2017-06

『こどもの食事について Vol.9』 - 2010.09.06 Mon

こどもが食事を食べないということをよく聞きますが、よくよく生活の状況を聞いてみると、間食などによって大人が食べられない状況を作り出しているということが多いです。


それで「ちゃんと食べなさい」と日々叱られてしまうのはなんともかわいそうですね。
なので今回は間食についてまとめてみました。


食べることというのはひとつの習慣です。
よい習慣にも、悪い習慣にもなります。

もし一旦悪い習慣をつけてしまえば、それを改善するのは容易ではありません。
逆に、よい習慣をつけられたならばいろいろな面でプラスになりますね。









・必要な分だけ

たっぷり活動した後や、食事と食事の間にどうしてもお腹が減ってしまう時間というのはあります。
間食が必要ならばそれはよいのですが、とりすぎれば簡単に食事が食べられなくなってしまいます。

お菓子などあげるとき、袋のままあげたり、また入っている袋や容器を見えるところに置かないようにしましょう。
必要だと思われる分だけ必ず、お皿にとってあげます。

大人がこういうことを普段からしていくだけで、食べ過ぎない間食が習慣化できます。

お皿にとった分だけ食べきることで、見た目で満足できます。
袋のままあげたりして、たくさんの量をみることで必要な分だけでは満足できなくなってしまいます。

おかわりが欲しければ、少量だけまたお皿にとってあげればいいのです。
おかわりしたりすることで、一袋たべることよりも満足できるようになっていけるでしょう。



・油分・糖分の多いものは避ける。

間食にこれらが多いものを摂ってしまえば、満腹感が持続しすぎてしまい食事が食べられなくなりやすいです。

そして食事がきちんととれないことで、食後に空腹感を感じてしまったりして、また間食を欲しがるというような悪循環も生みかねません。



・食べる物を選ぶのは大人

こどもに好きな食べ物を選ばせるようにしていると、だんだんと好むものばかりになっていってしまいます。
こどもの好むものとは↑の油分糖分の多いものになりがちです。
また、こどもに選ばせていると量も過剰になりやすいです。

だから、間食を選びその量を決めていくのは大人がするのを小さいときからの当たり前、習慣にしていってしまいましょう。
当たり前のこととしてしまえば、こどもはそれを不満に思うこともないので、すんなりとよい食習慣の形成につなげられます。

こどもに選ばせていれば、甘いものやスナック菓子などになりかねませんが、大人が選ぶのを当たり前にしていけば、ニボシやキュウリ、ふかしいもなんかでもちゃんとおやつとして成り立っていけるのです。(好き嫌いはまた別の問題ですが)


好きな食べ物の好みを尊重してあげたり、希望を取り入れてあげることはしていいのですよ、でも食べ物を選ぶ最終的なイニシアチブを大人が持っていることはとても大事なことです。



・糖分は中毒物

アメリカに住んでいたいとこが言っておりました。
「むこうのケーキはもう信じられないくらい甘いんだけど、あれ慣れちゃうと食べずにはいられなくなっちゃうんだよね」

甘さは人間の好むもっとも端的なな味覚です。
普段から甘いものに慣れてしまえば、摂らずにはいられなくなってしまいます。

またこどもが「甘み」というはっきりした味になれてしまえば、苦味やえぐみがあったりする野菜など好むわけがありません。
とくにお菓子などに添加している、ショ糖はとても甘みが強いので慣れさせてしまえば他の味を受け付けにくくなります。

ショ糖は果物などに含まれる果糖などとは別のものなのです。
だからあげすぎたりしないよう気をつけましょうね。

チョコレートなんかその最たるものですよ。
虫歯を作るミュータンス菌対策として、アメやチョコレートなど2歳9ヶ月まで与えないほうがいいことが今でははっきりとわかっています。

3歳になるくらいまでは、チョコレートなどは食べさせないほうがいいと思います。



・お菓子でつらない

公園から帰らないとゴネられ、お菓子を与えていうことを聞かせようとする親などよく見かけます。

ゴネられるとどう対処したらいいかわからないといったところなのでしょうが、こどもはゴネればお菓子をもらえるということを学習してしまいますね。

↑このことは、さらにゴネる子にしてしまうという悪循環を生みます。

1~2歳の子にいうことを聞かせられない親が、ゴネ得を覚えてしまい成長した4、5歳になった我が子にうまく対応できるでしょうか?
ほぼ確実に「育てにくい子」になりお手上げになってしまうでしょう。

ちょっと食習慣からはずれてしまいましたが、ゴネ得を覚えことあるごとにお菓子やジュースをもらえると学習してしまった子は、食事をきちんととらなくなります。

なぜなら、食事をがんばってするよりちょっとゴネれば、簡単にずっとおいしいと感じられるものをもらえるからです。
そういうわけで、お菓子や食べ物で釣るようなことを言ったりしたりしていては、よい食習慣はつかないのです。




・食事を食べないからといって、他のものを与えすぎてしまわない

例えば、野菜を食べてくれないからと心配して、野菜ジュースをたくさん飲ませるようなことです。
「野菜もきちんと食べて欲しいな」という気持ちはわかります。
また、「野菜をちゃんととらなくて栄養とか大丈夫だろうか」と心配になってしまうこともあるでしょう。

しかし、そうだからといって甘みや味が強くつけられている野菜ジュースに慣れきってしまうとどうでしょう。
おいしい野菜ジュースは飲むけれども肝心の野菜はさらに敬遠することにもなりかねません。

また、食前、食後、食間、食中どこででもですが、甘みや水分で満腹感を感じそもそもの食事のとれる量が減ってしまうということもあるかもしれません。


こういうことは、野菜ジュースに限らず牛乳、ビタミンやカルシウムが添加されていることを売りにしているヨーグルトや飲料なども同様に引き起こすことがあるでしょう。


野菜ジュースやサプリメント、補助食品といったものはあくまで補助であって、食事量が少なかったり、摂らないからといって置き換えられるものではないと考えたほうがいいようです。

あくまでバランスの良い食事が前提にあってその補助として使う分にはいいと思いますが、食事の習慣が出来ていないのに常用することは、こどもの食習慣の形成を邪魔してしまうことになりかねません。


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● COMMENT ●

No title

なるほど~。
確かにおやつを袋ごとってよくないなとは思いながらも子供用の小袋だったらまぁいっか・・・と思ってましたが、お皿に入れてあげることも大事ですね。

袋のまま食べてるとスーパーとかでお菓子の前でだだをこねられそう(^^;;
袋から出してお皿に入れて食べてるとそれも防げそうですね~。
いつかばれる時がくるかもしれませんが(^^;;

大事ですよね

こんばんは。
いつも楽しみに拝見しています。

我が家のおやつはほぼ毎日「おにぎり」です。
子供達は大好きですし、最近は自分でにぎったおにぎりを食べるのが楽しいらしく、自分でおにぎりをにぎったりしています。小さい頃からの習慣なのでこれでちゃんとおやつとして成り立ってます(笑)

今回の記事のような食生活をしていますが、子育てがすご~く楽です♪
小さい頃からの食生活って大事ですよね。

さっちんさん


> 袋のまま食べてるとスーパーとかでお菓子の前でだだをこねられそう(^^;;
> 袋から出してお皿に入れて食べてるとそれも防げそうですね~。
> いつかばれる時がくるかもしれませんが(^^;;

まあ、大丈夫。
その頃には食生活の習慣自体が確立してきている頃なので、こどものほうからセーブしたり出来るようになっているはずだからね。

子育てかーちゃんさん


> 我が家のおやつはほぼ毎日「おにぎり」です。
> 子供達は大好きですし、最近は自分でにぎったおにぎりを食べるのが楽しいらしく、自分でおにぎりをにぎったりしています。小さい頃からの習慣なのでこれでちゃんとおやつとして成り立ってます(笑)

いいですね、おにぎり。
おにぎり自分で握るっていうのも大事なことだよね。生活していく力がつくもの。

> 今回の記事のような食生活をしていますが、子育てがすご~く楽です♪
> 小さい頃からの食生活って大事ですよね。

食育とかがブームにはなったけれども、まだまだ食の大切さって感じてない人も多いんだよね。
でも、本当はものすご~く大切なことなんだよね。
いろんなお勉強や、習い事がんばらせる前にきちんと食の文化を伝えてあげればいいのにっていつも感じます。

No title

いつも学ばせていただいています。
どの記事も気づきが多く、このブログに巡り会えたことに感謝しています。

食について
私も本当に大事だと思って過ごしています。

我が家は和食中心で子どもも大好きです。
おやつは糖分を控えて手作りが多いです。
果物やヨーグルトやナッツなどいろいろ組み合わせています。
そんなに気張ったものではなく…数分でさっとできる手作りおやつという感じです。

ただ、周囲との違いが大きいのは感じています。
幼稚園の遠足のおやつで周囲の子が
チョコレートをばりばり食べていたり
炭酸ジュースを飲んでいたりするのをじっと見ていました。

先日のこと
ガムをふっともらい食べ方がわからない姿を見て
バランスが難しいと改めて感じました。
この夏はソフトクリームも同じような場面がありました。
(コーンを食べられることに感動していました)

私が食にこだわる理由は健やかな体を贈りたい気持ちが一番です。
ですが、祖父母がお菓子やジュースをあげたいばかりなので…その防波堤としての気持ちも大きいです。

3歳までは甘い物を控えたいと伝えても「可哀想」「ひがみっぽい子になる」「我慢させると反動がくる」と全く理解は得られませんでした。
二言目には「可哀想に」でした。
これから先、私がいなかったら一日中でもお菓子やジュースを(欲しがるだけ)与えていると思います。



私はどのように食事について子どもと大切にしていけばよいでしょうか。
ほどほどにしたくても、祖父母を思うと不安でできずにいます。

同居を望まれています。
でも食べ物のことやテレビをずっとつけていることなど(朝起きると暗闇でもテレビをつける、夜も寝るまで部屋の電気を消してテレビで寝る…戦隊ものも見せてもらってないなんて可哀想だと思われている)を考えると、同居どころか…預けることもできずにいます。
夜8時に寝かせることも、お父さんと遊びたいだろうに…そんな神経質な…と。(主人は仕事で遅いです)


伝える努力は何度もしてきましたが、「もっと大らかに育てるべき」という気持ちが強く、門前払いです。主人から伝えても、私がそう言わせていると思われて終わります。

この頃祖父母の家に行くと「1人で泊まっていって」と息子に言われるので、
益々こだわりを「ほどほどに」とすることができずにいます。

同居が避けられない場合
食事やテレビや寝る時間といった毎日の習慣としたいことへの大きなズレは
おとーちゃんだったらどのように解決していかれますか。



テーマから離れてしまい焦点があちこちへ飛ぶ相談になりすみません。

お時間ある時にご意見をいただける範囲で教えてください。


祈りさん

このようなお悩みというのも世間に少なくないようです。

遊びにいったときくらいの一時のことであるならば、大目にみられることでも、同居となって日々のこととなってしまうと、これはもう子供の育ちを考えていかなければならないことになってしまいますよね。


僕は大人のことは専門外なのでうまいことは言えませんが、やはり事前にきちんと話し合うなり、取り決めをするなりしていくのが必要なのではないかと感じます。

それでもうやむやにされていってしまうということもありますが、最初からうやむやよりは幾分もましかと。


いざそうなったらあまり気にしすぎても、今度は自分の方がまいってしまいますので、見てみないふりではないですが、気にしないようにするというスキルも現実的には必要になってくるかもしれません。

アリエル♪さん

このコメントにレスをつけるかどうか随分迷いましたが、万一ということもありますので、ブログ管理者の立場上コメントすることにしました。

万一というのは、善意の言葉であっても、それが愛に溢れた言葉であっても、一般論として語られることを個人にむけて、それもそのことで悩んでいる人に向けて発した場合、その人を追い詰めたり傷つけたりすることになることがあるからです。


カウンセリングのなかでは、一般論を提示してそれによってあなたの心持ちを変えて現状を納得しなさいといった類のことを言うのはすべきでないこととされています。


見方によっては、その東城先生の言葉は、「まだまだあなたの努力は足りない、もっと頑張りなさい」と言っているともとれます。

その問題がさほど深刻でないのならば、それでも問題ないですが、相談者というのは必ずしもすべてのことを語っているというわけではありません。

本当はもっと深刻な悩みがあっても、それを努力しておさえつけて我慢した上で、もっともうわべの事象だけを相談してくるということもあります。

その可能性を考えずに、「あなたの努力はまだまだだ、もっと頑張りなさい」というようなことを言ってしまうと、たとえ言われた人がそれは自分を思ってのことで悪意のあることではないとわかっていても、それに傷ついたり、真面目な人は自分の努力がまだたりないのだと心を圧殺する方へとがんばりを重ねてしまうこともあります。


この先生のおっしゃることの意図はわかります。なのでそれを否定する気は毛頭ありません。

講演のような不特定多数の人に向けてであれば、それは聞き手の側が取捨選択できますので、その人を追い詰めたりするようなものとはなりません。
また、相談者としてもそういった言葉で気持ちが軽くなって解決へ向かうという人もいることでしょう。


でも、個別の問題へと還元しようとしたら、

>ひたすら感謝し続ければ、すんなりと話を聞いてもらえる機会が必ずやってきます。
>孫の笑顔のためにおじいちゃんおばあちゃんが与えるものが悪く作用するはずがない。

現実としてはどちらも事実ではありません。
それは現実論ではなく精神論の域をでないことです。


現実にはどれだけ尽くしても、死ぬまで気持ちを理解してもらえなかったということもありますし、孫のためという理由でとことん為にならないことをするひとも少なからずいます。


この種の精神論というのは、プラスの人をさらにプラスにする力はありますが、現状が本当にマイナスの人をプラスにできる力というのは前者ほど大きくはありません。


それゆえに悩んでいる人の誰彼がそれでプラスになるというものでもないのです。
プラスにならないだけであればまだしも、そう言われることで返って苦しんでしまう人というのもいますので、注意が必要です。

この類の対応によって、育児相談や専門機関に相談にいって、むしろしょげて帰ってくる人というのはすくなくありません。

せっかく善意でコメントなさっているところ水を差すようなことを言ってしまい、大変申し訳ありませんが、そういう事例を知っている身としては老婆心ながら言わずにおれませんでした。
あしからずご了承ください。

No title

>見方によっては、その東城先生の言葉は、「まだまだあなたの努力は足りない、もっと頑張りなさい」と言っているともとれます。

たしかにそのようにも聞こえてしまいますね(>_<)

私自身も気づかなかった「もっと頑張れ」っていうニュアンスが
含まれている言葉なんですね。
だから私も厳しいと感じたのかもしれないです。

祈りさんやこれを読まれたみなさま、本当にごめんなさい。

可能であればコメントの削除をお願いします。


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楽しく無理のない子育てを広めたいと2009年ブログ開設。多くの方の応援があって著作の出版や講演活動をするようになりました。 現在は、子育て講演や保育士セミナーの他、『たまひよ』や『AERA with Baby 』等の子育て雑誌の監修やコラム執筆。『ジョブデポ保育士』の監修や育児相談などをいたしております。

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