とりかえしのつかないことを息子にしてしまった・・・という
ものすごい罪悪感にさいなまれました。
それだけ子供に対して指示的・抑圧的な育児をしているという
自覚があるからです。

そしてこの「おおらかさ」というエントリーを読み
どうしたらいいんだろう・・・とまた途方にくれております。
我が家の場合、私だけでなく主人もまた指示的、抑圧的で
息子のストレスはおそらく相当なものだと思います。
怒りっぽさ飽きっぽさ、そのへんに現れてきているようにも感じます。

正直な気持ちを書くと、もう投げ出してしまいたい、
でもまだ間に合うのであれば息子にきちんと向き合って
これからたくさんの安心感、肯定感を与えてあげたい、
そんな感情が入り混じる毎日です。

自分は子供を持つべきではなかった・・・と思うこともありますが
それでも育児に手遅れなんてない・・・。その言葉を信じて
明日から一歩ずつ息子に前向きに接していけたらと思います。


支離滅裂な文章になりましたが、これからも楽しみにしています。

おおらかさとは…

こんばんは。

子どもが出来る前は、おおらかさがなかったですね。
でも、叱るのも嫌だったので、子ども達の振る舞いにイライラしてました。
無意識に舌打ちもしていたようです。
ちなみに、この子ども達は、サッカーを教えていた小学生です。
それはともかく、子どもが出来て、ふと手にした育児書を読んで、徐々に子どもに対する見方が変化してきましたね。
僕が思っていた子どもの「よい子」像が、いい意味で崩された感じです。
親にとって都合のいい子が、「よい子」であると思っていたように思います。
でも、手にした育児書を読み進むにつれて、自分に素直な子が、よい子であると思えるようになりました。
それに伴い、上から見ていた目線が、徐々に子どもの目線まで下がったように感じます。
おおらかさは、大事ですけど、なかなか成ろうと思っても成れません。
おおらかさとは、あとから付いて来るものだから、まずは子どもの立場に立ってみるのがいいのではと思いました。

向日葵さん

>でも、働いて半年経ち、できれば21時までに子供達を寝かせてあげたいけど、多少遅れてもま、いっか~。そう思える日が多くなり、そう思えた頃から、心が軽くなり、子供達の笑顔も増えた気がします。

まさにそれがおおらかさだと思います。

「正しいこと」「しなければならないこと」というものの確かにありますが、それにばかりとらわれてしまうと、必ずしもそれらはプラスにならないことも多いです。
なにごとも、無理せず程々がいいのだと思います。

ひふみさん

取り立てて、思い当たるような原因がないのならば、一種の癖であることもよくあります。
そうであれば、この年齢ですのでこれからの成長の中で自然となくなることが多いです。

気にしすぎずに、子供の興味や関心を高めたりしていってあげれば、自ずと子供の世界が広がっていくので、だんだんとしなくなるのではないでしょうか。


また、遊びにきちんと取り組める子にしてあげるといいでしょう。
遊びの楽しさを伝えてあげるということですね。
手持ち無沙汰や退屈で、そのような性器いじりになってしまう子供もいるので。

lisaringさん

「大人が変われば子供が変わる」

東京都保育研究会でかつてその年の研究テーマのスローガンとして掲げられた言葉です。


当たり前のことを言っているようですが、実際に大人が関わりを変えることで子供の姿が変わるのを目の当たりにすると、それはもうびっくりするほどのことです。


なにかちっちゃなことでもいいので、出来ることから無理せずちょっとずつやっていくといいと思います。
すぐ大きな効果はでなかったとしても、積み重ねていくことでなんらかの変化を見ることができます。

それでちょっとでもいい方向へ回っていくのが感じられると、それはいろんなところに良い形で波及していけます。
それを大人が実感できるとだんだん関わりの大変さが薄れていくと思います。

「なにかをしなければ」「なにかをしてはいけない」と思ってしまうとしんどいので、まずは「くすぐり遊び」でもいいからしていくといいかと思います。


ありがとうございます

お忙しい中、丁寧にお返事いただき、ありがとうございました。
とてもうれしかったです。
単なる癖だといいなと、思いながら・・・いろいろ試し、遊びを楽しむ姿をもっと引き出していけたらなと思います。

おとーちゃんのブログ、これからも楽しみにしています。
本当にありがとうございました。

以前の記事ですが

はじめまして。
4歳の男の子と2歳の女の子のママしています。
去年の年末から新年の抱負をずっと考えていて、やっと決まった2013年、今年の目標は「おおらかなママ」でした。
それで「おおらか 育児」でググってこちらの記事を読ませて頂きました。
とても興味深く、これらを心に留めて育児をしていきたいと思います。
これから過去記事も読ませていただきます。
よろしくお願いします。

No title

はじめまして。
こどもの様子に悩んでいてこちらのブログにたどり着きました。
読んでいて胸が痛くなりました。

5歳の長男がまさに書かれている通りです。
ひとつの遊びに集中できず、また子供同士での遊びでは楽しめないようで、幼稚園でも先生と遊びたがります。

自分自身の子育てに大反省です。
5歳になった今からでも間に合いますか。
アドバイスをいただけたらありがたいです

ぽけもんさん

相談 「今からでも子供を変えられるでしょうか?」の記事に書いたとおりです。

変えられないということはありません。
大切なのはまずは「肯定」から出発することです。

No title

はじめまして。1歳3ヶ月の長女を育てている母親です。いつも困ってインターネットで検索をすると、たいていいおとーちゃんの子育て日記が目がとまり、反省する日々です。。。
0歳児のときからぐずりや怒りがひどく、様々な場面で苦労し
手を焼いてきました。

現在自分がどのように対応していいか分からないことがあります。

支援センターのような場所で、お友達が使っているものに興味を示し、最初はどうぞ、どうぞと渡し合いをしますが、
だんだんとお友達がつかっていたペン4本を、すべて抱え込み、
お友達が「貸して」といっても1本も渡せなくなりました。
使いたいから貸してあげようと言っても渡せず、
結局は反り返りひどい癇癪泣きです。。。
癇癪泣きになってしまいどうしようもないため、
私は娘の手から全てペンを取り、部屋にはいられずに
帰り支度をして帰ってきました。
家で自己嫌悪するくらい怒ってしまいました。。
まだ貸し借りすることができる年齢ではないことはわかります。
お友達の家や、他の子どもたちが集まる場所で
癇癪泣きをされるたびに、私自身がつらく
なんでなんだろう。。と暗い気持ちと怒りで一杯になってしまい
ます。そのたび娘に謝り、娘が好きだよと伝えますが
これではいつになってもいけないですよね。。。

自分の神経質さや、自分がきっといけないから
このようになってしまっているのだと思います。

こういった月齢でどのように対応、声がけをして
癇癪にならないようにしていけばいいか本当に悩んでいます。
変わりたいです。

お時間がありましたら、アドバイス頂けると幸いです。

ばーちさん

まず、無理だとわかっていることを要求して、それが子供に達成できないから大人がいい関わりができないというのは、どこに問題があるかと言えば、最初の段階です。

大人がハードルをあげているわけですね。

無理なことを要求せずともよい環境・状況を目指してみることが必要です。


同じような相談を受けるたびに、僕は「無理をしてそういう場所にいくことはない、いかないというのも選択肢のひとつですよ」と答えています。

べつにそうしろというわけではなくて、大人の思い通りになる範囲においてまず、取り組む視点が大事ということを伝えたいからです。


子供にはどうにもならない場を大人が設定しておいて、そこにおいて子供をどうにかする方法を探すということが、大人が自分で子育てのハードルをあげることだからです。

また、それは子供には過剰な要求です。


だったら、その子供・大人の身の丈にあうところからスタートするのがいいです。


遊びというのは、楽しいものを目指すのが大切です。


多くの人は、他児と関わる経験を持たせなければといった、遊びの上のことを子供に要求したりするのでハードルがあがります。


ものの貸し借りについて、はっきりと述べたところも過去記事の中にはありますが、ものの貸し借りをするという高度な人間関係というのは、およそ3歳の発達領域です。

それより低年齢でももちろんできることもありますが、それは結果として「できた」というだけのことで、大人が要求して「させる」というたぐいのことではありません。

まず、遊びを保証し安心して遊べる環境を維持してあげることが、最も大切なことだと僕は考えています。


子育てにおいて大事なのは、子供に無理をさせないのと同様、大人も無理をしないことです。

子供に関わる大人本人がつらいのならば、そのような状況に無理していくことはないのです。

無理をして大きな積み木を積み、それができずにイライラして一日を気持ちよく過ごせなくするよりも、最初から無理なく作れるとわかっている大きさの積み木をたくさん作って、その日を楽しく過ごす方が、立派なものを目指すことよりも子育てには大事なことだと僕は思います。


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Author:保育士おとーちゃん
当ブログはあくまで個人ブログであり、記事の内容および相談・コメントの返信等は効果を保障するものではありません。
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楽しく無理のない子育てを広めたいと2009年ブログ開設。多くの方の応援があって著作の出版や講演活動をするようになりました。 現在は、子育て講演や保育士セミナーの他、『たまひよ』や『AERA with Baby 』等の子育て雑誌の監修やコラム執筆。『ジョブデポ保育士』の監修や育児相談などをいたしております。

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