2017-04

「道徳」が危険信号になっている - 2017.03.26 Sun

来年の4月から、小学校で行われる「道徳」の授業は「教科化」されます。
「教科化」とはどういうことかというと、その習得度によって評価をしたり・点数をつける科目になることです。

それにともなって道徳の教科書も今度から国の検定を受ける必要がでてきました。
そのニュースがこちら↓

「道徳」教科書の初検定 8社すべてが一部修正し合格


「介入しない」の裏にある保育士の配慮 - 2017.03.23 Thu

前回の記事のスピンオフみたいなものです。
(保育の話なのでカテゴリーは「保育の質」のところにしておきます)


その中で保育士が「介入しないこと」にこそ高い専門性があると述べました。
せっかくですからそこをもう少し書いてみます。



「いい保育」と「上手い保育」 vol.8  『包括的受容』 - 2016.10.29 Sat

前回は「介入しない」ということをピックアップしました。

多くの人は、「子供になにかをすること」が「立派な子育て」なのだという無意識の先入観を持っています。
ですから、子育てや保育を「頑張る人」ほど、かえって大変な子供の姿に直面しかねません。
なぜなら「過干渉」になってしまうからです。

「そのとき大人が介入して子供が正しい行動をとることができた」というのは、逆に考えると「大人が介入しなければ正しい姿を出すことができない子供に大人がしている」ということになりかねません。
ケースは多種多様ですから、必ずそうなるとは限りません。しかし、無自覚でやっていればそうなる可能性を高めてしまうことになるでしょう。


「いい保育」と「上手い保育」 vol.7  ~「介入しない」というアプローチ~ - 2016.10.25 Tue

(この一連のシリーズは、家庭での子育てに応用することももちろん可能ですが、一応保育士向けなのでわりと厳密なニュアンスになっています。
家庭の子育てならば、あまり細かい点まで気にしなくてもいいので少し割り引いて読んで下さいね)


少し日にちが空いてしまいましたが、前回のおわり部分。

>では次に、子供が大人に一瞬視線を送ったけれども、そこで止まらずに他児の遊具を奪ってしまった場合の対応についても見てみましょう。

の続きからです。


「いい保育」と「上手い保育」 vol.6 - 2016.10.18 Tue

(コメントでの質問にありました「ああ、そうなんだ」からスタートする具体的な関わり方は順に述べていきますね)


子供は、管理や支配をせずとも大人の目指す方へと成長していくことができます。
そのためには「信頼関係」から子供への関わりを組み立てることです。



「いい保育」と「上手い保育」 vol.5 - 2016.10.13 Thu

さまざまなテクニックやコントロールする手段を用いて、子供を大人の思い通りに管理・支配してしまう保育を、僕はここでは「上手い保育」と呼びました。


なぜそのような呼び方をしたかというと、「それこそが目指すべき保育だ」と考えている人が少なくないのと、保育士のスキルの「上手さ」によって子供の行動を作り出してしまう保育の問題点に気づいて欲しいからです。


「いい保育」と「上手い保育」 vol.4 - 2016.10.12 Wed

vol.3 から。

「正しいこと」という決めつけをせずに、子供に向き合っていく必要があるというところまでお話ししました。

では、それをせずに子供に関わるにはどうすればいいのでしょうか?


「いい保育」と「上手い保育」 vol.3 - 2016.10.09 Sun

大人は子供を前にすると、ついつい「できないことをできるようにしなければ」と思ってしまったり、「正しい行動を身につけさせなければ」と考えてしまいます。

これは、人としての自然な気持ちでもあり、親心でもあり、善意でもあります。
だからそのように感じてしまうのも当然といえば当然なのですが、保育士は子供を育てる専門家としてそこにあえて「まった」をかけねばなりません。



「いい保育」と「上手い保育」 vol.2 - 2016.10.07 Fri

vol.1から。

子育てに余裕のあったかつての時代であれば、その方向性の保育でもまあなんとか可能ではありました。
しかし、現代はもはやそうではなくなっています。
(これは地域によってはまだそういう状態が確保されていて、それでも無理がないということもあるかもしれませんが、それでも全体的な傾向としてはどこもまぬがれないのではないかと思われます)


「いい保育」と「上手い保育」 vol.1 - 2016.10.06 Thu

「いい保育」と「上手い保育」があります。
これは「子育て」で言い換えることもできますが、今日のところは「保育」で話を進めていきます。



『今、日本の保育の真実を探る』シンポジウム 報告 vol.1 - 2016.09.19 Mon

先日のこのシンポジウムに参加してきた報告を、不定期ですが何回かに渡ってお送りしたいと思います。
(学術的な見解などは主催している”発達保育実践政策学センター”の報告やその他の研究者の先生方のお書きになっているものの方が詳しく正確だとは思いますが、僕なりの見方として述べていきます。もし記載や解釈などに間違いがありましたらどうぞご指摘ください)


結論から言って、大変有意義なシンポジウムでした。

まずは「このシンポジウム自体がなんなのか?」というところから説明していきますね。


保育には「盗んで覚えろ」は通用しない - 2016.09.17 Sat

保育士は保育の学校を出たからといって、すぐに保育士としての技術が身につくというわけではありません。



今日は勢いで二本の記事をUPしています。代わりに明日は保育シンポジウムに参加してくるので、明日の更新はありません。あ、もう日付が変わっていました・・・・・・

↓明日東大の安田講堂で開かれるこちらのシンポジウム。
ちょうどまさにこれからの保育の質の向上を考えるシンポジウムです。もし明日いらっしゃる方がおりましたら、僕もおりますので気軽に声をかけてくださいね。(青いスーツ着てうろうろしている眼鏡のおじさんです)
『今、日本の保育の真実を探る』



「なめられるな」は保育ではない!  vol.2 - 2016.07.09 Sat

「なめられるな」は保育ではない!  vol.2

まずはおしらせからです。
メール相談を若干名再開いたしました。
一件づつ丁寧にお答えしていきたいので、少数ずつお受けしております。
そのため、お待ちの方にはご迷惑をお掛けしてしまいますが、どうぞご理解ください。
来月8月は講演等が少ない時期ですので、これからはそれなりの件数をお受けできるかと思います。
(今月はめちゃくちゃ忙しかったのです~) 




では今回は、保育において「信頼関係」を基にしたアプローチとはどういうことなのかについて見ていきます。
(ちなみに、保育セミナーの2期ではこのテーマをより深くお伝えしていく予定です)


「なめられるな」は保育ではない! - 2016.07.05 Tue

セミナーの中でも多くの方が、その園や周囲の保育士の保育として疑問に感じていたことが「子供になめられるな」に代表されるような、”支配型の保育”です。


具体的にはこんな事例も寄せられました。


「保育士」という職について考える - 2016.03.24 Thu

いま"change.org"で

『保育士給与のために、一人当たり月5万円増額してください!』

というキャンペーンがエントリーされています。


子供の尊重の実践 vol.5 「保育」の実際 - 2016.03.17 Thu

この「子供の尊重」のシリーズへのたくさんのコメントや拍手などありがとうございました。
(このシリーズの記事を「子供の人権と保育の質」カテゴリーに変更しました)


この記事は自分が思っていた以上にたくさんの反響があり、ブログ以外のいろいろな方面からもリアクションがありましたが、やはり保育・教育関連からが多かったです。このテーマでの研修依頼のお問い合わせもあり、少しでもよりよい保育のために力になれたのならば幸いです。


子供の尊重の実践 vol.4  子供の姿を”過渡期”としてとらえる - 2016.03.11 Fri

お待たせしました。『子供の尊重の実践  vol.2』からの続きです。
「子供の尊重」を実践的に行うための大人の意識として、「子供を過渡期として見る」のお話をいたします。

リンク ”参加”と”排除”について考える~公立学校の発達障害に関する意識調査から - 2016.03.09 Wed

”参加”と”排除”について考える~公立学校の発達障害に関する意識調査から
(リンク先記事の元になるのは、東京都教育委員会が2015年に行った『都内公立学校における発達障がいに関する意識調査』)


発達に特徴があったり、障がいを持っていたりする要支援児への対応を考える際に、「量的平等と質的平等」がたびたび問題になったりする。
こういったことが適切に理解されていないために、現場の人間はしばしば大きく誤解をしたり混乱をきたしている。


例えば、ある行事に頑張らせて参加させることが、その子への尊重となるのか、それとも無理に参加させずとも、その子なりの時間を過ごした方がその子の尊重となるのか・・・・・・。
それを考える上でもっとも重要な『尊重』ということが適切に理解されていないので、しばしば各職員がバラバラの見解になってしまうのを見かける。


考慮すべきポイントはたくさんあるが、忘れてはならないのは、その子供本人の意思である。
しかし、「子供だから」「わからない子だから」「障がい児だから」、そのような先入観から大人はその子の意思を聞き取ることすら忘れ去ってしまうことがしばしばある。


子供本人の意思の確認もないところで、大人が一方的な決めつけで対応をしていけば、どちらにしてもそれは大人のエゴや自己満足にすぎなくなってしまいかねない。

ノーマリゼーションについても適切に理解されていない現状では、大人の考える「よかれ」は子供の本当の利益になっていないという場面も多々見られる。

”協調・画一”を重視してきたこれまでの日本の子供観からは、多様な子供への対応がまだまだ理解されていない。

このリンク先にある、「参加と排除の見取り図」は、子供への対応を考える際の参考になるカテゴリーがわかりやすく書かれている。




各保育園、幼稚園における要支援児への対応には、その保育者、もしくは施設の「子供の尊重」の理解の程度がはっきりと表れるところである。

要支援児に対して、「子供の尊重」「個人の尊重」を踏まえられた対応をしているのならば、定型発達の子供にたいしても適切な尊重をなされている割合がはるかに高くなる。

要支援児への対応には、「子供の尊重」「個人の尊重」の実践的な理解が色濃く表れるからである。

子供の尊重の実践  vol.3 補足 - 2016.02.27 Sat

前回の続きを書く前に、いくつか注意点を補足をしておきましょう。

まず、今回テーマとしていることは、あくまで「保育における”子供の尊重”」についてです。
一般の方が、家庭での子育てで多く直面する”子供の尊重”にまつわる問題とはかなり違ってくることがあると思います。


子供の尊重の実践  vol.2 ”見えない”ことが最大の問題 - 2016.02.22 Mon

前回の続き。

保育の中でそのように、子供の背中に手を当てて誘導するといった行動を普段から多用している人を観察しているといろいろなことが見えてきます。


子供の尊重の実践  vol.1「思考の演習」 - 2016.02.13 Sat

この記事は保育士など、主に職業的に子供に携わる人向けの内容です。

「子供の尊重」って理念はわかっても、それを実践レベルで理解することはなかなか難しいです。

なぜなら、それはなかなか目に見えないからです。
なんで目に見えないのでしょう?
それは、自分が持っている先入観と相容れないことがたくさんあるからです。
理念をきちんと理解した上で、問題意識を持って子供に関わっていなければ見えてきません。


子供の尊重の実践 vol.0 - 2016.02.10 Wed

今日はやや子供関連のお仕事をしている人向けの内容です。

「子供の尊重」。
このことをきちんと理解している人は、子供関係の仕事をしている人でも、必ずしもそう多くありません。
理念としては理解をしていても、実践には現われていない人も少なくありません。

おそらくそれは本当に「理解している」のではなく、「”子供を尊重する”ということは大事なんだ」と理解しているにすぎないのでしょう。
言葉ではすごく立派なことを言うのに、実際の子供への関わり方はとても尊重と呼べるものではないといった人を大勢見ています。
理念だけで実践がともなっていないのです。

そのように「子供の尊重」という言葉だけが独り歩きしていることはとても大きな問題です。


リンク 『朝夕は保育士1人でもOKに…?保育業界のニュースに7割が反対!』 - 2015.08.23 Sun

 このところ執筆にかかりきりで僕もしらなかったのですが、保育園をめぐってこんな動きが出てきていました。

朝夕は保育士1人でもOKに…?保育業界のニュースに7割が反対!(保育のお仕事)


『ルポ 保育崩壊』(岩波新書) - 2015.07.24 Fri


各方面でこの本が話題になっています。


”弱さ”の尊重 - 2015.06.27 Sat

いよいよ明日が研究発表の日なのですが、そのなかで「全一性(integrity)」という言葉がでてきます。

明日の発表では、時間の関係であまりここを掘り下げてお話しできないので、ここにわかりやすく書いておこうと思います。


保育における「問題意識」 - 2015.01.24 Sat

『保育施設での増加する死亡事故と保育のあり方』の中で、

「問題意識が必要」という話がでてきました。
現代の保育では、僕はこのことが非常に大切だと考えています。


保育施設での増加する死亡事故と保育のあり方 - 2015.01.21 Wed

保育施設での死亡事故が2008年より、年々増加し続けています。
特に認可外保育施設での事故が、その多くを占めています。

そのすべてが施設側の過失というわけではありませんが、やはり過失や不注意による事故が増えているのも事実です。


事故の経緯などを調べていると、プールでの水死など施設側にも過失があるであろうことが明らかなものでも、過失のないただの事故であるとの施設側の主張で裁判になっているものなども少なくなく、普段から責任を持った保育ができていたのか疑問に感じるようなケースもあります。


論文の補足 - 2014.10.30 Thu

ちょっといま忙しくなってしまったのと、モチベーションが上がらないのとで
『ノーマリゼーション -気づこうとしなければずっと気づかないこと-vol.2』こちらの続きは落ち着いてから書きます。

論文について、いくつかご指摘や質問がありましたのでこちらは先にお答えしておきます。


ノーマリゼーション -気づこうとしなければずっと気づかないこと-vol.2 - 2014.10.27 Mon

(再掲載) mylinさんへ

ただいまメールフォームは準備中です。
お手数をかけて申し訳ありませんが、本分下部の”ブログ拍手”のところからですと、公開設定で「公開しない」を選べますのでそちらにメールアドレスでも記載いただけばこちらよりご連絡いたします。
どうぞよろしくお願いいたします。



前回の続きです。

ノーマリゼーション -気づこうとしなければずっと気づかないこと-vol.1 - 2014.10.25 Sat

小論文をたくさんの方に読んでいただいてありがとうございました。
ちょっと専門的な内容かとは思いましたが、一般の方にも広く関心を持ってもらえたことはとてもうれしいです。

早速いくつか研修等で使用したいというお申し出もいただきました。
もちろん自由に使って頂いてかまいません。その際、一応このブログからという出典の明記をお願いします。
少しでも多くの子供の健全育成のために役立ってくれれば、これにすぐる喜びはありません。
もし、どのような取り組みに利用したということを簡単にでも報告していただけましたら、僕の方としても大変参考になります。
どうか皆々様のご活躍を祈念いたします。



今回は、ノーマリゼーションの実践の実例のお話です。


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楽しく無理のない子育てを広めたいと2009年ブログ開設。多くの方の応援があって著作の出版や講演活動をするようになりました。 現在は、子育て講演や保育士セミナーの他、『たまひよ』や『AERA with Baby 』等の子育て雑誌の監修やコラム執筆。『ジョブデポ保育士』の監修や育児相談などをいたしております。

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