2017-10

人生で一番たくさん読んだ本 - 2011.10.31 Mon

タイトルは大げさですがなんのことはありません、前々回でてきた「ぐりとぐら」です。

我が子と読んでいるだけでもほぼ毎日のように読んできたし、「もいっかいよんで~」と繰り返し読むことも少なくなかったので、正確に数えているわけではありませんが、数百回も繰り返し読んでいるでしょう。


なにが言いたいかというと・・・




子供と大人の考え方は違うということです。

大人だってよほど気に入った小説だとか漫画や映画を繰り返し見たりということはまああるでしょう。

しかし、子供のようにもうすっかり覚えきっているだろうに毎日のようにそれを繰り返しということはあまりありません。

子供にとって「楽しみ」というのは消費されるコンテンツではないということです。


そこが明らかに大人と子供では違います。

大人はひとつのものを見たり読んだりして楽しんでしまえば、次のものを探してそれを楽しもうとします。

ひとつひとつを消費して楽しんでいるわけです。


しかし子供はそうではありません。
繰り返し繰り返し楽しむことが出来ます。
彼らはモノを消費しているわけではないのですね。

ガムは一度噛んでしまうと味がなくなってしまいます。だからそれをもう一度味わったりはしません。
大人の楽しみ方はそれに似ています。

子供はそれと別次元で楽しむことができるようです。


なにがそれを可能にしているのかははっきりはわかりませんが、強い刺激に慣れきってしまっている子はあまりそれが出来なくなってしまうというのは経験的に知っています。


僕は子供が小さいうちに身につけてほしいというものが二つあります。
それは「優しさ」と「想像力」です。

この二つは減らすのは簡単だけど、大きくなってから増やすのは大変難しいことだと思うからです。


「想像力」つまりイメージする力というのをしっかりもっている子はとてもよく遊べます。
そういう子には音や光がでる玩具や本というのはちっともいらないわけです。

これがしっかりと育っていけると、そのうちそのイメージしたものを表現する力になっていけます。それが「創造力」ですね。

「創造力」とはモノをかたち作れる力です。


「創造力」というのはとても世間で評判のいい言葉のようで、子供向けの習い事とかのうたい文句によく入っているわけだけど、人間ができあがってしまったある程度の年齢よりも実は小さいときにこそ、その基礎がつくられているのではないかと思います。


その辺とこの何度も同じものを繰り返し楽しめるという小さい子独特のものが、なにか密接に関係しているような気がするわけです。
あんまりうまくいえないんだけどね~。


「わが園では卒園するまでに自分で絵本が数百冊・千冊以上も読める子になります」なんていう保育園や幼稚園があったけど、大人の理屈ではそれはすごいことかもしれないけど、そういうのを聞くとそれってなんかすっごいもったいないことをしているんじゃないかな~という気になったりするわけです。

「とっても大好きな本があって、擦り切れるまで読んでました」というほうが子供としては自然なあり方だと僕は思ってしまいます。
まあ、ひとそれぞれだから千冊よめてすごい、えらいとほめるのもそれはそれでいいかもしれないけどね。


話は変わりますが、大人も絵本のせりふを暗記するまで読んでしまったり、小さい子向けでいちいち字を見なくとも読めるような簡単なものだったりしたら、ぜひ一度本ではなくて子供の顔を見ながら読んであげてみてください。

子供は一語一語ごとにとっても笑顔になったり、笑いながら絵本を楽しんでくれますよ。


関連記事

● COMMENT ●

No title

おとーちゃんさんこんにちは。
子どもの「もういっかい」にグッタリすることもしばしばなんですが、そうして何度も楽しめるっていうのも大切なことなんですね。もっとしっかり受け止めてあげなければ…。
うちの娘の好きな本は「しろくまちゃんのほっとけーき」で、混ぜるシーンで絵本を揺らすと、娘が両手でボウルを押さえる真似をしてくれます。(笑)

絵本

はじめまして。
いつも参考にさせてもらっています。

絵本、今も読んだのに・・・グッタリ って
思っていましたが
絵本は親と関わり合うためのツールだという話や
今回のお話で納得しました。

大人のモノサシで考えたらダメですね!

相談です。
おとーちゃんさんの記事やコメントのお返事の中で
「今までの受容の関わりがあったら~」や
「否定的な関わりしかしてなかったらすぐにはできないかも知れません」
という事が書いてありますが

その場合はどうしたらいいでしょうか?

・・・と言うのも、3歳になった今まで
ダメダメ!と育ててしまったからか
私が困ることを多くしてきます。
(着替えない、お風呂に入らない、帰りたがらない)
このブログに出会ってからは「待つ」ようにしていますが
下の子(4ヶ月)もおり、なかなか待てません。

「●●してくれると嬉しいな~」「●●すると困るな~」と
言うのですが「ちょっと待ってねー」とはぐらかして
何分もそのまま→どっかへ行ってしまう、で
下の子が泣いたりしたらイライラし
最後は怒ってしまいます…。

パイプを作ってる途中なのに、またスタートに戻ってしまう・・・と
反省するのですが、毎日+日に何箇所もそんな感じで
待ってばかりもいられなくて。。。

「時間ないからお母さんが脱がすねー」とか言っても
「だめー」と言い、かといって自分で脱いでもくれません。

毎日の事なので困っています。

お仕事でお忙しいとは思いますが
お手の空いた時にアドバイスいただけたら嬉しいです。

No title

こんにちは。以前にコメントさせていただきました。
そして、いつも拝見しています。

「同じものを繰り返し」
確かに、子どもってそうですね~。飽きもせず。。
だけど、子どものそういう様子は、見ているこちらも心が(なぜか)和みます。

そして、「ぐりとぐら」もそうですが、いい絵本は、私自身も、何度読んでも読んでる時間が、和みの時間になります。そうでない絵本も多いので、そこが傑作であり、古典である所以だと思います。(個人的な好みもあるとは思いますが。。)

おとーちゃんさんのブログに出会ったのも、「レンガ積み木」について調べていた時で、ブログの記事やいただいたコメントに励まされて100個購入しました。それこそ、「同じもので繰り返し」毎日遊ぶので、今度のクリスマスに、サンタさんがもう100個持ってくる予定です。

それから、教えていただいた「生まれた!」ごっこ。
子どもは、本当にあの遊びが大好きで、あれから1年以上、「生んで~!^^」とやって来ます。そして、生みはじめると、一日に何度も生むことになります(笑)

「同じもので繰り返し」というのは、本当幼児のキーワードですね。
これからも、「同じもので繰り返し」の姿を大事にしていきたいと思います。

相談です

こんにちは。うちでも最近よく絵本の読み聞かせを始めました。はじめの頃と違い最後まで集中して聞けるようになりました。
突然ですが、最近とても悩んでいることがあります。未就園児の教室に入れお友達ができて公園によくいくようになりました。2歳8ヶ月女の子です。活発で人のものをよく借りたがります。その度にお友達の子が、嫌だと言って貸してくれません。そこで私が。○○ちゃん、貸してって言うんだよと言って、ちゃんと貸してと言うのですが、絶対貸してくれません。うちの子は自分のおもちゃをとられてもなにも感じないしなにも言いません。自分のおもちゃでは遊びません。そして、人のを使う度に私があとしり回って謝ったりしていますが、お友達の子はエスカレートして全部貸してくれなくなります。うちの子のこともバカにすると言うか、言動が気になりますが、親もあまり注意はしません。毎回公園にいくのが苦痛です。これから幼稚園に入るのでその子や親とも仲良くしたいし、遊ばせてあげたいのですが、うちの子に注意をしたら、今日は殴られ噛まれて大変でした。どうしたらいいのかわかりません。対処法を教えていただけたらありがたいです。

お久しぶりです

おとーちゃん、お久しぶりです、Hiroです。
息子も今日で1歳3ヶ月になり、だいぶ落ち着いてきました。
絵本読みですが、本当に子供によって好みってあるんですよね。
息子の1歳の誕生日に、と父が100冊ほど絵本をまとめて送ってくれて、その中にぐりとぐらも含まれていました。私は初めてこの絵本を読みましたが(母がぐりとぐらがあまり好きではなかったため、私はぐりとぐらを知らずに大きくなりました)、とても気に入ったので息子にも読んであげようとすると、たった1行読んだだけですたたたーっと逃げていきます(涙)。

逆に、息子がいつも「読んで」と持ってくる絵本はなぜか私としては渋くない?といいたくなる「おおきなかぶ」。。。。動物が出てくるところが好きみたいです。あとはのんたんシリーズ(でも、これも好きなシリーズとそうでないものがはっきり分かれています)。

のんたんシリーズは一日に何十回も読んでいるのでおそらく1000回は読んでいるでしょうね。絵本は息子の噛んだあとなんかも残っていてもうボロボロです。

父が送ってくれた100冊という絵本の中で、息子が毎日「読んで」と持ってくる絵本はたったの10冊程度でしかも同じ絵本です。少しずつ、他の絵本も気に入ってくれたら良いなと思って、息子がすたたたーっといなくなるまでは、毎回違う絵本も読んであげるようにしています。

ただ、ぐりとぐらは本当に興味ないみたいで悲しいです。

私もあまり絵本の冊数にはこだわらず、本人が好きな絵本を好きなだけ読んであげようと思っています。

No title

そういえば・・自分もこどものころ、本とかは大抵何度も読んでいたことを思い出しました。
内容も覚えているのに何度も読むことが楽しくて・・
いつの間にか1回読めば次のものを探すようになってしまっていましたが・・
子供の頃は簡単に手に入らないこともあっただろうけれど、
そうやって何度も読んだ本なんかは今でも大事に家においてありますし、色々と思い出も詰まっています^^

寝る前とか、よく絵本を読むのですが、(私が眠すぎて)ちょっと大変な時もあるけれど、できるだけ付き合っていきたいと思いました。
今回もいいお話、ありがとうございました。

それと、とてもお忙しい時だったにもかかわらず、前回質問に答えてくださってありがとうございました。
温かい声をかけてくださると本当にほ~っとするんです。
特にもうじき出産ということで産まれてからのこととかが不安でもあり、楽しみでもあるのですが
娘と一対一でべったり、っていうのも本当にあと少しだと思うと少し寂しい気もします^^;
が、できるだけいまの時期を大切にして娘の不安な気持ちも受け止めてあげようと思いました。

おとーちゃんさんもお忙しいと思いますが、お体に気をつけてくださいね~
ブログの更新もぼつぼつマイペースでやっていって下さい!

No title

こんばんは。
初めまして。
12月に出産予定の新米ママです。
育児ブログをいろいろ探していたところ、
こちらのブログにたどり着きました。
育児について参考にしたい記事がたくさんで、
ちょこちょこ読ませてもらっています。
リンクフリーということでしたので、リンクさせてもらいました。
(先週くらいからリンクさせてもらってます)
ご連絡が遅くなりまして申し訳ございません。
また遊びに来ると思いますので、これからもよろしくお願いします。
(*~_~*)

No title

私もこどもの頃からグリグラが大好きで、やはり息子にも読んで
います♪
ところで・・・玩具についてアドバイス頂ければ嬉しいです。
食玩やガチャポンみたいな小さなものからブロックなどの玩具が
たくさんありすぎて・・・
使わないものはしまってしまおうと5歳の息子にうながしても、
全て使うとのこと。なかなか整理できません。
今はリビングの一角に専用の場所を作っていますが、できれば
こども部屋にしまっておきたいです。
なにかよいアドバイスが頂ければうれしいです。

アドバイスお願いします。

先日は赤ちゃん返りについてアドバイスありがとうございました。
ずっとお聞きしたい事がありまして。アドバイスいただければ幸いです。
三歳の上の子供ですが、言葉は早い方でしたが、昨年より吃音が出ています。最初は「おおおかーさん。」等でした。色々調べて、気にさせてはいけない。言葉が溢れていれるので処理できない。二歳ならよくあると書いていたので、時間に任せていました。しかし、下の子供も産まれ、年齢も上がるに連れてますます酷くなっています。親もなるべくゆっくり話したりしていますが、よくなりません。吃音が出たり普通に話したりの交互です。急いで話してる気がするので「ゆっくり話したら分かるからゆっくり話して」と言うと、ゆっくり話しますが、一時的です。
今は三歳で保育園には一歳からいってます。皆はすらすら話すので気になってしまいます。保育園では口数が少ないです。どうしたらいいでしょうか?

ケコさん

>「今までの受容の関わりがあったら~」や
>「否定的な関わりしかしてなかったらすぐにはできないかも知れません」

↑これというのは、子供を支配せずとも親の気持ちに沿って考え動いてくれるようになるという「寄り添った関わり」ができるためには前提として「寄り添った関係性」が必要という意味で書かれたところだったかと思います。

ケコさんはすでに実践しようとしていらっしゃるのでお分かりだと思いますが、声のかけ方や言葉を変えただけですぐ子供の様子が変わってくる「テクニック」としてできるものではないのですよという意味とまた寄り添った関わり方をしたとしてもそれが目に見えるようになってくるまでは時間がかかることもあるよという意味で書かれています。

ケコさんの場合は、これまで否定的な関わり方が多かったということに加えて、おそらく自我の主張をする「成長期」という時期的なものと下に兄弟ができたという大きな要因があるので、よけいに肯定的に関わってパイプを作ろうとしていることの成果はみえにくくなっているのだと思います。

でも、かたちとしては見えていなかったとしてもケコさんがいまお子さんにしていることはけっして無駄ではないでしょう。
いま否定でなく肯定で関わってあげられることはそれがちょっとずつであれ子供の中で育っていて、たとえば成長期が終わったあとや兄弟のいる生活が安定してきたあとでその成果がみえてくるだろうと思います。

生活の中でいうことを聞いてくれなくて怒ってしまうことがあったとしてもそれはそれでいいんです。
(ただ怒り方にもいろいろあって、相手を否定してうちのめしてしまうだけの怒り方もあれば、今それをされたら本当に困るんだ!と気持ちを強く伝えようとする怒り方もありますが)
子供も一人の人間ですから思ったようにいかないことがあっても当然です、そういうことがあるとしても肯定的な関わりや先回りした関わりが無駄になっているわけではないですから大丈夫ですよ。


とりあえずアプローチのしかたで、コメントを拝見した限りで思いついたことを書いておきますね。

>「●●してくれると嬉しいな~」「●●すると困るな~」と
>言うのですが「ちょっと待ってねー」とはぐらかして
>何分もそのまま→どっかへ行ってしまう

↑これはそういった習慣ができあがってしまっているか、そのように親のいうことに従わないことで親の目を向けてもらいたいというこの時期によくある子供の行動のどちらか、もしくは両方があるのかもしれません。

子供は大人が急いでいるときや忙しいとき疲れているときなどに限ってよけい、ごねたり困らせたりすることが多くなります。

これは子供が大人の気持ちに敏感だとよけいにそうなります。
大人でも同じ部屋に一人のイライラした人がいるとその人になんかされなくてもだんだんと自分もイライラしてきたりしてしまいますよね。
それと同じように大人のそういった気持ちがよけいに子供をそういったネガティブな行動へと駆り立てたりすることがしばしばあるわけです。

ケコさんのところがそうかどうかはわかりませんが、もしそういった影響があるならば時間をちょっと多めにとったりすることで、子供が時間がかかるからというよりも、大人自身の気持ちに余裕がもてるようにするためにするといいかもしれません。

子供へのアプローチとしては、
「先回りした関わり」を意識するといいかと思います。
親子とも機嫌のいいときなどにくすぐったり、楽しみながらスキンシップをとれるような遊びなどを一日のうちに何度も(出来る範囲でいいのだけど)することで子供がネガティブ行動の循環になってしまうことを避けることができます。

もしかすると、言うことを聞かないこと困らせることでケコさんの注目・関わりを引き出そうとすることが身についてしまっているのかもしれません。
そうなってしまうとそれに毎回対応する大人の方も大変だし、子供としてもそういった関わりをいくらしたところで結局望んでいるようなよい関わりは得られないのでいつまでたっても満たされるということがありません。

なので「先回りした関わり」を大人の方から心がけることでその悪循環を変えていくことができます。


もうひとつはメリハリをもって大人が対応するということをしてみるといいかもしれません。

>「時間ないからお母さんが脱がすねー」とか言っても
>「だめー」と言い、かといって自分で脱いでもくれません。

↑こういったときは毅然と対応してしまいましょう。
「時間がないから」といいつつも、それに従わない子供を自由にさせていたとしたら、子供からすると言葉とは裏腹に時間はあるということが事実になってしまいます。

  「時間が無い!」 → 仕方が無いから待つ → 待つ → 待つ → 結局しないから怒ってやらせる

というパターンになってしまっていたとしたら

  「○○しますよ」と行動を促す → 待つ → 待つ → もう時間が無い → じゃあ手伝ってあげますから一緒にしますよ

という行動に変えてしまうのがいいでしょう。

「一緒にします」(ようするに大人がやってあげる)というところは怒ってやるのではないけど、子供にうむをいわせないくらい毅然とやってしまう。

そういう対応をしていきますと、だんだんと子供は自主的にしていくことができるようになっていけますが、上のほうのパターンだとなかなかその生活習慣は変わりません。


ただ下のほうも「お母さんがさっき言ってからたくさん待ったのに自分でやろうとしないからあなたが悪いんでしょ。もう時間ないからお母さんがやりますよっ!」みたいな理詰めだったり、否定的な方向でしないことが大事です。
それだと結局叱ってやらせるのとかわらないからね。

あくまで「あなたが自分でできるように待ったけど、まだできないなら時間ないから一緒にやろうね」といった姿勢です。
 
これと先にあげた「先回りした関わり」のような受容的・肯定的な関わりがあってだんだんとよいサイクルでまわっていけるようになるわけです。

時間はかかるし、思い通りならないことも多いとは思うけどそれで子供の姿は変わっていけると思いますよ。

miketarouさん

積み木100個ってすっごくたくさんあるようだけど、ある程度遊べるようになってしまうとぜんぜん足りないんですよね。積み木は基尺さえ合っていればほんとあればあるほど遊びこめるものだと思います。

出産ごっこそんなに続いてるんだ~。
あれほど親子のつながりを確かめられる遊びはないですからね。
なにしろ母親とはほんとにつながっていたわけだから、お父さんは逆立ちしたってかなわないです。
母ってほんとにすごいね。

ゆきえさん

相手の子の年齢もおんなじくらいなのかな。

日本の子育てでは「物の貸し借り」というのをなぜか重視していて、これを早い時期から子供にやらせようとしますが、実はこれは子供にとってとても高度なことです。

三浦太郎さんの絵本に「わたしの」というのがありますが、これはちょうど2、3歳くらいの子の姿を描いたものだと思います。
実際はこの絵本のように、2、3歳くらいというのはモノを「自分のものである」と強く意識するようになる時期です。

この時期に「貸し借り」を意識させようとする日本の子育ては、ある意味成長の段階とは逆のことを子供にさせているわけです。
「貸し借り」ができるためには、人間関係の発達や社会性の発達など次の段階のことが本当は必要になります。

なかには小さいうちから出来る子もいますが、子供の中にはモノへのこだわりが強い子弱い子とさまざまですので、出来てしまう子は出来ますが出来ない子はまったくできません。
しかし発達段階からいえば出来なくて普通なのです。

またこの時期はひとつの遊びを「遊びこめる」ようにすることが大切な時期でもあります。
物を借りてそれで遊びこめるのならばいいのですが、多くの場合それが癖になってしまうと目新しさ・もの珍しさで借りるので返って遊べないということも多いです。

ですのでコメントにあった状況の詳細というのはわかりませんが、まだ今の時期は「貸し借り」をうまくさせることよりも、「自分の遊び」をきちんとすることにアプローチしていくといいかと思いますよ。

はじめまして、突然なのですが…。

おとーちゃん様、いつも興味深く拝読しています。
まもなく4歳になる女の子の母です。
誠にしょうもないことなのですが、最近悩んでいる事について、おとーちゃん様のご意見を伺えればと思い、コメントさせていただきました。
不躾で申し訳ありません。

悩み事というのは、今年のクリスマスプレゼントのことなのです。
しばらく前から娘は「ギターが欲しい」と言っていたので、小さい手にもフィットするようにウクレレを買おうと計画していたのですが、最近になってそれが「ラブギターロッド」というプリキュアのおもちゃのことを言っているのだと解りました。
わが家ではプリキュアは見せていないものの、幼稚園でのごっこ遊びやお友達の家で見る分には容認しています。
でも、おもちゃを買い与えるのにはどうしても抵抗があり、なんとか回避したいのですが本人は「サンタさんにお願いする」と決めているようで…。

娘の希望は聞いてやりたいものの、電子音の出るおもちゃより音色の優しい入門用のウクレレ方が後々まで親しめるのではないかと思いますし、やはり買ってやろうという気になれないのです。

ただ、クリスマスにがっかりする娘になんと言ってフォローしてやればいいか…。「サンタさん外国の人だからラブギターロッド知らなかったんだね~」とか「ラブギターロッド売り切れだったから小さいギターくれたのかな~」とかは「ごまかし」にあたるでしょうか?よくないことですか?
本当は私が嫌だから買わない、とちゃんと言ってあげるのがいいのだと思うのですが、サンタさんが介在しているだけに説明が難しいのです。

おとーちゃん様、お忙しいところにいきなりアホらしい相談で大変失礼なのですが、いいお知恵がありましたらぜひご教示ください。
お願い致します(>_<)

何度もすみません

以前吃音についてコメントしました。
今日は寝れずに色々と調べて、自分は間違っていたと反省しています。
「ゆっくり話してちょうだい」は
命令、抑圧で言葉に意識がいき、余計に固く酷くなるんですね。
今まで、気づかないふりをしても治らなかったので、治さなければと焦っていました。
この焦りがますます子供にストレスをあたえてしまい、情けないです。
また、気づかないふりをしつつ、子供が抱えているストレスを減らしてあげないとダメでした。

子供は性格が真面目で神経質で怖がりで人見知りで。性格的にストレスを感じやすく、何度もヘルペスになってます。
性格を分かっているので、出来るだけ甘えさせたりしていますが、それでも足りないようです。
因みに、子供にとって祖父母。父と甘えられる人は近くにいます。しかし、母が一番なんでしょうね。私の接し方に問題があったのだと反省しています。

下の子供が、アレルギーとアトピーがあり。悩んで悩んで、調べて調べて。
思えば、下の子供に一生懸命になりすぎたのかもしれません。また、新生児時代に上の子供が初期ヘルペスになり、うつると命にかかわると言われ、病気に関してもピリピリしてしまい、何もかもにおいて、上の子供を優先にする時期に、下の子供ばかり考えていました。

過ぎた過去には戻れないので、今からまた頑張ります。
上の子供は今、癇癪もちで、キーキーよく言ってます。またこちらが待ってと言っても、待てないらしく、自分の要求が通るまで「○○して」と急かすように言ってます。全てが蓄積されたストレスだと思います。
昔は結構穏やかな性格だったように思います。
保育園では昔から甘えられない性格なので家で存分に甘えて、ストレスを少しでも減らしてあげようと思います。

育児は育自。
私の好きな言葉です。
頑張ります。

おとーちゃんさんのブログをまた読み返し、自分の肥やしにしていきます。


Hiro さん

そうなんですよね、子供が必要にしているのって本の量ではなくて、気に入ったものがちょびっとあればそれですむのですよね。

その好みも人それぞれで、大人からするとこの本のどこがおもしろいんだろ?というものが大好きな子もいたりするものなんですよね。
またそれでいいみたいです。

だから「ぐりとぐら」を好まなくても別に気にすることはありませんよ。
好きな本があってそれをくり返し読む中で、子供はいろんなイメージの力を伸ばしていったりしているのだとおもいます。

「おおきなかぶ」もいい本ですよね。
僕はあれを読んだあとに劇ごっこをするのが好きです。
まねっこで一緒にうんとこしょどっこいしょとカブを抜いてもいいし、なにかをカブにみたててもいいし。
子供を毛布かなんかで包んでかぶにして引っ張るのも楽しいですよ。

ありがとうございます。

早速のお返事ありがとうございます。

「貸せない」というのが当たり前、ということなんですね。
どうしても、大人から見ると、貸してくれない→意地悪
という風に思ってしまうのですが、それが当たり前と聞いたら
安心しました。
その後、公園に行ってもお友達ともめそうになったら、違うところ
へ行って、違う遊びをしたり、注意をするだけじゃなくて
私も一緒に遊んであげるようにしています。
今までは砂場に行けば遊んでいるところを見ているだけで、
後は注意するだけだったので、考えてみたら一緒に遊ぶという
ことはしないでいました。
こちらのブログを見ると本当に勉強になります。
これからも楽しみに読ませていただきます。

あおむしさん

そうやって気に入った本に愛着をもっていられるって、とても大事なことなんですよね。
最近の子供たちは物がふんだんにあるからなのか、ひとつひとつのものに愛着をもつということがあまりなくなっているようなきがします。

miiママさん

子供って一見使っていないようなものでも、なんか思い入れやこだわりがあって置いておきたいなんてことあるんですよね。
ですがまあ、お子さんが5歳ということであれば話してわかる年齢だと思います。

リビングに置いておけない理由があるならば、そこをmiiママさんご自身のどうしてほしいという気持ちも込めて話して二人で相談すればいいのではないかな。

どうしても置いておくと困るという明確な理由があるならば、話し合いなどせずにそれを伝えてそうすればいいことだと思います。
僕は子供に対応するとき、なんらかのテクニックとかごまかしではなくて大人と関わるのと同じようにストレートに対応するのが一番いいと思うのでそんな感じです。

こめさん

吃音とか言葉の問題はとても個別的でデリケートな問題なので、コメントだけのこの場でどうこうすればいいというのはちょっと難しいので言えないです。

ただ、おっしゃるように意識させたりすることはたいてい逆効果になってしまいますので、どういうふうにと伝えたりとか他の子供と比べたりしてしまうのは悪化させることにつながってしまうかもしれません。

一時的なものと、機能的なものからくる場合と、心因性のものとありますが、急になったのならば機能的なものではない可能性が高いです。
そのなった頃に出産とかなにかあったのかな?

言葉に関しての発達相談はわりと自治体で「言葉の教室」など設けているところが多いので、もし3歳児健診がまだならばそのときに相談してもいいし、保健所や小児科などに直接相談してみるといいと思いますよ。

ゆきえさん

うん、大人からみると意地悪のようにみえてしまうけど、この段階の子供にそれを要求するのは完全にオーバーワークだから、それで注意を重ねられたりしてしまうと、それこそそれゆえにひねたり意地悪になったりしかねないんだよね。

今の時期は遊びを楽しんで、たくさん親から優しさをもらっていれば、1年後くらいにはきちんと貸したり譲ったりできる子に必ずなっているから大丈夫だよ。

ありがとうございました。

お言葉ありがとうございました。
三歳健診も、緊張して名前、年齢がなかなか言えず。でも、その他の会話は大丈夫でした。緊張すると駄目みたいです。

まだ三歳なのでもうしばらく、見守ります。
お忙しいところありがとうございました。


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://hoikushipapa.blog112.fc2.com/tb.php/228-a55e0722
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

保育はサービス業か? «  | BLOG TOP |  » 相談コメントより 「毎日怒ってばかりになってしまう・・」

ごあいさつ

ただいまコメント欄での子育て相談は休止中です。 お悩みのコメント下さっても回答を差し上げることができません。 申し訳ありませんが、過去記事、すでにある返信コメントなどを参考になさってください。 多くの相談への返信がすでにあります。関連するカテゴリーから探す、検索を使って探すなど利用してみてください。 多忙になってしまい、コメントへの返信ができなくなってしまいましたが、お寄せいただいたコメントにはすべて目を通し更新の励みになっております。ありがとうございます。

最新刊

よければレヴューも書いてね!

前作!

最新記事

最新コメント

プロフィール

保育士おとーちゃん

Author:保育士おとーちゃん
当ブログはあくまで個人ブログであり、記事の内容および相談・コメントの返信等は効果を保障するものではありません。
ご利用に当たっては自己責任でお願いします。

楽しく無理のない子育てを広めたいと2009年ブログ開設。多くの方の応援があって著作の出版や講演活動をするようになりました。 現在は、子育て講演や保育士セミナーの他、『たまひよ』や『AERA with Baby 』等の子育て雑誌の監修やコラム執筆。『ジョブデポ保育士』の監修や育児相談などをいたしております。

講演等のご依頼

講演・ワークショップ等のご依頼はFacebookのメッセージ または『保育士おとーちゃんホームページ』 http://hoikushioto-chan.jimdo.com/ よりどうぞ。

カテゴリ

はじめにお読みください (1)
【まとめ】記事 (2)
子育てノウハウ? (75)
子育て日記 (13)
保育園・幼稚園 (90)
日本の子育て文化 (169)
おもちゃ (27)
叱らなくていい子育て (9)
排泄の自立 (11)
『魔の2歳児』 (5)
子育てまめ知識特集 (4)
あそび (41)
おすすめグッズ (8)
おすすめ絵本 (23)
食事について (15)
過保護と過干渉 (44)
満たされた子供 (7)
早期教育 (19)
我が家の子育て日記 (89)
心の育て方 (91)
相談 (84)
子供の人権と保育の質 (56)
その他 (57)
未分類 (21)
講座・ワークショップ (75)
父親の子育て参加について (3)
雑誌・メディア (21)
子育てに苦しむ人へ (6)

保育ひろば

保育ひろば

楽天

FC2カウンター

全記事表示リンク

全ての記事を表示する

おしらせ♪

当ブログはリンクフリーです。トラックバック・リンクはご自由にどうぞ。 しかし、本文・コメント・その他を含めて著作権は私にありますので、引用・転載する場合は連絡をお願いします。また引用元の記載も併せてお願いします。 なお写真の転載はお断りいたします。

ランキングに参加しています

検索フォーム

月別アーカイブ

リンク

このブログをリンクに追加する

QRコード

QRコード

アクセス解析