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2024-03

《プラスの関わりとマイナスの関わり》 Vol.2 - 2014.03.06 Thu

ここからは実際の関わり。

これまで「マイナスの関わり」が多くなってしまっていた人は、子供の良くない部分を見てそこを指摘することがクセになってしまっています。

クセを変えるのは少々大変かもしれないけど、大人の自分自身の行動の部分ですから意識さえきちんと持てばできないことではないでしょう。





「子供の良くない部分を見てそこを指摘すること」これの逆というのは、つまりこれまでにも何度も書いている「認める」ということです。

これは過去記事を検索するといろいろ見つかると思います。
一応参考のひとつとして『Fがない』をあげておきます。



例えば、子供がなんかしてくれたとき、子供の顔をちゃんと見て笑顔でにっこり「ありがとう」と言う、こんなことも「認める」という行為なのです。


「ありがとう」というのは、単にお礼の言葉というだけでなく、あなたの行為を「認める」ということであり、ひいてはあなたの存在を「認める」ということになります。

生活の中にそういった部分がたくさんあると、自然と認めるということができていいきますよね。


わざわざなにかをしなくとも、マイナスの部分を見る関わりでなく、プラスの部分を見る姿勢を大人がもっていると、これまでに普通にしていることのなかにもそういう部分はけっこうあるものです。


ないなら作ったっていいのです。

例えば、おむつ替えの時おむつを持ってきてもらったり、ズボンを脱がす間手に持っててもらったり、そんなちょっとしたことでも、「ありがとねー」って笑顔で言ってもらえれば子供にとってはとてもプラスになるものです。




「いいよー」に関してもですね。

最初っから大人が、子供を「誘導してやろう」というような気持ちで使ってしまうと、これはやっぱり子供はなにかひっかかるものを感じるのですね。

なので、元の記事には「魔法の言葉」などとオーバーな言葉を使っちゃってますが、それで子供が「大人の思い通りに誘導される」ということではないわけです。


子供にマイナスの関わり方・言葉掛けをしてしまうところを、子供の自発的な行動へと切り替えることによって、同じ場面でもそれをプラスの方向に変えていけるというところがキモになっているのです。

なので、結局「いいよー」も「誘導してやろう」という意味合いで使ってしまえば、さほど意味がありません。



こういった関わりは、普段から自然体で使えているといいと思う。

「モイッカイ、ホンヨンデー」 「いいよー」
「オカワリチョウダイ」 「いいよー」
「ダッコシテー」 「いいよー」

といった、普通のいい場面で使っている言葉であるから、なにか子供に行動を促すようなシーンで使った時も、それをすんなりといいものとして受け取っていけるのではないかと思います。


また、誘導しようとして「いいよー」を使っているわけではないので、それで子供が従わなかったとしてもそれはそれでいいのです。




「かわいい子供にしよう」「よく笑う赤ちゃんにしよう」といった記事がブログの昔の記事にもありますが、この第二回目に先立つ第一回のお話が「子育ての第一の目標はかわいい子を目指すことですよ」という内容でした。

これも実は、生活・子育ての中に「プラスをたくさん散りばめておいてほしい」ということなのでした。

子供が一人歩きをするようになると、どうしても止めたり行動を制限したりということが増えます。
これは当然でしょうがないことです。

でもだからこそ、その前の段階では子供への余計な要求や、心配の先取りをするよりも、たくさんプラスの関わりだけをただ積み重ねるだけでいいのです。

そこでのプラスの貯金が、その後一人歩きをするようになり、さらに2歳になり成長期を迎えるにあたってのさまざまな関わりの中で生きてくるのです。

前回お話した、「プラスがたくさんあって、マイナスが少しだけ意味を持てる」というあれですね。


この講演はちょうど0、1歳対象だったのでこういう構成にしたのですが、別に「かわいがること」に遅いなんてことはないですから、何歳だってそのときからプラスを多くしようとしたって全然いいはずです。


よく「祖父母が甘やかして困る」などといった悩みもありますが、たしかに行き過ぎはよくありませんが、こういう面で忙しい(または叱ったり注意をしなければならない)親に代わって祖父母がプラスの関わりをすることでバランスが取れているというようなこともあるわけです。
関連記事

● COMMENT ●

2歳の遊びについて

このブログに助けられて本当にありがたいなと思いながらいつも拝見させていただいています。

今月で2歳10ヵ月になる息子がいます。


今回の記事のテーマとは関係なくて恐縮なのですがご相談したくコメントいたしました。

遊びに変化を持たせたいと思っているのですが、いい遊びが思いつかなくて困っています。

どうしても、毎日同じことばかりだと私自身が飽きてしまいまして…。


息子が好きなことは、体を動かすごっこ遊び(息子が消防士さん、お店やさん、大工さんなどになりきる)、乗り物のおもちゃ、レゴ、積み木、レールセットを総動員したお話づくり(息子がおもちゃを動かしながらお話をするので、私が相槌を打ったり質問したり)、絵本を読むこと、砂場遊び、絵の具でお絵かき、これらは私が全力で一緒にいればそれぞれ1時間くらいは遊び込みます。

興味がないわけではないけどすぐ飽きることは、パズル、公園の遊具です。


このような状況なのですが、何かアドバイスがあればうれしいです。たまに掃除なども一緒にしたりはしていますが、マンネリ感は拭えません…。

どうぞよろしくお願いします。

Fの仕方

フォローの声掛けで動機づけになって、マイナスからでも望ましい行動を
増やせるとのことで、叱る、制限する育児が嫌だなぁと思っていたのですが、
叱らないでどうして良いか分からなかったので、光明を得た気がしました。

2歳8か月の男の子ですが、ものをとる、突き飛ばすことで困っています。

そのために遊び場なんかで、制止すると走り出して移動し、人がいないところでしくしくと突っ伏せて泣いたり、ひっくり返って天井を仰いで。自分で涙をこらえて耐えながら次の遊びへ向かうことが多くなりました。

元々傷ついているようなかんじはあって、常に制止したり叱るのも嫌だと思っていたのですが、他のお母さんや場を仕切る方の怒り方が怖くて・・。
顔を近づけたり、大きい声で威嚇してる人、一方的に相手側に立つ、
背中をこつくようにして聞いてるのって言うひとも多かったです。
私の存在を無視して、言い聞かせを始めて成功したら、次はこう、これはダメと親きどり。。

確かに分かりやすい問題行動だとはおもいますが、私の存在が
私の子供に突き飛ばしたり、ものをとる行動、そういった場での子供の神経質さ
を生んでいるような気もしてきました。

というのも、これまでも人の中に突っ込んで行ってはないがしろに
されてきましたが、下記のようなことは最近になってみられたような気がします。


他児からの意地悪といいますか・・。
・遊ぼうとして近寄って行って、遊べそうになったので私(母親)を呼ぶのに振り向いたら後ろから思い切り突き飛ばされた。謝られず、笑われて、そのお母さんもやんわり自分の子供に対して話をするだけで、私の子供をみてよく泣いてるねと言った。
→遊びたくないときは突き飛ばして良いと思っている。テリトリーに敏感に。

・順番ぬかしをされる。親は見ていない。
→小さい子や遅い子は抜かして良いと思う。

・滑り台で一緒にすべると見せかけて勢いよく押し込まれる。
→楽しく滑ればぶつかってもしょうがないと思っている。

・使っているおもちゃが空くのを待っているが、手元に置いて自分の
ものにしている子が優先された。
→お気に入りのおもちゃにして渡さない。

・限られたスペースを占領。友達同士で使用。ここには入れないと邪魔扱い。
→無理やり入ろうとして、嫌がられ傷つく一連の動作を繰り返す。
 すぐに小さい子を邪魔扱いする。小さい子にあたる。

・真似をして嫌がられた。
→真似をされたら怒る。

・おもちゃで殴られる。
→殴ろうとします。

・ふざけて倒され覆いかぶされる。泣いていても周りの反応なし。
→小さい子にふざけた風にして倒れて乗ったりします。

その場その場で私がやられっぱなしで誰からもフォローをもらえず、
(同じことをされても謝られる方が少ないですし、監督者もやられたときには見てるだけとか大丈夫~?笑というかんじが多かった・・。もう泣きやみなさいとか、少しぶつかっただけみたいな言い方をされたり)
子供は自分のときには怒られているから負担が大きいというのは考えられないでしょうか。

そういった場面で子供の気持ちを代弁して次につなげたい、気持ちの整理を
させて、言語化して、共感したいと思うのですが、
相手がいることですし、非難するように、被害者意識を見せるようになるので、落ち着くまで抱っこするだけで、子供に我慢してもらってることが多いです。
私、嫌なことされても、他のお母さんのように、他児を叱ってないし、
なじってないし、お母さんちゃんと見といてください、注意してください
なんていったことないです。
子供が小さいときから、これをしたら嫌がられるから、先に止めようとかで
今お友達がしてるから、邪魔しないよ、嫌なんだって、そんな声掛けで・・。
苦痛で・・。


他のママさんと一緒だと周りの反応も違ったりするので、子どもと
遊びに出るようになってから、仲間で固まること、子どもに優しく
接してもらうためには、その場でどう振る舞って、雑談してみたいな
ことを考えるようになりましたが、不毛です。

子供の頭の撫で方でも、うちの子はぐるぐる押さえつけるようにされる
し、一緒に遊んでる子には強さの加減をしてもらえなかったり、わざと
危なくされたり、意地悪すれすれだったりで、おちょくられてるかんじが
します。

そういう気持ちがだれにもあるのは分かります。
その気を遣わなくてもいい、どうにかしてやろうというのは
どこから来るのでしょうか?どうやって改善したらいいでしょうか?
子供に対して、相手に対して、どうしていったらいいでしょうか?

ぶしつけな内容で申し訳ありません。


ミッフィーさん

負のスパイラルにハマっている感じが伝わってきます、大変ですね。

ところで、親子でとても不快な思いをしているのに何故そのグループに固執するのでしょうか?遊ぶ場所を変える、遊ぶ時間を変える、集団での遊びを減らすなど選択肢はたくさんあると思います。

母親のストレスは敏感な子供はすぐに察知しますし、それが子供のストレスになることも多々あります。

まずは、そのグループから離れる事が『マイナスのかかわりを減らす方法』だと思いますが、どうでしょう?

参考になりました!

はじめまして
保育園勤めといえど認可外資格なしパートの保育虫です。
アラツー(around2歳児)クラスを担当しています。

超、超何もかもゴネゴネする子に手を焼いていましたが、今回の記事、とても参考になりました!
あれですね。散らかった部屋を片付けるとき、
一気にやろうとすると大変だから
小さな小さなこと、まず紙くずをゴミ箱に入れることで達成感を得てから次へ行く。というようなメソッド!!
細かい目標を達成するという小さな一歩がやがてローマへと続くのでしょうね

おとーちゃん先生と仕事できる同僚および後輩は幸せだあ(^O^)

プラスの関わりってすごく大事なのに、油断してると全然出来てなかったーってことあります(°_°)今ちょうどそういうこと感じてたところです。
10ヶ月の息子の好奇心が旺盛になり、周りが見え始めたので日常の色々な事に積極的に関わり始めました!
「面白そう!やってみたい」が増えると、自然と制止も増えて来ますねーm(_ _)m
出来るだけ制止の必要がないようにアレコレ対策を進めていますが、どんどん不便になっていきます笑

なんだか私がそういうことに気を取られていることで、プラスの関わりが減る。息子が動ける事で、抱っこも減る。

息子とゆっくり過ごすのもあとわずかだし、いっぱい笑いあって過ごしたいなぁって思いました!

最近落とす遊びのブームがやってき始めました!おとーちゃんさんが言ってたペットボトルとストローのおもちゃ用意してあります。出番が来る日が楽しみです(((o(*゚▽゚*)o)))

こんにちは、暇さえあれば過去記事のぞいています笑

おもちゃの記事を読ませていただいて、2歳の誕生日にWAKU-BLOCK45を代理で購入させてもらいました^^
「じぃじとばぁばが積み木くれた!誕生日に!ありがとう~♪」と毎日言いながら遊んでおり、買ってよかったなぁと思いました。

1歳まではひたすらに可愛い可愛い、抱っこ抱っこで育ててきて、やや甘やかせてきたかもしれません。
それでも危険なことなどは絶対に譲らずにきたので、車がいる所では手をつないだり、おもちゃやお菓子なども駄々こねなどはなく、素直で明るい子に育ってくれました。

「良い母親になりたい」という気持ちが強く、危険なことや公共マナ‐以外のことでは自分が子どもにあわせるべきだと思っていました。
そのことにストレスを感じる自分が「だめな母親だ」と思ったこともあります。

ですが、こちらのブログを読ませていただいて、自分の感情に無理をせず嫌なことは嫌!○○に怒ってるよ!と自信を持って言えるようになりました。

成長期に突入した娘…マイナスの関わりが増えすぎないように、
先回りのプラスの関わりを意識しながら、楽しんで子育てしてきたいです^^

No title

情けなくてお恥ずかしい話なのですが、私自身が体が弱く、支援センターやサークル、園庭解放などに遊びに行くだけでも一大決心しないと行けないほどです。

毎日ご飯とお風呂と睡眠をこなすだけで精一杯。

お散歩すら満足に出来ず、よく近くの義父母に頼んでしまいます。

正直、娘には申し訳ないと悩んだり、運動発達やお友達との距離の作り方など、心配で仕方なかったのです。

が、無理にお友達と遊ばせる時期ではないとこのサイトで読んでちょっとした心の支えにしていました。

最近思いがけず自分が入院することになり、数ヶ月実母に娘を預けることになりました。

実母は活動的な性格で、のんびりな私と違い、毎日支援センターに通っては「怪我してなんぼ、ケンカしたらやり返すくらい強くなりななさい!」と、ちょっと昔風な意見なので不安でした。

しかし、おとーちゃんさんのおっしゃる通り子供の順応性ってすごいですね。

最初の1週間は大人しく周りを観察していた娘は、次の1週間は少しちょっかいを出したり掴み合いしたそうですが、3週間目にはもうほとんど掴み合いすることなく絵本やDVDで見るだけだった「順番」や「どうぞ」「ケンカはだめ、仲良し」をどんどん実行しているそうです。

もともと極度の怖がりで運動神経もよくないので、性格的に大人しいのだけかもしれません。

でも、もう2歳も半ばで、知らない間に成長しているのですね。

もちろん、もっと働きかけてあげたら早い時期からお友達と遊べたかも知れないし、周りの刺激を受けて発達したかも知れません。

それについては少し後悔するものの、ある程度まで育つのを待ってから(入院して預けたのは予想外でしたが結果的にはちょうどいい時期だった)外に出て、他の子供と無駄なトラブルを起こすのが短くてすんだのではないかと思いました。

これでよかったのか、あとからユリ戻しがくるのかはわかりません。

でも無理に小さいうちから子供同士を遊ばせようと焦って自分が疲れてしまったり、昔風の子育て方法を全面的に否定して過度な心配をしたりしなくても、子供は自然に子供なりに成長していくんだなと、おとーちゃんさんのブログに書かれている通りだなと、思いました。

まだまだ新米ママですが、おとーちゃんさんのブログを何回も読み返して、これはこんな解釈かな?今のうちの子に当てはまるかな?と考えています。

お世話になりっぱなしです。
ありがとうございます。
これからもよろしくお願いいたします。

とよたさん

遊びというのは成長発達とともにだんだんと変わっていくものですが、同時に小さい子にとっては気に入ったものを安心して繰り返せるというのも大事なことです。

子供が飽きてしまって遊べないというのならば別ですが無理に変えていくこともないと思います。

どのみち成長とともになにがしかの変化は出てくると思いますよ。



いまひとつ何に対してのアドバイスを求めてなのかいまひとつわからなかったのだけど、単に新しい遊具や遊びがあれば教えてくださいということなのかな?


>どうしても、毎日同じことばかりだと私自身が飽きてしまいまして…
>これらは私が全力で一緒にいればそれぞれ1時間くらいは遊び込みます


それとも上の方のコメントの飽きてしまうというのは、同じことの繰り返しに付き合わなければならないのでそれが大変でという意味のことで、そういったことに対してのアドバイスを求めいるのか?



僕が感じたのはしたのコメントにあるように「全力」でその子供の繰り返しに大人がつねにつき合わなければならないとしたら、それは大変にもなるだろうということです。

もし、そう言う意味でのお悩みであるのならば、その「全力」に対して適度に手を抜くことがいいだろうということ。むしろそれが必要だろうということです。


子供は「下へも置かぬおもてなし」をしなければならない相手ではないのです。
むしろそれになってしまっては、依存を強め自立を損なったりといいことばかりではありません。

大人と子供というのは対等であるのが大人にとっても無理のないことだと僕は考えています。


自分が飽きてしまったのならば、「あ、僕飽きたからあとは自分であそんでてねー」そう言ってもいいのだし、そういうことも必要だと思いますよ。

ミッフィーさん

その場の状況のニュアンスというものは僕からはわかりませんので、そこでの周りの人達の関わり方が良いのか悪いのか、改善すべきなにかがあるのかということはわかりません。
なので、当然どうすれば改善されるのかということを言えません。


僕がミッフィーさんさんのコメントからわかること、そこから感じたことは、お子さんと友達の行動に神経過敏になってしまっていること。
我が子への周囲の人たちの対応を、ご自身に対しての一種の否定・攻撃と捉えてしまっているのだなあということです。



子供の集団というのは理屈や世間一般のルールですべからく動いているというわけではありません。

仮にそこに大人が調停者として真ん中に立って、「君はいま順番抜かしをしたね、あとから来たら後ろに並びなさい」 「それは○○ちゃんが使っている、それを横取りしたあなたが悪い」などというのを、きめ細かくやったから子供がルールを身につけて、立派な子供に成長していくかというと必ずしもそんなことはないのです。

むしろ、対人関係において大きくなっても周囲とうまくなじめない子供をつくりかねません。


対人関係というのは、教えられて身につけるものではなく、実地の体験としてでしか子供は身につけることができません。



順番抜かしをされたり、ときに仲間はずれにされたり、小突かれたりするのも、子供が自分で体験し理解し、乗り越えていく必要のあることなのです。


そこに大人が過剰に肩入れして、「あなたが先に並んでいたのに、あとから来た子が悪いわね!」「使っているものを横取りするのは間違っている、怒られて然るべきだ」などなどという姿勢を子供の前で示してしまうと、子供はそういった子供同士の仲間関係というものに進んで入ってそれを乗り越えようとしなく、できなくなってしまいます。


そうはいってもまだ子供ですので、大人がそのあいだに介入しなければならないということはありますが、子供を集団の中で遊ばせようと決断してその中に入れたのならば、ある程度腹をくくって子供集団のやりように任せる必要があります。


まだそれを早い、できない、もしくは大人である自分が受け入れられないと感じるのならば、そもそもそういった集団に子供をいれなければいいのです。



僕は度々述べていますが、乳児期の子供に「集団での慣れ」を与えるような「訓練」を早期にする必要はないと考えています。


子供の成長発達が、その仲間関係に適合していなかったり、大人がそういった状況を受け入れられないのならば、無理をして子供集団に入れる必要はないのです。



>どこから来るのでしょうか?どうやって改善したらいいでしょうか?
子供に対して、相手に対して、どうしていったらいいでしょうか?


これをに悩やんでなんらかの解決策を見出したとしても、それがそのままお子さんの育ちにプラスになるわけではありません。
合わない集団ならば、最初から行かないのがいいです。もし行かなければならないところならば、そこでのことは極力気にせずにやり過ごしてしまったほうが結局はいいです。


いまは、無理なく親子で楽しくできることをして過ごせるような生活を模索したほうがはるかにお子さんの育ちにもプラスになるだろうと僕個人は思いますよ。

けふじろさん

制止をしていけないかというと必ずしもそんなことはないので、さほど神経質になる必要もないのだけど、人によってはそれが関わりの主たるものになってしまうということもあるので、やはりなにごともバランスなのでしょうね。

myuさん

子育てで大事なのは、その上手い下手よりもその過程を親自身が楽しめたかというような事も大きく子供に影響を与えるのだろうと思います。

なので、ひとつひとつのことをうまくできたかそうでないかを気にするよりも、前向きにより子供と楽しい方、心地よい方へと運んでいけるといいのかなと感じます。

No title

バランス!本当そのとおりですねf^_^;

私は、つい関わりが制止に偏りがちな人なので、制止が必要ないようにと、思ったけれど、それもまた行き過ぎ注意ですね!

制止を避けるのが行き過ぎると、重要なことを伝えずごまかして関わっているのと変わりないことになってしまいますね。

気をつけなければ!

No title

 お返事ありがとうございます!

 相談したいことのポイントが曖昧ですみませんでした。

 お察しの通り、前回は3歳前後の遊びがあれば教えてくださいという気持ちでご相談させていただきましたが、子どもの遊びに付き合うことに飽きて、手を抜いてしまう自分が嫌で苦しかったので…。子どもには全力で接しなければならないという思い込みに気づかせてくださってありがとうございます。


 今までもこれからも、息子の育つ力や興味のあることを無視するつもりはないし、何かを無理やり教えようという気持ちは全くないのですが、2歳なったばかりの頃までは遊び+言語の獲得という私なりのテーマがあって、息子が興味があるものを私が気づく限り言葉にしながら息子と遊ぶのが楽しくて楽しくて仕方がなかったのです。
 でも2歳過ぎてからはほぼ自由に自分の言いたいことを言える状態になってしまったので、うまく表現できないのですが、遊びに付き合うことに飽きてしまった自分が嫌というだけではなくて、与える(伝える)ことがなくなってしまって物足りないという気持ちにも気づきました。

 でも、そういうふうに思ってしまうこと自体、対等ではない、ってことになってしまうのでしょうか?

 私の与えたいという気持ちを抑えて、息子に求められたら答えるというスタンス、つまりは今までどおり、息子の遊びに適度に付き合ってあげられれば、それで十分だと意識を変えていくべき、と考えていいのでしょうか?

 お返事を拝見させていただいて、改めてご相談させていただきたいと思いました。


 よろしくお願いいたします。

とよたさん

こういうのは正解があるわけではないですから、いいと思うことをしていけばそれでいいと思いますよ。

どう対応したからといって飛び抜けて子供が成長するとか、その逆ということがあるわけではありません。
お互い心地よく楽しく過ごしていればそれでいいわけです。


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楽しく無理のない子育てを広めたいと2009年ブログ開設。多くの方の応援があって著作の出版や講演活動をするようになりました。 現在は、子育て講演や保育士セミナーの他、『たまひよ』や『AERA with Baby 』等の子育て雑誌の監修やコラム執筆。『ジョブデポ保育士』の監修や育児相談などをいたしております。

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