2018-06

『「話を聞きなさい」なんて指導は本当は間違っている』(千代田区立麹町中学校・工藤勇一校長) - 2018.04.18 Wed

さて、学校の問題点ばかりあげていてもよくないですから、真摯に取り組んでいるところも紹介したいと思います。

『「話を聞きなさい」なんて指導は本当は間違っている』(第一回目)

連載記事一覧


権威体質な学校のあり方への疑問 - 2018.04.15 Sun

中学校の入学式で、他にも気になったことはいくつもあります。
そのひとつが、端々から感じる権威体質です。
特にこの学校は、近年統廃合により生まれた新設校なので、より最近の教育施策の影響を強く受けてしまっているのかもしれません。

日本では、学校の運営は民主的になされることが決まっています。

人が集団を形作れば、多かれ少なかれある程度権威的な構造はおのずと生まれるものですが、民主的な運営を旨とする学校組織において、それに対して節度を持ち権威的になりすぎない姿勢は必要であると考えられます。


本当に「友達を作る」「他者と協調する」ためには - 2018.04.14 Sat

中学校の話からのからみで、このところずっと書いております。

人は注意や、指示や干渉で伝えたことで子供が成長するという「錯覚」を持っていますが、実のところこういった言葉は、補助的に効果を発することはあるにしても、実は子供の姿が形成されるにおいて、主ではありません。
では、子供が成長を獲得するときの基本的なことを振り返ってみましょう。


「協調しましょう」がもたらす現実 - 2018.04.13 Fri

大人が子供に「協調しましょう」というアプローチをたくさんしていくと、子供はどのように育っていくでしょうか?

これをたくさんされていくと、もしくはこれが当たり前の空気になっている環境でたくさん過ごしていくと・・・・・・。

子供たちは、自分の気持ちや意見を言わない、言えない子になっていきます。

例えば、

「どっちがいい?」と聴けば、「どっちでもいい」

「なにがいい?」と聴けば、「なんでもいい」「みんなと同じでいい」「みんなに任せる」

このような行動をとっていきます。


「友達を作りましょう」の落とし穴 - 2018.04.12 Thu

前の記事にやはり同じような違和感を感じたというコメントをたくさんいただきました。

「友達を作りましょう」が、単にそれだけの意味であればいいですが、校長たちがこぞって言うのは「協調」を目指してのことです。

しかし、協調を押しつけることで人は他者と本当の意味で協調するようになるものではありません。
ここに気づけていないことが、学校にある種のゆがみをもたらしているのではないでしょうか。


中学校入学式 - 2018.04.10 Tue

うん、もうなにから話したらいいかわからなくなるくらいいろいろでした。一部なりともここで書いておきたいと思います。


まず、はじめにお断りしておきます。
僕は、優れた教員や、生徒のことを強く考えている教員がいることも存じ上げています。
それは少しも否定しません。しかし、だからといってそれが批判をしてはいけないという根拠にはならないことはご理解いただけるでしょう。
これは昔から言われるところですが、学校という組織は外に対して閉じた体質があり、積極的にアンテナを高くしている人以外、自分たちの組織内の常識にいつのまにかからめとられてしまう傾向があります。これは、保育施設も同様です。

特に、組織の上部がそのような自分の周りの認識だけでいる場合はなおさらです。
しかし、往々にしてそのようになるものです。なぜなら、「自分は正しい」と思わずにはいられないのはこれは人の性(さが)として避けられないものだからです。
それに対して、客観的な検証や、内省、学術機関などの提言を受けて是正すべきものですが、それは全ての人ができるわけでもありません。

はっきり言ってしまえば、閉じた組織の自浄作用というのは往々にして低くなりがちです。
僕自身は、これを保育施設で嫌と言うほど実感しています。
組織に変わることを訴えるよりも、そのクライアント(この場合は保護者等)に理解をうながす方がはるかに、そういった組織を健全化させる近道かもしれません。

僕がこのブログで「保育の質」というカテゴリーを設けて、保育士に限らず多くの人に発信しているのはそれがためでもあります。

さて、前置きが長くなってしまいましたが、僕が入学式でどんなことを感じてきたかを述べたいと思います。
少々モヤモヤした気持ちを持ったまま書いているので、あまり読んで気分のよくなるような話ではありません。ご不快になる方はお読みにならないことをおすすめします。



慣れてはいけない ー子供のいじめを考えるー - 2018.03.31 Sat

また子供がいじめから自殺に追い込まれる事件が起こった。
ここ数年、どれだけこういったニュースに接してきただろうか。
社会的にいじめ問題への関心が高まってきた結果、それゆえにニュースになる件数が増えたということはあるかもしれないが、しかしそもそもそのようないじめが引き起こす問題の数は確実に増えているだろう。
ゆとり教育は社会的な批判に遭って頓挫したが、その頃はいまほど学校関連の子供の自殺は多くなかった印象がある。

いまや毎月、下手をすると毎週のようにこういった事件のニュースに触れる。
もはや、このようなニュースが特別なものでなくなりつつあり、それに慣れっこになってしまってはいないだろうか。
しかし、これに慣れてはいけない。
子供がいまのように次々と自殺するという社会はおかしいのだ。


おとーちゃんはメロン味 vol.2 - 2018.01.22 Mon

昨日のつづき。

◆子供がなめてきた行為の裏にあるもの


おとーちゃんはメロン味 vol.1 - 2018.01.21 Sun

先日、保育カウンセリング(実際の保育の中に入って保育を伝える研修)に行った先でこんなことがありました。


なぜ自主性・主体性の保育が実現できないの?  vol.2 - 2017.11.07 Tue

僕の記事と写真の掲載されている『VERY 12月号』ですが、4日と聞いておりましたが地域によっては本日発売のようです。
僕も本屋さんで購入してきました。
まさか僕がファッション誌に載ることになるなどとは思ってもみなかったので、人生とはおもしろいものだなあとつくづく感じます。


さて、この時期は講演等で忙しく、少し日が空いてしまいましたが前のつづきからです。

「自主性・主体性」を踏まえた保育がなかなか達成されない理由について。



なぜ自主性・主体性の保育が実現できないの? - 2017.10.29 Sun

前の記事からのつながりで。
なぜ日本の保育施設で、「自主性・主体性」がなかなか理解、実践されないのか?ということについて。


その理由のもっとも大きな部分であるのは、そもそも保育以前に日本の子育て方法のなかに子供の「自主性・主体性」を踏まえた視点というものが存在していなかったことにあるといえるでしょう。
「自主性・主体性が少ない」のではなく、「自主性・主体性がほとんどない」と言えます。



読書感想文 - 2017.10.16 Mon

小2の娘の夏休みの宿題をみていたときのことです。
みていたといっても、別に教えていたという意味ではなくてただ「見ていた」だけですが、気になることがありました。


人は「自己満足」を「指導」と思い込める - 2017.09.27 Wed

(いつもと逆ですが自分のFacebookページからのエントリーを転載&加筆訂正。そのため文体がやや異なっています)

『嫌いな給食嘔吐 女性教諭「逃げないでの思いで…」』(テレ朝news)

このニュースのケースには、教える側のはまってはいけない主観的論理がハイブリッドで含まれている。
学校がその体質を改善しなければならない理由が凝縮したような事件だ。


『保育の仕事がとてもつらいです。どうすればいいでしょうか?』 - 2017.04.01 Sat

コラム記事 『保育の仕事がとてもつらいです。どうすればいいでしょうか?』(保育士求人プロ)

姫路の『わんずまざー保育園』のニュースは胸が痛くなりました。
そこで過ごさざるを得なかった子供たちも本当につらかったことでしょう。
保育としてもあってはならないし、職業倫理上も許せないことです。


男性保育士が保育をすることについて - 2017.02.15 Wed

いま、この問題↓がにわかに議論になっているようです。
僕も男性保育士の一人としてこの問題についていくつかの面から考えてみたいと思います。

『男性保育士の女児担当外しは性差別? 熊谷俊人・千葉市長の発言で議論』

『男性保育士外しという差別』


こんなブログで書いていることですからもとよりお断りする必要もないかもしれませんが、あくまでこれは僕の主観によるものです。
さしたる根拠があるわけではありませんが、それでもよろしければお読みになって下さい。


『大人は「結果」を作り出したくなる』のお話からふたつのこと  vol.4 - 2016.12.18 Sun

前回、大事なことをひとつ書き忘れてしまいました。
その他の事例を見る前にこちらを補足しておきましょう。


そのもうひとつとは「管理」も「支配」もしないことです。

これも単なる行動面だけでなく、子供に向き合う心情からして「管理・支配」をしようとしていないのです。


『大人は「結果」を作り出したくなる』のお話からふたつのこと  vol.3 - 2016.12.14 Wed

ほとんど保育の話になってしまったので、このシリーズのカテゴリを修正しました。



前回の続きです。

では、A保育士がしていたことはなんだったのでしょうか?というところでしたね。



『大人は「結果」を作り出したくなる』のお話からふたつのこと  vol.2 - 2016.12.13 Tue

娘のクラスが学級閉鎖になりました。
少し前はお腹に来る風邪が流行っていたけど、今度はインフルエンザです。
毎年のように猛威を振るっていますね。手洗い・うがい・換気と湿度管理に気をつけて予防に努めましょう。あとは、睡眠と、栄養バランスを考えた食事も大切ですね。



12月25日多摩センターでの保護者向け&保育士向けセミナーですが、好評につき保護者向けセミナーは追加募集をいたしましが、現在はそれも若干名の空きかもしくはキャンセル待ちとなりました。
保育士向けセミナーはまだ少し空きがあるようです。
保育士だけでなく、幼稚園や学校の先生、子育て支援をしている方や学童などの指導員の方などにもお役に立てる内容になることと思います。お時間がありましたらぜひいらしてください。
また、参加の際の備考欄や、事前アンケートなどで、どんな話を聞きたいか、どんなことで悩んでいる、問題として感じているなどを書いてくださるとそれに合わせた内容も可能な範囲で組み立てていきます。どうぞよろしくお願いします。

保育士おとーちゃん 講演会 in 多摩センター 12/25 追加募集。


『大人は「結果」を作り出したくなる』のお話からふたつのこと - 2016.12.02 Fri

この頃、なんだかお礼のメッセージやファンレターをたくさん頂くようになりました。
ありがとうございます。本当にはげみになります。



さて、先日書いた『大人は「結果」を作り出したくなる』のお話しから、僕はさらにふたつのことを派生して考えます。


ひとつは、子供の「表現や自己発信する力を大人が間接的に弱めている」であろうこと。

もうひとつは、「できるようにしないこと」が結果的に子供を「できるようにしてくれること」です。



保育をむしばむブラック保育園 - 2016.09.11 Sun

ブラック企業に、過労死に、うつ、ストレスからの自殺者の増大。
将来への安心感のない非正規雇用の増加。
日本の就労問題はひたすら暗いものとなっています。

ザルのように穴だらけなことで有名な「労働基準法」がほとんど機能していないことは、多くの方が同意する点ではないでしょうか。


これまで営利化された保育園を拡大することで急成長した「株式会社日本保育サービス」(アスク保育園)が、このたび労働基準法違反で是正勧告が出されました。



安全で質の高い保育所を! - 2016.09.09 Fri

みなさまあたたかいコメントありがとうございます。
元気をもらいましたので、ずっと書かねばなるまいと思いつつもなかなか書けなかった記事をこの勢いで書いてしまおうと思います。


「なぜ東京都はデタラメ見逃した」認可外保育所で6カ月の娘亡くした夫妻の願い【都知事選】


保育における「安全と危険」 - 2016.05.30 Mon

僕は仕事柄、あまり外を歩き回るということが多くないのだけど、それでも外に出るとかならずと言っていいほど、スマホを見ながら自転車に乗っている人を複数見かけます。

かなり交通量のある大きな道路の信号をスマホを見ながら、けっこうなスピードで走っている人もしばしば見ます。

そんな人を見かけると僕は、ついつい「あ~この人たちは保育士はできないな~」と感じてしまいます。


リンク『日本の保育園は「サービス」しすぎ? 潜在保育士が復帰しない理由』 - 2016.05.22 Sun

このところ保育・子育て関連の記事でしばしばお見かけする、著述家の北条かやさんがこんな記事を書いていらっしゃいました。

『日本の保育園は「サービス」しすぎ? 潜在保育士が復帰しない理由』(J-CAST)

僕もこの記事の趣旨にほとんど同意します。

『事故と事件が多発する ブラック保育園のリアル 』 - 2016.05.21 Sat

この本を読みました。

『事故と事件が多発する ブラック保育園のリアル 』 脇 貴志 (著) 幻冬舎



なんで”自由”が大切なの? - 2016.01.28 Thu

前回のところで、”自由”がその根底にある、子供の学びには”自由”が重要と述べました。
また、それを実践しているこの幼稚園が素晴らしいとも言いました。

なぜ、自由が大切なんでしょう?
なぜ、この幼稚園が素晴らしいのでしょう?

それについて、今回は書いていこうと思います。


子育て支援 ーいま保育園に求められていることー Vol.2 - 2015.05.10 Sun

極端なことを言ってしまえば、昔の保育園は保護者に文句を言っていればそれで済みました。



子育て支援 ーいま保育園に求められていることー Vol.1 - 2015.05.09 Sat

前回は、社会通念として「子供を叩かない」と言える世の中にするために、ひとりひとりが意識を持ちましょうということを述べました。


ここからはこの関連で、いまの保育士・保育園に求められていることを書いていこうと思います。


リンク 『保育園に「モノ申したいとき」の2+7つの作法』  - 2015.05.07 Thu

GWはみなさまいかがお過ごしでしたでしょうか。

今年は晴天にも恵まれて行楽日和でしたね。


保育 信頼関係構築の具体的な出発点 - 2015.02.17 Tue

保育士の方から、保育実践についての質問を受けましたので。

(ときどき保育関連のことも書いているのですが、分類がいい加減なので申し訳ありません、このカテゴリーや、「心の育て方」その他にもちらばっています。興味のある方は探してみてね)


保育士の定着率 - 2015.02.14 Sat

こんなニュースが最近ありました。


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楽しく無理のない子育てを広めたいと2009年ブログ開設。多くの方の応援があって著作の出版や講演活動をするようになりました。 現在は、子育て講演や保育士セミナーの他、『たまひよ』や『AERA with Baby 』等の子育て雑誌の監修やコラム執筆。『ジョブデポ保育士』の監修や育児相談などをいたしております。

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