2017-08

過干渉や支配から変えるほんのひと匙 - 2017.08.05 Sat

娘が食事をしていて、食べる際にキャベツの千切りを何度かお皿からこぼしていました。

僕がかける言葉は、

「そこにキャベツこぼしてますよ」

の一言だけ。


過干渉や支配が慢性化して大人の言葉をスルーするクセがついていない子であれば、それで十分。

また別のとき、こぼして食べていたら「こぼしてますよ」と一度言うだけ。


叱る必要も、くどくど注意する必要もまったくない。
それで子供は十分成長していきます。

それは自分で気づいて、自分で取るべき行動をとるようになる主体的な成長です。
「くどくど注意されてできるようになった」というのは、作られた成長にすぎません。
それはあまり本当の身にはならないもの。


ただ、子供はすぐに習得するわけでも、失敗がないわけでもありません。
そこはおおらかにみていく必要があります。

この「おおらかさ」は、別の見方をすると「子供を信じている」ということ。

「信じてもらえている」という実感を持っている子は、ものごとへの意欲がたくさんわいてきます。


ひるがえってみてみると、過干渉がスタンダードだったこの約50年間の日本の子育ては、

「信じてもらえない」 → 「自分に自信が持てない」 → 積極的にものごとに取り組むのが苦手・他者と関わるのが苦手

という子育てをしてきたと言えるでしょう。

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● COMMENT ●

気づきのお手伝い。それ以下もそれ以上も必要ない。気付くことができればあとはその子がなんとかするってことですね。大人も気付きがあればそこから始まる。私はこのサイトでいつも気付かされます。

信じる難しさ

わざとこぼすのは何故なんでしょう?注目を集めたいのかやってみたいだけなのか。2歳8か月の息子がいるのですが、最近頻繁にコップをわざとひっくり返して中身をジャーとこぼします。
少し前まで頻繁にあり、いつかはしなくなる、と信じて冷静に対応し、なくなっていたのにまた最近するので信じるのが難しくなってます。

はじめまして

2歳4ヶ月女の子の母です。
1年ほど前からブログや本を拝読しています。
わたしはついつい過保護になってしまうので、気をつけてます。
しかし、手を貸したほうがいいときの見極めに迷うことがたびたびあります。
最近娘と料理教室に行き、塩をひとつまみ入れられただけで感激してしまいました。
結構自分でできていたので、いつも過保護すぎたかな?と振り返りました。
いつも更新楽しみにしてます!

キャベツこぼしてますよ、で、あっと思ってくれたらいいんですが、なかなか・・・
下の3歳の娘なら、できそうなことなら「わかったよ」と言ってくれ、できなさそうなら「できんのや!」と泣き出すと思いますが、上の4歳の息子ならきっとわざともっとこぼすでしょう。
私はどうにも、それは「男の子だから」と思えてならないのです。
おとーちゃんさんは、きっと否定されるでしょうが、2歳の娘もそんなことしないし、私も私の妹も、そんなことしようと思ったことさえないと思います。
ちゃんとできるようになりたい女の子と、何でも笑いのネタにしてしまいたい男の子。違うかな????

何度も済みません。
笑いのネタでもいいのか・・・
そのうちに「そういえばこぼさずに食べてみよう」と思うことがあれば。それは成長というほどのものでなく、ふと気まぐれにやってみたくなる、というのかもしれませんね。
そういうのに期待してみても、いつできるようになるんだとあせってみても仕方ないですね。

安全と過保護

保育士をしています。
現在2歳児クラスを3人担任で行ってます。
保育のことで少し悩みが。

子どもたちな毎日水筒を持参してもらっており、外あそびのときはテラスに水筒を置いておき、自由に喉が渇いたら飲んでいます。
中には遊びに夢中になりなかなか飲みに来ない子どももいます。

わたしは、声はかけますが、基本的に喉が渇いたと感じたら自分で飲みに行けばいいと思っています。
喉が渇いたな。飲みたいな。という気持ちや困り感も保障してあげたいと思うし、飲みたくなったら自分から飲みに行く子どもたち。と信じています。

もちろん、ただほったらかしているわけではなく、体調の変化や遊び方の様子など、目を配るところはたくさんです。
そこは安全をしっかり意識しなくてはならないとは思っています。
そのうえで…の子どもに任せているということになるのですが。

一緒に組んでいる先生は、熱中症も心配ということを最重視していて、水筒があまり減ってない子のぶんを何本か持って遊びの途中で飲ませに回ります。
そのことに疑問を感じていたので、わたしの思いを伝えましたが、理解はしてくれませんでした。
考えなどすり合わせていかなくてはと思ってますが、ただ、子どもが気づいて感じて行動できるようになってほしいのと、それだけの力はちゃんとあると思っているのですが。
せめて水筒をくばりに飲ませなくとも、違うアプローチがあると思ってます。
いらないと泣く子どもに無理に飲ませなくてもいいと思ってますが、どうしたら良いのでしょうか?

まりまりさんへ

保育所に子どもを預けている保護者としての一意見です。
2歳児クラスの水分補給を子どもの自主性に任せるのは、安全管理上問題があるのではと思えてなりません。
まりまりさんは「水筒を持って回り、いらないと泣く子にまで無理矢理飲ませる」姿に疑問をお持ちなのだと思いますが、「遊びに夢中になりなかなか水を飲みに来ない子もいる」中で、2歳児に自分の健康管理ができるよう見守るというのも…この猛暑のこの時期にしなくてはならないことですか?
せめて涼しい気候になってからではいけませんか?
もし我が子の担任がそのような対応をされていたら、正直不安に思ってしまいます。過保護でしょうか。
普通に「遊びの途中でお茶休憩を必ず取るようにする、その他の時間は各自飲みたければ飲んでもよい」という対応ではいけませんか。
お茶休憩があるのになお職員さんが飲ませに行くのであれば、ちょっとやりすぎかなと思いますが…
子どもの命に関わることは、自主性を尊重するのとはまた違うスタンダードがあるのではないでしょうか。

こまゆか様へ

わたしのコメントに、お返事ありがとうございました。
保護者の方からのご意見として、改めて保育を振り返るきっかけとなりました。
お茶タイムは設けていて、わたしも安全、安心して過ごすということはもちろん大切なことと思ってます。
色々と気持ちの葛藤がありますが、子どもたちの成長の見極めをしながら、個々に応じた声かけなどをして給水してもらうようにしたいと思います。
わたし自身気づきを持てたこと、感謝します。
ありがとうございました。


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