2017-06

絵本を読み聞かせる vs 絵本を自分で読ませる - 2012.04.18 Wed

先日、図書館で調べ物をしていたら、子供関連の書棚に二冊の本が隣り合って並んでいるのを見つけました。
まったくの偶然でしょうけれど、その二冊がものの見事に、子供が本を読むことに関しての反対のことを言っている本だったので、なんとなく面白かったので二つとも読んでみました。

その二冊というのが、





 
おもちゃが育てる空想の翼  ―シュタイナーの幼児教育―  カーリン・ノイシュツ  寺田隆生 訳 学陽書房
    

二歳で本が読める ―わが子を優秀児にする早期読書   公文公 著  講談社




前者は、シュタイナー教育における遊びをわかりやすく説明した本です。
どちらかというとわかりにくい・理解しがたいシュタイナーの思想的なものは省いて、子供へのアプローチの部分について書かれたものなので、シュタイナー教育に触れてみようと思った時にとっつきやすいものだと思います。
こちらでは、絵本は繰り返し大人が読み聞かせてあげることで、情操をつちかい子供の心を伸ばしていくためのものであるということを説いています。
その部分を少し引用します。


第三章 言葉とリズム 3~4歳

「お願いもう一度」
子供は動きや変化を好むといっても、なんでもかんでも変わり続けてさえいれば満足だというわけではありません。それどころか、同じ話を何度も何度も聞きたがるものなのです。聞くたびに言葉がちがっていたりすると、すぐに気がつきます。自分がなじんだ一定の型に子供は安心感と喜びを見出すもので、知っている話でありながら、恐ろしい巨人やトロルが出てくると、何度でも怖がるのです。何が出てくるかわからない話では恐ろしすぎることもあります。
(中略)
私たちおとなが同じ言葉を繰り返すことの単調さをがまんしさえすれば、いかに子どもが限られた言葉による表現を喜んで吸収するかということに気がつくでしょう。子どもたちがみずから吸収して自分たちの遊びのなかで使うようになるのは、言葉相互の関係、つまりリズムやメロディーなのです。(p.82‐83)





後者はタイトル通り、胎教も含め、生まれてすぐから、歌を歌って聞かせたり、読み聞かせをたくさんすることを重ねて、2歳で本が読める子供にすることが良いと述べています。出来ることなら1歳でとも言っています。

どのようにして、2歳児にその能力を獲得させるかというと、無理に教え込むのではなく、親子で楽しみ、共感しつつ興味を高めていくべきであると(その必要性の是非は置いておくとして)、とても納得のいく形で書かれています。
実際、子供のことをよくわかっている人が、そういう意図を持ってそのように対応していけば、そうすることも可能であると思われます。

しかし、「どうして2歳児で本を読めるようになることが重要なのか」というところが、何度読んでもどうしてもピンとこないのです。

まえがきにおいて、2歳台で読書ができるようになることの意味として5つのことをあげています。
その部分を以下に引用します。

 子どもの賢さの決め手は速読能力にあると考えて、ほぼまちがいないと思われる事例が数多く報告されているのです。
では、速読能力はどうすればつけられるのでしょう。それは、なるべく速い時期に読書をはじめることです。(P.4)

(*注 ↑これが第一の意味)

第二は、六歳、七歳になってから文字を教え、本に親しませるよりも、ずっとらくに、楽しく指導ができるということです。そしてその後における健全な人格を形成するための基礎を、ゆるぎなくつくることができます。
第三に、子育てがらくにできること。読書ができるようになると、語彙(ごい)が豊かになりはじめ、ものごとの道理がわかり、現実の問題についての理解、納得ができるようになります。
たとえば母親が忙しくて、すぐには子どもをかまってやれない場合でも、その理由を説明してあげれば、きちんと聞き分けて、おとなしく待っていることもできるようになります。
第四に、最大の人格教育になること。読書をすることによって、社会と人生を広く深く知ることになり、自分がどんな人生を送るべきかを、多感な感性と、まじりけのない考え方によって選び取れるようになるのです。(p.5-6)
(中略)
第五に他人への思いやりや共感も育ち、自発的な思考と自主的な態度が形成されるようになります。その子が充実した幸福な人生を送るだけでなく、他人や社会のために役立つ、健全かつ有能な人材として育っていけるのです。(p.6)

(さらに、まえがきの後半で↓のように述べられています)

しかし本書の第二章で詳述しているように、幼児期から本に親しんで育った人たちは、ほとんど例外なく、情操においても知性においても豊かな人間として成長し、健全、有能な人材として社会に役立つ生き方をするようになります。だから私は、二歳台で読書ができる子どもを育てることこそ、世界平和に貢献するたしかな道、しかも早い道であると信じてやまないのです。(p.6-7)


僕自身、読書大好きで高校生になったころから、年間100冊くらいは軽く読むし、家の中で部屋から部屋へ移動するにも本を持っていかないと落ち着かないというくらい、自他ともに認める読書中毒だけど、最初にこのまえがきを読んだときに、「う~ん、確かに読書ということを壮大に美化すればそれは本当のことでもあるといえるかもしれないけど、2歳で読めることがとそこを強調して踏まえた時に、そこまで確証をもって言えることなのだろうか?」というのが実感でした。


「まあ、読み進めると詳しく書いてあるのだろうから、読めばもっとちゃんとわかるだろう」と思って読み進んでいったのですが、やっぱり「う~~ん」なのでした。

>「賢さの決め手は速読能力にあると考えて、ほぼまちがいないと思われる事例が数多く報告されている
>「本書の第二章で詳述しているように(後略)」

の第二章を読んでも、そこには一部著名人の成功事例しか述べられていないのです。
「それは成功事例だけしか見ないのだったらたしかに『例外なく』って言えるけど、まえがき読んだ時点での『例外なく』は誰だって一般人の例外なくだと誤解しちゃうじゃないかよ。言葉のトリック使うなよ」って正直思いました。

僕自身、小学生の頃公文式に通っていて、それで勉強もできるようになった部分も確実にあるし、なによりできる部分はどんどん進んでもいいので、学校の授業が最初からわかるという自信とその自信から作り出されるアドバンテージがとても大きかったと思います。
先生方もとてもいい人たちだったので、良い思い出があります。
また、その手法も特に算数・数学に関しては、どうしても生徒の理解に関係なく一律に教えることになりがちな学校教育の欠点を補う形で、自分の理解にあったところを反復して身につけられるのでとても優れたシステムだと思います。


著者である公文先生が、2歳で読書できることが、学力や人格を高め、ひいては世界平和のためなのだと教育理念持つようになったというのは、それはそれでいいのです。
言っていることのある部分は確かにその通りでしょうし、でも、それならばきちんと失敗事例や、陥りやすいミス、それに対する対策・対応などまで述べて、きちんと教育の手法として述べることを貫徹して欲しかったです。

読めば読むほど、いいところを強調するばかりで、問題点を述べる代わりに、あからさまな教材や教室の宣伝が出てきてしまうので、教育の理念としてではなく、公文式の教材を通してそういった優れた学力や言うところの「人格」が獲得されるという自己肯定でしかないという感が拭いきれないのです。

述べられている手法が、子供を子供扱いせず能力を低いものと決めつけずに接することや、親の意識が重要であり押し付けずに楽しんでやることなどと、けして悪いものでないので、その点がとても残念でした。



なぜなら、ここで述べられていることをもし実践しようとしたら、そういった一部の成功事例の他に、相当多数の失敗事例が出ているはずだからです。


第二章に次の文章がありました。

「ゆりかごから墓場まで」ということばがありますが、公文式のいう教育は「おなかの中から墓場まで」といってもいいと思います。教育に早すぎるということはありません。
人間がこの世に生命を受けたときから、死ぬまで学び続ける姿勢こそ、豊かな人生を保証するのです。
また、「あまり早く物事を覚えると、子どもらしさがなくなる」、「友達や授業をバカにする」、「頭でっかちで情緒不安定な子どもになる」と余計な心配をする人もいます。そう言っている人も具体的にそういう例を身近に見たわけではないのです。漠然とそう考えているだけなのです。(p.132-133)



しかし、大変残念なことに僕は「そういう例を身近に」たくさん見てきました。

ほんのちょっとした程度のこともあれば、本当に子供が潰されてしまったことまで。


そういったことを子供たちに繰り返して欲しくないので、時間のあるときに、事例として今後書いていこうと思います。
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● COMMENT ●

保育園について

今まさに2歳児を育てています。「2歳で本が読める」はびっくりしました!

今回のおとーちゃんさんの記事の内容からはずれてしまうのですが、ご意見を聞かせて頂けたらと思うことがあります。
自営業をしているのですが、子連れ出勤をするか保育園へ預けるか悩んでいます。
職場では家にいる時のように構ってあげられないので、保育園のこほうが子供は楽しく過ごせるのか・・・人見知りが激しいので保育園に行っても一日中辛いおもいをするだけなのか心配で決心できません。

保育園は、どうしても預けないといけない場合に最後に頼るべきところだと今まで考えていました。おとーちゃんさんは、多少構ってあげられなくても母親の姿が見える場所にいたほうがいいと思いますか?
それとも保育園で色々な経験をしたほうがいいと思いますか?
お時間のあるときにご意見頂けると嬉しいです。

No title

読書とゆうより、積ん読書にまみれてる自分ですが・・・。
多分どちらも立ち読み程度で真剣には読もうと思わない本だろぉなぁ~。
それより、おとうちゃんさんのブログや皆さんのコメントの方が、すんなり頭に入ってくる。情報もリアルで鮮度がイイ

結局、選ぶのは自分♪世は無常♪
余談ですが・・・本は、選ぶことから楽しいから本屋さん大好きです♪

読み聞かせ、好きです。

 こんにちは。
 今回の記事なんだかびっくりしてしまいました。
世の中には2歳から自分で本を読むことができることがいるんですか!?
 私は、自分も絵本が大好きなので、毎日読み聞かせしています。
絵本、侮れませんよね!!忘れてしまった大事な気持ちを思い出させてくれる大事な育児ツールです。

 おとーちゃんに1つ相談があります。
3歳になったばかりの娘のことです。1歳から保育園に通い、今年度、年少さんになりました。
 おしゃべりが上手で自己主張も激しく、そしてマイペースな彼女です。自分で納得が出来ないことには、てこでも動きません。                                                
 彼女は、何か嫌な事があり気分を害すると、それを心配して声をかける大人やお友達に「嫌ー!!」と言ってしまうのです。
彼女の気持ちになってみると、嫌なことがあり気分が悪いのに、とてもお友達と遊んだり、お友達の要求をのんだり出来ないのでしょう。気持ちは分かります。                                 
 皆が心配して声をかけてくれるけど、それよりは、放って置いてほしい。
というのが彼女の本音なのではないかと最近思うようになりました。  ただ、あまりに激しく周囲を拒絶する言葉を発するので、「そんな言い方だとママ悲しくなっちゃうな。」と言っているのですが・・・。
                                                   昨年度のクラスでは、同じようなことが起こった時、担任の先生が「今はそういう気分じゃないんだって。また、元気になったら一緒に遊ぼう。」 「今は静かにしてほしいって。」など、彼女の気持ちを代弁するかのようにお友達に伝えてくれていました。

 「嫌」という自分の気持ちを処理することで精一杯な彼女に、どのような声かけをしたり、周りとの調整を取ってあげたらよいのか知りたいです。また、今後は彼女自身が自分をコントロールしていかなければならないでしょうから、その手助けをどのようにしていけばよいと思われますか?


 ぜひ、おとーちゃんの考えを知りたいと思いコメントしました。
長文になり申し訳ありませんが、宜しくお願いいたします。

No title

上のコメント欄に相談のコメントを載せました。
上記のものに名前を記入し忘れていました。すみません。
ゆうまま といいます。

読み聞かせ派です

この記事を読んで、私は読み聞かせでいいのではないかと思いました。
息子は同じ本を何度も何度も読んでくれと言ってきます。そしてたまに自分で本を開いては、そのページの文章を言葉に出しています。本人は字は読んでないですが、覚えた言葉で絵本を読んでいるんでしょう。

子供ってすごい記憶力だなとも思います。きっと字を教えればすぐに覚えてしまうでしょう。でも、もし字が読めたら、もう絵本の文章を覚えないんじゃないだろうかと思うんです。それはなんだかもったいなくて…
何でも先取りして勉強すれば学校の授業が苦にならないというのはわかるのですが、2歳から読書させる必要性は感じないですね。

私の同級生で公○式をしていた子が数名いましたが、やっぱり『自分は人より賢い』と思っている子もいました。そして、小さい頃に中学生くらいの内容をしていて天才児扱いされていた子が自分で「『二十歳過ぎたらただの人』だった」と言っていましたよ…

続きが気になります!

旦那の従姉妹が早期教育をバリバリ実践中で子供は有名幼稚園に行っています。
英語教室も2才から行っていて、字も3才には既に鏡文字を使わず書けていました。(多分私が知らないだけで計算などもかなりできると思います。)
素直な良い子でとても弊害があるとは思えません。
なので、前は早期教育いいなぁ~って思ってました。
でも実際子供が生まれてから真剣に早期教育の本を読んでみると、私には???な事がいっぱいでモヤモヤします。きっと私には合わないんでしょうね…。
おとーちゃんさんの記事を読むとモヤモヤがすっきり晴れます。

私の身近では早期教育をしているのは従姉妹だけで、今のところ?うまくいっているようなので、おとーちゃんさんが実際にうまくいかなかったとされている事例が気になります。
続きの記事を楽しみにしております。

…本音は…なぜか英語をすごい勢いで勧めてくる教育ジジババを掻い潜れる理屈やネタがあればなぁ、なんて(笑)。

感謝。

いつも真剣に拝読いたしております。
初めまして、ごっちんと申します。

先月末から保育園がスタートし、一歳九ヶ月の娘は、ようやく保育園にも慣れてきたようです。おとーちゃんさんのアドバイス通り、送るときお迎えに行くとき、しっかり声かけをしています。

早期教育をするか否かで悩んでいたときに出会ったおとーちゃんさんのblog。出した答えはもちろん早期教育はしない、というものです。本当に感謝しています。

あまり一人遊びができない子でしたが、過去記事通り、おもちゃを整理棚にいれお勧めの木のおもちゃ(積み木・ママゴトセット等々…)を増やし、音や光のなるおもちゃを排除したことで、一人遊びができるようになり、夕飯の支度をするときだけ仕方なく見せていたテレビも、見たいと言わなくなりました。

私のように悩める子羊ママに、ぜひおとーちゃんさんのblogを知って欲しいので、私の(大して高くないアクセス数のblogですが) blogにリンクをはらせてもらえないでしょうか?

ぜひよろしくお願いいたします!!

衝撃的

こんにちは。
最近の記事、興味深く読ませていただいてます。
そらまめくんのベッド、うちでもよく読んであげてます。ちょうど記事がUPされた頃にうちでもそら豆やグリンピースを買ってきて、一緒にさやから出して、ゆでて食べさせてみたんですが、キライ~おいしくない~ってそっぽ向かれてしまいました…。(瓶詰めのグリンピースは美味しいって食べるので、私はかなり落胆…)でもめげずに続けてみようと思います。この夏は帰国するので、こっちには無い枝豆くんを食べさせてあげられるのが楽しみです。

今回の記事、ショッキングでした。世界平和という言葉が出ている部分です。
平和というのはそういう方法でしか得られないものでは無いと思うし、早道を求めるものでも無いように思うので…そのように限定的な表現がしてあるのは、違和感を感じました。
賢くなければ平和は得られない、ってことは無いですよね。
今まで以上に、賢さだけで人の価値がはかられる世の中になっていくのだとしたら、悲しいですね。心からあふれ出るものは、数値では表されないのに。
今後の記事が楽しみです。(^^)

今さらですが…

「保育園に預けた時のフォロー」を読ませて頂きました!
いつも更新楽しみにしています♪今月から我が家の息子と娘が園に通い始めたので、気になって読んでみると…
私が気になっていたことの答えが全て書かれている&なんとなくそうだなぁ~と思っていたことが、より深く伝わってきて(;_;)

息子は、保育園に送っていき離れる時は大泣きで、しがみついて離れようとしないのに、いざ仕事が終わって迎えに行くと、私の存在自体を見て見ぬふり…
話しかけても聞く素振りすらありません。
無理矢理連れて行くのも嫌なので、ひたすら待って帰る…という毎日です。

娘は娘で、お迎えに行った私に気付くまでは平然と遊んでいますが、私に気付いた途端、泣きながら必死の形相で駆け寄ってきます。泣き喜びかな?なんて、軽く考えていた私ですが、おとーちゃんさんのブログを読んで、なんだか泣けてきてしまいました((T_T))

よくよく考えれば分かることなのに…
私だって、ずーっと不安な状況に置かれて、誰か信頼できる人がそこに来たら、ホッとして泣いてしまうかも。。。
大人の目線・感覚で軽く考えすぎていた自分に反省しました。

今日は、そんな子ども達のことで何点か相談があります。お時間のある時にお返事頂ければ嬉しいです♪

まず一点目は、送りや迎えを兄、妹どちらからにするかです。下らない質問ですみません(>_<)子どもはそんなこと気にしないのでしょうか?ちなみに、今のところ、どちらも妹が先の割合の方が多いです。

そして二点目は、お兄ちゃんが最近、朝や休みにダダをこねることです。私がテレビを付けると、自分が付けたかったと泣き、私が階段を先に上ったり、着替えを終わらせると、自分が先にやりたかったと泣きます。前から少しはあったのですが、最近すごく酷く泣きます。

三点目は、妹がお兄ちゃんのことを噛むことです。物の取り合いをしている時に限りなのですが、お兄ちゃんのことだけを最近急に噛むようになりました。気は強いですが、攻撃的な性格だと認識したことが一度もなく、お友達に叩かれたりしても、唖然としていたり、逆に泣いてしまうことが多かったので、そんな向かっていく姿を見て正直驚いています。

何か解決策など、あるでしょうか?改善策でもいいので、少しアドバイスを頂けると助かります(*_*)

長々とまとまりのない文章ですみません…。

ママの入院

いつもブログを見て、勉強させていただいております。
早速ですが、ご相談したいことがあります。。
ブログの内容と関係のない話になってしまい、申し訳ありません。
私は25歳女性で、来月2歳になる娘がいます。
今私は2人目を妊娠中なのですが、切迫早産で入院しています。
そろそろ入院して1週間になるとこなのですが、娘と離ればなれで生活することに、とても不安を感じています。
今まで保育園などにも預けたこともなく、1日も娘と離れたことがなかったので、急に一緒に生活することができなくなった娘は、母親に捨てられたとか、そこまで思わなくとも、それに近いことを感じたりしていないか、心配です。
入院中家では、だんなと義母が娘をみてくれています。
義母は普段は車で5時間程度離れた場所に住んでいて、月に1回程度会っていたくらいでしたが、娘はなついています。
娘はだんなと一緒に眠りについたことはありませんでしたが、あたしが入院してからはだんなと寝ているみたいです。
でもいつもしていなかった夜泣きをするようです。
あたしと娘は、平日はだんなの仕事が終わったあと、30分程度ですが毎日会うことができています。
その度に抱きしめてあげて、なるべく笑顔で過ごすように心がけています。
帰っていくときは、帰るのを拒まず、バイバイと手を振って帰っていくのですが、本人はどんな気持ちでいつも過ごしているのでしょうか。
いつもは病室のベットでバイバイするのですが、今日は娘とだんなが廊下を歩いていくのを、見えなくなるまで手を振って見送ってあげました。
すると娘は、歩きながらずっとあたしの方を振り返りながら歩いていっていました。
いつもはすんなり帰っていく娘とは違った一面を見て、とても切なくなりました。
あたしといるとわがままっぷり炸裂の娘は、義母とだんなと過ごしているときはとてもお利口さんのようです。
まだ娘とは言葉が少し通じる程度で、入院のことは言葉で説明しても完全には理解できていないと思うのですが、入院中のあたしに、娘を少しでも不安にさせないようにする方法があったら教えてください。
メールアドレスを打っておきましたので、時間がありましたら、アドバイスを送っていただけるとありがたいです。


あいママさん

これはもういろんな考えがあっていいのだと思います。

たいていの子供は環境に適応する力がありますので、きちんとした保育園であれば、あずけて良くないということもないでしょう。

また、一緒にすごせるというのであれば、それはそれで素晴らしいことです。

僕は上の子は仕事の都合上、1歳からあずけましたが、娘は保育園に入れずに自分で見ていこうと思っています。


基本的には保育園は、なんらかの必要性があってあずけるところですから、その必要があるなら利用すればいいし、そうでなければ別に預けなくとも全然、問題はないですよ。

ゆうママさん

その担任の先生がしていたみたく、気持ちを受け止め代弁していってあげるのがいいと思います。

そういった性格・気質の問題は個々人の差が大きいので、一概には言えない部分もあるけれども、おおよそは一種の成長期的なもののことが多いでしょう。

その場合であれば、主張をし、それを受け止めてもらうことを繰り返していけば、だんだんと強い出方も時間はかかるかもしれませんが、収まっていくことだとおもいます。

詳しくは成長期について書いてある、「魔の2歳児」のカテゴリーが参考になるかと。

ごっちんさん

>あまり一人遊びができない子でしたが、過去記事通り、おもちゃを整理棚にいれお勧めの木のおもちゃ(積み木・ママゴトセット等々…)を増やし、音や光のなるおもちゃを排除したことで、一人遊びができるようになり、夕飯の支度をするときだけ仕方なく見せていたテレビも、見たいと言わなくなりました。

↑よかったですね~。
早めに強い刺激などに気づけたことは、とても大きなプラスになったことと思います。

リンクありがとうございます。リンクはフリーにしておりますので、かまいません。
本来ならばこちらも相互リンクという形でお応えすべきなのでしょうけれども、あまりに数が多くなりすぎて管理しきれないのと表示しきれないので、こちらには記載できません。
大変申し訳ありませんが、ご了承ください。

tomafukuiroさん

>まず一点目は、送りや迎えを兄、妹どちらからにするかです

これは基本的に年齢の小さい子が、あずけられる時間が短くなるようになる形でいいと思います。
あとに預け、先に迎えですね。

これを習慣にするだけでも、子供が安心感を持つこともあるので、徹底してもらっている園もあります。


>お兄ちゃんが最近、朝や休みにダダをこねることです。私がテレビを付けると、自分が付けたかったと泣き、私が階段を先に上ったり、着替えを終わらせると、自分が先にやりたかったと泣きます。前から少しはあったのですが、最近すごく酷く泣きます。

これは上の

>息子は、保育園に送っていき離れる時は大泣きで、しがみついて離れようとしないのに、いざ仕事が終わって迎えに行くと、私の存在自体を見て見ぬふり…

これともつながっていると思うのだけど、僕が思うには、ようするにいろんな理由で「素直に甘えが出せなくなっている」ってことではないかと考えられます。

いろんな理由っていうのは、単に年齢が上がってしまって恥ずかしさが生まれてきてしまったことや、下に妹がいること、などなど・・です。


こういうのは多くの子にあります。

成長の一過程ではあるのだけど、やっぱりまだまだ受容も甘えも必要な時期ですので、成長は認めつつも、まだまだ出していいと思うのです。

うちの息子にも似たような姿がありました。

甘えを出したいのだけど、素直に出せないのでぐずったり、理由をつけてゴネなければならなくなってしまっています。
なので、「そういう風にするのは好きじゃありません。甘えたいなら素直に甘えていいんだよ」と受けてあげる形で伝えていくようにしていました。

それでだいぶ緩和されますよ。


>三点目は、妹がお兄ちゃんのことを噛むことです。物の取り合いをしている時に限りなのですが、お兄ちゃんのことだけを最近急に噛むようになりました。気は強いですが、攻撃的な性格だと認識したことが一度もなく、お友達に叩かれたりしても、唖然としていたり、逆に泣いてしまうことが多かったので、そんな向かっていく姿を見て正直驚いています。

こういったこともよくあります。
ほかでは出せなくても兄弟にだすのは、ある意味信頼しているからでしょうね。遠慮しなくてもいいとも言い換えられますが。
それで噛まれてしまうお兄ちゃんには災難ですけれども。

こういったときは、肯定+部分否定 で対応します。
「主張するのも、喧嘩をするのもいいけど噛むのは困る!」

相談させて下さい

いつもアドバイスありがとうございます。
今、出産の為里帰りをしているのですが環境が変わったからか、息子が以前より手が掛かるようになりました。
自宅にいた時は、私もイライラしないように『まぁいっか~』という余裕を持って過ごしていたのですが、実家に来てからは『それは甘やかしだ!』と言われる事が度々あり、息子を説得する機会が増えました。
↑例えば、帽子を被るのも、物凄く嫌がったら諦めてたり、抱っこと言われたら眠い時は抱っこしてあげたり(妊娠してから、赤ちゃんがいるからと我慢してもらってました)
ママが家事中に息子がなにかを要求してきたら、家事を中断してまで要求に答えるのが甘やかしだと言われました。

抱っこに関しては、里帰りしてすぐに、眠くても、どんなに泣いても今は〇〇だから出来ないよ。と言っていたら、それ以来言わなくなりました。


次第に私が説得しようとすると顔をそむけたり、何もしてないのに『だめー!だめだめ!』や『ヤダヤダヤダヤダ!』が頻繁にあり、すぐイライラしてしまいます。
『どうしたの?』と聞いても『だめ!』ばかり…

先日は、困るよ!と話した後に、いっぱい我慢させてごめんね、もっと甘えたいよね…と言ったら物凄い号泣してました。
環境が変わった上に、ママが厳しくなったからイヤイヤが強くなったのでしょうか?ママ大好き!も言ってくれなくなりました。正直、甘やかしてるのは気付いてなかったので、甘やかしたくはないのですが、急に育児スタイルを変えるのも自分でもどうしたらいいか迷う時があります。
自信がないです。
これから赤ちゃんが産まれたら、息子はもっと辛くなるのではと心配です。
分かりにくい文章ですみません。

お返事ありがとうございます!

なるほど…息子なりの甘え方なんですね。確かに、私が下の子を抱っこしている時にそうやって泣くことが多い気がします。下の子が生まれてから、どうしても息子がしっかりして見えてしまって。。。まだまだ3歳だし、甘えたい年頃ですよね。次からは、思い切り受け入れてあげられる様にしたいと思います。

保育園の送り迎えも、今度からは妹を送り・後、迎え・先にしようと思います!たまに息子を先に迎えてあげたりすると、息子が喜ぶので、ついつい逆にしてしまうこともあったのですが、気を付けなきゃ(>_<)

長い文章に、詳しくお返事頂いてありがとうございます♪また何かあったら相談させて下さい!!

また、更新楽しみにしています☆

ナッツさん

ナッツさんの思っているとおりだと僕も思いますよ。

下の子が生まれたら、どんなにしようと思っても今以上に上の子に手をかけることはできなくなるでしょう。


気持ちに余裕がなければ、否定せず「どうしたの」と聞いてもなかなか安定することはないでしょう。


>ママが家事中に息子がなにかを要求してきたら、家事を中断してまで要求に答えるのが甘やかしだと言われました。

たしかに↑も一理あるよね。
ぐずっていたとしても、なんでも受け入れてばかりでも子供は成長できないってこともあります。
でも、それもやはり状況や、程度問題でその都度その都度の対応というものがあっていいのではと思いますよ。

どうしてもしなければならないことまで、中断することもないけれども、後回しでもいいようなことまでも大人のメンツのために応えない必要もまた、ないと僕は思います。


人から言われるとプレッシャーになってしまうのもわかるけど、「甘やかし」ではなく「受容」になるような関わりを考えてみるといいかもしれません。
ポイントは「先回り」です。

要求されて、するのでは保守的な人からは「甘やかしている」と見られやすいです。
実際そうなってしまうことも多いですし、子供が切羽詰った状態で求めてきた時に応えたとしてもなかなか、それでは子供は満足しきれません。

出来る範囲でいいのでそうなる前に、子供に向き合って関わってしまうことで、だいぶ満たされると思いますよ。

そして、母親が妊娠するという事態は、それをしたとしてすら子供に様々な不安を感じさせるものです。


いま、「甘やかしてはいけない」と考えてしまって、突っぱねてばかりでも、出産後よりその反動は大きく出てしまいますし、逆に「甘えさせなければ」と過保護にしてしまったり、単に「甘えさせる」ばかりでも今度は依存心が強くなりすぎてしまって、やはり出産後幼い姿が強く出てしまうこともあります。

どちらも大変なので、その真ん中くらいのバランスが大事だね。
さっきも言ったけど、ポイントは「先回りした関わり」


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Author:保育士おとーちゃん
当ブログはあくまで個人ブログであり、記事の内容および相談・コメントの返信等は効果を保障するものではありません。
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楽しく無理のない子育てを広めたいと2009年ブログ開設。多くの方の応援があって著作の出版や講演活動をするようになりました。 現在は、子育て講演や保育士セミナーの他、『たまひよ』や『AERA with Baby 』等の子育て雑誌の監修やコラム執筆。『ジョブデポ保育士』の監修や育児相談などをいたしております。

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