2017-11

発達障がいについて考える Vol.8  ― 後記 ― - 2012.08.02 Thu

これでこのシリーズも8回目となりました。
発達障がいについてという点からは内容的にとても十分に言い尽くしたものではないけれども、自分としては書こうと思っていたものは一応かけたので、一旦ここまでにしようと思います。

書こうと思っていたものとは、

①発達上、気になるところのある子は、特に個別的な視点で見なければならないこと

②対応次第で問題行動を、減らす方法もあること

③周囲の認識・意識で、それら問題行動とされるものも大きくも小さくもなるということ

④発達障がいと呼ばれる場合と、そうでない場合とで本質的な差異はないこと


実を言うと本当に言いたかったことは、これまで書かれたこと以外にもう一つあります。






それは上記の①と似た内容なのだけれど、「発達障がいに」限らず、範囲を「子育て」に広げて

子供の育ちには個別的な視点が欠かせない
ということです。

このことは子育てについて書くとき、いつも僕の頭の中にありました。

しかし、このように子育てノウハウ的なものを書いてはいても、それらはどうしても一般論にしかなりません。
相談を受けてすら、一般論の範囲でしか答えられません。

どうしてもこのように広い範囲で「子育て」というものを扱う以上「個別的な視点」でものを伝えるということはできませんでした。


以前からこのブログを読んでいる方は、「~~かもしれない」「~~と思う」「~~ということもある」というような歯切れの悪い文章が多いのに気づいていると思います。

読みにくいしこういう文が良くないということもわかってはいるのです。
通常、論述をする際は言い切りの形で断言していくべきものとされています。

でも、子育てというのは書いてある通りにいくことはなかなかありません。
それが当然なのですが、マニュアルがマニュアルとしてあれば、それがその人の子育てを縛ってしまうことになりかねません。

実際に、多くの子育てを見てきて何らかの「子育て論」に頼るあまり、目の前の子供の現実の姿が見えなくなってしまっている人や、子育て論と現実の子育てのギャップに混乱してしまっている人などをたくさん見てきました。


僕がこれまでブログに書いてきた多くのこと、例えば「叱らなくていい子育て」にしても、「心の育て方」にしても、「排泄の自立」にしても、事例という形で一部の個別の話を紹介してはいますが、それでも結局は全てあくまで「一般論」なのです。

これは僕の述べていることに限りません。
世間に流布する様々な子育てについてのことも、基本的には全て一般論で、個々の子育てに当てはめたとき、それらは「バイブル」でも「マニュアル」でもなく、ひとつの「めやす」以上のものにはなりえません。

なぜなら子供はみな本質的に個別の存在だからです。

その顕著なもの、実際特に個別に考え対応しなければならないものとして、今回あげた「発達障がい」があるのでした。


僕はこれまでにも、しばしば「僕の書いているものも含めて、子育てについて書かれているものは話半分くらいだと思って受け止めましょう」と書いてきました。

世の中には、「子育ては○○して育てなければならない」とか、「けっして○○してはいけない」というようなものが少なからず見受けられますが、僕には恐ろしくてなかなかそういうことは言えそうもありません。

子供の育ちはそんな風に割り切れるものではないからです。

僕は子育てについて書くとき、常にその「一般論のあやうさ」とでも言うようなものを恐れていました。
歯切れの悪い語尾は、そのような「めやす」でしかない一般論を、マニュアルにはしてはいけないという現れのようなものです。

それゆえに、常々子供を「個別」にとらえる視点を伝えなければならないと考えていました。
過去にそのような記事もあるにはありましたが、今回の『発達障がいについて』を通して、それが結実できたのではないかと思います。



追記 

子育てについて述べられているものの中には、例えば「子供には愛情をもって接しなければならない」とか「叱ったり厳しくすることが親の愛情なのだ」とういうような、様々な「感情論」で子育てを伝えようとするものがたくさんあります。

多様な子育てについて具体的に事細かに対応を書いていくというのは事実上不可能といえるものですから、どうしても子育てを語る人が、抽象的で包括的なそうした「心構え」的な感情論の子育てにいってしまいがちというのはわかります。
また、そういうものが子育てをする人の力になることがあるのもたしかです。

感情論は聞こえもいいし、一般論で語ってしまうことの弊害も一部は避けることができるのだけど、実際のところ、いざ子育てをする中で子供と向き合った時にそれでは何の解決にならないことも多いし、感情論をベースに子育てを考えている人のなかには、それに合わないものや対応できないものを責めたり否定するだけの人もたくさん見てきたので、僕は感情論での子育ての弊害というものもまた、少なくないと感じています。

それゆえにこのブログを書いていくにあたって、感情論で子育てを論じることや、「○○しなければならない」式のイデオロギーや、精神論で子育てを語ることは極力排していこうと考えています。
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● COMMENT ●

No title

お父ちゃんさんのブログをマニュアルだと思ったことは一度もありません。コメントされるみなさんの言葉や思いから気づきががったり、視野が広がったり励みになったりetc
読んでイメージ膨らませて咀嚼して自分なりの栄養になってると思っています。
一般論でも経験論でも、ありがたい情報満載だと思っています。
・・・なにぶん、子供を産み育ていくのは、人生で初めてのコトだらけですので・・・。愛情あるからこそ無関心ではいられません。

お父ちゃんさんありがとうございます。
なんだか支離滅裂すみません。
季節柄夏ばてなどなさいませんよう、皆様ご自愛しましょ~
追伸☆母子家庭にも慣れてきて、息子の爪かむ行為が断然減りました☆

悩んでいます

最近、おとーちゃんさんのブログを見つけ、過去の記事から少しずつ読ませて頂いています。本当にハッとさせられるものばかりで、反省したり、安心したり…おとーちゃんさんのブログに出会えたことに感謝の気持ちでいっぱいです。

3才になったばかりの息子のことで、悩んでいます。

保育園には、1歳半から通っているのですが、その集団生活で、先生の全体への指示が息子には入らないと言われました。個別に何度か言って、やっと動くような時もあれば、すっと聞くときもあるという状況とのことです。保育参観時も、確かにそのような感じで、周りが動いていても特に焦らずに、だらだらとしている印象でした(着替えやトイレ、苦手な牛乳を飲む場面)。音楽に合わせて踊る場面などでは、楽しそうに踊っていました。
また、自由遊びでは、みんなが御ままごとに参加する中、友だちと関わることをせずに、一人で黙々と電車で遊んでいました。先生からはまだお友だちと関われず、叩いてしまったりする(自分の要求が通らないときや、特定の子が近づいたときなど)ことも結構あると言われ、ネガティブな報告を多々受ける中で、私も自信がなくなり、子どもにも肯定的に接することができなくなってしまいました。

おとーちゃんさんの記事で、子育ての制限時間というのがありましたが、まさに縛られてしまっています。

集団で指示が入らない息子には、一体どのような働きかけをしたらいいのでしょうか?3才という年齢で、集団指示が入らないのは、先生の言うように問題なのでしょうか?
友だちと関わらないのも、気になります。

何かアドバイス頂けると幸いです。
お忙しいところ申し訳ありませんが、よろしくお願いします。

モンテッソーリ教育について

いつも温かくためになる記事、ありがとうございます!毎回育児で落ち込むたびに、こちらにお邪魔しては元気をもらっています!
私は2歳の男児を持つ母です。
少しお話がずれてしまうかもしれませんが、モンテッソーリ教育について、もしお分かりになることがあれば、教えていただけると嬉しいです。
というのも、私たちは今外国に住んでいます。日本人のための幼稚園(先生方も日本人で、日本の幼稚園とほとんど変わりません)か、すべて英語になるけどモンテッソーリの幼稚園にするか迷っています。モンテッソーリ教育はもともと発達障害や知的障害を持つ方々向けに生み出されたそうですが、私の住む国では非常に評価されていて人気があり、たくさんの幼稚園が取り入れています。教育方針を知る限りは、息子にも合っていそうな感じがするのですが(ちなみに息子は今のところ発達障害などの兆候はみられず、問題ないです)、そうなると日本語は私としか使わなくなり少し心配です。海外在住だと、日本語とのバイリンガルを育てるのは難しいとママ友からも聞くもので。。主人とも何度も相談するのですが、お互いに知識不足もあり、なかなか答えが出せないでいます。。もし何かお分かりになることがありましたら、アドバイスいただけると幸いです。お話がずれてしまってごめんなさい。。

きんぎょ~さん

いつも暖かいご声援ありがとうございます。

子供を育てていくのは大変ですが、僕は子育てで大事なのはなにをどううまくやるか、なにを与えるかとか、なにを教えるかとかの前に、親自身が子供を可愛く思えているかどうかその一点だと思います。


ムーミンさん

実際の様子を見たわけではないので正確なことは何も言えないのですが、コメントに書かれているくらいのことであれば、僕にはぜんぜん普通のことに感じられます。

3歳になったばかりというのであれば、年齢別保育の保育園だとしたら2歳児クラスということになります。
今現在新年度になって4ヶ月ですから、およそクラスの三分の一が3歳になったというところで、のこりの半数以上の子供はまだ2歳児です。

その年齢のクラスには、全体への指示というのがまだ完全に伝わるものでないというのは普通のことです。


そして、集団での行動というものが不得手な子、はっきりいって嫌いな子というのも普通にいます。
またなかには、集団が苦手なのではなく「○○させよう」とする大人の指示やそういう強い態度をスルーしようとする子もいます。

なので、ほんとうにその「集団への指示で動けない」ということを心配すべき段階・状況なのかということにやや疑問を感じます。
それを考えるのは半年一年後の段階でもいいのではないかと思われるからです。

ただ、あくまでコメントにある情報からの推測ですので、もしかすると他にも書かれていなことや、その保育士もこれまでの長期間にわたる経過観察からそのような判断をしてのことかもしれません。


そう言う意味では、僕が気にすべきではないかと思うのは、

>個別に何度か言って、やっと動くような時もあれば、すっと聞くときもあるという状況とのことです。

むしろこちらの方です。


集団での指示で動かないということは前述のように、この年齢であればそれほど不思議なことではありませんが。

こちらのほうは、個々の理解認識という部分ですから、集団行動よりも前の発達段階にあるからです。


家庭ではどうなのでしょうか?

大人が話したことを聞いて理解したり、その言葉の通りに行動したりできているか。
言葉が極端に少ないということはないか。
生活の適切な場面でそれにふさわしい言葉を発しているか。

などなど、理解・認識の面で気になったことはありますか?


もしとりたててそういう面があるならば、集団での行動以前にそこがネックとなっていると思われますから、まずはそこに対応すべきでしょう。
その場合園と相談してもいいし、もしこれからならば3歳児検診で相談してみるのもいいかと思います。終わってしまっていても発達相談などは随時受けています。

そういう気になる面がないのであれば、集団についての行動というのはこれからだんだん身につけていけばいいことです。よしんばそういう集団の苦手な子であったとしても、まだまだあせらなければならない時期ではないと思います。


ちなみに言うと、この年齢2歳児(3歳になったばかりというのは年度で考えるので2歳児に分類されます)というのは、例えば「黄色グループさん、こっちにあつまれ~」などとグループごとに呼ばれた時にそれがわかる とか、ごくごく簡単な集団での遊び例えば「おいかけっこ」などが楽しめる(←ルールを完全に把握してできるというのではなく、それなりに楽しめるというレベルでいい)というのが保育所保育指針などで期待されている発達段階です。

集団行動にだんだん慣れていけばいい段階であって、できなければならない段階ではないと思うのです。


そういうことですので、僕からは集団行動に関しての問題点というのが見いだせないのだけど、園の方針やその保育士の考え方によってはそういう「できる」を望むところなのかもしれません。
また、もしかすると保育士からは別のポイントがあって、そのひとつの例として集団での行動を引き合いに出したということかもしれません。

そのへんに関しては、詳しく園側とどういうところが問題点なのか、なにを気をつけるべきなのか、どういう対応をしたらいいかというのを直接話し合うのがいいかと思いますよ。

あまりはっきりしたことが言えなくてごめんなさいね。

ともさん

僕もモンテッソーリ教育について詳しいわけではありませんが、むしろ「と発達障害や知的障害を持つ方々向けに生み出された」ということの方が初耳でした。

外国ではどうかちょっとわからないですが、日本では通常「モンテッソーリ教育」といった場合、発達支援としてのものではなく幼児教育としてのものを指していると思われます。


バイリンガル環境の場合どちらの言語を選択すればいいかというのも僕からはなんとも言えないのですが、園選びということであれば、子供によってもそこの教育方針に合う合わないというものがありますから、まずはそこから考えていくといいかと思います。


例えば、とにかく体を動かして活発に遊んだり過ごしたりするのが好きな子に、じっくりと課題に取り組ませるというモンテッソーリのようなところは合わないというようなこともなかにはあります。

ですが、実際の様子をみてその雰囲気を味わってみるのも大切です。


課題を積み重ねていくのを主軸においているようなモンテッソーリのような教育方針をとっているところでも、運用面では柔軟に対応していたりとか、逆にガチガチのそれだったりと、見てみないことにはわからないことも多いので、見学を申し込んでいってみたり、プレ保育などで体験してみたりすると、子供や親自身の考え方に合うところというのが見えてくるかと思います。


日本語とのバイリンガルで育てるのが難しいというのは僕も聞きます。
ネイティブ環境での多言語同時習得で大切なのは、第一にまぜこぜにしないことだそうです。

一言語を習得したあとであればそれほど問題とならないのですが、子供時代からの同時習得だと両方の言葉がまぜこぜになってその区別がつかないという自体が時に起こってしまいます。

こうなってしまうと、どちらの言語もきちんと使えないという状況になりその後大変苦労するのだそうです。

なので同時に習得させなければならないときは、「外では英語、家では日本語」とか「父親とは英語、母親とは日本語」などのように明確に線引きをすることが大事だそうです。参考までに。

No title

モンテッソーリ教育&バイリンガルについて伺った者です。お忙しい中、丁寧なアドバイス、どうもありがとうございました!ご指摘頂いた通り、見学などに足を運んでもう少し自分たちの目で見極められるようにしてみます。

うちは主人(英語話者)が在宅業のため、いつも家族3人で一緒にいられて息子にとっても良い環境だとは思うのですが、その分、英語の方が習得が早くて少し困っています(苦笑)。。やはり英語の方が簡単みたいですねー。

おとーちゃんのブログで私は何度も何度も救われました。同じ記事でも何度も読み返して、そうするとまた息子にも余裕をもって笑顔でいられるんです。おとーちゃんのブログがなかったら、もしかすると今頃我が家は荒れていたかもしれません。。なので大げさではなく、おとーちゃんは私たち家族の恩人です。そしてそのように感じている読者の方、きっと他にもたくさんいらっしゃると思います。時にはいじわるなコメントをされる方もいると思いますが、おとーちゃんの信念がこもったこのブログ、大好きです!負担にならない程度で続けていってもらえると嬉しいです。

お返事ありがとうございます。

お忙しいのに、ご丁寧にお返事頂き、ありがとうございます。

>実際の様子を見たわけではないので正確なことは何も言えないのですが、コメントに書かれているくらいのことであれば、僕にはぜんぜん普通のことに感じられます。

まず、こう言って頂けただけで、心がふっと軽くなりました。

>集団での行動というものが不得手な子、はっきりいって嫌いな子というのも普通にいます。

そういう子もいるんですね。色々な子を見る経験がないので、「できない」と言われると、すごく不安になってしまっていましたが、おとうちゃんさんのブログで、「できる」ことが重要なのではないんだなぁと感じることができました。

息子の保育園は、少なからず「できる」ことを求めているようです。1歳児クラスの終わりぐらいの時も、ズボンの着脱を泣いてもできるまでやらせたり・・・。
集団指示に関しては、先生曰く、ほとんどの子が話を聞けるようになっている状況にあるということなので、息子が目立つのでしょうね…。

個々の理解認識という部分に関してですが、家庭では、私が言うことを理解していますし、行動しています。もちろん全てではないですが。「お風呂のあとは何するんだっけ?」「パンツとズボンはく!」などのやりとりもできています。
言葉に関しても、まだ幼いところもありますが普通に出ていると思います。

ただ、遊んでいるときや、ごはんの途中で急に絵本やアニメのセリフを話すことがあり(場面が合っている時もあれば、何かをキーワードに検索がかかっちゃったり)、メルヘンの世界に入っていることがあります。以前に臨床心理士の方に聞いたら、「常にセリフしか話さないのは問題だけど、常でなければ様子見ましょう。3歳過ぎてもそんな感じだと、ちょっと困るけど」と言われました。

「ぐりとぐら」や「バーバパパ」などの絵本、トトロなどのアニメが好きで、セリフをアレンジしながらも、なりきっていることが結構あります。これはおとうちゃんさんの言う、「空想力」と捉えていいのでしょうか。だとすれば、臨床心理士の方のいう「3歳過ぎても・・」というのは気にしなくていいのでしょうか。

また、保育園ではわかりやすいように絵カードを使って、みんなに説明するようにしているようで、息子にも、絵カードを見せて、「これはどういう絵かな?」と聞くと、意味は理解していたとのことです。ただ、「その絵を見て、自分から行動するのが難しく、隙あらば笑いながら逃げるんですよ~」と先生に昨日言われました。そういうわけで、一斉指示の場面では、今は息子の横に一人先生をつけてくれているそうです。
(先生がみんなを相手に、絵本を読んだり、人形劇などをする場面では、座ってきちんと話を聞いているようです。)

家でも、私が言ったことをしてくれないので、「おかあちゃん、今なんて言った?」と聞くと、答えられるのに、やらないということもあります。わかっていてもやらないなんて…と思うこともありますが、そういう指示的な態度が嫌ということなのでしょうかね。

難しく考えると、子育てって本当に難しいですね。でも、おとうちゃんさんブログをヒントに少し関わり方を気をつけるだけで、息子との生活がより楽しいものになっていくのを短期間でも実感しています。気持ちの持ち方も大切ですね。
このブログに本当に救われています。ありがとうございます。

ムーミンさん

>「ぐりとぐら」や「バーバパパ」などの絵本、トトロなどのアニメが好きで、セリフをアレンジしながらも、なりきっていることが結構あります。これはおとうちゃんさんの言う、「空想力」と捉えていいのでしょうか。だとすれば、臨床心理士の方のいう「3歳過ぎても・・」というのは気にしなくていいのでしょうか。

基本的には空想力だと思いますが、この辺は僕からはなんとも判断できません。
心理士の方はおそらくは、自閉的傾向やそれに類するものの可能性として「3歳を過ぎても」といっているのではないかとおもわれます。

そうであれば、なにか特定の本の場面や、テレビやコマーシャルのセリフを頻繁に繰り返したり、極端な強いこだわりがあったりということも判断材料になったりもします。


ただ、もしそういった傾向があったとしても、普段の生活を多少の補助が必要ではあったとしても、取り立てた問題なく送れているのですから、あまり心配しなくてもいいと思います。
その程度であれば個人差の範囲ですし、今後の成長が十分にカバーしていけることが多いからです。

今後の対応としては、できない部分をクローズアップしてしまうよりも、僕は「現状の肯定」をたくさんしてあげることが、より良い成長へとつながるのではないかと思います。

距離感

おとーちゃんさん、お返事ありがとうございました。

お会いしたことはないのに、息子のことを理解していただけたような感じがして、とてもうれしく思っています。頂いたお返事を声に出して読むと、心が落ち着きます。

過去記事を参考にし、少し行動を変えてみただけで、息子の排泄も自然と自立しました。私が「おしっこでる?」と聞いて、「出ない」という息子の言葉を信じて待ってみたんです。今までは、「いやいや、出るでしょう~」なんてトイレに誘導してしまっていたのですが、信じて待ってみることを続けていると、「オムツじゃなくて、パンツがいい!」と言い出し、そのうち自分から「おしっこー!」と言えるまでになりました。
短期間でこんなに成長したことに驚いています。

保育園では相変わらず、一人で遊ぶことが多いようですが、月齢が高い女の子が息子のことを何かと気にかけてくれるようになったらしく、息子もそれが嬉しいようです。
先日もその子が登園すると「○○ちゃん、きた~」と嬉しそうにかけ寄っていきました。好きすぎて、抱きついてしまいそうな距離感でしたので、先生に「近すぎ!!」と言われ、引き離されていましたが…(笑)

先生から好きな子に対する距離感は近すぎて、その子がびっくりしてしまうと言われました。また、自分が遊んでいるスペースに他の子が入ってくると、「こないでー」と言って、拒否することが多いそうです。遊びを邪魔されたくないようです。言葉で言っても、わかってもらえない時は、手が出てしまうことがあるとのことでした。

距離感の取り方が極端というのは、やはり何か問題があるのかなぁとまた不安な気持ちが芽生えてしまいました。また、何か対策はあるのでしょうか。

母親相手のごっこ遊びが前より発展してきていたり、成長が見られてうれしい反面、やはり集団生活でのことを先生から聞く度に落ち込んでしまいます。まだ保育士二年目の若くて一生懸命な先生がリーダーなのですが、息子が変わっていると先生が思っているのが、よく伝わってくるのです…。

産後で、私自身の精神が不安定なのか、安心したり不安になったりを繰り返してしまっています。不安になる度に、おとーちゃんさんに相談させて頂いて申し訳ございませんが、お時間があるときに、ご意見お聞かせ頂ければと思います。

ムーミンさん

子供のもともと持ってのもので、距離感が近いもの、逆に接触などを嫌がる遠いいものなどが強く出ている子がいます。
そのことは子供の個性のことですから、決して悪いものではありません。

心が素直なために、親子間の距離感でほかの子供や大人などに接してしまう子もいます。
それはそれで素敵なことだと僕は思いますが、大きくなっていくと時としてそれでは困ることも出てきてしまいます。

基本的には、子供が自分で日々の生活や経験のなかで、人との適切な距離感を学んでいけることがいいと思います。

大人があれこれ言わずとも、時間はかかったとしても子供が自分で学べるのがベストでしょう。

それはある意味で時間が解決してくれると言えます。
なので見守っているうちに、改善していける範囲であればそれがいいでしょう。

しかし、それでは生活の上で齟齬がでてしまうというのならば、ちょっと大人が働きかける必要があるかもしれません。

といっても、なにか特別なことをするとかでなく普通に話していけばいいと思います。


その時は、子供に否定感を持たせないようにするといいでしょう。

つまり、その行為が悪い・良くないという方向性で伝えるのではなくて、相手がどう思うとか、どうすべきなのかということを知らせていけばいいのです。

「お父さんやお母さんには抱きついてもいいけど、お友達はびっくりしちゃう人もいるからそういうときは手をつないでもらうといいよ」
「急に抱きついたから、○○ちゃん困っているよ」

言い方はなんでもいいのですが、別に悪いことをしているわけではないので、そこだけは尊重して言ってあげるといいと思います。

いつもありがとうございます

おとーちゃんさん、ありがとうございます。

確かに、お父さんやお母さんやおばあちゃんには、ほっぺすりすりとか密着していいのに、なんで?と本人は思っているかもしれませんね。成長とともに、本人が気づいていくんですね。待ってみようと思います。

おとーちゃんさんに頂いたコメントを読んで、冷静に考えればわかることなのに、保育園の先生に言われると、なんだか不安になってしまいます。
家庭と保育園での様子は違うかもしれませんが、私が見ている息子は、確かに成長している目の前の息子なので、その姿をそのまま受容していけばいいんですよね。

深呼吸して、育児を楽しみたいと思います。
いつもありがとうございます。感謝の気持ちでいっぱいです。

発達と矯正について。

以前いろいろ相談いたしました、3児の母です。
最近の遊びに関するシリーズなど、興味深く読みました。
ところで今非常に気になっていることがあります。
どうしたらいいでしょう、という相談ではないのですが、きいていただきたいのです。

これから新入学の長男6歳。ちょっと下あごが出ています。
歯並びのことで、健診のたびに「反対咬合になるであろう」と言われつづけました。
私(母)が顎関節症でお世話になっている、親戚からの紹介の「骨格を見てもらえる」歯科に、長男を小さいときから見てもらっており、
指導で毎日歯磨き後に舌をのばしたり上唇をひっぱったりのいトレーニングをしていたのですが、
歯の生えかわり時期になり、前回(昨年)の検診でそろそろ矯正が必要かという話をしました。
「上顎が小さく気道が狭い。骨の成長する方向がまちがっている。」・・・(専門的な話なので詳細は省きますが)
そちらの病院で行う処置としては、骨格そのものを変えるのに、頭部全体を覆うような(細いリング状ですが)、ヘッドギアのような矯正装置をつけて過ごす、とのこと。予算はとりあえず約100万。
本人の負担も金銭的な負担も大きいです。
そろそろ決めなくては、と思いつつ、決め手に欠けて、主人と話しあってもどうしても積極的に考えられず、できれば大げさじゃない最低限の装置で。という方向にしかなりませんでした。
最近の定期健診で「高価なので厳しい・・・」と言うと、
「では、通常の(歯だけの)矯正は、当院ではおこなっていないので、よその歯科でおこなってください。」とのこと。
「でもここ(歯)だけやっても(矯正しても)すぐ戻っちゃうかもしれないですけどね。」と続けて言われました。

長男は鼻づまり、せきが寝る前に出て、入眠しづらい(眠れず苦しくて泣き声をあげる)のですが、それらの症状は耳鼻科や漢方薬局にも相談しましたが改善しませんでした(対症療法しかないと言われ)、
この歯科で「それも骨格による気道が狭いせい。」と言われ、
あげくに、私(母)や弟も治療を受けているのですが、待っている間病院内をちょろちょろ動き回るのを、
「それも気道の狭いせいでじっとしていられないのだ」、と言われ。(これは昨年の検診のことです)

長男は幼稚園などではきちんと座っていられるので、病院内ちょろちょろはとくに先生にそういわれてもちがうと思ったのですが・・・。

さて、我が家には次男がいます。
次男は発達支援のデイサービスを受けています。
発達障がいは程度問題(困り度)である、ということは心得ているのですが。
今回の検診の次男は案の定、前回の長男よりもちょろちょろちょろちょろして、座ってなさいと言っても聞きません。
私は「この子は今はこうなのだ」と思っていますが、
先生から見ればこの子も「気道がせまいから」落ち着かないのだ、とのこと。
つい、言い訳というか、事実というか、「いやーこの子、発達支援受けてるんですよね。」と言うと、
「発達障害のあるお子さんでも、適切な骨格矯正の処置によって、その後正常に発達したという例がある。前頭葉の働きがなんとかこんとか~(専門的な話)で、ちゃんとすればよくなる、とはっきり結果が出ている。8歳前に処置すれば、ですけど」とのこと。
「8歳過ぎても処置できますが、脳の成長時期を考えると、早い方がいい。」

落ち着かないとか、攻撃的であるとか、大声を出すほかに、ネガティブであるとか、歳の割りにあいての気持ちを考えられないとか、でたらめ歌をしょっちゅううたうとか、積み木で遊べば一直線にしか並べないとか、
気道がせまいだけでは説明できないことも多いと思うのですが、前頭葉の発達云々と言われると、なんともいえません。

帰り際に、受付の方に「(落ち着かない次男を見ながら)治る方法もある、ってことだけ、知っといてくださいね。」と言われました・・・。

その先生、「砂糖はよくない」と言うのですが(歯科医ならば当たり前の発言でしょうか)、
私はなるべくおやつは焼き芋とかおにぎりとか甘くないもの、または果物、ヨーグルトなどをすすめており、甘いものも手作りの和菓子系、たまにのお楽しみで洋菓子、で、市販の菓子は遠足以外で我が子に買ったことがないのですが
それも鼻で笑って「和菓子だって砂糖入ってますよ。甘いお菓子は誕生日とクリスマスだけでいいんです。」と言われます(この言葉、子どもの食生活に関する何かの本で読みました)。
一日に多くても一杯の(毎日ではない)お楽しみの「甘いお飲み物」も「なんでそんなもの飲むのかわからない」と言われます。

脳の発達がお金でなんとかなるなら、療育や習い事の月謝などを考えたら、金銭的には、出してもいい。
何より、今後の脳や運動神経の発達、鼻づまりなどの体質改善など、子どもの人生を左右することで、お金で何とかなるのなら何とでもしてやりたいです。(運動神経などについては、私自身、顎関節症を見てもらって、体のバランスが悪く足の踏ん張りがきかないのが、こちらの歯科でマウスピースみたいな装置を寝るときつけることにより、押されても立っていられるようになった、という経験があります)

気になるのは、装置をつけることによる、子供の身体的、精神的な負担、それと、本当に効果があるのか?本当に、つけないと取り返しがつかないことになるのか?です。

もちろん、おとーちゃんさんにそれをおききしたいのではないです。専門的、医療分野の話ですし。
これから複数のほかの矯正歯科も回って話をききますし、発達支援施設の方にもうかがってみます。

ただ、考えるのが難しいので、誰かにきいてほしかったのです。
子どもの将来を左右する話、否定的な話をきいて憂鬱な気分になりました。

おとーちゃんさん、こういう話をきいたことがありますか?
これを読んで全体的に、どんなことを思われましたか?

主旨と関係ない脱線的な余談も入り長文になり、申し訳ありません。

miyuriさん

コメント拝見しました。

僕が知っているケースではこのような話がありました。

保育園に在園しているときは、ときどきよだれがたれていたり、おっとりしているところのある子供でしたが、年齢があがるにつれて良い方へ向かっていたため、この子の発達の個性なのかと思われていました。

小学校に入り2~3年生の頃、健康診断の際に医師が詳しい検査をするようにすすめると、生まれつき頭蓋骨に変形があり、脳の成長を圧迫していることがわかりました。

手術などかなり大変だったそうですが治療することで、改善しその後何ごともなかったかのように順調に伸びていったそうです。


miyuriさんもご心配なことだと思います。
医師の診断も一通りでないことも多いですから、セカンドオピニオンをとってみて判断されるのがいいと思います。
そのお医者さんの言い方だと否定的な言い方ととれてしまいますが、でももしその通りであるならば適切な治療をすることで治るということでもありますから、出口の見えない話でもないと思います。

心配なことがあると、どうしてもその心配が膨らんでしまいますよね。
そんなときは、取れる手段を実行するためにどんどん動いていくのがいいみたいです。
納得のいく対応がみつかるといいですね。

ありがとうございました。

コメントにあるまじき長文を書いてしまって、申し訳ないです。
「どう思いますか」とおききする以上はあれもこれも書かないと・・・と思ってしまって。

主人などは、おおがかりな矯正は頭からやる気が無いみたいですが、
私はアドバイスいただいたように、そうと決め付けずに、いろいろ動いてみようと思います。

入学・入園が重なって落ち着かなかったのでまだ行ってないのですが、まず、ほかの矯正歯科に相談してみます。

今までの経験上、医師に漠然と、不安や他の症例で伝えきいたことを伝えたり「他の専門に関連する原因なのでは・・・」と教えを請うても、あまりすっきりする答えを得られないことが多いです。
自分が納得できる結論を導けるかどうか、暗中模索です。

お話してくださったケースだと、脳外科みたいなところでの精密検査が必要だったのではないでしょうか。

検査をすすめてもらえるような簡易審査みたいなものがあればいいのにと思います。

矯正ありきではない側の情報も得ようと思いまして
『こどもの歯を「治療・矯正」する前に』(ジャパンマシニスト育児新書)という本を読んでみました。
矯正しなくていいですよ、なんて書いてないかな、と読んでみたのですが
我が子の症例とはちがうみたいなので、そこは参考にはなりませんでしたが、
虫歯治療についていろいろ考えさせられました。
発達障がいと話題が離れましたが・・・。

とにかく、きいていただいてありがとうございました。
これからも楽しみにしています。


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当ブログはあくまで個人ブログであり、記事の内容および相談・コメントの返信等は効果を保障するものではありません。
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楽しく無理のない子育てを広めたいと2009年ブログ開設。多くの方の応援があって著作の出版や講演活動をするようになりました。 現在は、子育て講演や保育士セミナーの他、『たまひよ』や『AERA with Baby 』等の子育て雑誌の監修やコラム執筆。『ジョブデポ保育士』の監修や育児相談などをいたしております。

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