2017-06

早期教育の代わりにしてきたこと - 2017.04.22 Sat

僕は我が子に早期教育的なことはまったくしてきていません。
過去記事をお読みの方はご存知かと思いますが、むしろその逆ですらあります。

それはもちろん子供の将来や教育に無関心であるからではありません。
息子や娘にはその人生のなかで幸せになって欲しいと心から思っています。

しかし、個人の幸せはその本人しか作れないということを僕は重視しています。


早期教育のあり方の変遷 - 2017.04.06 Thu

早期教育にもいろいろあります。

初期の頃の早期教育は主に「パターン学習」を主とするものでした。


早期教育を目指す親のあり方について考える vol.2 - 2017.04.05 Wed

一般に早期教育の是非は、早期教育”そのもの”が問題(or効果的)か否かという点で論じられますが、僕はそのレベルよりももっと身近なミクロ的な実際の子育ての場面で起こっていることから、ここでは考えています。
その焦点となるのが、「早期教育をすることにより子育てが難しくなってしまう」実際のケースの傾向から気をつけたい点を考慮することです。

僕がこれを書く動機は、子供のためによかれと思ってすることで結果的に苦しんでしまう子供や親を見てきたためです。また、そのような傾向で育てられたがゆえに大人になってからも苦しむ人の声を聞いてきたからでもあります。

子育てをする上での一助としていただければ幸いです。



では、前回からの続きです。


早期教育を目指す親のあり方について考える vol.1 - 2017.04.02 Sun

早期教育についてどう思うかという質問をいただきました。
過去記事にもすでに述べている箇所はいくつかありますが、それとは違った切り口で書いてみます。


早期教育されていた子のある事例 Vol.6 - 2012.05.24 Thu

前回からの続きです。


ひとつには、作られたモチベーションの限界というものが考えらえる。
もうひとつは、親の余裕のなさだと思われる。

子供は親の意に沿おうとするものであるので、勉強をすることで親が喜んでくれたり、認めてくれたりすることで、子供はそこにモチベーションを見出していく。

そこで常に円満に満足感を得られていればよいが、ひとつのことを終えても次へ次へと上乗せされていく要求に、子供の心のキャパシティを超えてしまったり、それでもさらに頑張り続けることで、精神的に疲れてしまうことがある。

また、続けているうちに親にとってそれが当たり前になってしまい、認めてあげたり、褒めてあげたりすることは少なくなり、むしろダメだしすることすらでてきてしまう。

そうなってしまうと、子供としてもそれにモチベーションを見いだせなくなってしまう。

素直な子ほど、そうなってもさらに親の期待に応えようとがんばってしまう。
こういったことの影響はは、程度にもよるし子供の性格にもよる部分が大きいだろう。


早期教育されていた子のある事例 Vol.5 - 2012.05.18 Fri

前回からの続き。

卒園式の当日、その子は普段からは誰も想像もできなかったような姿を見せる。

そういう日は、子供たちは緊張したり、興奮したりして、極端にはしゃいだりふざけたりする姿を見せることはよくあること。
式が始まる前、その子もやはりそんな様子で落ち着かなかった。
ただ、そのときから普段はあまりふざけたりする子でないので、なんかちょっと変だなという違和感はあった。

早期教育されていた子のある事例 Vol.4 - 2012.05.14 Mon

ある年長の女児の事例。

父母、その子の3人家族。
もともとのもって生まれた性格からして、とても穏やか、素直で落ち着いた子であった。
普通にいけば、おそらくもっとも育てやすい、伸ばしやすい部類の子供であったと思われるのだが、ある時期から、小学校受験を目標とした早期教育に親が熱心になる。



早期教育されていた子のある事例 Vol.3 - 2012.05.09 Wed

早期教育をしたからといって、よしんばそれが多少うまくいかなかったとしても、まあたいていはそれで取り返しのつかないような失敗になるということはなく、それなりに子供は育っていくものです。

でもなかには、これは将来にわたっても心配だというケースを目にすることもあります。



早期教育されていた子のある事例 Vol.2 - 2012.05.06 Sun

前回の続きです。

今回はなぜこういう風になってしまっているのか、という点を考えてみたいと思います。

まず、彼らの余裕のなさ、変な甘えの出し方というのは、多大な我慢をしているということから来ているように感じます。

現在進行形で我慢しているだけでなく、もっと小さい時からの我慢の蓄積があるでしょう。おそらくそれは、早期教育以前からの親の養育態度とも密接に関わっていると思います。



早期教育されていた子のある事例 Vol.1 - 2012.05.01 Tue

保育園へ通う家庭も地域によって、いろいろな傾向があるところもあります。

ある保育園であった話です。その保育園では両親共企業でフルタイムで働いている家庭が多いところでした。
とくに、その年の年長クラスはそういった家庭が多く、私立小学校に受験を考えていたりと教育熱心な傾向が強いクラスでした。

習い事というよりも、勉強・早期教育の類です。
まあ、そういったことは昨今珍しくもないのですが、このクラスの場合はその率が高くて、とても顕著にそれに付き物の特徴がでていたのでした。

その特徴というのも、いくつもあります。
これからそれを上げていきますが、必ずしも全員に全部でているというわけではありません。
まあ、全部でてしまっている子もなかにはいましたが。
また、早期教育をしたからといって必ずそうなると言うものでもないでしょう。(可能性は否定しませんけど)
あくまで、そのクラスでの事例です。


絵本を読み聞かせる vs 絵本を自分で読ませる - 2012.04.18 Wed

先日、図書館で調べ物をしていたら、子供関連の書棚に二冊の本が隣り合って並んでいるのを見つけました。
まったくの偶然でしょうけれど、その二冊がものの見事に、子供が本を読むことに関しての反対のことを言っている本だったので、なんとなく面白かったので二つとも読んでみました。

その二冊というのが、



息子5歳 早期教育をせずに来てよかったと今思うこと - 2011.01.27 Thu

今回はタイトル通り5歳になった息子の今の姿をみて、早期教育をしないでいてよかったな~と思えることについて書いてみようかと思います。

息子の育ちを振り返って良いところはたくさんあるのだけど、これまで早期教育をしてこなくて良かったという点にしぼっていえばこういうことです。

それは「学ぶ力」です。「何かを知りたいと思う意欲」と言ったほうが正確かな。
先月5歳になり、今彼は好奇心やわからないことを知りたいと思う気持ちにあふれています。

最も多い検索キーワード 「早期教育 メリット」 - 2011.01.24 Mon

先日、アクセス解析を導入してどんなキーワードでこのブログに来てくださるのかもわかるようになりました。

それを見ると「なるほど世の中の人はこんな子育ての悩みがあるのか~」などいろいろ参考になることがあって、そういったことも今後記事の中で反映していければと思っています。

その中でも、特にというか圧倒的に多かったのが「早期教育 メリット」などの「早期教育」関連の検索ワードです。(ちなみに次くらいに多かったのは「叱らない子育て」でした)
ただ、早期教育の「デメリット」や「弊害」というのはとても少なく、やはりこのところの「早期教育ブーム」を反映してか、「メリット」を調べるために検索している方が大多数のようです。

でも、「メリット」を調べているということは、まだ「早期教育」に懐疑的な部分もあるということなのかもしれませんね。

このように「早期教育」の関心が高まっているようなので、これまで「日本の子育て文化」の中に入れていましたが、新たに「早期教育」カテゴリを設置しました。
早期教育に関連の過去記事はそちらから見やすくなったかと存じます。

自然とこどもと遊び - 2010.07.02 Fri

先日ニュースを見ていたら、そのなかで「こども時代にたくさん自然に触れたほうが、その後意欲的な人間になるというデータがでた」という話を耳にしました。

ほかの事をしながら見てたのでどこが出したデータなのか聞きそびれてしまいましたが、まあそうなるのも当然でしょうね。


自然の中にはこどもが能動的に関われるものがたくさん、それこそ無数にあります。

大人が作り出したおもちゃのような人工物には、大人が(こどもよりはるかに小さな創造力で)想定した関わり方と、それプラスこどもが自分で創り出した関わり方しかありません。

まあ、自然にはかなわないです。

ましてや大人が、「こどものどこそこを伸ばしてやろう」などと上から目線で作ったものでは高が知れています。



だから、「こどもの知能を伸ばす知育玩具」なんてのは実際それほど、こどもを伸ばしてはいないんですよ。

おもちゃだったらそれより、基本の部分だけ作って、あとはこどもの創造力にまかせて遊べるようなシンプルなものの方がずっとこどもを伸ばすと僕は思います。


もちろん、それも自然という大きな経験の場で過ごしてこそ、その経験を生かしてよりよく使えるってもんです。





早期外国語教育について - 2010.06.28 Mon

早期外国語教育は、こどものうちから母国語以外の言語に親しませて、外国語も習得させてしまおうという考えの早期教育です。

いま日本で多いのは英語教育だと思います。


たしかに、多くの人が自分自身の英語の勉強で苦労していますよね。
中学生以来あれほど勉強させられたのに、簡単な会話すら難しかったという経験をお持ちの方は少なくないと思います。

それが、こどものうちに触れさせてあげることで簡単に習得できるようになるという話があれば大変魅力的に聞こえることは間違いありません。

また、「言葉を習って覚えるこどもはいない。こどものうちであれば自然に覚えられるのだ」という常識(?)とも思われる理屈をあげられると、まったくそのように感じてしまうことでしょう。


たしかに、こどもの記憶力・適応力にはとても優れた面があるので、外国語に触れさせれば身につけてしまう部分はあります。

一見いいことのようですが、実は落とし穴があります。






早期教育の弊害 Vol.2 - 2010.06.26 Sat

前回からの続きです。



ある事例があります。

2歳クラスの男の子でしたので、2歳クラスとはいってもあと数ヶ月で3歳になる子でした。
ほとんど言葉がでません。

たしかに言葉の発達は個人差の大きいものではありますが、その子の場合は母親のその子への関心の薄さ、関わりの少なさがもっとも大きな原因のようでした。また、なんらかの障害があるわけではありません。


保育士からは、もっと言葉をかけたり共感したりする経験をもつように勧めたのですが、母親は自分に原因があると考えたくないのか、それともなにかすることで言葉がでることを期待したのか、こども向け英語教室に通わせました。







早期教育の弊害 Vol.1 - 2010.06.25 Fri

今回は、早期教育の弊害といえるところを見ていきたいと思います。

前にもお話したとおり僕は研究者とかではないので、データうんぬんよりもローカルな視点で見てきた、経験してきたことを中心に。


前々からずいぶん早期教育について考えてきたのですが、なんか『日本の子育て文化 排泄の自立 その1~3』で書いたような、「排泄を早期に確立させようとあせる親と、それに適応できなくてさまざまな問題行動などの影響を表してくるこども」この構造とよく似たことがあるのに気がつきました。

僕のこどもへの関わりのスタンスは、お箸でも排泄でも、遊びでも、挨拶などの人との関わりでもこどもに十分にその力が備わってからすればいいというものです。

「こどもの負担は最小限に、達成感は最大限に」というやつです。


以前の排泄のところで、オムツをはずすのを急いでしまって、結果としてとれないばかりか、イライラしたり情緒不安定になったり、発達に良くない影響をあたえてしまうことがある、という例をいくつかあげました。

叱咤激励したり、時間で行かせたり、ときには人格を辱しめたりして早期におむつを取る、または取れたように「親が思える状況」というのは作り出せます。しかし、そのために多くのことが犠牲になります。


早期教育でも同じ構造があります。






なぜいま早期教育が注目されるのか? - 2010.06.22 Tue

早期教育というのは以前からあるものですが、ここ最近さらに関心が高まり、またその内容も変化しつつあります。
おそらく様々な要因が重なって、いまの状況を生んでいると思います。


早期教育を考えるにあたって、なにがそれを必要としているからなのか、それを知ることはいろいろな問題を乗り越える上で大事なことだと思うので、とりあえず思いつくことをあげてみたいと思います。




・学校教育に対する不安・不満

・ゆとり教育に対する反動


・ニート・ひきこもりなどの社会現象への不安

・「勝ち組・負け組」という言葉に表されるような、社会格差に対する不安



・少子化による、一人一人の子に対する期待の高まり

・また少子化により、一人当たりにかけられる金銭の増大

・親世代の価値観の変化 (ex.金銭観、人生観、幸福観、セレブ志向など)

・親の自己実現の投影(親の希望や、親自身のコンプレックスの克服をこどもに託す など)

・子育てに対する不安・自信の持てなさ


・経済悪化により、『早期教育』という大きな市場への企業の関心の増大

・また、それら企業・マスコミによる宣伝効果



ざっと思いつくところをあげてみましたがどうでしょうか?

これらを簡単にまとめてしまえば、上から ・学校・教育に関する不安  ・社会に対する不安  ・こども、子育てに対する価値観  ・商業的な側面

といった感じです。



こういったものやそれぞれの個々の事情などがあいまって、いま早期教育への関心が高まっているのではないでしょうか。

これはアンケート調査などで導きだされたものではなく、はなはだ僕の主観によって上げたものですから断言できるものではありませんが、どうも多分に「不安感」というものが大きなウエイトを占めているようです。







早期教育の利点 - 2010.06.20 Sun

まず初めにお断りしておきますが、僕は早期教育の必要性はほとんど感じません。
むしろ、過度な早期教育は得るもの以上に失うものが多いと思っています。

(ここでいう早期教育には英才教育・ギフテッド教育の類を含みません。僕はそれらの例に関わっていませんので、除外します。
英才教育・ギフテッド教育とは、すでに特別秀でた能力を持っている子にその能力を伸ばせるよう行う教育のことです。)


早期教育が必要であると思う人が、その必要性の根拠になるものを求めようと思えば、書籍にもネット上にもたくさんの補強材料がみつかることでしょう。

反対に、早期教育に弊害があると思う人が同じようにその根拠を探せばやはり、早期養育の弊害や、無駄を訴えるたくさんの情報がみつかります。


人は信じたいものだけを、取り入れて信じるものです。
だから、早期教育をさせたいと親御さんが思うのならば、僕は止めようとは思いません。

なにごともバランスが肝腎で、適度にするならば必ずしも無駄とは言えないからです。


僕はわりと多くの早期教育をしている家庭の子をみています。
とても裕福な家庭で毎月の習い事に数十万円かけられるうちから、保育園に通う普通の家庭でしているうちまで様々なケースを知っています。


そういう経験から、僕なりに感じた早期教育の利点と欠点があります。


ネットなどで探せば、学術的な考察ってのはたくさんあると思いますので、もっとローカルな視点で感じたことを書いていこうと思います。


そして、今回は「早期教育の利点」についてです。







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