2017-11

早期教育されていた子のある事例 Vol.3 - 2012.05.09 Wed

早期教育をしたからといって、よしんばそれが多少うまくいかなかったとしても、まあたいていはそれで取り返しのつかないような失敗になるということはなく、それなりに子供は育っていくものです。

でもなかには、これは将来にわたっても心配だというケースを目にすることもあります。







1歳4ヶ月の男の子。

情緒が甚だしく不安定。
ちょっとしたことでパニックや切れたような状態になる。(例 着替えに際して服から頭がひっかかって出なかった。 積み木がうまくつめなかった など)
自分ではほぼ全く遊べない。大人がサポートしてようやく短時間ならば遊びに向き合える程度。
他児・大人への噛み付き行為がある。(理由のあるようなものでなく、衝動的なものが多い)
他児と関わって遊んだり、コミュニケーションをとったりすることに関心がないが、いきなり手が出たりはする。
目が合わない。前から目を合わせてもそらす。
話しかけても、それを受け止めている様子が少ししかないか、ときには全くない。
言葉もほとんど出ない。
食に執着する。余裕がなく、がっつくように食べる。

こういったことのなかには、成長の過程で一時的に、または個性としてでるものもあるが、その範囲よりもはるかに極端にでている。
自閉的傾向やなんらかの発達障がいが考えられる。

しかし、以前の1歳前後にはそのような様子はまったく見られず、そう考えるのもどうも腑に落ちない。

そこで母親に家庭での様子など、よくよく聴いてみると1歳過ぎから現在までフラッシュカード式の教材で毎日勉強させているとのこと。

それの時期が、上記のような様子がで始めた頃と一致する。

母親も、情緒の不安定やはげしい癇癪や、ダダ、噛み付きが出ていることには気づいており、さらに園での様子や気になる点を伝えた。
そして、そのときまで母親自身は関連性を全く考慮していなかったが、フラッシュカードが現在の様子を引き起こしている可能性のあることを伝えた。

自己決定を尊重したいので、こちらからどうすべきとは言わなかったが、後日母親からフラッシュカードは止めて様子をみるとのこと。

それから子供の様子もだんだんと落ち着きを見せ始める。

しかし、一度形成されてしまった行動や生活習慣というものは、ただ止めたから直るというものではなくて、根気強いアプローチや多大な関わりが必要だった。


僕は乳児向けのフラッシュ式のカード教材について詳しいわけではないけれども、上記以外にも経験したいくつかのケースや報告されている事例、他の保育士の話などから、前号で書いたような早期教育的な親の養育態度以前に、こういう教材そのものに未検証、もしくは知らされていないリスクがあるのではないかと感じます。

次回はまた別の事例を紹介します。
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● COMMENT ●

No title

噛み付きですが
お友達に子供が持っているおもちゃを
無理やりとられそうになると噛み付いたり、
お友達のおもちゃで遊びたいんだけど
貸してくれないから噛み付いたり、
ということがあるのですが
これも衝動的嚙み付きなのでしょうか?

保育園では保育士さんも子供の嚙み付きパターンがわかっているので、子供が嚙み付く前に阻止できているようですが
(ときどきうっかり目を話すと腕に嚙み付いた後だった、ということもあるようですが)

私もとても心配で悩んでいるのですが、
保育士さんいわく、本人にも嚙み付く理由があるので、言葉でコミュニケーションがとれるようになってくるにつれて、
少しずつなくなってきますよ、とは言われているのですが・・・

ちなみに子供への受容は心がけてはいますがあまりできていません。
やらないでもらいたいと思うことばっかりするので
ついつい
「コラー!」と
怒鳴りまくりです。
私が怒鳴ると旦那までビビって精神衛生上よくないといわれました。

このついつい怒鳴ってしまうのって
なかなか治らないんですよね。

以前の記事でストレスとの関連でも書かれていましたけど
いったん怒鳴るとどんどんエスカレートしていきますね。
何とかならないものかと思いつつ
活発でじっとしていない男の子
で手もかかるし大変です。

早期教育

お忙しい中の更新、お疲れ様です。
何年か前にTVで早期教育の特集で(さも流行っているような表現で)流していたのを見ました。
フラッシュカードは子供に物凄いスピードでパッパ パッパと先生が口元にマイクを付けて読み上げてどんどんカードを見せていくんですよね。
私はやりたくないし、子供にもやらせたいと思いませんでしたけど。

1~3までの記事を、じっくり読ませてもらいましたが、早期教育で引き換えとなる代償は物凄く大きいですね。
この続きも楽しみにしています。

上のお兄ちゃんは小学校慣れてきましたか?
小学校も何かと忙しいかと思います。

子供はのびのび自由闊達に♪がいいですね(^^)
下の息子はお姉ちゃんの後追いが忙しいです☆
お姉ちゃんはお姉ちゃんの都合もあるのでなかなか思ったように遊んでもらえず、息子の片思いですが(笑)
日々楽しく過ごしていきたいですね。

興味深いです

子供に受験のストレスをかけたくないし、レベルの高い先生や整った環境でのびのびと教育を受けさせたいなぁということで、将来できれば一貫校へ…と思っています。

でも、調べていくと「それなら有名小学校へ」「有名幼稚園へ」「有名幼稚園に行くならお受験対策で幼児教室へ」って感じで早期教育にたどり着いてしまうのですよね。
ものすごく不本意です…。
競争や順位づけを避けようと思っても、結局逃れられないものなのかなぁ…?

何かを学ぶのは本来楽しいというか、純粋に知的好奇心を満たして満足を得られるものだと思うのですが…。
私も詳しく知りませんが、フラッシュカードなどは特に何の知的好奇心も引き出さない教材に思えてなりません。
保育園、幼稚園でのびのび育っても、細やかで最高の教育が(誰でも)受けられる国になったらいいのにな~(^o^)
子供の寝顔を見ながらだとついつい夢みたいなことを考えてしまいます(*^_^*)

こんにちは。いつも拝見させて頂いてます。以前もご相談させて頂きました。

年長の息子の事です。
他の子に比べて少し幼い感じがありますが、園や近所に住むお友達とケンカもしながらも遊んでいます。
慎重派なのか、初めてチャレンジする事には「出来ない!」となってしまいます。
時々、パニックみたいに泣いてしまいます。
担任の先生は「自分に自信がないみたいです。出来る事も出来ない!と泣いてしまいます。園では自信が付くように声掛けしてます。」と家庭訪問で言われました。
私は息子の同級生たちが何でも出来るように見えて、彼に強く言ってしまいます。
その度に後悔してしまうのです。(息子には息子のペースがあるのに…と)

息子はとても優しい子なのですが、まだ周りの空気が読めない事もあり、時々それが原因でお友達とケンカになります。
息子は怪獣ごっこや体を使った遊びが好きなのですが、頭を使う遊び(パズルやゲーム)が苦手らしく、最初は嫌がります。
やってみると楽しくなるみたいですが…
やるまでに時間がかかるようです。
そういう息子にイライラするお友達もいるようで、時々意地悪される事もあります。

そんな息子がこの先、他の子たちと同じようにやっていけるか心配です。
周りには心配し過ぎだと言われるのですが、心配し過ぎなのでしょうか。

悩んでます

早期教育、妊娠中はフラッシュカードなどでの天才児、いいなぁと思った事あります。
将来困らないようにと思ったんです。
でも子育てしていくうちになんだか違う気がしたのと、そんな事する余裕もなくて(笑)
ずっとおとーちゃんのblogを読ませてもらってますが、頭でわかっていてもつい指示を出してしまったり、イライラして笑顔がなくなったり、ちょっと待っててね~が増えてやっと休もうとテレビ見はじめると、ママ遊ぼ~。…ついテレビ見ながら相手をしてたりして中々ちゃんと向き合えないまま日々過ごしてしまっています。
自分が嫌になってしまいます。
そんな事もあったりで今幼稚園で悩んでるんです…。
12月生まれなのと、人一倍人見知りで臆病な娘…
幼稚園のプレに母子共に週1で午前中行くのですが、すでに登園拒否です。
なのでこんなんで来年幼稚園通えるのか心配です。
3年保育か2年保育か…
イロイロメリット、デメリットを調べたりしてもますます迷うばかりで…
まだ一人目の子供だし、このまま一人なら3年保育は私が寂しいなぁとか、あんまり遊んであげられなくてもママと家にいたいのか、幼稚園で友達と遊びたいのか…
2年保育で友達の輪の中に入れるのかとか、とにかく悩み中です。
通う予定の幼稚園は近所では一番ゆるく、泥んこ系で幼稚園はテーマパークとうたっています。色々見学した中で一番子供達が生き生きして輝いていたので、この園にしようと決めました。
おとーちゃんもお忙しいと思うので、相談に乗ってもらえるかなぁとは思ったのですが、なんだかわからなくなってしまって…。
3年保育と2年保育の子供は実際どう違うのかとか、おとーちゃんの考えを是非教えてほしいです!
そのうちその内容で書いてもらいたいなぁとも思っています。
よろしくお願いしますm(__)m

No title

更新されていたようなので、こちらにお礼を書かせていただきました。

支離滅裂な相談に丁寧な回答ありがとうございます。

思い当たる節いろいろあります・・・。
こちらで勉強させてもらっていたはずなのに、日々の生活に追われて忘れてしまっていることが多々ありました。
受容や共感も意識はしているのですが、おそらくそれ以上に抑圧してしまっているように思います。
過去記事も改めて読ませていただきました。
また初心に帰りたいと思います。

なかなか思うようにはいかないかもしれませんが、おとーちゃんさんのブログをみながら、こどもと心のパイプをしっかり太くしていけるようにがんばっていきたいです。

トイレのこともありがとうございました。
娘の成長は日々感じます。
娘を信じて、何事も焦らないようにしていけたらと思います。
本当にありがとうございました。
これからの記事も楽しみにしています。

相談があります

おとーちゃんさん、はじめまして。いつもおとーちゃんのブログを参考に子育てをさせて頂いております。今日は2歳11ヶ月の娘の事について、お忙しいとは思いつつご相談させていただきたいと思いました。

娘は親の私から見ると大変好奇心旺盛のようで、2歳過ぎた頃からなぜ・なに、が会話の中心となっています。些細なことでもなぜ、なんで、これなに?と聞いてきて、私がそれに答える、というような会話をよくします。たとえば一例ですが、”お月様は今日は丸いけどなんで?”と聞かれ、私が”お月様は丸い形から小さく細くなって、また段々大きく丸くなるよ。”と答えると、”なんで細くなるの?“と聞かれ、”細くなってもまた太くなるのを繰り返すよ“というと、 “じゃあ、今日はどうして丸いの?”と、延々と微妙に内容を変えながら同じ質問をする、という会話です。自分の気持ちについても、”なんで私はこう思った?”とか、”公園で会ったお友達はどうしてブランコするの?”とか、本当に些細なことまで。
この会話に長いこと付き合ってきたつもりでしたが、ここの所こういう会話のキャッチボールにちょっと辟易してしまい疲れてきました。こういう会話を繰り返す事は何か不満の表れなのか、単なる好奇心なのか、わからなくなってきました。

娘は私といる時間が圧倒的に多いのですが、私が忙しい時は1人でよく遊んでくれます。自分で色々遊びを見つけている感じではあると思います。ぬいぐるみとおままごとしたり、積み木で公園やビルを作ったり、絵を描いたり、ぼーっとしていることはありません。
でも、最近かんしゃくが激しくなる事が多くなりました。2歳半ごろから昼寝をしなくなり、私にも癇癪が増えてきましたが、得にパパには始終わがままです。パパとは仕事が休みの週末しか遊べませんが、自分の思い通り遊んでくれないと大声で怒鳴るようにパパに意思を主張したり“遊んで!!”とか、“違う違う”とか、自分の思い通りになるまで叫びます。パパには常にその調子なので、何が原因なのかわからず理解に苦しんでしまいます。ただの甘えとして、見守るのがよいのでしょうか?

もう一つ、たとえば公園で気に入った同年代か年上の子に会うと、その子と一緒に遊ぼうとして離れません。そういう時はその子の遊びに延々ついて回って自分の遊びが出来ません。逆に相手が自分より小さい子であれば自分の遊びに無理やり誘おうとします。たいてい母親と一緒に来ているので、お母さんが娘に好意をもって話しかけてくれたら気を許すのか、お母さんにも一生懸命いろんな事を話しかけ、(いつものなぜ・なに調で)無視されても聞いてくれるまで果敢に話します。それを楽しんでくれる方もいらっしゃいますが、子供との時間を大切にしたいお母さんもいらっしゃるので、娘が割り込んで話したり遊びたがったりするのに私の中で抵抗が出てしまいます。しかしそれを娘の積極的な個性と捕らえて、見守るほうが良いのかなと思い、相手のお母さんやお子さんの出方を見守っている状況ですが、とても気になります。

また、公園で会った子との遊びにおもちゃなどが絡んでくると(たとえば砂場やボールなど)、他の子のおもちゃは借りても、自分の物はなかなか貸せなかったりします。無理に借りてこようとする子には、大声で威嚇してしまいます。そういう時は “あなたのおもちゃもかしてあげなきゃ、一緒に遊べないよ”と注意します。それでも貸してあげることが出来ませんが、随分時間がたってから、“なんで私はあの子におもちゃ貸せなかったのかなあ?”と私に聞いてきたりします。“ 貸したくなかったというのはあなたの気持ちでしょ?どうして?”と聞くと、“うん、大事だったから貸せなかった。次から貸せるように頑張るね”とか。頭ではわかっているのに出来ないようです。おせっかいに人の行動にかんでいくのに、自分のものは貸せない。その矛盾にどのように対応すればよいのかな・・・見守ればよいのかな・・・と悩んでしまいます。

最近は娘の行動に気になる事が多く、ついつい注意したり小言が増えたり、癇癪に対して怒鳴ってしまったりします。成長の準備なのかな、、、思いますが、おせっかいな性格もますます強まって、最近はこの子の個性をどのように伸ばしてあげたらよいのかわからなくなってしまいました。
娘は私が怒ったり注意したりすると、ごめんね、とか、ママに怒って欲しくないと、とても気をつかってきます。それで物事が解決するとどこかの場面で学んだように思います。私も怒ってしまったり、自分が悪かったと思うと、冷静になれたときに必ず最後は抱きしめたり、ごめんね、というようにしていますが、そのように娘に気を遣わせていることが後で反発として出てきたりするのだろうか・・・と思い、性格を見守れずにただ怒っているだけであろう自分に嫌気がさしてしまいます。

お忙しいところ恐縮ですが、おとーちゃんさんにもし娘のような子と関わったことがある経験があれば、お時間おある時に何かコメントやアドバイスをいただけたら・・・と思いました。
いろんな事を文章に詰め込んでしまい、長々とすみません。また、支離滅裂であること、お許しください。

初めまして、いつも勉強させていただいてます。いきなりですが、相談にのっていただきたくコメントしました。
私には3才半の娘と、1才半の双子の息子がいます!
双子妊娠中に、長期入院したり、寝たきり(絶対安静で…)で、あまり娘と過ごせず、寂しい思いをさせてきました!双子が生まれてからもなかなかじっくり関わってあげられず、今に至ります!ただ娘中心で、あそんでいます、4月から幼稚園に行ってますが、それまでは、おままごとやカクレンボ、絵本読み他、私も一緒に遊ぶことがほとんどでした!
今も休みの日は、娘中心に遊んでます。娘は、面倒見がいい優しい子なんですが、弟が遊んでるおもちゃを、すぐにとります。なんでも欲しがります。お父ちゃんさんの書かれている、[遊べない子]のようです。
とにかく人のものを欲しがります。自分の物も貸せません…その都度今は弟が使っていること、待つこと、他のものへ誘う等、言葉がけしてますが、弟が嫌がると無理やり取り上げたり、押したりします!毎日疲れ果て…穏やかに…と思いつつ、怒ってしまいます。「あなたのことは大好きだけど、〇〇にいじわるするあなたは、好きじゃない、悲しい」と伝えてます。こういうのってどう対処したらいいのでしょうか?なぜ人のものばかり欲しがるのでしょうか?怒った後の自己嫌悪ト、娘のわがままに、疲れる毎日です!私は、娘が可愛くて仕方ないです!だから毎日「愛してるよ、大好きよ」と伝えています。でも、よく抱っこを求めてきます…愛情不足でしょうか?お父ちゃんさん…どんなことでもいいので、アドバイスいただけないでしょうか?よろしくお願いします。

Hiroさん

ここであげている「衝動的嚙み付き」というのは、もうそういった物の取り合いといったような理由もない、噛み付きということです。

言葉で伝えることができない1歳くらいでは、そういった物の取り合いでかみつきになることは、誰にも起こり得ることです。
そういうことであれば、子供を見てさえいれば事前に予測もできるし、防ぐこともできます。

しかし、理由もなく衝動的に噛み付くようなことだと、防ぐのも難しいし、その原因となっている根も深いといえるでしょう。


やらないで欲しいことばかりになってからでは受容しようと思ってもできないですよね。

だからこそ、「先回りした関わり」が大切になります。


叱られたりすることが多くなれば、それだけ子供に噛み付きや・親を困らせるようなネガティブ行動が多くなりかねません。
そうなるとさらにそれを止められたり、注意されたりでより満たされないことになってしまうので、悪循環になってしまいます。

子供の方からこの悪循環を抜け出すことは決してできません。
大人がそれを変える方向に持っていかなければ、その悪循環は増大するばっかりです。
なので、大人がイライラしたり、子供がグズグズしたりする前に、良い関わりをしてそもそもの子供のネガティブ行動の原因を減らしてあげることが有効です。

それほど強く怒鳴ったりしていて、噛み付きが出ているというのならば、おそらく怒鳴られることと・保育園で噛み付きが出ることは無関係ではないでしょう。
ということは、大人の関わり方次第でかみ付きも減らせるということでもあります。

なかなかその悪循環を戻すのは簡単ではないかもしれないけれども、叱ったり、怒ったりすれば治ることでもないので、どこかで大人が一念発起するしかないのだと思います。

コットン100%さん

ありがとうございます。
息子は、毎日元気に楽しく学校行っています。
先週から宿題も毎日もって帰ってくるようになりました。
宿題なんかでると、学校にいっているんだな~っていう実感がわきますね。

ああ、やっぱり学校だなと思うところもあれば、僕の時代の学校とはずいぶん変わっているところもあるようです。
そのうち記事にしていこうかな。

ぽんさん

公立の学校が、ゆとり教育になったり、なんの成果もあげず切り替わったりして、頼りなかったことから、私立校に注目が集まったりしていましたが、またそれもいろいろな面があって、今度は中高一貫の公立校に人気が集まったりと、学校選びもいろいろあるみたいですね。
日本の公立学校のレベルは世界的にもとても高かったはずなのですが、ゆとり教育の失敗(ゆとり教育そのものというよりも、安易に導入して子供をないがしろにしたような不甲斐なさが)以来、不信感を持たれるようになってしまいましたよね。
教育は国の最重要課題なはずなんだけど、今の日本はそれもあてにならないので親として心配ですよね。

たかちゃんお願いママさん

たかちゃんお願いママさんのところの実際の様子は、僕にはわかりませんが、僕の経験でそういった様子で思い当たるのは、

・過干渉されている子
・もともとの性格
・出来ることを要求されることのおおい子
・神経質に育てられた子

なんかが浮かびます。

もし、そういうケースであれば、大人は「失敗することも成長の大切な経験」と考えて、できることだけでなくできないこと、失敗したこと、ありのままの状態を認めたり・自信をつけてあげることを重ねる。

すぐに手を出すのではなく、かと言って放っておくのでなく、振り返ればいつでも笑顔で大人は見守っているという状態を心がけていくといいと思いますよ。

えぷりさん

子供は毎日行くようになれば、慣れてしまうものですから、むしろいまのプレに週一で通うという状態の方が大変なわけです。
幼稚園でしたら、時間もそれほど長いわけではないですし、いいと思える幼稚園があるのでしたらさほど問題はないかと思いますよ。


僕は、世間一般の人がよく言うように、「友だちとうまく関われる」とか「集団に早いうちに慣らす」といった必要性をあまり感じません。親子関係、特に母子関係がきちんととれて、それが豊かなものであれば、たとえ小学校から集団に入ったとしてもなんの問題もないと思っています。
結局、いくら他児と遊ぶように仕向けたり、早いうちから慣らしたところで、親子関係の中で受容や満たされるということがなければ、そういったことはうまくいかないということを知っているからです。

なので、幼稚園は必ずいかなければならないものでもないですし、行かせたいと思った時から行けばそれでいいと僕は考えています。


ただ、現実には子供との関わりが上手い人ばかりではありませんから、家庭で見ているだけでは過保護になりすぎたり・過干渉になりすぎたり・幼く扱いすぎたりして、うまくいかないこともあるのもたしかです。
そういうケースではそれなりの年齢から、集団生活を経験することでバランスをとって成長していけるということもありますので、家庭で見るのがいいのだというような精神論を言い張るわけでもありません。


こういうのは大人がひよってしまうのが一番よくないですから、いかせるなら信頼して気持ちよくドーンと送り出す。親が「心配だ、心配だ」と気にしてしまうくらいなら一年先送りする。腹をくくってどっちかに割り切るのが大切だと思いますよ。

ありがとうございます

おとーちゃんさん、お返事頂きましてありがとうございます。
おとーちゃんさんのおっしゃるように私は息子に対し、過干渉だと思います。
他にも当てはまる事があり、反省しました。
これからはあまり構い過ぎずに、見守っていきたいと思います。
息子は失敗や間違い、負ける事が嫌いです。
ですから、いつも簡単な事ばかり選んでしまいます。
「失敗してもいいんだよ。皆、何度も失敗して、練習して上手くなるんだから」と教えていきます。

ありがとうございました。

Nicoさん

コメント拝見しました。

この時期は、外界への好奇心が強くなりいろんな「なぜ・なに」が増えてくるものであり、それを自然にだせるのはとてもいいことです。

しかしご相談にあるような極端な姿というのには、なにか別の問題があるのかもしれません。
まあ、問題というほどのことでもないかと思います、関わり方のポイントといったところでしょうか。


とりあえず思いつくのは、以下のことです。ただし、まったくこれらのことは関係なく単にその子の性格というだけの可能性もあります。そのときは、そういうものだと認めてあげる視点をもち、徐々に下の「人との距離感」の部分のアプローチをしていけばいいかと思います。


・人との距離感
・子供にとって最良の関わりとなっている
・自分の遊び


まず、「人との距離感」の距離感というのは、まさに成長期のこの時期に学びつつあるのですが、どこまで他者(他人という意味ではなく自分以外の人)に踏み込んでいいのかという感覚です。
これに関しては「魔の2歳児カテゴリ」が参考になるかと思います。

本来的に大人と子供というのは一個の人間として対等です。
対等というのは、どちらかが相手の言うことを一方的に聞くという関係ではなく、互いに相手を尊重し合うことです。

ということは、できるときはあなたの言いたいことや質問も聞くけれども、できない時もあるんだよと伝えていいということです。

なので、嫌だと感じる時や、忙しい時にまでイヤイヤ答えることもありません。

「いまは忙しいから答えられないよ」
「あんまり聞かれてばっかりだと私も疲れちゃうから、あと1個にしてね」
「いまは他のことしてるから、聞かれても困っているよ」
「しつこいのは好きじゃないんだよ」

などなどと、叱るのではなく普通に伝えていっていいと思います。

ただ、それを伝えたからといってすぐにでも出来ると考えて、しつこく言い聞かせて行く必要もないです。
こういった人との関わりの力というのはまだまだ成長途中にあるからです。

性格+経験+年齢ベースの成長

などの、いくつかの要素からできあがることですから、長い目でみていくことです。



次の「子供にとって最良の関わりとなっている」とは。

子供は大人に見守られていたいという強い欲求があります。
そのための行動を子供はたえず学習しています。

たとえば、それで「ママだーいすき」と可愛い姿を見せる子もいれば、わざと大仰にゴネたりして親の注目、ときには叱られることで自分を見てもらおうという子もいます。

そういった関わり・自分への目線をもとめる行動の一種として、娘さんの質問ぜめという行為がでているのかもしれません。

それ自体は悪いことではありませんが、あんまりにも頻度がはげしいならば、「先回りした良い関わり」を日々することで、その気持ちは先にもっと良い形で満たされるので、質問ぜめは減るかもしれません。


「自分の遊び」 最後に書いてしまいましたが、もしかするとこれを一番に考えるのがいいかもしれません。

好きな遊びや、じっくり取り組める遊び、展開・発展させられる遊びをもっているかどうかということです。

逆に言うと、自分で遊びができないから、母親や他の大人に相手をしてもらうことを遊びにしてしまっている、ということです。


きちんと自分の遊びができるようになれば、いまの姿は軽減されるかと思います。
遊べるようにするには、というのは書ききれないので過去記事を参照してみてください。



また、物の貸し借りについては、相談カテゴリの 相談コメントより 「自分のものへのこだわりが強くて、貸してあげられない」記事がちょうど該当すると思います。





スマイル☆ さん

誰もが通る道ですから、関わり方さえわかればそれほど根深い問題でもないと思います。

まず、娘さんが「なにを望んでいるのか」というところを、はっきりとさせておきましょう。

これは答えをだすのがそんな難しい問題ではありません。
なぜなら子供はみんな同じだからです。

それは「優しく・暖かく受容してもらいたい。今ある自分を認めて欲しい」というものです。

これを子供は求めていろんな行動をとるのですが、大人がそれを理解していい方向へ回転するように後押ししてあげないことには、子供の力だけではどうしてもネガティブな行動をだすことになってしまいます。


物をとったりする行動も、もとを正せばここに行き着きます。


子供のそういったネガティブな行動を、直そうといくら叱ったり・注意したりしたところで、それでその行為が是正されることはまずありません。

なぜなら、それでは大元の↑の「優しく・暖かく受容してもらいたい。今ある自分を認めて欲しい」は達成されないからです。


また、
>「あなたのことは大好きだけど、〇〇にいじわるするあなたは、好きじゃない、悲しい」
のような心の言葉も、もともとの気持ちが満たされていない・余裕がない状態では、あまり伝わりません。


では、その大元を満たすためにはどうすればいいか。

否定的な関わりを減らし、肯定的な方向にもっていくことが必要です。
それは、子供のやりたいようにやらせ、注意したりするなという意味ではありません。そんなことをしても、子供はわがままになるばかりだし、結局のところ大元のところも満たされることはないからです。

具体的には、「先回りした関わり」でネガティブな行動を出す前に、子供によいアプローチを重ねていくことです。(←ブログ内検索すればいろいろでます)

それでもすぐに解決するわけでもありませんから、なにかあって注意しなければならない時も、「ダメ」を「どうしたの?」に変えるとか、頭ごなしに否定や、「どうすべき」ということをすぐいうのではなく、「○○したかったんだね。それはよくわかるよ。でも、○○だったね」などとあいての気持ちを汲む言葉をいれていくといいでしょう。

また、「くすぐり」などを大人からして、いい形で甘えを引き出してあげることも大変効果があると思われます。

このあたりのことは、「過保護と過干渉」や「心の育て方」の過去記事にいろいろ書かれています。


そして、過干渉になり過ぎないことも大事です。
大人が「この子はまたなんかやらかすんではないか」といった目で見ていれば、子供はそういったことを敏感にさっして心がささくれだちますので、ネガティブな行動が増えてしまいます。

干渉するのは最低限だけど、振り返れば笑顔で見守ってくれているという状態になれば、そもそもの子供のネガティブな行動は減ります。
また、大人がそういう状態でいて、初めていざ伝えなければならないことも伝わるようになります。

常に大人がイライラ・ピリピリしていれば子供はスルースキルが高くなるばかりです。

こういうことは今すぐ達成できることでもないかもしれませんが、そういう方向にもっていくといいということを頭の片隅に置いておくといいと思います。


まずは、「くすぐり」などの簡単に出来ることからやっていくだけでも、子供の姿は変わっていくと思いますよ。

No title

おとーちゃんさん、お忙しい中、お返事を頂きましてありがとうございました。相談した後、気持ちが先走ってしまったであろう文章を後悔しておりました。でも、簡潔にまとめてご回答いただき、自分でもいろいろ整理ができたこと感謝しております。

一つ一つご丁寧に回答いただいたこと全部、勉強になりました。特に、相談に関して根本的な解決策であろうとおもわれる”一人遊び”についてですが、そこにポイントが置かれるとは思っていませんでした。公園でお友達と遊ぶ以外は、私と二人きりの時間がほとんどで、二人の時は良く自分の遊びを発展させて時間をかけて遊んでくれている・・・ように見えていたからです。
でも、よくよく考えると、娘が幼い時から私の家事のパターンは変わっていませんし、でも娘からの関わりは増えてきているということは、私に余裕がなく、娘にすれば本当はもっと遊びを見てもらいたいと思っているのかもしれないなと気づきました。
もう少し余裕を持って娘と娘の遊びを見てみるよう、まずは努力してみます。とても難しいけれど・・・。(最近はずっと、早く幼稚園に入ってそこですべてのストレスを発散してきてほしいと思っていましたが・・・他力本願はよくありませんね)

おとーちゃんさんの過去記事、未来記事を参考に試行錯誤しながら頑張ってみます。
近々?大人の心の余裕について記事を書きたいとおっしゃっていましたが、とても楽しみにしています。本当に今の私にぴったりなのではないかと・・・。

今回は本当にありがとうございました。これからもお体に気をつけて頑張ってください。

おとーちゃんさん、ありがとうございました☆
コメントを送った後、こう書けばよかったかなとか、初めてなのに、一方的に相談し、失礼だったかな…などいろいろ気になってました。返事をいただき、涙がでそうになりながら、拝見させていただきました。
娘のこと、どうしたらいいか、ずっと試行錯誤で、一貫性がなく悩んでいました。よいと思うことをやってみても、続かなかったり、間違っているのかな…と思ったり…おとーちゃんさんのお返事を拝見し、やっぱり…と思いました。受容、そのままの娘を認めてあげること…そうなんです。ありのままの娘を愛し、受け入れる…私は、こうなって欲しいという思いが強くて、そのままの娘の姿をなかなか認めてあげられず、否定的な言葉になっていました。とにかく、ピリピリせず、肯定的な言葉がけを心がけ、娘そのままを認めてあげようと思います。おとーちゃんさんのお返事で力が出ました。ありがとうございました。

No title

ありがとうございました!
2年保育か3年保育かでモヤモヤしていたので、おとーちゃんの的確なアドバイスがいただけてうれしいです。
行かせるか行かせないか、親がフラフラしてたら娘も困惑しますよね。
週1のプレが辛いとは考えてませんでした…そのうち慣れて楽しくなるものだとばかり
今は魔の2歳…娘は成長していますが、私がついていくのが大変です。
2歳までは受容とか結構よくやれてたと思ってましたが、最近は癇癪やらこだわりやらでイライラしてしまい、うまくいきません…「そうなんだー」がわかってても言えなくなっちゃいました。
わかってて言えないジレンマ…
まだまだ未熟だな、自分…と器の小ささにため息の毎日です。
もっと成長せねば!
おとーちゃんの楽しい育児、またアップしてくださいね!

No title

この子の症状は「多動症」ではないですか?
うちの甥っ子と症状がすごく似ています。
フラッシュが一番の原因だと言えないと思いますよ。

親御さんが、障害を持っているかもと早く気づいて、
その子に一番合った対応が取れるといいですね。


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当ブログはあくまで個人ブログであり、記事の内容および相談・コメントの返信等は効果を保障するものではありません。
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楽しく無理のない子育てを広めたいと2009年ブログ開設。多くの方の応援があって著作の出版や講演活動をするようになりました。 現在は、子育て講演や保育士セミナーの他、『たまひよ』や『AERA with Baby 』等の子育て雑誌の監修やコラム執筆。『ジョブデポ保育士』の監修や育児相談などをいたしております。

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