2017-08

『こどもの食事について Vol.8』 - 2010.09.03 Fri

<食事のときによくしている声がけ>

こどもはまだ食事のしかた、マナー、習慣というものを身につけていません。
だから知らせていく必要があるのです。

なので必要に応じて僕がしている声がけの一例をちょっと上げておきます。
これが全てってわけでもないし、その経緯や場面場面での状況によっても言葉かけはかわってくるものです、あくまで参考程度にどうぞ。そして臨機応変に考えていきましょう。






・お椀お皿を押えず、スプーンを持つ片手だけで食べてしまうときは、「こっちの手でお椀を押えてたべると、こぼさないし食べやすいよ」と押える手を示してあげる。

(片手になってしまう子には、座っているイスの高さや背もたれ、机との距離があっておらず、片手で支えてないと食べずらいのでそうしてしまっているということもけっこうあります。
またそれ故にくせになってしまったということも。
なので、食事時の座りを大人が確認し、改善してあげることが必要な場合もあります。)


・「口に食べ物が入ってるときはしゃべらないよ。ゴックンしてからお話してね」

・「ひじを机についてるとお椀にひっかけてこぼしたりすることがあるよ」

・「あんまり時間かかっちゃうとそれだけでお腹いっぱいになっちゃうから、もうちょっとパクパク食べちゃおう」

・食の進みの遅い子に対して「食べるの手伝って欲しかったらテツダッテっていってね」

・「ご飯食べたあとはもうお菓子は食べません」(特に夕食では)

・「ご飯食べるときは後ろによりからないよ」(←幼児の場合)(乳児は月齢により、よりかかることが必要なことも)

・食べ終わると何も言わず遊びにいってしまう子には、「ちゃんと座ってごちそうさまを言いましょう」とそのままにせず座ってやり直させます。
食事の初めと終わりのけじめはとても大切です。

・本当に食べきれなそうなときには「お腹いっぱいだったらモウイラナイって言っていいんだよ」と伝えます。
大人が様子を見てやめさせることもありますが、自分で食べられる分量を理解して伝えられることは大事なことだと考えます。

・ふざけたり、遊びになってしまって食事がすすまない子には、何回か「いまは食事の時間だから食べてから遊ぼうね」「食事のときは遊ばないで食べましょう」など伝えます。
満腹になってきたり、苦手なものが残ってきてしまったときなどそこから食べるのがすすまなくなり、遊んでしまうこともあるので、そういったときは食べるのを手伝ったりして、早々に切り上げてしまうのも手です。

それでも食事のほうに注意が戻らず、ふざけ続けてしまうようなら、「遊びながら食べるのは好きじゃありません。食べないのならば終わりにしましょう」と食事を下げてしまいます。
このとき、きちんと遊び食べ、ふざけ食べは許容できないことなんだと心を込めて伝えないと、それこそ食べることが好きでない子だと渡りに船とばかり、食事をさげられて満足してしまうことがあります。
これでは意味がないので、しっかり心を込めて伝えなければなりません。


・味噌汁に入っている野菜を好む子は多いです。そのため汁のなかに手を入れて手づかみしてしまう子には、「食べたかったら、お汁のんでしまうと食べやすいよ」

・片手で汁椀を持とうとする子には、「こうやって(真似してあげて、もしくは実際にやってみせて)両手で持って飲むんだよ」

・簡単に料理の名前と作り方、入っているものなんかをお話してあげることもあります。
わけのわからない漠然とした物を食べさせられているより、知っているほうがより興味をもって食べられるということもあるからです。


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● COMMENT ●

手づかみ食べ

こんばんは。

食事の時間について質問なのですが、もうじき3歳になろうとする娘はいまだに両手で手づかみ食べをします。その反面、スプーンなどは嫌がって念のために買っていたトレーニング用のお箸を使うと聞きません(私はスプーンで食べて欲しいのですが)。
問題は、お箸を持ったら持ったで、お味噌汁をぐるぐるかき回せたり、自分の首を挟んだり、髪の毛の中に入れたりします。手で食べる時は、毎回ではないですが、ぐちゃぐちゃと粘土のようにしたり、机にご飯を擦り付けたりします。小さい時は逆にそういったことはしなかったです。でも私の注意しすぎはあったと思います。

お箸は食べ物をお口の中に入れるものだよとか、ぐちゃぐちゃするんだったらご馳走様しようね、ママは遊びながら食べられるのは嫌だからと言って、食べ物を下げようものなら、食べる~と怒ってすごく泣きます。手当たりしだい、お箸も投げてしまったりします。その頃には、私もかなりイライラ来ているので、お箸投げるのだったらお箸もバイバイしますとか、子供にとって嫌なことを言ってしまい余計に子供が泣いたり悪循環です。嗚咽しながら食べると泣くので(根負けして?)結局、ご飯は戻して、食べさせたり(食べさせてと言ったりするので)しています。1度食べさせなかったら、寝る前にさっきの残ってるご飯食べると言ってまた泣き出します。おなかがすいて寝れないのかなと思ってしまうので、違うものを出したら、食べさしのものではないと怒って又泣く。ため息をたくさんついてしまったりします。ごっつんぐりぐりのようなこともして、ホッと一息の時ももちろんありますが。

食事に関して、今の年齢でどこまでの行為を見守ってあげればいいのか分からず、私が嫌だと思えば細かく注意しすぎてしまいます。その結果だと思いますが、ほぼ毎回泣いています。私もイライラしながら下を見て、むすっと話もせず食事することが多いです。日曜日以外は私と二人です。毎日楽しみながら食事出来るようになりたい。親子ともども、とても疲れる時間です。保育所ではゆっくり(手伝ってもらうこともある)だけど、スプーンとフォークで全部食べてるようです。保育所に行く前から、そんな感じで食事の時間が苦痛でした。

ママの作ったご飯美味しいね~v-344と普通に笑って食事って夢のようです。でもそれに向けてやってはいるものの、実際はかなりかけ離れています。食べる食べたいと大声でずっと泣かれると、虐待しているのではないかとご近所の方に思われるのかなと思ったりしたことも・・・。

穏やかに楽しく出来る食事のアドバイスをお願い致しますm(_ _)m

むかごんさん

>問題は、お箸を持ったら持ったで、お味噌汁をぐるぐるかき回せたり、自分の首を挟んだり、髪の毛の中に入れたりします。手で食べる時は、毎回ではないですが、ぐちゃぐちゃと粘土のようにしたり、机にご飯を擦り付けたりします。小さい時は逆にそういったことはしなかったです。でも私の注意しすぎはあったと思います。

↑こういうことを細々注意したとしても、結果的にやらせてしまっていれば「ダメダメ黙認」と同じです。
どうせイライラして怒るくらいならば、ここで毅然として怒ってお箸を取り上げてでもやめさせるところです。
グダグダと続けさせて、小言を言い続けるくらいならば、よっぽどそのほうが子供の精神衛生上も、食習慣の上でもいいはずです。


しかし・・・。

その前にしなければならないことがあります。

>ほぼ毎回泣いています。私もイライラしながら下を見て、むすっと話もせず食事することが多いです

このような状況では自己肯定感をもった状態や、満たされた気持ちで子供が過ごせるようにはならないでしょう。

まずは先回りした関わり、共感やフィードバックなどで、自己肯定感や母子の信頼関係を築いていくべきです。


>お味噌汁をぐるぐるかき回せたり、自分の首を挟んだり、髪の毛の中に入れたりします。手で食べる時は、毎回ではないですが、ぐちゃぐちゃと粘土のようにしたり、机にご飯を擦り付けたりします

こういったネガティブ行動は、食事のマナーができていないのではなくて、「お母さんに自分を好意的に見て欲しい」というサインです。
当然そのような行動で大人は好意的に見てくれるはずはないのですが、子供はそういう行動にでてしまいます。

なのでそこをいくら注意したところで、それらのネガティブ行動はなくなりません。
むしろ、小言で自己肯定感を欠如させていくので、様々に増えていってしまいます。


そういうわけでまずは、先回りした関わりが必要です。

そうして気持ちが満たされてくれば、問題はシンプルになります。
そのときになっても、食事においてなんらかの気になることがあるならば、それは純粋に生活習慣の形成上の問題なので、それに取り組めばいいでしょう。

いま、食事の様子にばかり目がいってしまうと、子育てが迷走してしまいますよ。


大人の方が食事のときに「食べてもらわなければ」というような弱みで、いいなりになったりするのを子供は経験的に知っているので食事時のネガティブ行動をだします。

子供が「食べさせてもらいたい」というような形で甘えを出してくるならば、ネガティブな形よりもよっぽどいいのですから、気持ちよく受けてあげるといいでしょう。

そうして、食べさせて貰ってでも、それなりに食べられたら、「たくさん食べられてえらいね」と褒めるなり認めるなり、自己肯定感をを持たせるきっかけになります。

そういうことの積み重ねで、食事もそうだけど人格というのはできていきます。
迷走して、小言ばかりの悪循環にはならないようにしましょう。

ありがとうございます

お返事ありがとうございます。

「だめだめ黙認」って自覚なかったです。確かにそうですよね。泣かしたくない気持ちが勝って、きちんと怒ることはせず私のイライラを子供にぶつけていたように思います。なんか変ですが。毅然と怒る方が本当にいいですね。母として頑張ってみます。
しかしこういった食事でのネガティブ行動が、好意的に見て欲しいサインだとは思いもしませんでした。

どうしても、気になるところばかりに目が行き、そこばかりつついて客観的に考えることが出来ず、かえって色々助長させてたんですね~ 怒る時は怒り、もっと先回りした関わりのスキンシップに目を向けてやってみます。親子でスキンシップを楽しむ、ママ~っていてくれる時間も短いですものね。イライラしたときは「おおらか」って頭の中で唱えながら。

いつもながら、ありがとうございました。







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楽しく無理のない子育てを広めたいと2009年ブログ開設。多くの方の応援があって著作の出版や講演活動をするようになりました。 現在は、子育て講演や保育士セミナーの他、『たまひよ』や『AERA with Baby 』等の子育て雑誌の監修やコラム執筆。『ジョブデポ保育士』の監修や育児相談などをいたしております。

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