2017-10

親のタイプから考える子育ての形 vol.13 「支配型」からの脱出6 - 2017.08.06 Sun

◆「ちゃんと、きちんと、しっかり」は注意信号

日本の子育ての価値観では、どうにも「親は完全無欠の存在」であることを求めているようなところがあります。

「ちゃんと、きちんと、しっかり」

これらのフレーズが子育てのいろいろな場面で出てきます。


これは子供にも盛んに求めますが、無意識のうちに親である自分にも向け、さらには他の大人に対しても向けています。

その多くが、否定の方向で向けられます。


過干渉や支配から変えるほんのひと匙 - 2017.08.05 Sat

娘が食事をしていて、食べる際にキャベツの千切りを何度かお皿からこぼしていました。

僕がかける言葉は、

「そこにキャベツこぼしてますよ」

の一言だけ。


過干渉や支配が慢性化して大人の言葉をスルーするクセがついていない子であれば、それで十分。

また別のとき、こぼして食べていたら「こぼしてますよ」と一度言うだけ。


叱る必要も、くどくど注意する必要もまったくない。
それで子供は十分成長していきます。

それは自分で気づいて、自分で取るべき行動をとるようになる主体的な成長です。
「くどくど注意されてできるようになった」というのは、作られた成長にすぎません。
それはあまり本当の身にはならないもの。


ただ、子供はすぐに習得するわけでも、失敗がないわけでもありません。
そこはおおらかにみていく必要があります。

この「おおらかさ」は、別の見方をすると「子供を信じている」ということ。

「信じてもらえている」という実感を持っている子は、ものごとへの意欲がたくさんわいてきます。


ひるがえってみてみると、過干渉がスタンダードだったこの約50年間の日本の子育ては、

「信じてもらえない」 → 「自分に自信が持てない」 → 積極的にものごとに取り組むのが苦手・他者と関わるのが苦手

という子育てをしてきたと言えるでしょう。

「いまこうしなければ、将来そうならなくなるのでは?」という不安について vol.2 - 2017.08.04 Fri

僕はもともと文章がうまくないので、思っていることがスラスラと文になりません。
なんだかこの頃プチスランプで、文が書けない病におちいっています。
この文章を書くのも4回書き直してようやくでした。

こういうときは、まったく書かないか、駄文でいいから好きな書きたいものだけ書いてみるのがいいようです。
まあ、こんなプチスランプはしょっちゅうなのですが(笑)


さて、では少し日が空いてしまいましたが、前の続きです。



「いまこうしなければ、将来そうならなくなるのでは?」という不安について vol.1 - 2017.07.28 Fri

「子供に支配的に関わってしまう」
「子供が心配で過保護に関わってしまう」
「子供が自分でしないのを見て過干渉に関わってしまう」

こういった関わり方の傾向を持っている人の背景に、タイトルにした

・「いまこうしなければ、将来そうならなくなるのでは?」という不安

があるケースがあります。
この不安がある人の場合は、子供への関わりが激化しやすいです。

親のタイプから考える子育ての形 vol.12 「支配型」からの脱出5 - 2017.07.24 Mon

「支配型の子育て」ゆえに、自身の生きづらさや難しい性格を抱えさせられてしまった人、またそれゆえに自身の子育てがしんどくなってしまっている人が、それを乗り越えていくのは「こうすれば解決できます」というものがあるわけではなく、それぞれが違ってきます。


その中でひとつポイントになるところは、自分の親との関係です。


親のタイプから考える子育ての形 vol.11 「支配型」からの脱出4 - 2017.07.23 Sun

一連の記事に、たくさんのコメントありがとうございます。
本当に、この「支配型の子育て」の問題で苦しんでしまっている人がたくさんいるのを身にしみて感じます。

この「支配型の子育て」の問題は、日本の子育てのとても大きな課題です。
首までどっぷりつかっているので、その問題があることに気づけなくなっているほどの大きな問題です。


程度の差があるだけで、非常に多くの人がこの影響を受けています。
「いいなり」や「甘やかし」などの過保護・過干渉の問題も、支配型の亜種である「優しい支配」であり、問題の本質はつながっています。

ですから、「支配型の子育て」についての知識を持つことが、多くのところで子育てをムリのないものにしていく役に立つでしょう。



親のタイプから考える子育ての形 vol.10 「支配型」からの脱出3 - 2017.07.21 Fri

支配型の子育てをされてきた人。
支配型の子育てになってしまっている人。

これらの人たちが苦しむのは、子供と一緒にいるときわき上がってくる、イライラ、怒り、どうすればいいかわからない不安といった、とても大きな感情のうねりです。

この部分が解消されないことには、根本的なところで子育てがラクになっていけません。


親のタイプから考える子育ての形 vol.9 「支配型」からの脱出2 - 2017.07.21 Fri

前の記事より「支配型」からの脱出について書いていますが、まず親自身の在り方「持たされている」ところから見ています。

この支配型の子育ては大変根深いために、上辺のテクニックのようなもので簡単に乗り越えられるようなものでもありません。

自身がなぜそうなってしまうのか?という「気づき」がどうしても欠かせないのです。
ですので、そこから掘り起こして書いております。


親のタイプから考える子育ての形 vol.8 「支配型」からの脱出 - 2017.07.20 Thu

「支配型」の子育ては、その人の程度にももちろん寄るけれど、それを変えていくのは簡単ではないと言えるでしょう。

これもやはり「持たされている」ことがとても多いです。

「支配型」の子育てを受けて育った人は、ほとんど無意識のうちに「支配型」の子育てをしてしまいます。



「いいなり」は「しつけ」が生み出した - 2017.07.19 Wed

子育ての仕方は「持たされている」というのが、多くの人にとっての事実だと僕は感じています。

”さあ、子供が産まれました。では、そこからまっさらなところに子育ての方法を書き込んでいきましょう”ということはまずありえません。
ほとんどの人が、すでに自身の生育歴から、なんらかの子育ての方法を「持たされて」います。


親のタイプから考える子育ての形 vol.7 「いいなり型」からの脱出3 - 2017.07.16 Sun

さらに、つづき。

「いいなり型」になってしまっている人に、「いいなりになるのをやめましょう」といって簡単にやめられるでしょうか?

たいていの場合は無理です。
そこに力を入れたとしても、そのときだけで長続きしなかったり、もしくは大人の方が不機嫌さをまとった対応になりそこから子供の姿が難しくなったり、怒る、叱るということでの押さえつけ、無視や疎外を引き起こすケースもあります。


親のタイプから考える子育ての形 vol.6 「いいなり型」からの脱出2 - 2017.07.11 Tue

前回からのつづき。

ちょっとイメージしてみて下さい。

子供と親の間に、「対人関係の関わりのモデル」という橋がかかっています。
これにはいろんなタイプの橋があります。


親のタイプから考える子育ての形 vol.5 「いいなり型」からの脱出1 - 2017.07.10 Mon

さて、長らくおまたせしました。

シリーズ最初の方の「支配型」についての対応も、この「いいなり型」からの脱出と共通点があるものも多いですので、ひととおり見終わってからまとめようと思います。


親のタイプから考える子育ての形 vol.4 - 2017.06.02 Fri

6月11日(日)のワークショップは、まだ定員に空きがあります。

テーマは「イヤイヤ期対応」と「きょうだい関係」につていですが、少人数制ワークショップですのでその他のいろいろな質問やお悩みも気軽にみなさんとお話できる場にしていきたいと思います。
お子さん連れの参加も可能です。

詳細はこちら↓
保育士おとーちゃん×東大ママ門の子育てワークショップ



さて、では前回の続き。
次は「3,放任型」についてです。
(本日は1本を深夜にUPしておりますので、2本ブログ記事更新になっています。ご注意下さい)


親のタイプから考える子育ての形 vol.3 - 2017.06.02 Fri

更新の間が空いてしまいすみません。
タイプ別子育ての続きを書いていきますね。


2,いいなり型
a,「甘やかし」タイプ
b,「イライラ」タイプ


前記事について - 2017.05.21 Sun

どう対処していけばいいのか?といったご質問がありました。
それについてももちろん今後述べていくつもりです。

ただ、現在のところ大変メール相談が混み合っておりまして、ブログ記事を書く時間が取れないでおります。
少しずつまとめていきますね。


メール相談の返信をお待ちの方は、ひとつひとつ丁寧に拝見して返信を書いておりますので、少々お時間がかかります。
いましばらくお待ち下さい。

親のタイプから考える子育ての形 vol.2 - 2017.05.17 Wed

前記事で、1,支配型のところ、上段の一覧では、

b,「エゴ」タイプ
c,「勉強熱心」タイプ

と記載しておりましたが、

b,「勉強熱心」タイプ
c,「エゴ」タイプ

正しくはこちらでした。訂正いたします。(現在、前記事は修正済み)


では前回の続きから。


親のタイプから考える子育ての形 - 2017.05.16 Tue

子育てにもいろいろなタイプがあります。
子育てはバランスが大事なので、どれが良いというものではありませんし、どれなら悪いというものでもありません。
ただ、どれかにかたよりすぎれば問題が出やすいと思います。

そんなわけで、多く見られる子育てのタイプをまとめてみました。
もちろん、こればかりでもないですし、実際のところは個々により違いもありますが、自分がどういったタイプなのかざっとでもつかんでもらうことで、バランスをとる助けになってくれればと思います。


”小言過干渉” - 2015.06.18 Thu

前回話したことの具体例のひとつをあげましょう。



リンク 『私ばかりが損している!不満を爆発させる前に気付くべきこと』 - 2015.06.16 Tue

まず、はじめにこちらを読んでみて下さい。

『私ばかりが損している!不満を爆発させる前に気付くべきこと』  (PHPファミリー)


意識しない過保護 - 2014.01.10 Fri

時々うちの妻は、意識しないで過保護をします。

例えば、息子が学校の持ち物で「明日ぞうきん持ってきってって先生にいわれたよ」と言えば、それをカバンに入れるところまでやってしまったり。


成長の瞬間  Vol.3   - 2013.05.27 Mon

前回の補足。

とはいえ、絶対に手伝うのがいけないと考える必要もありません。


成長の瞬間  Vol.2  ―「できない」も経験のうち― - 2013.05.16 Thu

子供は遊びの中で様々な自分の能力をつかっているわけですが、そのなかには「まだ自分の力ではできない」ということも当然でてきます。

そして、この「今の自分になにができて、なにができないのだ」ということを自分で知ること、そういった認識や意識というものをもつことも、いくつかの面から必要なことだと思います。


成長の瞬間  Vol.1 - 2013.05.13 Mon

先日、お弁当をもってアスレチックのある公園へ行ってきました。






ロッテンマイヤーさんシンドローム - 2012.12.08 Sat

ロッテンマイヤーさんとは、もちろんあのロッテンマイヤーさんですね。

アニメの『アルプスの少女ハイジ』にでてくるクララの個人家庭教師にロッテンマイヤーさんという人がいます。
見たことのない人はご存知ないとは思いますが、とても素晴らしいアニメですので機会があったらぜひ見てくださいね。


レストランでどうすればよかったか - 2012.10.23 Tue

『しつけの弊害』の記事での、レストランでのケースで、では実際どう対応したらよいのかという質問がありました。

当然そういう疑問がわきますよね。

父親の育児参加の記事以来、「子供を伸ばす関わり」「叩くこと」「しつけ」についての記事が取り混ぜられてUPされているのですが、これらの記事は実は互いに関連し合っています。


子供を伸ばす関わり方 Vol.3 - 2012.10.16 Tue

前回書いたような「子供を伸ばす関わり方」だが、実を言えばそもそも「子供を伸ばそう!」と思ってやっていたわけでも、やっているわけでもない。

ただ単に、子供を一人の人間として尊重しただけである。


以前にも何度か言及しているが、「子供への視点」の問題なのだ。



子供を伸ばす関わり方 Vol.2 - 2012.10.15 Mon

これまでの日本の子育てというのは、「指示」「禁止」「教え込む」を軸に構成されているので、過干渉になりやすいし、また子供そのものの力を伸ばすということにつながらないことをしていることも多い。

例をとって説明しよう。



子供を伸ばす関わり方 - 2012.10.14 Sun

公園に1歳半くらいの女の子とその母・祖母が遊びに来ていた。

その女の子は、歩くのはもうそれなりにしっかりしている。
言葉はほとんど出ていない様子。



現代の子育て ⇒ 過干渉 - 2012.09.19 Wed

むーちゃんと二人で先日、東武鉄道博物館へ行ってきました。

平日でしたが幼稚園が3つくらいと、小学校2年生の遠足(社会科見学?)がひとつあって、けっこう混んでいました。
1、2歳児の親子連れ(orおじいちゃんおばあちゃんと)も結構見られました。

見るともなしに見ていて、おじいちゃんおばあちゃんはしょうがないにしても、ほとんどの親子は過干渉気味。2組だけ放任気味。

まぁ、休みの日に子供が楽しめるようにとそういうところに連れてくるのだから、子供に関心の高い家庭が多いわけだから、放任か過干渉かで考えたらやや過干渉が多く見えるのはそのせいもあるでしょうけれども。



NEW ENTRY «  | BLOG TOP |  » OLD ENTRY

ごあいさつ

ただいまコメント欄での子育て相談は休止中です。 お悩みのコメント下さっても回答を差し上げることができません。 申し訳ありませんが、過去記事、すでにある返信コメントなどを参考になさってください。 多くの相談への返信がすでにあります。関連するカテゴリーから探す、検索を使って探すなど利用してみてください。 多忙になってしまい、コメントへの返信ができなくなってしまいましたが、お寄せいただいたコメントにはすべて目を通し更新の励みになっております。ありがとうございます。

最新刊

よければレヴューも書いてね!

前作!

最新記事

最新コメント

プロフィール

保育士おとーちゃん

Author:保育士おとーちゃん
当ブログはあくまで個人ブログであり、記事の内容および相談・コメントの返信等は効果を保障するものではありません。
ご利用に当たっては自己責任でお願いします。

楽しく無理のない子育てを広めたいと2009年ブログ開設。多くの方の応援があって著作の出版や講演活動をするようになりました。 現在は、子育て講演や保育士セミナーの他、『たまひよ』や『AERA with Baby 』等の子育て雑誌の監修やコラム執筆。『ジョブデポ保育士』の監修や育児相談などをいたしております。

講演等のご依頼

講演・ワークショップ等のご依頼はFacebookのメッセージ または『保育士おとーちゃんホームページ』 http://hoikushioto-chan.jimdo.com/ よりどうぞ。

カテゴリ

はじめにお読みください (1)
【まとめ】記事 (2)
子育てノウハウ? (75)
子育て日記 (13)
保育園・幼稚園 (90)
日本の子育て文化 (169)
おもちゃ (27)
叱らなくていい子育て (9)
排泄の自立 (11)
『魔の2歳児』 (5)
子育てまめ知識特集 (4)
あそび (41)
おすすめグッズ (8)
おすすめ絵本 (23)
食事について (15)
過保護と過干渉 (44)
満たされた子供 (7)
早期教育 (19)
我が家の子育て日記 (89)
心の育て方 (91)
相談 (84)
子供の人権と保育の質 (56)
その他 (57)
未分類 (21)
講座・ワークショップ (75)
父親の子育て参加について (3)
雑誌・メディア (20)
子育てに苦しむ人へ (6)

保育ひろば

保育ひろば

楽天

FC2カウンター

全記事表示リンク

全ての記事を表示する

おしらせ♪

当ブログはリンクフリーです。トラックバック・リンクはご自由にどうぞ。 しかし、本文・コメント・その他を含めて著作権は私にありますので、引用・転載する場合は連絡をお願いします。また引用元の記載も併せてお願いします。 なお写真の転載はお断りいたします。

ランキングに参加しています

検索フォーム

月別アーカイブ

リンク

このブログをリンクに追加する

QRコード

QRコード

アクセス解析